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プロローグ2
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ーーーしばらく眠っていたような気がした。
「はっ!ここはどこ……?」
目が覚めたら、とても豪華なベッドの上に寝転んでいた。
「ふかふか~。気持ちいいなぁ。」
ムクッと上半身を起こし、少し周りを見る。部屋はなかなか広いみたいだ。
(いい感じのホテルみたいだなぁ。)
でも、いきなり知らない場所に来ていてすごく驚いた。
本が光って服装が変わるほどではないけど。
そして、隣にもうひとつのベッドを見つけた。誰かが寝ている。よく見ると、私と同じくらいの歳の女の子だ。
「……まだ寝ているのかな?」
1人でじっとしているのも退屈なので、部屋の中を歩きまわることにした。
「あれ?扉がある。開けて見よーっと。」
ワクワクしながら開けたが、残念ながら普通のトイレのようだった。洗面所には鏡もついている。
「!?」
鏡を見た瞬間、私は驚いた。なぜなら………
「髪が、青っぽくなってるぅ!え…なんでなんでなんで!?」
そして……
「衣装もフリフリ藍色ロリータのまんま!てっきり夢だと思ってた。でも、せっかくこんなかわいい衣装着れるんだから、じっくり見てみようかな。」
制服みたいな白い襟に、藍色の上着。夜空みたいな色だ。胸元には金に縁取られた青い宝石にリボンがついている。上着は、お腹辺りで閉じていて、下にいくにつれて透けていってる。透けてるところには星空の意匠と謎のマーク。スカートは淡い藍色だ。よく見ると、上着の下に本がつけてあった。
「改めてみると、やっぱりかわいいし美しいし、なんだか最高!魔法も使えたりして!」
鏡の前ではしゃいでいたら、どこからともなく声が聞こえた。
「え~、ごほん。魔法少女のみなさん、聞こえてますね?魔導館へようこそ。今から、魔導館のルールを説明します。まず、本について説明します。手元にある本をご確認ください。」
くろにくる?とやらはよくわからないが、とりあえず上着のしたから本を取り出す。
「まず、本は魔法の本で、自動的に記録されていきます。表紙には宝石がついています。」
自動日記はすごい。表紙には、ちょっと濃い青の宝石がついていた。
「さて、本についてはこれくらいにして、ここのルールについて説明いたします。」
(ルール?何かやらされるのかな。なんだろう。)
「まあ、ざっくりというとデスゲームですね。皆さんに授けた魔法で戦ってもらいます。具体的には……うーん、説明するの、飽きてきました。本にかいてあるので、読んでおいてください。時間はあげます。一時間後に放送を再開しますので、その時の指示にしたがってください。それじゃ、さようなら~。」
「はっ!ここはどこ……?」
目が覚めたら、とても豪華なベッドの上に寝転んでいた。
「ふかふか~。気持ちいいなぁ。」
ムクッと上半身を起こし、少し周りを見る。部屋はなかなか広いみたいだ。
(いい感じのホテルみたいだなぁ。)
でも、いきなり知らない場所に来ていてすごく驚いた。
本が光って服装が変わるほどではないけど。
そして、隣にもうひとつのベッドを見つけた。誰かが寝ている。よく見ると、私と同じくらいの歳の女の子だ。
「……まだ寝ているのかな?」
1人でじっとしているのも退屈なので、部屋の中を歩きまわることにした。
「あれ?扉がある。開けて見よーっと。」
ワクワクしながら開けたが、残念ながら普通のトイレのようだった。洗面所には鏡もついている。
「!?」
鏡を見た瞬間、私は驚いた。なぜなら………
「髪が、青っぽくなってるぅ!え…なんでなんでなんで!?」
そして……
「衣装もフリフリ藍色ロリータのまんま!てっきり夢だと思ってた。でも、せっかくこんなかわいい衣装着れるんだから、じっくり見てみようかな。」
制服みたいな白い襟に、藍色の上着。夜空みたいな色だ。胸元には金に縁取られた青い宝石にリボンがついている。上着は、お腹辺りで閉じていて、下にいくにつれて透けていってる。透けてるところには星空の意匠と謎のマーク。スカートは淡い藍色だ。よく見ると、上着の下に本がつけてあった。
「改めてみると、やっぱりかわいいし美しいし、なんだか最高!魔法も使えたりして!」
鏡の前ではしゃいでいたら、どこからともなく声が聞こえた。
「え~、ごほん。魔法少女のみなさん、聞こえてますね?魔導館へようこそ。今から、魔導館のルールを説明します。まず、本について説明します。手元にある本をご確認ください。」
くろにくる?とやらはよくわからないが、とりあえず上着のしたから本を取り出す。
「まず、本は魔法の本で、自動的に記録されていきます。表紙には宝石がついています。」
自動日記はすごい。表紙には、ちょっと濃い青の宝石がついていた。
「さて、本についてはこれくらいにして、ここのルールについて説明いたします。」
(ルール?何かやらされるのかな。なんだろう。)
「まあ、ざっくりというとデスゲームですね。皆さんに授けた魔法で戦ってもらいます。具体的には……うーん、説明するの、飽きてきました。本にかいてあるので、読んでおいてください。時間はあげます。一時間後に放送を再開しますので、その時の指示にしたがってください。それじゃ、さようなら~。」
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