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第9話
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「貴方もリクトが生きていると思っているんですか?」
「シルフィーが生きていると思っているのなら、そう思ってあげないとね」
彼女は半信半疑なのだろう。魔王と戦ったのだから生きていないと思いながらも、生きていてほしいと思っている。だからシルフィスが生きていると信じている間は生きていると思い続けるのだろう。
彼女と初めて会ったとき、勇者の剣のことを知っていた。それが戻ってきたということは、結末は決まっている。
「それにしても、スキルラさんは思っていたより元気だね」
「そうですか?」
師匠は俺が生きているから元気なのだろう。もしも俺が戻ってきていないときにグレースに会っていたら元気ではなかっただろう。
もしかするとシルフィスに会ったとき、俺が戻っていなかったら対応が違ったのかもしれない。
「それじゃあ、そろそろ行くよ。まずは、王都に戻って食料補給しないと」
「王都に行くのなら、私も行きます」
「どうして?」
「少々冒険者ギルドへ話をしに」
ルルカの森での話をするのだろう。誰が来るのかは分からないが、解決するのならいい。
ただ、しばらくは森に食料を置かないといけないのが大変だ。自分で採らない期間が長いと、自生しているキノコや木の実を採らなくなるかもしれない。
「シルフィーが生きていると思っているのなら、そう思ってあげないとね」
彼女は半信半疑なのだろう。魔王と戦ったのだから生きていないと思いながらも、生きていてほしいと思っている。だからシルフィスが生きていると信じている間は生きていると思い続けるのだろう。
彼女と初めて会ったとき、勇者の剣のことを知っていた。それが戻ってきたということは、結末は決まっている。
「それにしても、スキルラさんは思っていたより元気だね」
「そうですか?」
師匠は俺が生きているから元気なのだろう。もしも俺が戻ってきていないときにグレースに会っていたら元気ではなかっただろう。
もしかするとシルフィスに会ったとき、俺が戻っていなかったら対応が違ったのかもしれない。
「それじゃあ、そろそろ行くよ。まずは、王都に戻って食料補給しないと」
「王都に行くのなら、私も行きます」
「どうして?」
「少々冒険者ギルドへ話をしに」
ルルカの森での話をするのだろう。誰が来るのかは分からないが、解決するのならいい。
ただ、しばらくは森に食料を置かないといけないのが大変だ。自分で採らない期間が長いと、自生しているキノコや木の実を採らなくなるかもしれない。
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