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2日目ー3

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他の4人も、ぞろぞろと集まって、ご飯を食べた。
そして、本格的な話し合いが始まった。
このタイミングで、私は雷田さんに魔法をかけた。
雷田さんの心を読む。
(あれれー、なぜか小夜っちに警戒……というか嫌われてる?おかしいなー、何かしたかなー。ハッ!もしかしたら、小夜っちが運営側だからってコト!?でも、やっぱみくっちのほうが怪しい!!)
あれっ?雷田さんも私を疑っているの?いや、これはもしかしてこちらの考えを読んだ上で、演じているのかも?でもそんなことありうるのかな。そういう魔法!?たしか……ボールペンを木の棒にして、また戻していたような。えっとえっと……もしかして幻とか?またボールペンに戻っていたし。木の棒に見せただけなんじゃ?
でもそれは、関係ない?今、ここで必要なのは幻じゃなくて、無効化とかそういうのだよね?もしかして、心ごと幻にできるとか?可能性、ありかも。
念のため、他の人の心を読んでみた。とりあえず、風見さんで。
(今一番疑われているのは晴樹さんですね。しかし、他の人が怪しくないわけではありません。雷田さんも、晴樹さんと同じように目立っています。目立っていると怪しいですが、目立たなすぎても逆に怪しいですね………。ボロを出さない感じがして。でも、きっと雲城さんは違いますよね。あんなに優しくしてくれたんですもの。)
なるほど。なかなか深い考察をしている。少し参考にしようかな。

「時雨さん!?時雨さん!?」
誰かから呼ばれた気がした。
「小夜っちー!」
「……ん?あ、え?」
「ダイジョブ?」
「えと………なにが?」
本当に心当たりがない。
「何がじゃないよー。ずーっと話しかけてたのに、答えないんだモン。心配にもなるよー。」
考え事に没頭しすぎたのだろうか。
「ち、ちなみにどのくらい?」
「時間のコト?それなら……ざっと、2時間くらい?」
「え、ええええええーーー!!!!!」
「いえ、正確には1時間52分34秒ですね。」
「………よく数えてたね。」
「ありがとうございます。」 
だが妙だ。考え事をしていたり、魔法を使っていただけなのに、こんなに時間がたつなんて。
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