60 / 475
第2話 レズふたり旅
#24 誘惑の白い桃
しおりを挟む
杏里は一応まだ中学生ということになってはいるが、下着には凝るたちである。
いや、”凝る”どころか、下着集めが趣味になっているといってもいいくらいだ。
入手先はすべてネットの通販で、それこそ養父の小田切が呆れるくらい、買いまくる。
小遣いの大部分を下着につぎ込んでしまうため、その上に着る服に事欠くありさまだ。
だから杏里の家に届く宅配便の小包は、そのほとんどが杏里の下着だった。
「またおまえのパンツか」
受け取るたびに小田切は呆れるが、呆れすぎて今ではもう何も言わなくなっているほどだった。
当然、杏里はこの旅行にもお気に入りの下着セットをいくつか持ち込んでいた。
同級生がつけているスポーツブラだの木綿のデカパンだのは、死んでも身につけたくない。
私のボディは極上なのだ。
もちろん何をつけてもそれなりに似合うのだけど、やっぱりちゃんと飾ってあげなきゃ、素敵なおっぱいやお尻がかわいそう。
というわけだった。
軽く自分を慰めた後、杏里はバッグをのぞき込んで下着の選定に大わらわだ。
「うーん、どれがいいかなあ。せっかくのみいとの初夜なんだもの。ここはばっちり決めなきゃね」
結局、選んだのは、黒地に赤いレースの縁取りのついた、きわめてあやしいバタフライだった。
ブラは乳首の部分だけを、ひし形の布が隠すようになっているだけ。
パンティはもちろんGストリングスで、後ろはTバック。
生地がスケスケだから、乳首も割れ目も丸見えだ。
鏡の前に立つと、そのあまりの妖艶な姿に、杏里はまたしても切ないため息をついた。
「杏里ったら、なんていやらしいの…?」
危うくオナニーを始めそうになって、
「だめよ。何考えてるの!」
思わず自分を叱るありさまだった。
その格好のまま、部屋を出た。
廊下を忍び足で歩き、みいの部屋の前に立つ。
ドアにカギはないから、軽く押すとすぐに開いた。
中は非常灯だけが灯っているようだ。
抜き足差し足で忍び込んだ。
壁際のベッドは、みいの身体の形にシーツがこんもりと盛り上がっている。
耳を澄ますと、スースーという心地よさそうな寝息が聞こえてきた。
「ふふ、寝てる寝てる」
ベッドサイドに立つ。
よほど疲れていたのだろう。
シーツから顔だけ出したみいは、しっかり目を閉じて、起きる気配もない。
みいの天使のような寝顔をうっとりと眺める杏里。
「かわいいなあ、もう」
シーツの足元に手を伸ばす。
めくったとたん、
「うーん」
とうめいて、みいが寝返りを打った。
「うは」
杏里が目を剥いたのは他でもない。
みいのネグリジェが腰のあたりまではだけて、丸いお尻が見えている。
白い小さな薄いパンティに包まれた、白桃みたいにプリプリした尻である。
そっと指を伸ばして、触れてみた。
パンティの生地が薄すぎて、素肌にそのまま触れているような感じである。
そろそろと手のひらで撫でまわす。
すぐにがまんできなくなってきた。
「はああ」
杏里はその場にしゃがみこむと、みいの尻にそっと頬を押しつけた。
その時、みいがうわ言のようにつぶやいた。
「好き…杏里さま」
いや、”凝る”どころか、下着集めが趣味になっているといってもいいくらいだ。
入手先はすべてネットの通販で、それこそ養父の小田切が呆れるくらい、買いまくる。
小遣いの大部分を下着につぎ込んでしまうため、その上に着る服に事欠くありさまだ。
だから杏里の家に届く宅配便の小包は、そのほとんどが杏里の下着だった。
「またおまえのパンツか」
受け取るたびに小田切は呆れるが、呆れすぎて今ではもう何も言わなくなっているほどだった。
当然、杏里はこの旅行にもお気に入りの下着セットをいくつか持ち込んでいた。
同級生がつけているスポーツブラだの木綿のデカパンだのは、死んでも身につけたくない。
私のボディは極上なのだ。
もちろん何をつけてもそれなりに似合うのだけど、やっぱりちゃんと飾ってあげなきゃ、素敵なおっぱいやお尻がかわいそう。
というわけだった。
軽く自分を慰めた後、杏里はバッグをのぞき込んで下着の選定に大わらわだ。
「うーん、どれがいいかなあ。せっかくのみいとの初夜なんだもの。ここはばっちり決めなきゃね」
結局、選んだのは、黒地に赤いレースの縁取りのついた、きわめてあやしいバタフライだった。
ブラは乳首の部分だけを、ひし形の布が隠すようになっているだけ。
パンティはもちろんGストリングスで、後ろはTバック。
生地がスケスケだから、乳首も割れ目も丸見えだ。
鏡の前に立つと、そのあまりの妖艶な姿に、杏里はまたしても切ないため息をついた。
「杏里ったら、なんていやらしいの…?」
危うくオナニーを始めそうになって、
「だめよ。何考えてるの!」
思わず自分を叱るありさまだった。
その格好のまま、部屋を出た。
廊下を忍び足で歩き、みいの部屋の前に立つ。
ドアにカギはないから、軽く押すとすぐに開いた。
中は非常灯だけが灯っているようだ。
抜き足差し足で忍び込んだ。
壁際のベッドは、みいの身体の形にシーツがこんもりと盛り上がっている。
耳を澄ますと、スースーという心地よさそうな寝息が聞こえてきた。
「ふふ、寝てる寝てる」
ベッドサイドに立つ。
よほど疲れていたのだろう。
シーツから顔だけ出したみいは、しっかり目を閉じて、起きる気配もない。
みいの天使のような寝顔をうっとりと眺める杏里。
「かわいいなあ、もう」
シーツの足元に手を伸ばす。
めくったとたん、
「うーん」
とうめいて、みいが寝返りを打った。
「うは」
杏里が目を剥いたのは他でもない。
みいのネグリジェが腰のあたりまではだけて、丸いお尻が見えている。
白い小さな薄いパンティに包まれた、白桃みたいにプリプリした尻である。
そっと指を伸ばして、触れてみた。
パンティの生地が薄すぎて、素肌にそのまま触れているような感じである。
そろそろと手のひらで撫でまわす。
すぐにがまんできなくなってきた。
「はああ」
杏里はその場にしゃがみこむと、みいの尻にそっと頬を押しつけた。
その時、みいがうわ言のようにつぶやいた。
「好き…杏里さま」
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる