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第3話 ずっとあなたとしたかった

#119 熟女の檻③

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 真っ白な水着姿でベッドの上に横たわる杏里。
 仰向けになってすらも型崩れしないふたつの胸の丘、流線形のへそ、砂時計の胴のようにくびれた腰。
 その上に、ボトルのキャップを外して、口から直接、紗彩がどぼどぼとローションを振りかける。
 ねっとりとしたその透明な液体を、全裸の雪乃と緑子が両の手のひらでで杏里の全身へと塗り広げていく。
 純白だった水着の生地はすぐに透明に近くなり、杏里の肢体の陰影のすべてが克明に透けて見え始めた。
 杏里にとって意外だったのは、水着の上からの愛撫が予想以上の快感をもたらすことだった。
 肌をじかに触られるのとはまた違う感覚に、杏里はたちまちのうちに愉悦の虜になってしまっていた。
 みいのスクール水着があまりに窮屈で肌にはりつくせいなのか、その拘束感と愛撫の感触がミックスされて、得も言われぬ疼きのハーモニーを醸し出すようなのだ。
「あん、やん、だめ」
 びくびく痙攣する杏里の身体を撫でまわしながら、3人の熟女たちがかわるがわるキスを求めてきた。
 顔中を舐め回され、舌を吸われ、耳の穴に舌先を突っ込まれ、杏里の愛くるしい顔はセレブたちの唾液でぐちょぐちょだ。
 そのうち3人は、手だけの愛撫と顔へのキスだけでは飽き足らなくなったのか、交代で杏里の上に覆い被さり、全身をスポンジ代わりにオイルマッサージを始める始末だった。
 3種3様の熟れた熟女の乳房が、杏里の身体のおもてを這いまわる。
 濡れそぼった蜜壺たちが、それぞれ水着の上にナメクジが這ったような跡をつけていく。
「はあはあはあはあ」
 杏里のあえぎが止まらなくなったのを見て取ると、雪乃がローションを指先にたっぷり塗りつけ、杏里の水着の股の間をしきりになぞり出した。
 それに合わせて、緑子が右の乳房、紗彩が左の乳房を水着越しに揉みしだく。
 布地を押し上げて屹立する勃起乳首は、布越しに触られると驚くほど気持ちがよかった。
「すごおい、杏里ちゃん、ここ、びしょ濡れだね」
 杏里の股間にそろえた指をこすりつけながら、からかうような口調で雪乃が言った。
「いったいどうしちゃったのかしら? 割れ目ちゃんから溢れてるの、これ、ローションオイルじゃないわよね」
「だ、だって、そ、そんなこと、されたら、誰だって」
 杏里はいやいやするように首を左右に打ち振った。
「お、女の子なら、だ、誰だって、濡れちゃいます!」
「そんなことって、どんなこと?」
 雪乃が水着のクロッチの部分をめくった。
 熱く火照った陰部が外気にあたり、杏里はぞくっとなった。
「ああら、きれいな色ねえ。下の唇も、こんなきれいなピンク色して。ちょっとめくって、中を見ちゃおうかな。うわあ、ぬるぬるになってる! それにお口が金魚みたいにぱくぱく開いたり閉じたりしてるわよ」
「何か中に入れてほしいんじゃないかしら?」
 水着の上から杏里の勃起乳首をつまんだりつついたり舐めたりしながら、緑子がずばり核心をつく。
「紗彩さん、ペニバンある?」
「そうですね。ないこともないですけど」
 緑子同様、もう片方の杏里の乳首をこよりをつくる時のように親指と人差し指ではさんでひたすらコリコリよじりながら、紗彩が考え深げな声を出す。
「わたくし的には、ペニバンより、双頭バイブをお勧めします。装着者が一方的に人造ペニスで行為に及ぶペニバンは、男役専門の方にはよいかもしれませんが、自分も快楽を分け合いたいという場合には不向きです。その点、双頭バイブなら、お互いの性器に作用反作用の法則で同じだけの負荷がかかりますから、杏里ちゃんが味わう快感を、私たちも一緒に感じることが可能になるのです」
「なるほどねえ」
「そりゃそうだよねえ」
 しみじみと納得するふたりのセレブ。
「それでは、私とみい愛用の特注品をお持ちしますから、皆さん、少しお待ちくださいな」
 紗彩はにっこり笑うと、形のいい裸の尻を左右に振りながら、奥のカーテンの向こうへ音もなく消えていく。
「じゃ、私たちは下ごしらえを、と」
 今まで以上に、雪乃と緑子の愛撫に熱がこもり始める。
 途切れのない快感に身をゆだねながら、杏里は思った。
 ああん…ふう。
 これ、まだ、続くんだあ。
 このままじゃ、杏里、おかしくなっちゃいそう…。
 この時にはすでに、いやらしい水着に包まれた杏里の肉体は、すでに全身性感帯と化してしまっていた。




 


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