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学園祭編
学園祭1日目⑤
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途中から惟親視点。
惟親の頭の中がウルサイ。
生徒会室を出て気が逸りながらエレベーターを使い1階まで降りると、学園祭に来た中等部の生徒や保護者が廊下を歩いている。バタバタと走っていると何かあったと気取られるので、何事も無いように中央棟のエレベーターまで歩くが、生徒会の腕章をしている集団が移動しているので物凄く目立ちジロジロと見られてしまう。それでなくても顔面偏差値が高いので余計目立っているんではなかろうか。
「顔隠すのにお面必要だったかなぁ」
「駄目だよ、余計目立つからね」
「デスヨネー」
エレベーターの前まで来ると大きな箱を持ちながら保険医の流山先生と鉢合う。白衣だと目立つからかワイシャツとスラックス姿だ。
「あぁ、君達も4階に行くのかい?」
緊急抑制剤と思われる箱を持ち直しながら聞いてくる声は少し焦りが感じられる。
「はい、風紀だけでは手が足りないそうなので助っ人に来ました」
「双子ちゃんと帝くん、北大路くん、姫川くん……うん、君達は大丈夫だね」
オレ達を見回し流山先生が頷く。学園側では保険医の流山先生だけが『番の共有』を知っている。『番の共有』とは1人のΩに対して2人のαが番になることで、普通の番持ちのαとは違い番以外のΩフェロモンがきかなくなる。ざっくり言うと「フェロモンの匂いは嗅ぎ分けられるけど他のΩじゃ勃たないゼ!」である。この先生は帝家の息がかかっている人なので情報が漏れる事はない。
エレベーターに乗り込み4階で降りると教室から廊下にΩのヒートフェロモンが微かに漏れ出ているのが分かる。
「うぅ……どけっ!」
「こらっ、大人しくしろっ!」
「力強ぇ!誰かこっち手伝ってくれっ!」
「あー、αは縛っちゃって」
……最後は椿さんだな。教室の中は見えてないけどαの生徒がラットになってるようだ。
「教室入ったらαを押さえてくれよ。その間にΩから緊急抑制剤打ってくから。姫川くんサポート宜しく」
「はい」
教室のドアを開けると濃密なフェロモンが襲いかかってくる。窓を開けているのに息を乱しながら倒れているΩの生徒が3人でこの濃さとは。もしかしたら元々のヒートが近い生徒がいたのかもしれない。Ωの生徒を守るように椿さんが立っていて、教室の端の方に赤くなったり青くなったりして震えているβらしき生徒がいるが、この濃いフェロモンで少し反応しているのかもしれない。
椿さんが視線を逸らさない先にはαの生徒が2人風紀に押さえられているが、かなり力が強いのか4人がかりでもズルズルとΩの生徒の方に移動してきている。目は爛々として開いた口の中から鋭い犬歯が見え股間は大きく膨らんでいる。
「なっ……何で来たんですか!!ここはαやΩが来ては駄目です!速やかに出てください!」
オレ達を視界の端に捉えた椿さんから焦った声が出ている。
「彼らは大丈夫だよ。まずΩの生徒から処置していくよ。姫川くん」
「はいっ」
流山先生が手際良く緊急抑制剤を打っていき、打たれた生徒に箱の中から毛布を取り出しかけていく。
「さて、次はαだね。きちんと押さえててくれよ。じゃないと針が折れちゃうから。はい………そしてはい、終わり。効いてくるまでそのままだよ」
あっさりと打ち終わり暴れなくなるまでそのままと言われた押さえている風紀の絶望した顔といったら……ガンバッ!
「僕ストレッチャー持って来るから椿くん、中央棟の1階風紀で封鎖してくれるかな」
「分かりました、10分後には封鎖完了させます」
そう言って電話をかけ始める椿さんと箱を持ち教室から出ていく先生。………おや?
「ねぇ、会長は?」
「えっ?」
この教室に入る前まではいたはずなのに見渡してもチカがいない。皆んなきょろきょろしているけどいないのに誰も気づかなかったようだ。
チカどこ行ったんだ?
◇◇◇◇◇
(惟親《これちか》視点)
何でこの状況になったんだ。
あぁ、実行委員の部屋に入ろうとした直前に腕を引っ張られ隣の部屋に連れ込まれたんだっけ。
これはマナの事怒れなくなってしまうな。
この状況、ちょっと現実逃避していいだろうか。
ワイシャツ一枚全開に開け乳首を弄りアナルをほじくっているヤツが目の前にいるんだが。何か汚ぇ。
ヤメロ、俺を見ながら公開オナニーをするな!
「はぁん……これちかぁ……」
お前に名前を呼ぶ許可は出していないんたが。殺すぞ。
グチャグチャと粘着質な音を立て発情フェロモンで誘っているようだが不快しかない。
目をそらすと飛びつかれそうなので目はそらせない。仕方ないのでヤツの眉間を見ている。
今、顔は無表情で死んだ魚の目をしている自信しかない。
しかしあまりに俺が無反応だからか焦りが見えてくる。
おかしい……発情フェロモンが出てるのに冷静なんて。俺の可愛い可愛いマナは発情期が始まるとぐでんぐでんになるんだが個人差があるんだろうか。まあどうでもいいが。(※多分どうでもよくない)
それとも何かカラクリでもあるのか?
「何で……何で発情にならないんだよ!僕が会うたびにアナルがキュンキュンするのに!それに何でヒートフェロモンがきかないんだよ!」
そんな事言われても俺、もう番ってるしとは口に出さない。
「貴様が淫乱なだけだろう」
「淫乱言うなっ!初めて会った時にときめいたんだ、もうこれは運命だろっ!」
『運命の番』の解釈をそこまで捻れさせてどうするんだ……それを言ってしまえばβだって運命を感じる事になるじゃないか。
ヤバいヤツだと思ってたが公開オナニーに『運命の番』の解釈……激ヤバじゃね?
とりあえず分かったのは俺をラットにして項を噛ませようとしたって事だ。父親達が言ってた通りだったな。
「回避するのは番になること」
どうせこの部屋は監視カメラが付いていて覗いているんだろう。番わせて帝グループを手に入れる。笑わせるな、させるかよ。
そもそもこんな平凡のチンチクリンフェロモンがきいても勃つかよ。俺は帝惟親だぞ、誘惑するなら極上のΩを用意しろよ。
嘘です。俺のΩはマナだけです。
……あー、ウザいなコイツ。面倒になってきたから連れ出して廊下にいる奴に任せるか。
「貴様ちょっとこっちに来い」
人差し指で来いとジェスチャーをすると嬉しそうに寄って来るが指はアナルに入れたままだ。どんだけオナニー好きなんだよ。
近寄らないようにドアまで誘導し、廊下に出た瞬間に思い切り腹パンをお見舞いして引き渡す。
狙いは俺だろうと学園祭中だけ見えない所から護衛を親に付けられたが、早速だったな。明日来賓が来るからか?
「コイツ発情フェロモンに秘密があるようだからそれも吐かせてくれ」
「分かった。吉永と椿にも話しておく」
軽々とヤツを肩に担ぎ監視カメラが映らないルートを歩く背中について行く。さすが八重樫家のパワーファイター。
さて、一足先に生徒会室へ帰るか。
惟親の頭の中がウルサイ。
生徒会室を出て気が逸りながらエレベーターを使い1階まで降りると、学園祭に来た中等部の生徒や保護者が廊下を歩いている。バタバタと走っていると何かあったと気取られるので、何事も無いように中央棟のエレベーターまで歩くが、生徒会の腕章をしている集団が移動しているので物凄く目立ちジロジロと見られてしまう。それでなくても顔面偏差値が高いので余計目立っているんではなかろうか。
「顔隠すのにお面必要だったかなぁ」
「駄目だよ、余計目立つからね」
「デスヨネー」
エレベーターの前まで来ると大きな箱を持ちながら保険医の流山先生と鉢合う。白衣だと目立つからかワイシャツとスラックス姿だ。
「あぁ、君達も4階に行くのかい?」
緊急抑制剤と思われる箱を持ち直しながら聞いてくる声は少し焦りが感じられる。
「はい、風紀だけでは手が足りないそうなので助っ人に来ました」
「双子ちゃんと帝くん、北大路くん、姫川くん……うん、君達は大丈夫だね」
オレ達を見回し流山先生が頷く。学園側では保険医の流山先生だけが『番の共有』を知っている。『番の共有』とは1人のΩに対して2人のαが番になることで、普通の番持ちのαとは違い番以外のΩフェロモンがきかなくなる。ざっくり言うと「フェロモンの匂いは嗅ぎ分けられるけど他のΩじゃ勃たないゼ!」である。この先生は帝家の息がかかっている人なので情報が漏れる事はない。
エレベーターに乗り込み4階で降りると教室から廊下にΩのヒートフェロモンが微かに漏れ出ているのが分かる。
「うぅ……どけっ!」
「こらっ、大人しくしろっ!」
「力強ぇ!誰かこっち手伝ってくれっ!」
「あー、αは縛っちゃって」
……最後は椿さんだな。教室の中は見えてないけどαの生徒がラットになってるようだ。
「教室入ったらαを押さえてくれよ。その間にΩから緊急抑制剤打ってくから。姫川くんサポート宜しく」
「はい」
教室のドアを開けると濃密なフェロモンが襲いかかってくる。窓を開けているのに息を乱しながら倒れているΩの生徒が3人でこの濃さとは。もしかしたら元々のヒートが近い生徒がいたのかもしれない。Ωの生徒を守るように椿さんが立っていて、教室の端の方に赤くなったり青くなったりして震えているβらしき生徒がいるが、この濃いフェロモンで少し反応しているのかもしれない。
椿さんが視線を逸らさない先にはαの生徒が2人風紀に押さえられているが、かなり力が強いのか4人がかりでもズルズルとΩの生徒の方に移動してきている。目は爛々として開いた口の中から鋭い犬歯が見え股間は大きく膨らんでいる。
「なっ……何で来たんですか!!ここはαやΩが来ては駄目です!速やかに出てください!」
オレ達を視界の端に捉えた椿さんから焦った声が出ている。
「彼らは大丈夫だよ。まずΩの生徒から処置していくよ。姫川くん」
「はいっ」
流山先生が手際良く緊急抑制剤を打っていき、打たれた生徒に箱の中から毛布を取り出しかけていく。
「さて、次はαだね。きちんと押さえててくれよ。じゃないと針が折れちゃうから。はい………そしてはい、終わり。効いてくるまでそのままだよ」
あっさりと打ち終わり暴れなくなるまでそのままと言われた押さえている風紀の絶望した顔といったら……ガンバッ!
「僕ストレッチャー持って来るから椿くん、中央棟の1階風紀で封鎖してくれるかな」
「分かりました、10分後には封鎖完了させます」
そう言って電話をかけ始める椿さんと箱を持ち教室から出ていく先生。………おや?
「ねぇ、会長は?」
「えっ?」
この教室に入る前まではいたはずなのに見渡してもチカがいない。皆んなきょろきょろしているけどいないのに誰も気づかなかったようだ。
チカどこ行ったんだ?
◇◇◇◇◇
(惟親《これちか》視点)
何でこの状況になったんだ。
あぁ、実行委員の部屋に入ろうとした直前に腕を引っ張られ隣の部屋に連れ込まれたんだっけ。
これはマナの事怒れなくなってしまうな。
この状況、ちょっと現実逃避していいだろうか。
ワイシャツ一枚全開に開け乳首を弄りアナルをほじくっているヤツが目の前にいるんだが。何か汚ぇ。
ヤメロ、俺を見ながら公開オナニーをするな!
「はぁん……これちかぁ……」
お前に名前を呼ぶ許可は出していないんたが。殺すぞ。
グチャグチャと粘着質な音を立て発情フェロモンで誘っているようだが不快しかない。
目をそらすと飛びつかれそうなので目はそらせない。仕方ないのでヤツの眉間を見ている。
今、顔は無表情で死んだ魚の目をしている自信しかない。
しかしあまりに俺が無反応だからか焦りが見えてくる。
おかしい……発情フェロモンが出てるのに冷静なんて。俺の可愛い可愛いマナは発情期が始まるとぐでんぐでんになるんだが個人差があるんだろうか。まあどうでもいいが。(※多分どうでもよくない)
それとも何かカラクリでもあるのか?
「何で……何で発情にならないんだよ!僕が会うたびにアナルがキュンキュンするのに!それに何でヒートフェロモンがきかないんだよ!」
そんな事言われても俺、もう番ってるしとは口に出さない。
「貴様が淫乱なだけだろう」
「淫乱言うなっ!初めて会った時にときめいたんだ、もうこれは運命だろっ!」
『運命の番』の解釈をそこまで捻れさせてどうするんだ……それを言ってしまえばβだって運命を感じる事になるじゃないか。
ヤバいヤツだと思ってたが公開オナニーに『運命の番』の解釈……激ヤバじゃね?
とりあえず分かったのは俺をラットにして項を噛ませようとしたって事だ。父親達が言ってた通りだったな。
「回避するのは番になること」
どうせこの部屋は監視カメラが付いていて覗いているんだろう。番わせて帝グループを手に入れる。笑わせるな、させるかよ。
そもそもこんな平凡のチンチクリンフェロモンがきいても勃つかよ。俺は帝惟親だぞ、誘惑するなら極上のΩを用意しろよ。
嘘です。俺のΩはマナだけです。
……あー、ウザいなコイツ。面倒になってきたから連れ出して廊下にいる奴に任せるか。
「貴様ちょっとこっちに来い」
人差し指で来いとジェスチャーをすると嬉しそうに寄って来るが指はアナルに入れたままだ。どんだけオナニー好きなんだよ。
近寄らないようにドアまで誘導し、廊下に出た瞬間に思い切り腹パンをお見舞いして引き渡す。
狙いは俺だろうと学園祭中だけ見えない所から護衛を親に付けられたが、早速だったな。明日来賓が来るからか?
「コイツ発情フェロモンに秘密があるようだからそれも吐かせてくれ」
「分かった。吉永と椿にも話しておく」
軽々とヤツを肩に担ぎ監視カメラが映らないルートを歩く背中について行く。さすが八重樫家のパワーファイター。
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