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第2章 再び現れるライバル、そして試される仲間との絆

運動会 第一競技7cm走

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右鎖骨ちゃん「えー嵐の中、各ブロック一斉にスタートしました! 実況は私右鎖骨ちゃんと、」
僕「僕でお送りしています、よろしくお願いいたします!」
「第一競技は7cm走。7cmの距離を70人の選手に同時に走ってもらい、その速さで点数が入るという競技です」
「解説の右鎖骨ちゃん、今回はどの選手が注目されていますか?」
「そうですねぇ、まーあのーそれぞれ見解が分かれるところもあるとは思うんですけれども、」
「はい」
「いやーもうなかなか注目選手を誰にするかで迷ってたんですけれども、」
「はい」
「悩みすぎて昨日は寝れないくらいで半端じゃなくて、」
「はい」
「今も目の下のクマとかすごいんですけれどもね、」
「はい」
「眠気に襲われすぎてえげつなくて今すぐにでも寝れるくらいなんですけれども、」
「はい」
「眠気を頑張って吹き飛ばして言いますと、」
「はい」
「ちなみに個人的には顔洗ったらいいと思う、」
「はい」
「ビンタも結構効果がありますけれどもですね、」
「はい」
「やっぱり、レインボーブロックの七六選手ですかねぇ」
「そうなんですか?」
「ええ、体力、頭脳など、全ての面で他選手に劣っております」
「僕はレインボーブロックの七六選手だと思ってたんですけど」
「七六五八くんですか?!」
「はい、体力、頭脳など、全ての面で他選手に劣っております」
「なるほど、そういう見方もあるんですねー」
「あ、そろそろ始まるみたいですよ」

選手がスタートラインに並ぶ。緊張。

校長「位置について、よーい」

パーン。

「銃声?!」「今銃撃っただろ?」「テロ?」「きゃー」「皆さん落ち着いて! 地面に伏せて両手を上げてください! 右上げて、左下げないで右上げない!」「危険すぎる!」「儂は出るぞ!」「待っておじいちゃん、体操服姿の生徒見ないの?」「……見るに決まっとるわ」「なすびうめえ」「うわー」
僕「各選手一斉にスタートしました! トップを走るのは野球サッカー部期待の新人、黄金の左肩が筋肉痛の右投げ右打ち右蹴り、四億六千万くんです!」
右鎖骨ちゃん「実を言うとあの子にも注目してました」
「それを追うのは七兆二百くん! ラグビー書道部の闇ですね」
「もちろんその子も注目」
「そしてバトンは第2走者に渡りました!」
「いけー」
「おっとレインボーブロック、バトンを落としましたか?!」
「うぉっしゃああああああああ!!!!」
「レインボーブロック、バトンが地面に埋まって抜けません! あ、今レインボーブロックの第2走者が走り出しました! 工場にバトンを製造に行く模様です!」
「ふぉおおおおおおおお!!!!」
「1位が落ち、繰り上がって七兆二百くんがトップに躍り出ました!」
「がんばれええええええええ!!!!」
「1レース目が途中ですが、ここで2レース目を始めるとのことです!」
校長「位置について、よーい」

パーン。

「拳銃だ!」「みんな今から30秒空気椅子をしろ!」「次、腕立て!」「パリンッ」「ガラスの割れる音」「チーズうめえ」「ちょっとまってあの子めっちゃ可愛いっちゃけど」「あれ女の子らしいよ」「……え?」
僕「第2レースがスタートしました! 実況は天使スマイルで有名の僕、」
右鎖骨ちゃん「解説はナババスタイルの右鎖骨ちゃんでお送りします」

パーン。パーン。パーン。

「そうこうしている間に、なんと第3レース、第4レース、第7レースまで始まってしまいました!」
「選手の皆さん、自分が出ているレースをよく覚えていてくださいね!」
「あ、お母さん待って」
お母さん「ん?」
「まだだから、お母さんの出番」
「まだなの?」
「うん、相撲は72個目だよ」
「がんばー」
「大変失礼いたしました、いつのまにかレースは後半に差し掛かっております!」
「ほいほい」
「先頭を走るのはレインボーブロック、部長同好会のキャプテン、部長なる男くんですね! バトンは間に合ったようです! 今、たった今、ゴールしました! 一位はレインボーブロックです、おめでとうございます!」
「チッ」
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