上 下
262 / 475
第3話 ずっとあなたとしたかった

#103 性奴隷杏里⑪

しおりを挟む
 ホイッスルが鳴った。
 交代だ。
 第1陣の面々が未練たっぷりの表情を浮かべて後方に下がると、得物をバトンタッチした第2陣が出撃した。
 終始遠慮がちだった第1陣に比べ、第2陣のメンバーは、学習効果もあってか、初動から勇猛果敢だった。
 ただてんでばらばらに攻撃するのではなく、3チームに分かれて攻めてきた。
 すなわち、杏里の右乳を担当する者、左乳を担当する者、股間を担当する者に分かれて攻撃を始めたのである。
 複数のバッドや竹刀でつつき回されると、乳首の絆創膏がはがれるのは、もう時間の問題だった。
 丸まってどこかへ飛んでいってしまった絆創膏の下から現れたのは、生まれたての赤子の指のようなピンクの乳首である。
 杏里の乳首は、度重なる刺激にすでにカチカチに勃起してしまっていた。
 それをじかにバットとバットに挟まれ、乳頭に竹刀をねじこまれ、あまりの衝撃に杏里は空中でのけぞった。
 もちろん、股間担当の者たちも負けてはいなかった。
 ふたりがバットのグリップで両側から”唇”を広げにかかると、もうひとりがその中心に竹刀の先を突っ込んできた。
 さらに残りのひとりがクリトリスの絆創膏をはがし、その先端にラケットのグリップをぐりぐり捻じ込んだ。
「あうっ、ああっ、だ、だぁめえっ!」
 電撃を喰らった食用蛙のように、ぴくんぴくんと滑らかな下腹の筋肉を波打たせ、口の端からよだれを垂らし始める杏里。
 3度目のホイッスルが鳴り、最後の第3陣が前に進み出ると、対面の美和に向かって、那智が命令した。
「これでラストだ。葛城、限界まで笹原の脚を引き上げろ。あそこが完全にむき出しになるまでな」
「了解です!」
 美和の声とともに、じわじわと杏里の両脚が持ち上がり始めた。
 発達した丸い尻がぷるぷる震えている。
 やわらかそうな内股の皮膚の下で、けなげな筋肉がぴくぴくとひきつっている。
 杏里の両脚は床と平行になっても止まらず、ロープの動きに合わせ、そのまま徐々にVの字に近づいていく。
 240度の角度で開き切ったところで、限界が来た。
 股関節がゴリっと嫌な軋みを発し、脚の上昇が止まったのだ。
 -おおっ!
 生徒たちがどよめくのも無理はなかった。
 1本たりとも陰毛の生えていない、人形のそれを思わせるつるりとした陰部。
 今やV字の頂点にある杏里のその股間には、2枚の厚い唇が形作る恥丘だけが、見るからに卑猥な形にもっこりと盛り上がってしまっている。
 そして左右に極限まで引っ張られているせいで、強引に開かれた唇の間からは綺麗なサーモンピンクの中身が丸見えになっているのだ。
 内臓を連想させるその部位は、透明な粘液をまぶしたようにぬれぬれと光り、独自のリズムでゆっくりと蠢動している。
 陸に上がった金魚の口みたいにパクパク開閉を繰り返しているのが、蜜を溢れさせたもうひとつの”口”だった。
「ターゲットが目視できたら、全員、総攻撃にかかれ」
 限界まで下げ切ったところでロープの端をゴールポストの支柱に結わえつけると、那智が杏里の真下に立った。
 両腕を頭上に伸ばすと、いきなり杏里の”秘口”のへりを指でつまみ、左右に大きく押し広げた。
 とろりとあふれ出した蜜が、那智の顔にかかり、頬を伝う。
 その蜜をべろりと舐め、恍惚とした表情になると、那智が言った。
「ここだ。ここを狙うんだ。大丈夫。ターゲットは潤滑油で濡れ濡れだ。ちょっとやそっとのことでは傷などつきはしない。どうだ、笹原、何本入るか、自分でも楽しみだろう?」




しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

処理中です...