42 / 42
愛の稲妻迷宮編
宝はどこに?
しおりを挟む魔獣が倒れるのを四人は眺める
もしかして蘇りまた襲いかかってくっるのではないか
そんな懸念を持ちながら少しずつ前に進む
「もう倒したんだよな?」
タルトは三人に語る
その顔に力がない
「そのはずよ」
マーガレットはつぶやく
さすがのマーガレットもあの魔獣は手ごわかったようだ
「様子をみますか?」
キャサリンは言う
「ふーー」
マドレーヌはため息をつき、その場で腰を下ろす
マドレーヌが腰を、下ろしたのを見た他の者はゆっくりと地面に座り込む
「疲れたな」
タルトは独り言をつぶやく
「そうね」
マーガレットは上を向きながら話す
「結局あの魔獣は、何の目的でここにいたんでしょうか?」
キャサリンは周りに疑問をぶつける
マーガレットは同じことを考えていた
あの魔獣は、狂暴で手なずけることは、簡単ではない
誰が、いったい何の目的で
なんのために
そこまでして、守る価値がある宝なのか?
「どうしたんだマーガレット」
タルトはマーガレットの方が向き話す
「ちょっとね」
マーガレットの顔は晴れない
「それより進もうぜ」
タルトは立ち上がる
先程まで疲れていたタルトの回復は早い
目の前に続く道それは宝の道
「そうね」
マドレーヌも立ち上がる
四人は立ち上がり道を進む
「この先に宝があるのか」
目の前にある扉をタルトは開く
「気を付けてください」
キャサリンは注意を呼び掛ける
「大丈夫だよ」
タルトは扉を開けていく
「ごほごほ」
扉を開けたタルトは苦しみその場で倒れこむ
「タルトさん」
キャサリンはタルトに向かって走る
「タルトさん」
「タルトさん」
何度も名前を呼ぶがタルトは返事をしない
「タルトしっかりしなさいよ」
マドレーヌはタルトの名前を呼ぶ
「ごほごほ」
マドレーヌはその場で倒れる
「いったい何が起こってる・・」
キャサリンはマーガレットに呼びかける
「どうやら扉を開くと毒ガスがでる仕組みみたいね」
「どうしましょう」
「ごほごご」
キャサリンは倒れる
「どうしましょうかね」
マーガレットは考える
0
お気に入りに追加
644
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
裏切りの代償
志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。
家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。
連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。
しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。
他サイトでも掲載しています。
R15を保険で追加しました。
表紙は写真AC様よりダウンロードしました。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【完結】あの子の代わり
野村にれ
恋愛
突然、しばらく会っていなかった従姉妹の婚約者と、
婚約するように言われたベルアンジュ・ソアリ。
ソアリ伯爵家は持病を持つ妹・キャリーヌを中心に回っている。
18歳のベルアンジュに婚約者がいないのも、
キャリーヌにいないからという理由だったが、
今回は両親も断ることが出来なかった。
この婚約でベルアンジュの人生は回り始める。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続きを楽しみにしてます!
謎が謎を呼びワクワクしてます。
妹の章が多すぎてお腹いっぱい
あと、所々で「~だは」「~だったはね」とありますが、「~だわ」「~だったわね」ではないでしょうか?
あえての表現でしたら、申し訳ございません。
小説をお読みいただきありがとうございます
~だわ ~わねに統一していていきたいと思います
これからも応援お願いします