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2日目ー4

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ロボットが現れた。ウィーーンとモーター音をたてながら滑るように走り、私たちの前で止まった。口のようなところから、紙が1枚出てきた。
「ウケトッテクダサイ。」
戸惑いつつ、そっと受け取ってみた。
「何てかいてあるのー?」
「………えっと…読み上げるね。
魔法を使いすぎると、倒れることがある。
特に使いはじめて間もない頃はそうなりやすい。
使いすぎに気を付けるべし。
だって。私もこれだったっぽい。」
「そかそか。ま、気を付けて~。」
「う、うん。ありがとう……。」
「じゃ、ひとまず昼御飯にしようか。僕はオムライスがいいな。デザートにキウイも。」
「そうですね。私はキムチ鍋を五杯と、〆のラーメン三杯で。」
「………じゃあ、私は小籠包1個とうどん一杯。」
昼御飯を注文していたら、微かに足音が聞こえた。
「足音が……!」
「あぁ、帰ってきたみたいだね。」
「目覚めたみたいだね。おはよう。」
落ち着いた声でそう言ったのは、霧矢さん。
「あっ、おはよう……」
「特にこれといっておかしなことはなかったよ。」
「よかったーー!」
「え?」
頭がハテナになっている私に気づき、雷田さんが説明してくれた。
「小夜っちが倒れたから、何か原因があるかもって思って、さっきまでここにいなかった4人が辺りを調べてくれたの。綾っちたちは、一緒にここで見守ってくれたの。」
「あれ?雷田さんが頼んだんじゃなかったっけ。」
「え、いや、えーと……、なんてゆーか……」
雷田さん、いいやつじゃん。
「ありがとう!!」
「え、あ、どーも……」
雷田さんは柄にもなく照れて語尾がよく聞き取れなかった。でも、そうか、いいやつだったんだね。
「ところで、晴樹さんたちは?君たちと一緒に行ったよね。」
「あれっ?途中で2人でトイレ行くとかで抜けてそれっきり……だよね!?」
「うん。少し待っても来ないから、遅いなぁとは思ったけど。先に戻ったのかと思っていたわ。」
 「……え、じゃあ、探しに行った方がよくない?」   
「わかった。でもその前に君は昼御飯。疲れているだろう?」
「………わかった。………ありがとう。」
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