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天界追放
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地上から遥か空の上に聳える空上宮に天空に住む聖女が呼ばれた
聖女の名前はエレナ、聖女として天空から人々の安らぎを祈るのが彼女の仕事だ
「エレナまた何かしたのか?」
白い翼を生やした老人がエレナに質問する
「う~ん心辺りが多すぎて分からないです」
エレナは右手を顎に当て考える
「勉強熱心なのは分かるがあまり無茶をするもんじゃないぞ」
「禁術の封印を解くのが好きなんですよ」
「馬鹿 お前が魔獣の封印を解きかけてこっちは大変だったんだぞ」
「もう少しで全ての封印が解除される所を周りに止められたんですよ」
エレナは悔しそうに答えた
「今回の一件で女神様はご立腹だ覚悟するんだな」
「そんなアテレス様助けてくださいよ」
エレナはアテレスの身体にすがる
「お前を甘えかし過ぎたようだ・・」
「・・・」
二人の様子を見ていた女性が声をかける
「二人ともこちらを見なさい」
「女神様」
二人は同時に女性の方を振り向き片膝をつく
女神と呼ばれる女性はエレナに問かける
「エレナ貴方がここに来てどれくらいの時間が過ぎましたか?」
「100年程だと思います」
「そうですね、貴方は地上で貧しい人の為に祈りを捧げてきましたね?」
「はい」
「貴方は病に倒れても戦争の中も祈りを欠かさずに生きてきましたね?」
「そうです」
「その功績があり貴方は死後天界に召し抱えだれたのです」
「はい 感謝しております女神様」
「でも今の貴方はどうです」
「禁術の研究をしたり、禁断の封印を解いたり好き放題してますね」
「はい 好きなんです」
エレナは顔を上げ笑顔を見せる
「エレナ研究や勉学は大切な事ですしかし・・」
「限度と言う物がありますよ」
「すみません女神様お許しください」
エレナは女神に土下座し許しを請う
「エレナ・・・」
女神はつぶやいた
「女神様私からもお願いしますエレナをお許しください」
アテレスはエレナの横で土下座をした
「二人の気持ちは伝わりましたが」
女神は深呼吸する
「何回土下座してんだよお前ら!!!」
女神は椅子から立ち上がる
「この光景を私は何百回って見てんだよ!!!」
エレナは涙を流し許しを請う
「どーせ泣けば済むと思ってんだろ?」
「違います 違います」
「どれくらい反省してるか言ってみろよ?」
「とても反省しております、これからは心を入れ替え祈る事だけの生活を歩みます」
「その言葉29回前に聞いたから」
「ちぃ」
エレナ小さく舌打ちをした
「エレナお前今舌打ちしたよな?」
「違います 違います」
「いや聞こえたからこの耳で聞いたから」
「お許しください女神様」
「エレナは本気で反省しております女神様」
アテレスは椅子に座りお茶を飲む
「おいジジイこの状況分かってんの?私女神だからな?」
「申し訳ありませんが最近腰が悪く」
「それだったら仕方ありませんね」
「アテレスの体調を考えて発言すべきでしたね」
女神は椅子に座りなおす
「エレナ貴方は本当に反省しているのですね?」
「はい」
「この前に魔獣二頭の封印を解いた事は許しましょう」
「あの二頭を再度封印するのに皆苦労したんですよ?」
女神はため息を尽きながらお茶を口に運ぶ
「女神様」
「どうしました?」
「私が逃したのは二頭ではなく三頭です!!!」
女神は口の中の紅茶を噴き出した
「ゲホゲホ」
「最初に二頭を逃がしてしまった後に奥にもう一頭がいたもので・・」
「この馬鹿聖女何をしてるのよ」
「今すぐ天界をくまなく探しなさい」
女神の周りにいる者達は羽を生やし飛んでいく
「この際だから聞いておくわ」
「他に何かした?」
女神の眉間に皺が寄っていく
「実は魔の剣」
「あの魔の刀鍛冶は作成した呪いの剣か・・」
アテレスはため息をつく
「他には?」
女神は指を鳴らす
「双剣・牙を持つ眼」
「かつて死神殺しの戦士が愛用した双剣あの封印を解いたのか?」
「結構難しかったです」
エレナは少し恥ずかしそうに答える
「まだ隠してる事あるかしら?」
女神はその場で肩をまわし始める
「竜がひれ伏す魔法の杖」
「あの封印はわしでも解けたな」
「簡単な作業でしたね」
女神はテーブルを叩く
「貴方たち事の重大性が分からないの?」
「すみません女神様」
二人は謝罪する
「まぁそれくらいなら他の子たちに探させれば良いわ」
「エレナ確認するけど?奥にある瞳の間には入ってないでしょうね?」
瞳の間とは地上や天界・魔界で最重危険具に指定されている武器やアイテムが眠る部屋である
「だ 大丈夫で ですよはいててなないです」
エレナはそっぽを向く
「本当に?」
「たぶん」
女神はエレナのほっぺを掴み伸ばす
「痛い いたた痛いです」
「本当に?」
「怒らないですか?」
「聞くだけ聞いてあげる」
エレナは正直に瞳の間に入ったことを喋る
「・・・」
女神は頭を抱える
「頭が痛くなってきたわ」
女神の右手に大きな杖が現れそれを自身の頭にかざす
「あれは女神の見えざる手」
エレナは目を輝かせその杖を見つめる
「先に言っておくけどあげないわよ」
「なら貸してください」
「駄目よ」
「お願いします」
「駄目なもんはだめ」
「エレナ貴方さっき瞳の間に入ったって言ってたわよね?」
「はい・・」
「もしかして何かしたんじゃないわよね?」
「アハハそんなこといくら私でも」
「そう 正直な聖女には貸しても良いな~と思ったんだけどな?」
女神はエレナに近づき杖をエレナの近くに近づける
「封印を解きました」
女神は杖を引っ込める
「ウソつき」
エレナはほっぺを膨らませる
「やっぱりなんかしたんだ・・」
「何したの?」
「杖を貸してくれたら答えます」
「何でそうなるのよ・・」
「分かったは貸してあげるから答えなさい」
「分かりました実は・・」
「ピカサドラの卵を地上に落としてしまいました」
「そっかあの卵をね・・」
「・・・」
「・・・」
女神の顔が青くなっていく
「冗談よね?」
「本当です」
「ふざぁけるなぁぁー」
女神はその場で走り回る
「いつ落としたのよ?」
「さっきです」
あれが地上にある意味わかる?」
「はい」
「地上が滅ぶわよ」
「はい」
「はいじゃないわよ」
「決めた」
女神は杖を回すと空上宮の床に穴が開く
「エレナ今までの罪を償いなさい」
「何をするんでしょうか?」
「全部の物を回収してきなさい」
「私がですか?」
「他に誰がいるのよ」
「それまでここに戻ってくることを禁止にするわしばらく追放よ」
エレナは答える
「なら私の封印を解いてください」
エレナは昔から禁術を勉強し自分の力として来たために女神から力を封印されてきたのだ
「駄目よ」
「貴方の力は強すぎるのよ」
「一生懸命頑張りますから」
「でも」
「力を存分に使えれば回収作業も捗るはずです」
「分かったは少しだけ解除してあげる貴方の頑張り次第で他の封印も解除して行ってあげる」
「ありがとうございます」
「一人じゃ心配ねアテレスついて行ってあげなさい」
「私がですか?」
「そうよ」
「・・・」
女神は独り言のように口にする
「昔に起こった」
「行きます行かせてください」
「よろしくね二人とも」
「はい」
「くれぐれも正体がばれないようにするのよ」
「はい」
「では行ってきます」
二人は穴に飛びこんだ
「頼んだわよ二人とも」
空から降りていく間エレナは思った
久しぶりの地上だ
アテレスは思う
あの地上にまた戻るとはな・・
こうしてエレナの冒険が始まった
聖女の名前はエレナ、聖女として天空から人々の安らぎを祈るのが彼女の仕事だ
「エレナまた何かしたのか?」
白い翼を生やした老人がエレナに質問する
「う~ん心辺りが多すぎて分からないです」
エレナは右手を顎に当て考える
「勉強熱心なのは分かるがあまり無茶をするもんじゃないぞ」
「禁術の封印を解くのが好きなんですよ」
「馬鹿 お前が魔獣の封印を解きかけてこっちは大変だったんだぞ」
「もう少しで全ての封印が解除される所を周りに止められたんですよ」
エレナは悔しそうに答えた
「今回の一件で女神様はご立腹だ覚悟するんだな」
「そんなアテレス様助けてくださいよ」
エレナはアテレスの身体にすがる
「お前を甘えかし過ぎたようだ・・」
「・・・」
二人の様子を見ていた女性が声をかける
「二人ともこちらを見なさい」
「女神様」
二人は同時に女性の方を振り向き片膝をつく
女神と呼ばれる女性はエレナに問かける
「エレナ貴方がここに来てどれくらいの時間が過ぎましたか?」
「100年程だと思います」
「そうですね、貴方は地上で貧しい人の為に祈りを捧げてきましたね?」
「はい」
「貴方は病に倒れても戦争の中も祈りを欠かさずに生きてきましたね?」
「そうです」
「その功績があり貴方は死後天界に召し抱えだれたのです」
「はい 感謝しております女神様」
「でも今の貴方はどうです」
「禁術の研究をしたり、禁断の封印を解いたり好き放題してますね」
「はい 好きなんです」
エレナは顔を上げ笑顔を見せる
「エレナ研究や勉学は大切な事ですしかし・・」
「限度と言う物がありますよ」
「すみません女神様お許しください」
エレナは女神に土下座し許しを請う
「エレナ・・・」
女神はつぶやいた
「女神様私からもお願いしますエレナをお許しください」
アテレスはエレナの横で土下座をした
「二人の気持ちは伝わりましたが」
女神は深呼吸する
「何回土下座してんだよお前ら!!!」
女神は椅子から立ち上がる
「この光景を私は何百回って見てんだよ!!!」
エレナは涙を流し許しを請う
「どーせ泣けば済むと思ってんだろ?」
「違います 違います」
「どれくらい反省してるか言ってみろよ?」
「とても反省しております、これからは心を入れ替え祈る事だけの生活を歩みます」
「その言葉29回前に聞いたから」
「ちぃ」
エレナ小さく舌打ちをした
「エレナお前今舌打ちしたよな?」
「違います 違います」
「いや聞こえたからこの耳で聞いたから」
「お許しください女神様」
「エレナは本気で反省しております女神様」
アテレスは椅子に座りお茶を飲む
「おいジジイこの状況分かってんの?私女神だからな?」
「申し訳ありませんが最近腰が悪く」
「それだったら仕方ありませんね」
「アテレスの体調を考えて発言すべきでしたね」
女神は椅子に座りなおす
「エレナ貴方は本当に反省しているのですね?」
「はい」
「この前に魔獣二頭の封印を解いた事は許しましょう」
「あの二頭を再度封印するのに皆苦労したんですよ?」
女神はため息を尽きながらお茶を口に運ぶ
「女神様」
「どうしました?」
「私が逃したのは二頭ではなく三頭です!!!」
女神は口の中の紅茶を噴き出した
「ゲホゲホ」
「最初に二頭を逃がしてしまった後に奥にもう一頭がいたもので・・」
「この馬鹿聖女何をしてるのよ」
「今すぐ天界をくまなく探しなさい」
女神の周りにいる者達は羽を生やし飛んでいく
「この際だから聞いておくわ」
「他に何かした?」
女神の眉間に皺が寄っていく
「実は魔の剣」
「あの魔の刀鍛冶は作成した呪いの剣か・・」
アテレスはため息をつく
「他には?」
女神は指を鳴らす
「双剣・牙を持つ眼」
「かつて死神殺しの戦士が愛用した双剣あの封印を解いたのか?」
「結構難しかったです」
エレナは少し恥ずかしそうに答える
「まだ隠してる事あるかしら?」
女神はその場で肩をまわし始める
「竜がひれ伏す魔法の杖」
「あの封印はわしでも解けたな」
「簡単な作業でしたね」
女神はテーブルを叩く
「貴方たち事の重大性が分からないの?」
「すみません女神様」
二人は謝罪する
「まぁそれくらいなら他の子たちに探させれば良いわ」
「エレナ確認するけど?奥にある瞳の間には入ってないでしょうね?」
瞳の間とは地上や天界・魔界で最重危険具に指定されている武器やアイテムが眠る部屋である
「だ 大丈夫で ですよはいててなないです」
エレナはそっぽを向く
「本当に?」
「たぶん」
女神はエレナのほっぺを掴み伸ばす
「痛い いたた痛いです」
「本当に?」
「怒らないですか?」
「聞くだけ聞いてあげる」
エレナは正直に瞳の間に入ったことを喋る
「・・・」
女神は頭を抱える
「頭が痛くなってきたわ」
女神の右手に大きな杖が現れそれを自身の頭にかざす
「あれは女神の見えざる手」
エレナは目を輝かせその杖を見つめる
「先に言っておくけどあげないわよ」
「なら貸してください」
「駄目よ」
「お願いします」
「駄目なもんはだめ」
「エレナ貴方さっき瞳の間に入ったって言ってたわよね?」
「はい・・」
「もしかして何かしたんじゃないわよね?」
「アハハそんなこといくら私でも」
「そう 正直な聖女には貸しても良いな~と思ったんだけどな?」
女神はエレナに近づき杖をエレナの近くに近づける
「封印を解きました」
女神は杖を引っ込める
「ウソつき」
エレナはほっぺを膨らませる
「やっぱりなんかしたんだ・・」
「何したの?」
「杖を貸してくれたら答えます」
「何でそうなるのよ・・」
「分かったは貸してあげるから答えなさい」
「分かりました実は・・」
「ピカサドラの卵を地上に落としてしまいました」
「そっかあの卵をね・・」
「・・・」
「・・・」
女神の顔が青くなっていく
「冗談よね?」
「本当です」
「ふざぁけるなぁぁー」
女神はその場で走り回る
「いつ落としたのよ?」
「さっきです」
あれが地上にある意味わかる?」
「はい」
「地上が滅ぶわよ」
「はい」
「はいじゃないわよ」
「決めた」
女神は杖を回すと空上宮の床に穴が開く
「エレナ今までの罪を償いなさい」
「何をするんでしょうか?」
「全部の物を回収してきなさい」
「私がですか?」
「他に誰がいるのよ」
「それまでここに戻ってくることを禁止にするわしばらく追放よ」
エレナは答える
「なら私の封印を解いてください」
エレナは昔から禁術を勉強し自分の力として来たために女神から力を封印されてきたのだ
「駄目よ」
「貴方の力は強すぎるのよ」
「一生懸命頑張りますから」
「でも」
「力を存分に使えれば回収作業も捗るはずです」
「分かったは少しだけ解除してあげる貴方の頑張り次第で他の封印も解除して行ってあげる」
「ありがとうございます」
「一人じゃ心配ねアテレスついて行ってあげなさい」
「私がですか?」
「そうよ」
「・・・」
女神は独り言のように口にする
「昔に起こった」
「行きます行かせてください」
「よろしくね二人とも」
「はい」
「くれぐれも正体がばれないようにするのよ」
「はい」
「では行ってきます」
二人は穴に飛びこんだ
「頼んだわよ二人とも」
空から降りていく間エレナは思った
久しぶりの地上だ
アテレスは思う
あの地上にまた戻るとはな・・
こうしてエレナの冒険が始まった
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