DT腐男子の妄想録

風枝ちよ

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試着室

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「これ着てみらん?」

たつが僕に服を見せる。
ぼくの買い物に付き合ってもらっている。
ひとりって寂しいじゃん。
あと休みの日でも龍と一緒にいたいっていうか……違うなんでもない。

「龍、それ女性用じゃん……」
「着らんと?」
「着ないよ」

切なそうな顔になる。
そんな顔しても着ないからね?

「じゃあこれは?」
「どう見てもスカートだよ」
「スコットランドやったら正装とよ?」
「ここ日本だから」

無念そうな顔になる。
すきなひとでも許容範囲ってあるから。
突破できない限界って確かに存在してるから。

「ぼく、これ着てくるね」

服を持って試着室に入る。
カーテンを締め切る前に、

「手伝っちゃーよ?」

龍が身体を滑り込ませる。

「なんで入ってくるの?!」
「しっ」

龍が口に人差し指を立てる。
声出したら外に聞こえるっちゃない? と小声で言う。
口を手で塞ぐ。

「……ひゃぁっ!////」
「やけん聞こえるって」

声を必死で抑える。
指の隙間から声が零れてしまう。
龍がぼくのお腹をさわさわ触る。

「何、してるの…///」
「着替えるっちゃろ? 俺が脱がしちゃーけん」
「自分でできるって……んっ////」

上半身を脱がされる。
 試着室の大きな鏡に、上半身とふたつのちいさな突起が映る。
クニ、と突起を摘まれる。

「んっ……んぁ…////」

クニクニ、と龍が指の腹で突起を転がす。
身体がピクンと跳ねる。

「……ん…んんっ…///」
「声出とーよ?」
「ちがっ…ひぁんっ……ぁっ////」

突起を摘まれて、引っ張られて。

「ん……ゃあっ…っ////」

鏡に映るぼくの顔が、だんだん緩んでくる。
目がトロンと落ちる。

「…ぁ……ひゃんっ…ん…////」
「下も脱がないかんけんね?」
「ぁっ…まって……///」

龍は待ってくれなくて。
ぼくのズボンを下ろして、自然な流れで下着も剥がれる。
裸体をまじまじと見つめられて恥ずかしくなる。
ぼくの上に向いたちんこが鏡に映る。

「……ひぁんっ!////」
「声でかくね?」
「…………ん…///」

入口を弄られる。
龍は入口の周りを押して、指の先端を入れたり抜いたりする。

「んっ…んふぅ……っ////」

ぼくの恥ずかしい顔が、龍以外には見せないような顔が鏡に映る。
でも、指だけだったら。
……足りない。

「どうしたと?」
「……欲しい…///」
「何が?」

龍、察して。
察せるでしょ。
言わなわからんよ、と龍が呟いて入口を触る。
むぅ。

「龍のおちんちん…挿れて……///」
「どこに?」

龍性格悪いって。

「……言わなきゃいけないの…?///」

入口に指を挿れられる。
中で曲げられて、内側を擦られる。

「せんでいいんやったら言わんでもいいとよ?」
「…………っ////」

指を速く動かされる。
指が内側を抉る。
ヌチュ、と音が出る。

「言わんと?」

龍が激しく指を動かす。
ヌチュヌチュ
音が外に聞こえそうなほど大きくなる。

「……ぼくの中に龍のおちんちん…挿れて、ください……っ////」

恥ずかしいんだって、ほんとに。
指を抜かれて、クチュ、と音が出る。
龍のちんこが入口に当たる。

「……んっ…////」
「声抑えとけよ?」

ぐ、とちんこがゆっくりと入ってくる。
ヌチュ、音が出て、入口が先端を飲み込む。

「ぁっ! …んっ……んむっ////」

ぼくは口を手で塞いで、声を無理矢理抑える。
龍のちんこがさらに奥まで入ってくる。
それはすごく硬くて熱くて、ぼくの内側を圧迫して。
ぬちっぬちっ

「…む……ん、んんっ////」
「こっちも触ってほしかろ?」
「ゃ…ダメぇ……ぁんっ!////」

龍に突起を弄られて頭がほわほわする。
クリクリ、と突起を抓られる。

「ひゃっ…ダメってばぁ……ゃん///」

コツ、と腰が当たる。
突起と内側を同時に責められている。
内側を削られるたびに龍を感じて、鏡の中のぼくの顔は堕ちていく。

「外、聞こえとーっちゃない?」
「ん……だって…龍がするからぁっ……んっ!////」

コツコツ、と内側を擦られる。
内側が擦られて削られて抉られて。

「こんなん聞かれとったらどうなんやろうね?」
「ゃあっ……言わない、で…っ////」
「そんなこと言って、興奮しとーっちゃろ?」

パチュ、と腰を突かれる。
龍が奥まで突いて、龍のちんこはぼくの内側を激しく削る。
突起は隆起して硬くなる。

「してな、…ぁ……ひゃんっ!/////」

パチュ、パチュ

「ぁんっ! ゃ……ひゃふっ///」
「もう声抑えてなかろ?」

ぼくのだらしのない顔が鏡で見える。
突起を強く摘まれる。
龍のちんこが大きくなる。

「ちがっ、……ぁあっ! …ゃ……はぁんっ!////」

声がつい、大きくなってしまう。
頭は快楽に支配されてそれ以外考えられなくなる。
龍が何度も、ぼくの腰を突く。
ちんこが内側を抉って、快楽は頂点に。

「……んぁああっ…! ……ゃん…ぁ///」

頭が、世界が、真っ白になる。
ぼくの中で龍のちんこがまた大きくなって。
龍は精子をぼくの内側に撒く。

「……ん…はぁ……///」

ぼくのちんこからも精子が零れて、鏡に映る。
鏡の向こうでも、ぼくたちは絡まっている。



ひさぎ、結局何買ったと?」
「ぼくはとりあえずセーターと、新しいパンツだけど」

袋からちょっと出して見せる。
龍の手にも、服屋の袋が握られている。

「……龍も買ったの?」
「ついでやけんね? ついで」
「買ったんだ…」

龍が自慢気に袋を掲げる。

「何買ったか聞いてもいい?」
「スカートと、
「待って」
「あと水着とメイド服」
「待って待って待って?!」

え。
スカートと、水着と、メイド服?
なにそれ着てみた……着てみたくない。
全然着てみたくない。

「なんで買ってるの? 自分で着るの??」
「俺が着るわけなかろ?」
「……家族、とか?」
「楸に決まっとろーが」

ぼくが着るんだ……。

「着らんと?」
「着ないよ。……外では、ね」
「え。それってさ、

龍がぼくの言葉に食いついて言う。

「なんでもない! 早く帰ろうよ」
「帰ったら着てくれると?」
「……知らない」

龍の顔が嬉しさで満ちた。
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