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第3話 ずっとあなたとしたかった
#47 忍び寄る魔手⑤
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「できもしないこと、言うんじゃないわよ」
語気の強さとは裏腹に、那智は一瞬、怯んだようなそぶりを見せた。
ブレザーの間から突き出た杏里の豊乳にチラリと視線を送ると、次の瞬間、まるでいけないものでも見てしまったかのように、あわてて眼を逸らしたのだ。
その微妙な反応を、杏里は見逃さなかった。
もしかしてこの人、私の身体に興味を持ってる?
ふとそう思ったのだ。
だとしたら、あのメモの中身もがぜん信ぴょう性を帯びてくる。
ー今夜、犯すー
先生は、私を公園に呼び出して、本当にレイプしようとしたのではないだろうか?
あのメモも、学校で入れられたのだと考えれば、説明がつく。
式の直前、杏里は那智とすれ違った。
あの時、ポケットに那智が忍び込ませたのだとしたら…・
そこまで考えると、もう後には引けなかった。
杏里は無言でブレザーを脱ぎ、ソファの上にたたんで置いた。
次にスカートの腰のあたりに手をやると、何のためらいもなく、ファスナーを下まで下ろした。
右脚を曲げ、スカートから抜いた。
更に左脚を抜くと、足の甲に引っかけたスカートを指でつまみ上げ、ぽとりとブレザーの上に落としてやる。
「あ、あなた、本当に…」
那智はぽかんと口を開け、下半身下着一枚になった杏里を見つめている。
「手伝ってくださいませんか?」
杏里は胸を張って、一歩那智のほうに詰め寄った。
「先生の手で、ボタンをはずしてほしいんです」
きっぱり言い切ると、細い眼鏡の奥で、那智の瞳が揺らいだ。
「あなた、自分が何を言ってるのか、わかってるの?」
「はい」
力強く、杏里はうなずいた。
「先生は、先ほど、私のことを、男性に与してその欲望をあおる、女性の敵みたいなものだとおっしゃいましたね? でも、私はそうは思いません。なぜなら、私のこの肉体は、ただ男性を喜ばせるためだけに存在するのではないからです」
「ど、どういうこと…?」
「それは、先生が一番よくおわかりのはずでしょう? さあ、遠慮しないで。その手で私を裸にしてください」
「ば、馬鹿な…」
顔を背ける那智。
太い首から上が、酒にでも酔ったかのように、いつの間にか真っ赤になっている。
なのに、どうだ。
顔を背けたまま、右腕を伸ばして、杏里の胸に触れようとしているではないか。
その手をそっとつかんで、杏里は己の胸元に引き寄せた。
ブラウス越しに、杏里のたとえようもなく柔らかい肉の丘に触れ、瞬間、那智の手がぴくりと震えた。
「うう…」
那智がうめいた。
それから先は、もう誘導の必要はなかった。
那智の指が勝手に動き、ぎこちなく杏里のブラウスのボタンを外していくのだ。
今にもボタンを引きちぎらんばかりの勢いだった。
全部外されたところで、杏里はブラウスの前を大きくはだけた。
杏里がつけているのは、下乳を持ち上げる役割しか果たしていない、超セクシーなブラである。
上部のへりから乳輪が半分覗いてしまうほど、面積が狭いのだ。
そのブラに締め上げられ、異様に強調された乳房を那智の前に突き出すと、声を落として杏里は言った。
「さあ、次はブラを。ブラをはずしてくださいな」
その声に、那智がのろのろと顔を上げた。
「おお…」
釣り鐘型に張り切った杏里の巨乳をひと目見るなり、喉から興奮を押し殺したような声を漏らした。
「はしたない…なんて、はしたない子なの」
うわ言のようにつぶやきながらも、催眠術にでもかかったように、夢中で両手を伸ばしてくる。
那智の手がブラにかかるタイミングに合わせ、杏里は後ろに回した手で背中のホックをはずした。
ブラがゆるみ、那智の手に残った。
肩紐から右手、左手と順番に抜き、杏里は完全に上半身裸になった。
蛍光灯の光を浴びてつやつや輝く大きな乳房が、胸でゆっくり揺れている。
それを両手で下から持ち上げると、つんとそそり立った乳首を那智に向けて、静かな声で杏里は言った。
「私、『はしたない』って言われると、感じちゃうんです。ねえ、先生、ちゃんと見てくださいな。私の裸を。ほら、乳首がもう、こんなに」
両手の指でぴんとはじくと、脳天まで快感が突き抜けた。
「許せない…許せないわ」
那智の眼の色が変わっている。
何かに憑かれたような眼で、杏里の桜色の乳首を凝視している。
「こ、こんなもの、こうしてやる」
うわ言のようにつぶやき、無造作に杏里のブラを床に落とすと、5本の指を熊手のように広げ、がむしゃらに迫ってきた。
「あんっ!」
痛みとも快感ともつかぬ強烈な感触に、杏里は思わずのけぞった。
那智の両手が、杏里の双丘を、やにわに鷲掴みにしてきたからである。
語気の強さとは裏腹に、那智は一瞬、怯んだようなそぶりを見せた。
ブレザーの間から突き出た杏里の豊乳にチラリと視線を送ると、次の瞬間、まるでいけないものでも見てしまったかのように、あわてて眼を逸らしたのだ。
その微妙な反応を、杏里は見逃さなかった。
もしかしてこの人、私の身体に興味を持ってる?
ふとそう思ったのだ。
だとしたら、あのメモの中身もがぜん信ぴょう性を帯びてくる。
ー今夜、犯すー
先生は、私を公園に呼び出して、本当にレイプしようとしたのではないだろうか?
あのメモも、学校で入れられたのだと考えれば、説明がつく。
式の直前、杏里は那智とすれ違った。
あの時、ポケットに那智が忍び込ませたのだとしたら…・
そこまで考えると、もう後には引けなかった。
杏里は無言でブレザーを脱ぎ、ソファの上にたたんで置いた。
次にスカートの腰のあたりに手をやると、何のためらいもなく、ファスナーを下まで下ろした。
右脚を曲げ、スカートから抜いた。
更に左脚を抜くと、足の甲に引っかけたスカートを指でつまみ上げ、ぽとりとブレザーの上に落としてやる。
「あ、あなた、本当に…」
那智はぽかんと口を開け、下半身下着一枚になった杏里を見つめている。
「手伝ってくださいませんか?」
杏里は胸を張って、一歩那智のほうに詰め寄った。
「先生の手で、ボタンをはずしてほしいんです」
きっぱり言い切ると、細い眼鏡の奥で、那智の瞳が揺らいだ。
「あなた、自分が何を言ってるのか、わかってるの?」
「はい」
力強く、杏里はうなずいた。
「先生は、先ほど、私のことを、男性に与してその欲望をあおる、女性の敵みたいなものだとおっしゃいましたね? でも、私はそうは思いません。なぜなら、私のこの肉体は、ただ男性を喜ばせるためだけに存在するのではないからです」
「ど、どういうこと…?」
「それは、先生が一番よくおわかりのはずでしょう? さあ、遠慮しないで。その手で私を裸にしてください」
「ば、馬鹿な…」
顔を背ける那智。
太い首から上が、酒にでも酔ったかのように、いつの間にか真っ赤になっている。
なのに、どうだ。
顔を背けたまま、右腕を伸ばして、杏里の胸に触れようとしているではないか。
その手をそっとつかんで、杏里は己の胸元に引き寄せた。
ブラウス越しに、杏里のたとえようもなく柔らかい肉の丘に触れ、瞬間、那智の手がぴくりと震えた。
「うう…」
那智がうめいた。
それから先は、もう誘導の必要はなかった。
那智の指が勝手に動き、ぎこちなく杏里のブラウスのボタンを外していくのだ。
今にもボタンを引きちぎらんばかりの勢いだった。
全部外されたところで、杏里はブラウスの前を大きくはだけた。
杏里がつけているのは、下乳を持ち上げる役割しか果たしていない、超セクシーなブラである。
上部のへりから乳輪が半分覗いてしまうほど、面積が狭いのだ。
そのブラに締め上げられ、異様に強調された乳房を那智の前に突き出すと、声を落として杏里は言った。
「さあ、次はブラを。ブラをはずしてくださいな」
その声に、那智がのろのろと顔を上げた。
「おお…」
釣り鐘型に張り切った杏里の巨乳をひと目見るなり、喉から興奮を押し殺したような声を漏らした。
「はしたない…なんて、はしたない子なの」
うわ言のようにつぶやきながらも、催眠術にでもかかったように、夢中で両手を伸ばしてくる。
那智の手がブラにかかるタイミングに合わせ、杏里は後ろに回した手で背中のホックをはずした。
ブラがゆるみ、那智の手に残った。
肩紐から右手、左手と順番に抜き、杏里は完全に上半身裸になった。
蛍光灯の光を浴びてつやつや輝く大きな乳房が、胸でゆっくり揺れている。
それを両手で下から持ち上げると、つんとそそり立った乳首を那智に向けて、静かな声で杏里は言った。
「私、『はしたない』って言われると、感じちゃうんです。ねえ、先生、ちゃんと見てくださいな。私の裸を。ほら、乳首がもう、こんなに」
両手の指でぴんとはじくと、脳天まで快感が突き抜けた。
「許せない…許せないわ」
那智の眼の色が変わっている。
何かに憑かれたような眼で、杏里の桜色の乳首を凝視している。
「こ、こんなもの、こうしてやる」
うわ言のようにつぶやき、無造作に杏里のブラを床に落とすと、5本の指を熊手のように広げ、がむしゃらに迫ってきた。
「あんっ!」
痛みとも快感ともつかぬ強烈な感触に、杏里は思わずのけぞった。
那智の両手が、杏里の双丘を、やにわに鷲掴みにしてきたからである。
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