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学園祭編
行くぜ!ファッションショー③
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理事長のちょっとした動きはあったもののショーには全く支障はなく、音楽が切り替わったのを合図にヨウさんがBMXに乗りステージに出ていく。
先ほどまでの衣装のテーマが『街中デート』だったのに対しこれからの衣装は『アウトドア&スポーツ』がテーマ。スポーティーな服装でジャックナイフターンなど
華麗に技を決める度に歓声が上がる。「すげぇ」「「すごーい」」と絶賛する生徒会メンバーにドヤ顔する静馬さん。ヨウさんが褒められて嬉しいようだ。
ヨウさんのパフォーマンスが終わると、次々にモデルが出て行きヨウさんほどではないが、その衣装に見合ったパフォーマンスをしていく。一ノ蔵さんは新体操選手バリの美しいフォームで片手で前転を披露。スマートでチャラいイメージの相沢さんは、意外な事にストリートダンス。この日の為に練習したとは思えない出来栄えだった。
そうそう、あげは姉ぇから「歩くな」と言われた双子はサッカーボールを一度も落とさずにランウェイの先端まで行き戻って来た。
もちろん袖口から出る前からリフティングしていた。衣装はもちろんサッカーのユニフォーム。これは最近Imperialが依頼を受けて手がけたユニフォームだ。
「愛加、惟親、宏太、大トリでお披露目なんだから完璧に準備をしなさい」
「Yes my sistar!」
「ああっ、愛加さん動かないで!」
裏舞台の一部だけライトで照らされている場所で背筋を伸ばし敬礼したら、上半身裸のオレの背中で作業していたスタッフに怒られた。すまぬ、姉の命令は絶対だからついね。
オレ達3人は今のクールには出ず念入りに準備をしている。先ほどと髪型を変え長くなった髪をアップにし、シャラシャラと鳴る髪飾りやブレスレットとアンクレットを着ける。佳兄ぃが施してくれたペイントが見えるように上半身は裸だ。今ネックガードから何本も長く垂れるボールチェーンが付いたベルトを後ろで締めている。この作業で動いたもんだからスタッフに怒られたんだよ。危ない危ない、予備はあるけど切ってしまったら説教部屋行きだったわ。
チカと宏太も上半身裸で、髪をいつもはやらないオールバックにしていてドキリとする。はぁ~イケメンはどんな髪型でもイケメンなんだなぁ。
「「わぁすごーい」」
「壮観ですね」
「かいちょー達人間?」
なんか1人失礼な事を言ってるヤツがいるが、オレ達3人を見て生徒会メンバーがあんぐりしている。チカと宏太の超絶イケメンに恐れ慄いているんだろう。鍛えているαの体は芸術品だからな。
「マナの考えてる事は分かるが、マナだって女神の如く美しいからな」
「そうそう、僕達の愛加は誰よりも綺麗だからね」
さらりと欲目すぎる発言をする2人はオレの自慢の番ですよっと。スタッフも高速で縦に頭を振ってるけど、それ身内の欲目だからな。
「うんうん、さすが佳加のボディペイントと夏美のメイク。完璧だわ」
「お褒めに預かり光栄です」
ぺこりとあげは姉ぇに頭を下げているのはメイク担当の夏美さん。その技術力を見込まれ、佳兄ぃと一緒にImperialのメイクを一手に引き受けている人達のトップだ。
今回オレのメイクのイメージは「女神」らしい。なのでチカが言った女神発言は、あながち間違ってはいない。
「さあ、ImperialのモデルMANAのお披露目よ!」
そう言うとあげは姉ぇはマイクを持ち、ステージの中心へとカツコツヒールを鳴らしながら歩いて行く。
「皆様、Imperialと宮中学園生徒会コラボのファッションショーは如何だったでしょうか」
音楽が止みざわついていた会場が、あげは姉ぇの圧倒的存在感で一瞬にして静まる。そりゃそうだ、ゴージャス美女がαのオーラを纏って出て来たら静まるよな。
「わたくしImperialとパピヨンのデザイナーで今回のショーのプロデューサー姫川あげはです。開催直前までシークレットにしていた事は申し訳なく思っておりますが、学園祭の邪魔にならない配慮でもありますのでご了承下さい。
ここ宮中学園はわたくしの母校でもあり、弟である愛加が通っているこの学園でショーを開催出来た事を嬉しく思っております。
今回ショーの衣装はImperialの秋冬コレクションの一部を抜粋したものですので、お気に入りがありましたらぜひ店の方へ足を運んで頂けたらと思います」
うわっ、ちゃっかり「店に買いに来てね」って宣伝してるよ。あげは姉ぇの目$になってないか?
「そして本日、弟の愛加がワールドプロモーションも終わり、Imperialのモデルとしてのお披露目も兼ねております。ぜひその目で我がImperialの女神をご覧あれ」
先ほどまでの衣装のテーマが『街中デート』だったのに対しこれからの衣装は『アウトドア&スポーツ』がテーマ。スポーティーな服装でジャックナイフターンなど
華麗に技を決める度に歓声が上がる。「すげぇ」「「すごーい」」と絶賛する生徒会メンバーにドヤ顔する静馬さん。ヨウさんが褒められて嬉しいようだ。
ヨウさんのパフォーマンスが終わると、次々にモデルが出て行きヨウさんほどではないが、その衣装に見合ったパフォーマンスをしていく。一ノ蔵さんは新体操選手バリの美しいフォームで片手で前転を披露。スマートでチャラいイメージの相沢さんは、意外な事にストリートダンス。この日の為に練習したとは思えない出来栄えだった。
そうそう、あげは姉ぇから「歩くな」と言われた双子はサッカーボールを一度も落とさずにランウェイの先端まで行き戻って来た。
もちろん袖口から出る前からリフティングしていた。衣装はもちろんサッカーのユニフォーム。これは最近Imperialが依頼を受けて手がけたユニフォームだ。
「愛加、惟親、宏太、大トリでお披露目なんだから完璧に準備をしなさい」
「Yes my sistar!」
「ああっ、愛加さん動かないで!」
裏舞台の一部だけライトで照らされている場所で背筋を伸ばし敬礼したら、上半身裸のオレの背中で作業していたスタッフに怒られた。すまぬ、姉の命令は絶対だからついね。
オレ達3人は今のクールには出ず念入りに準備をしている。先ほどと髪型を変え長くなった髪をアップにし、シャラシャラと鳴る髪飾りやブレスレットとアンクレットを着ける。佳兄ぃが施してくれたペイントが見えるように上半身は裸だ。今ネックガードから何本も長く垂れるボールチェーンが付いたベルトを後ろで締めている。この作業で動いたもんだからスタッフに怒られたんだよ。危ない危ない、予備はあるけど切ってしまったら説教部屋行きだったわ。
チカと宏太も上半身裸で、髪をいつもはやらないオールバックにしていてドキリとする。はぁ~イケメンはどんな髪型でもイケメンなんだなぁ。
「「わぁすごーい」」
「壮観ですね」
「かいちょー達人間?」
なんか1人失礼な事を言ってるヤツがいるが、オレ達3人を見て生徒会メンバーがあんぐりしている。チカと宏太の超絶イケメンに恐れ慄いているんだろう。鍛えているαの体は芸術品だからな。
「マナの考えてる事は分かるが、マナだって女神の如く美しいからな」
「そうそう、僕達の愛加は誰よりも綺麗だからね」
さらりと欲目すぎる発言をする2人はオレの自慢の番ですよっと。スタッフも高速で縦に頭を振ってるけど、それ身内の欲目だからな。
「うんうん、さすが佳加のボディペイントと夏美のメイク。完璧だわ」
「お褒めに預かり光栄です」
ぺこりとあげは姉ぇに頭を下げているのはメイク担当の夏美さん。その技術力を見込まれ、佳兄ぃと一緒にImperialのメイクを一手に引き受けている人達のトップだ。
今回オレのメイクのイメージは「女神」らしい。なのでチカが言った女神発言は、あながち間違ってはいない。
「さあ、ImperialのモデルMANAのお披露目よ!」
そう言うとあげは姉ぇはマイクを持ち、ステージの中心へとカツコツヒールを鳴らしながら歩いて行く。
「皆様、Imperialと宮中学園生徒会コラボのファッションショーは如何だったでしょうか」
音楽が止みざわついていた会場が、あげは姉ぇの圧倒的存在感で一瞬にして静まる。そりゃそうだ、ゴージャス美女がαのオーラを纏って出て来たら静まるよな。
「わたくしImperialとパピヨンのデザイナーで今回のショーのプロデューサー姫川あげはです。開催直前までシークレットにしていた事は申し訳なく思っておりますが、学園祭の邪魔にならない配慮でもありますのでご了承下さい。
ここ宮中学園はわたくしの母校でもあり、弟である愛加が通っているこの学園でショーを開催出来た事を嬉しく思っております。
今回ショーの衣装はImperialの秋冬コレクションの一部を抜粋したものですので、お気に入りがありましたらぜひ店の方へ足を運んで頂けたらと思います」
うわっ、ちゃっかり「店に買いに来てね」って宣伝してるよ。あげは姉ぇの目$になってないか?
「そして本日、弟の愛加がワールドプロモーションも終わり、Imperialのモデルとしてのお披露目も兼ねております。ぜひその目で我がImperialの女神をご覧あれ」
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