64 / 97
舞踏会場
しおりを挟む
王宮には続々と馬車が乗り入れられていた
舞踏会場の大広間は、既に大勢の貴族が集まっている
大きなシャンデリアが幾つも天井から下がり、会場をより華やかにしている
大広間の正面には、王族が下りて来る階段が見える
階段の中央には、広い踊り場があり、そこに国王が立てば何処の位置からも国王の姿を見る事が出来る
その踊り場からは、王族席に繋がっている
下から数段上がったところには、四大公爵家の為の場所が設けられている
王家主催の夜会が開かれる事は滅多になく、皆、王家の祝い事がある事を暗黙のうちに理解していた
宮廷舞踏会は、令嬢令息にとっては見合いの意味もあり、可能な限り有望な夫や妻を見付けようと目を光らせる貴重な出会いの場でもあった
その為、女性達は今日の夜会の為にあつらえた豪華なドレスで着飾り、誰よりも目を引こうと必死である
当主達にとっては、少しでも身分の高い上流階級と繋がりを作ろうと皆あちらこちらで挨拶を交わしている
会場には一人の令嬢が、父親のエスコートのもと到着した
「ほら!見て!ルドルフ様との婚約解消は本当だったのね!」
「ええ、やっぱり噂は本当でしたのね」
「父親にエスコートされてるものね!」
「ルドルフ様は、ご病気だったそうなのに、支えて差し上げなかったのかしら」
「あのナタリス様が、人の為に何かをしてあげるなんてしないわよ!」
「そうよねぇ。今まで自分の気に入らない令嬢をどれだけ苛めてきたことか‥」
「あの方は自分よりも身分の低い者は人として扱わないものね!」
「今もナタリス様から受けた心の傷が癒えずに、屋敷に籠ったままの令嬢が一人や二人じゃないそうよ!」
「まぁ、お可哀想に‥‥。ルドルフ様は、ご結婚されなくて良かったわね」
「ええ、そう思うわ。どれだけ彼女が恨まれているか、男性は知らない事ですものね」
「ご結婚されてたら、ルドルフ様の評判まで下がるところでしたわね」
「本当よねぇ」
令嬢達は、いつの時代も噂話が大好きだ
良い事も悪い事も、瞬く間に広がってしまう
女性が6人も集まっていれば、噂話に花が咲くのは世の常だ
「あなた達!」
ひっ‥‥‥この声は‥‥
恐る恐る振り返る
そこには、本人が立っていた
「下位貴族は噂話しか頭の使い道が無いようね!あなた達の様な身分の低い者は、もっと会場の後ろにでも下がっていなさいよ」
「も‥‥も‥申し訳ありません、ナタリス様」
「私より前に立たないで!目障りだわ」
「はい。申し訳ございません」
仲良し令嬢6人組は、慌てて会場の後ろの方に移動した
その姿に、父親は娘を心配する
「ナタリス、大丈夫か?人前に出るのは久しぶりだから、人目が気になるだろうが、気にする事は無いよ」
「ええ、お父様。大丈夫ですわ。あんな下位貴族の者達は眼中にもありませんから。ご心配なく。私に落ち度など無い事ですから」
「そうだよ。お前は何も悪くないのだから、堂々としていなさい」
「はい、お父様。もちろんですわ」
ナタリスが夜会に来た目的はただひとつ
あの離宮の女を探す為
あの女をルドルフ様と一緒にさせるわけにはいかない
人生を狂わせた女に対して、黙っているわけにはいかないのだ‥‥
大広間には、まだ王族は現れていない
会場の盛り上がりとは裏腹に、王族の控え室では今また、一悶着が起きていた
「ちょっと!ヴィルドルフ殿下は、どちらにいられるのかしら?私のエスコートをしてくれる筈なのに、どうなってるの?」
「そうよ!肝心の王太子が来てないんじゃ話にならないわ!」
ローズとシェルリーンの声は部屋の外まで響いていた
コンコン
ガチャ‥
扉を開けたのは、宰相の息子のルドルフだった
「あなた!王族でもないのに、この控え室に入らないでよ!出て行きなさい!」
ローズの癇癪は収まらない
「ヴィルドルフ殿下は少し遅くなりそうですので、私がローズ王女のエスコートをさせていただきたく思い参りました」
「何言ってるの?私は国王の血を引く第一王女よ!宰相の息子のエスコートなんて受けないわ。早く王太子殿下を連れて来なさいよ。それがあんたの仕事でしょ!」
「ですが、王太子殿下はまだ」
「うるさいわね!私の言う通りにさっさと呼びに行きなさいよ!いつまで待たせるつもりなのよ!」
ルドルフを怒鳴り付ける姿を、スペンサーは何も言わずにただ見ているだけだった‥‥
「ちょっと陛下!ヴィルドルフ王太子殿下は、何をなさっているのよ!ローズが困っているじゃないの。早く連れて来るように言い付けてくださいませ!」
王妃シェルリーンが王に向かって強い口調で言ったその時‥‥‥
ガチャ‥
また扉が開いた
全員が一瞬止まって扉の方を向く
そこには、見たこともない品の良い男性が一人立っていた
「あなた誰?」
ローズが開口一番睨み付けるように言った
「失礼。扉の外にまで声が響いていたもので、気になりまして」
男性はニッコリと笑顔を見せた
「あなた、ここが王族専用の控え室だと知らないの?」
「知っていますよ。だから開けたのです」
「あんたなんて知らないわ。早く出て行って」
「失礼、レディ。お初にお目に掛かります。私はアルンフォルト国、第二王子リベール・アルンフォルトと申します。王族のエスコートがご希望なら、兄の代わりに私がさせていただきますよ」
「まぁ!第二王子殿下でいらっしゃいましたのね!大変失礼致しました。お恥ずかしいところをお見せしてしまって、申し訳ございません」
「いえ、お気になさらず。兄は今忙しいようですので、私が務めさせていただくことをお許しください」
「ええ、リベール殿下にでしたらお願いしようかしら」
ローズは、急に人が変わったように笑顔で自分の手を差し出した
リベールは、作り笑顔を崩さないまま、その手を腕に絡めた
舞踏会場の大広間は、既に大勢の貴族が集まっている
大きなシャンデリアが幾つも天井から下がり、会場をより華やかにしている
大広間の正面には、王族が下りて来る階段が見える
階段の中央には、広い踊り場があり、そこに国王が立てば何処の位置からも国王の姿を見る事が出来る
その踊り場からは、王族席に繋がっている
下から数段上がったところには、四大公爵家の為の場所が設けられている
王家主催の夜会が開かれる事は滅多になく、皆、王家の祝い事がある事を暗黙のうちに理解していた
宮廷舞踏会は、令嬢令息にとっては見合いの意味もあり、可能な限り有望な夫や妻を見付けようと目を光らせる貴重な出会いの場でもあった
その為、女性達は今日の夜会の為にあつらえた豪華なドレスで着飾り、誰よりも目を引こうと必死である
当主達にとっては、少しでも身分の高い上流階級と繋がりを作ろうと皆あちらこちらで挨拶を交わしている
会場には一人の令嬢が、父親のエスコートのもと到着した
「ほら!見て!ルドルフ様との婚約解消は本当だったのね!」
「ええ、やっぱり噂は本当でしたのね」
「父親にエスコートされてるものね!」
「ルドルフ様は、ご病気だったそうなのに、支えて差し上げなかったのかしら」
「あのナタリス様が、人の為に何かをしてあげるなんてしないわよ!」
「そうよねぇ。今まで自分の気に入らない令嬢をどれだけ苛めてきたことか‥」
「あの方は自分よりも身分の低い者は人として扱わないものね!」
「今もナタリス様から受けた心の傷が癒えずに、屋敷に籠ったままの令嬢が一人や二人じゃないそうよ!」
「まぁ、お可哀想に‥‥。ルドルフ様は、ご結婚されなくて良かったわね」
「ええ、そう思うわ。どれだけ彼女が恨まれているか、男性は知らない事ですものね」
「ご結婚されてたら、ルドルフ様の評判まで下がるところでしたわね」
「本当よねぇ」
令嬢達は、いつの時代も噂話が大好きだ
良い事も悪い事も、瞬く間に広がってしまう
女性が6人も集まっていれば、噂話に花が咲くのは世の常だ
「あなた達!」
ひっ‥‥‥この声は‥‥
恐る恐る振り返る
そこには、本人が立っていた
「下位貴族は噂話しか頭の使い道が無いようね!あなた達の様な身分の低い者は、もっと会場の後ろにでも下がっていなさいよ」
「も‥‥も‥申し訳ありません、ナタリス様」
「私より前に立たないで!目障りだわ」
「はい。申し訳ございません」
仲良し令嬢6人組は、慌てて会場の後ろの方に移動した
その姿に、父親は娘を心配する
「ナタリス、大丈夫か?人前に出るのは久しぶりだから、人目が気になるだろうが、気にする事は無いよ」
「ええ、お父様。大丈夫ですわ。あんな下位貴族の者達は眼中にもありませんから。ご心配なく。私に落ち度など無い事ですから」
「そうだよ。お前は何も悪くないのだから、堂々としていなさい」
「はい、お父様。もちろんですわ」
ナタリスが夜会に来た目的はただひとつ
あの離宮の女を探す為
あの女をルドルフ様と一緒にさせるわけにはいかない
人生を狂わせた女に対して、黙っているわけにはいかないのだ‥‥
大広間には、まだ王族は現れていない
会場の盛り上がりとは裏腹に、王族の控え室では今また、一悶着が起きていた
「ちょっと!ヴィルドルフ殿下は、どちらにいられるのかしら?私のエスコートをしてくれる筈なのに、どうなってるの?」
「そうよ!肝心の王太子が来てないんじゃ話にならないわ!」
ローズとシェルリーンの声は部屋の外まで響いていた
コンコン
ガチャ‥
扉を開けたのは、宰相の息子のルドルフだった
「あなた!王族でもないのに、この控え室に入らないでよ!出て行きなさい!」
ローズの癇癪は収まらない
「ヴィルドルフ殿下は少し遅くなりそうですので、私がローズ王女のエスコートをさせていただきたく思い参りました」
「何言ってるの?私は国王の血を引く第一王女よ!宰相の息子のエスコートなんて受けないわ。早く王太子殿下を連れて来なさいよ。それがあんたの仕事でしょ!」
「ですが、王太子殿下はまだ」
「うるさいわね!私の言う通りにさっさと呼びに行きなさいよ!いつまで待たせるつもりなのよ!」
ルドルフを怒鳴り付ける姿を、スペンサーは何も言わずにただ見ているだけだった‥‥
「ちょっと陛下!ヴィルドルフ王太子殿下は、何をなさっているのよ!ローズが困っているじゃないの。早く連れて来るように言い付けてくださいませ!」
王妃シェルリーンが王に向かって強い口調で言ったその時‥‥‥
ガチャ‥
また扉が開いた
全員が一瞬止まって扉の方を向く
そこには、見たこともない品の良い男性が一人立っていた
「あなた誰?」
ローズが開口一番睨み付けるように言った
「失礼。扉の外にまで声が響いていたもので、気になりまして」
男性はニッコリと笑顔を見せた
「あなた、ここが王族専用の控え室だと知らないの?」
「知っていますよ。だから開けたのです」
「あんたなんて知らないわ。早く出て行って」
「失礼、レディ。お初にお目に掛かります。私はアルンフォルト国、第二王子リベール・アルンフォルトと申します。王族のエスコートがご希望なら、兄の代わりに私がさせていただきますよ」
「まぁ!第二王子殿下でいらっしゃいましたのね!大変失礼致しました。お恥ずかしいところをお見せしてしまって、申し訳ございません」
「いえ、お気になさらず。兄は今忙しいようですので、私が務めさせていただくことをお許しください」
「ええ、リベール殿下にでしたらお願いしようかしら」
ローズは、急に人が変わったように笑顔で自分の手を差し出した
リベールは、作り笑顔を崩さないまま、その手を腕に絡めた
10
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説
【完結】いくら溺愛されても、顔がいいから結婚したいと言う男は信用できません!
大森 樹
恋愛
天使の生まれ変わりと言われるほど可愛い子爵令嬢のアイラは、ある日突然騎士のオスカーに求婚される。
なぜアイラに求婚してくれたのか尋ねると「それはもちろん、君の顔がいいからだ!」と言われてしまった。
顔で女を選ぶ男が一番嫌いなアイラは、こっ酷くオスカーを振るがそれでもオスカーは諦める様子はなく毎日アイラに熱烈なラブコールを送るのだった。
それに加えて、美形で紳士な公爵令息ファビアンもアイラが好きなようで!?
しかし、アイラには結婚よりも叶えたい夢があった。
アイラはどちらと恋をする? もしくは恋は諦めて、夢を選ぶのか……最後までお楽しみください。
心が読める私に一目惚れした彼の溺愛はややヤンデレ気味です。
三月べに
恋愛
古川七羽(こがわななは)は、自分のあか抜けない子どもっぽいところがコンプレックスだった。
新たに人の心を読める能力が開花してしまったが、それなりに上手く生きていたつもり。
ひょんなことから出会った竜ヶ崎数斗(りゅうがざきかずと)は、紳士的で優しいのだが、心の中で一目惚れしたと言っていて、七羽にグイグイとくる!
実は御曹司でもあるハイスペックイケメンの彼に押し負ける形で、彼の親友である田中新一(たなかしんいち)と戸田真樹(とだまき)と楽しく過ごしていく。
新一と真樹は、七羽を天使と称して、妹分として可愛がってくれて、数斗も大切にしてくれる。
しかし、起きる修羅場に、数斗の心の声はなかなか物騒。
ややヤンデレな心の声!?
それでも――――。
七羽だけに向けられるのは、いつも優しい声だった。
『俺、失恋で、死んじゃうな……』
自分とは釣り合わないとわかりきっていても、キッパリと拒めない。二の足を踏む、じれじれな恋愛模様。
傷だらけの天使だなんて呼ばれちゃう心が読める能力を密かに持つ七羽は、ややヤンデレ気味に溺愛してくる数斗の優しい愛に癒される?
【心が読める私に一目惚れした彼の溺愛はややヤンデレ気味です。】『なろうにも掲載』
森に捨てられた令嬢、本当の幸せを見つけました。
玖保ひかる
恋愛
[完結]
北の大国ナバランドの貴族、ヴァンダーウォール伯爵家の令嬢アリステルは、継母に冷遇され一人別棟で生活していた。
ある日、継母から仲直りをしたいとお茶会に誘われ、勧められたお茶を口にしたところ意識を失ってしまう。
アリステルが目を覚ましたのは、魔の森と人々が恐れる深い森の中。
森に捨てられてしまったのだ。
南の隣国を目指して歩き出したアリステル。腕利きの冒険者レオンと出会い、新天地での新しい人生を始めるのだが…。
苦難を乗り越えて、愛する人と本当の幸せを見つける物語。
※小説家になろうで公開した作品を改編した物です。
※完結しました。
高校球児、公爵令嬢になる。
つづれ しういち
恋愛
目が覚めたら、おデブでブサイクな公爵令嬢だった──。
いや、嘘だろ? 俺は甲子園を目指しているふつうの高校球児だったのに!
でもこの醜い令嬢の身分と財産を目当てに言い寄ってくる男爵の男やら、変ないじりをしてくる妹が気にいらないので、俺はこのさい、好き勝手にさせていただきます!
ってか俺の甲子園かえせー!
と思っていたら、運動して痩せてきた俺にイケメンが寄ってくるんですけど?
いや待って。俺、そっちの趣味だけはねえから! 助けてえ!
※R15は保険です。
※基本、ハッピーエンドを目指します。
※ボーイズラブっぽい表現が各所にあります。
※基本、なんでも許せる方向け。
※基本的にアホなコメディだと思ってください。でも愛はある、きっとある!
※小説家になろう、カクヨムにても同時更新。
辺境の獣医令嬢〜婚約者を妹に奪われた伯爵令嬢ですが、辺境で獣医になって可愛い神獣たちと楽しくやってます〜
津ヶ谷
恋愛
ラース・ナイゲールはローラン王国の伯爵令嬢である。
次期公爵との婚約も決まっていた。
しかし、突然に婚約破棄を言い渡される。
次期公爵の新たな婚約者は妹のミーシャだった。
そう、妹に婚約者を奪われたのである。
そんなラースだったが、気持ちを新たに次期辺境伯様との婚約が決まった。
そして、王国の辺境の地でラースは持ち前の医学知識と治癒魔法を活かし、獣医となるのだった。
次々と魔獣や神獣を治していくラースは、魔物たちに気に入られて楽しく過ごすこととなる。
これは、辺境の獣医令嬢と呼ばれるラースが新たな幸せを掴む物語。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
政略結婚だけど溺愛されてます
紗夏
恋愛
隣国との同盟の証として、その国の王太子の元に嫁ぐことになったソフィア。
結婚して1年経っても未だ形ばかりの妻だ。
ソフィアは彼を愛しているのに…。
夫のセオドアはソフィアを大事にはしても、愛してはくれない。
だがこの結婚にはソフィアも知らない事情があって…?!
不器用夫婦のすれ違いストーリーです。
【完結】余命三年ですが、怖いと評判の宰相様と契約結婚します
佐倉えび
恋愛
断罪→偽装結婚(離婚)→契約結婚
不遇の人生を繰り返してきた令嬢の物語。
私はきっとまた、二十歳を越えられないーー
一周目、王立学園にて、第二王子ヴィヴィアン殿下の婚約者である公爵令嬢マイナに罪を被せたという、身に覚えのない罪で断罪され、修道院へ。
二周目、学園卒業後、夜会で助けてくれた公爵令息レイと結婚するも「あなたを愛することはない」と初夜を拒否された偽装結婚だった。後に離婚。
三周目、学園への入学は回避。しかし評判の悪い王太子の妾にされる。その後、下賜されることになったが、手渡された契約書を見て、契約結婚だと理解する。そうして、怖いと評判の宰相との結婚生活が始まったのだが――?
*ムーンライトノベルズにも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる