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「輝きの星団」
メンバーは神官アイリス、剣士マリン、戦士ミカ。
ダンジョンにて。
「あのさ…今さら言うのもなんだけど、フィオナを追い出したのって、本当によかったのかな。正しかったのかな。」
アイリスが強張った声音で言う。
「う~ん、私も本当は追い出したくなかったけどさ。でも、あの状況じゃそうするしかなかったかなって思う。」
マリンが、ゆっくりと言葉を選んで言う。
「………でも、寂しい。フィオナは明るくて、いつも元気をくれた。かわいかった。」
ミカが悲しそうに言う。
「そうだよね。私もスッゴく悲しいよ。この運命を呪いたいくらい。ま、剣士だから呪いは専門じゃあないけど。」
「そう、だね。」
いつしかミカの頬には一筋の泪が浮かんだ。
「ミカ……。」
しんみりとした雰囲気が漂った。
「もう!ふたりとも、シャキッてしなきゃ、シャキッて。フィオナの件は、しょうがなかったの!もうそれでいいの!」
マリンが大きな声で言う。泣き出すのを我慢しているような声だ。
「まぁ、そうしなきゃ大変なことになっていたもんね。私たちも、フィオナも。元気だそう、うん。」
アイリスが呟いた。他の2人に言っているのか、自分に言っているのかがわからない口調だ。
「ていうか、なんか空気薄くない?2人とも大丈夫?」
「うん、へいき」
「だいじょうぶ」
そう言いつつも、2人の顔色はこころなしかわるい。
「ほんとに、だい、じょうぶ?」
「ん、ちょっと、やば、い、かも………」
だんだんと意識がフェードアウトしてきた。
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