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第3話 ずっとあなたとしたかった
#98 性奴隷杏里⑥
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トイレの個室に閉じこもり、上半身裸になった。
改めてじっくり観察してみると、丸い磁気バンドはニップレスそっくりだった。
絆創膏の磁石の部分はぴったり乳頭にはまり込んでいるので、不自然さは微塵もない。
パンティの端をめくってみると、ここでも磁石はクリトリスの先端にピンポイントで当たるようになっていた。
これでは少しの刺激ですぐに感じてしまうはずである。
迷ったあげく、杏里は窮屈なブラをやめ、素肌の上に直接体操着を着ていくことにした。
円形の磁気バンドで乳首が隠れているため、ノーブラにつきもののポッチを気にする必要もないからだ。
スカートを脱ぐと、パンティの上からブルマを穿いた。
さすがにこちらはノーパンで行く自信はなかった。
少しでも濡れたが最後、ブルマに染みができ、異常が周囲にわかってしまうためだった。
杏里は全体的に華奢なのだが、つくべきところにはしっかりと肉がついているせいで、ぴちぴちの赤ブルマを穿くと異様にエロい。
ブルマから突き出た真っ白な太腿が、あまりにむっちりしているからである。
ちなみにクラスの中で、ブルマを強要されているのは杏里ひとりだった。
制服と一緒に注文したセットが届くとなぜか中身はこれだったのだから、今更文句を言っても始まらないのだ。
着替えを布袋に入れ、体育館に急ぐと、真っ赤なトレーニングウェア姿の那智の周りに、もうみんな集まっていた。
那智に何か言われるのではないかとびくびくものだったけど、那智は遅れてきた杏里をちらりと一瞥しただけだった。
ゆうべ、みいは彼女の車を壊してしまったのである。
那智は杏里とみいの関係を知っている。
だから、普通なら、修理代を請求されてもおかしくないところなのだ。
「きょうも前回に引き続いて、男女に分かれてバレーボールだ。柔軟体操の後、レシーブのできない者は私が個人的にみてやろう。それ以外の者は、2チームに分かれて試合形式で練習だ。ではまず、隣同士、柔軟体操、スタート!」
レシーブができない者…?
杏里は不安に喉がつまりそうになった。
それって、マジ、私のことじゃない!
そう思ったのだ。
「杏里、やろうよ」
肩を叩かれて振り向くと、美和が立っていた。
きょうの美和は、包帯をやめて頭に可愛らしいニット帽をかぶっている。
虫も殺さぬ可愛らしい顔だちをしているが、杏里は忘れていない。
この少女、両親を殺害したうえ、はく製にして展示室に飾っているのである。
よほど気をつけないと、この前みたいに杏里自身、監禁されてはく製にされかねない。
美和は杏里よりやせていて小柄である。
ふたりで背中合わせになると、杏里のほうが5センチほど背が高かった。
両手を握り合わせ、交互に相手を背中に乗せ、前屈する。
その最初の段階で、杏里はこの運動が非常に危険なものであることを悟り、蒼白になった。
美和の背中に乗せられ、身体が反り返るたびに、体操着にこすれた乳首に疼くようなパルスが走るのだ。
2、3度続けただけで妙な気分になってきて、美和の背中でエビぞったまま、思わず、
「はあん」
と熱い吐息を漏らしてしまった。
「ちょっと、杏里ったら」
と、耳ざとくそれを聞きつけ、背中から杏里を下ろして美和が振り向いた。
「何なの? 今の声? 絶対きょうの杏里、おかしいよ」
そうして杏里のふくよかな胸を凝視し、はっと息を呑む。
「それに、あなた、ブラジャー、どうしたの? おっぱいの形、まんま見えてるんですけど」
「てへ。なんか妙に暑くて」
毬のようにふくらんだ胸を両手で隠し、杏里はぺろっと舌を出した。
「怪しいなあ」
美和の眼がすうっと細くなる。
何かを嗅ぎつけた探偵みたいな表情だ。
「那智先生の個人指導で、ぼろが出なきゃいいけどね」
杏里の反応を観察しながら、やがて、意味深な口調で美和がそう言った。
改めてじっくり観察してみると、丸い磁気バンドはニップレスそっくりだった。
絆創膏の磁石の部分はぴったり乳頭にはまり込んでいるので、不自然さは微塵もない。
パンティの端をめくってみると、ここでも磁石はクリトリスの先端にピンポイントで当たるようになっていた。
これでは少しの刺激ですぐに感じてしまうはずである。
迷ったあげく、杏里は窮屈なブラをやめ、素肌の上に直接体操着を着ていくことにした。
円形の磁気バンドで乳首が隠れているため、ノーブラにつきもののポッチを気にする必要もないからだ。
スカートを脱ぐと、パンティの上からブルマを穿いた。
さすがにこちらはノーパンで行く自信はなかった。
少しでも濡れたが最後、ブルマに染みができ、異常が周囲にわかってしまうためだった。
杏里は全体的に華奢なのだが、つくべきところにはしっかりと肉がついているせいで、ぴちぴちの赤ブルマを穿くと異様にエロい。
ブルマから突き出た真っ白な太腿が、あまりにむっちりしているからである。
ちなみにクラスの中で、ブルマを強要されているのは杏里ひとりだった。
制服と一緒に注文したセットが届くとなぜか中身はこれだったのだから、今更文句を言っても始まらないのだ。
着替えを布袋に入れ、体育館に急ぐと、真っ赤なトレーニングウェア姿の那智の周りに、もうみんな集まっていた。
那智に何か言われるのではないかとびくびくものだったけど、那智は遅れてきた杏里をちらりと一瞥しただけだった。
ゆうべ、みいは彼女の車を壊してしまったのである。
那智は杏里とみいの関係を知っている。
だから、普通なら、修理代を請求されてもおかしくないところなのだ。
「きょうも前回に引き続いて、男女に分かれてバレーボールだ。柔軟体操の後、レシーブのできない者は私が個人的にみてやろう。それ以外の者は、2チームに分かれて試合形式で練習だ。ではまず、隣同士、柔軟体操、スタート!」
レシーブができない者…?
杏里は不安に喉がつまりそうになった。
それって、マジ、私のことじゃない!
そう思ったのだ。
「杏里、やろうよ」
肩を叩かれて振り向くと、美和が立っていた。
きょうの美和は、包帯をやめて頭に可愛らしいニット帽をかぶっている。
虫も殺さぬ可愛らしい顔だちをしているが、杏里は忘れていない。
この少女、両親を殺害したうえ、はく製にして展示室に飾っているのである。
よほど気をつけないと、この前みたいに杏里自身、監禁されてはく製にされかねない。
美和は杏里よりやせていて小柄である。
ふたりで背中合わせになると、杏里のほうが5センチほど背が高かった。
両手を握り合わせ、交互に相手を背中に乗せ、前屈する。
その最初の段階で、杏里はこの運動が非常に危険なものであることを悟り、蒼白になった。
美和の背中に乗せられ、身体が反り返るたびに、体操着にこすれた乳首に疼くようなパルスが走るのだ。
2、3度続けただけで妙な気分になってきて、美和の背中でエビぞったまま、思わず、
「はあん」
と熱い吐息を漏らしてしまった。
「ちょっと、杏里ったら」
と、耳ざとくそれを聞きつけ、背中から杏里を下ろして美和が振り向いた。
「何なの? 今の声? 絶対きょうの杏里、おかしいよ」
そうして杏里のふくよかな胸を凝視し、はっと息を呑む。
「それに、あなた、ブラジャー、どうしたの? おっぱいの形、まんま見えてるんですけど」
「てへ。なんか妙に暑くて」
毬のようにふくらんだ胸を両手で隠し、杏里はぺろっと舌を出した。
「怪しいなあ」
美和の眼がすうっと細くなる。
何かを嗅ぎつけた探偵みたいな表情だ。
「那智先生の個人指導で、ぼろが出なきゃいいけどね」
杏里の反応を観察しながら、やがて、意味深な口調で美和がそう言った。
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