44 / 58
五がんばり目~ヤンデレ君にご注意~
第44話 フラグ
しおりを挟む「この前中途半端にしちゃったからね。」
「~っ! やぁあっ」
(やっぱりこの先生、苦手…!!)
ぐちゅっ
「あ!ぅっ、んん!ぁ、あ!」
ハッキリしない思考にもう抑えきれず、甘い声が部屋に響く。
だんだん体勢が辛くなってきて膝裏から手を離すとうずく下半身を諌めるためか内太ももをぎゅっと掴んだ。
「素直に身を任せてごらん。」
「そんな、ぁっ…ぅ!」
松城はそんな森本を見ると酷く嗜虐心を煽られ、中に入れたままの指を動かし始めた。
そして先ほど良い反応を見せた部分に指先を押し込むと体を震わせながら森本は腰を浮かせる。
「ひっっ!! ぁ゛あっ、ん゛!」
自身からは先走りが溢れ松城の手を濡らしていき、それで上下に擦られただけでもすぐにでも射精しそうだと亀頭は赤く腫れているようだった。
「我慢は体に悪いよ…。
森本くん。」
「いっ、~~っぅう゛!!」
耳元で松城の声が聞こえると同時に甘噛され、そんな少しの刺激が背中を通り下半身へ向かうとあっけなく絶頂してしまった。
「…ちゃんと出せたね。」
まるで子供を褒めるように頭を撫でる松城だったが、熱と事後の倦怠感から夢うつつな森本。
反応する余裕もなく重たい瞼と戦っていた。
「あはは、可愛いなぁ。」
きっと聞こえてない、もし聞こえてたとしても覚えていないだろうと松城は素で笑いながら、薬が溶けたのを確認して中から指を抜き去った。
そして精液と汗で汚れた部屋着を脱がせるとあらかじめ母親が用意していた濡れたタオルで体を拭いてやり、替えの部屋着へ着替えさせたのだ。
「もしもし?」
「あ、星場先輩…お願いがあるんですけど…。」
あのまま眠ってしまった森本が目を覚ました時にはもう松城の姿はなかった。
そして小野寺のことを思い出すと急いで星場に連絡したのだった。
「…それはいいけど、体調しっかり治すまで登校しちゃだめだよ?」
「はい…ありがとうございます。」
事情を聞き自分のことよりも他人を優先する森本にため息を吐きながら、断って無理されても嫌だと承諾した。
「小野寺くん。」
「…。」
「言っておくけど、今日は空汰ちゃん来ないよ。」
「…!」
「…空汰ちゃんから話聞いたけど、君もしかして空汰ちゃん目当て?
最初は本当に家から出れないだけだったかもしれないけど、今はもうきっと違うよね。」
「…。」
「無言ね…。
いつまでも家に籠っていたいならそうしてれば。
でも空汰ちゃんはもう来ないよ、会いたかったら自分で会いに行くんだね。」
星場は長居するつもりもなく用件だけを言っていく。
最近のやり取りを聞いている限り、小野寺が甘えているようにしか見えなかったのだ。
荒療治だがこう脅しておけば、最悪登校しなくても森本に会うためだけに家から出るだろうと考えていた。
しかしこれが小野寺の引き金を引いてしまうことになる。
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる