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第3章「正義のシスター」
第41話「聖女様」
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「え、と……」
「これ、食べていいの?」
「そうよ。あなた達も食べなさい」
僕たちはジェマに遅れて、テーブルの上の料理を食べ始めた。
それにしても、勇者教会がここまで変な所だとは……。勇者パーティーの時でも、あまり飲めなかった温かいスープには感動しつつ、僕は妙な不安が拭えなかった。
ナンシーのいる教会など碌な物ではないだろうとは思っていたけど、なんというか想像しているものよりずっとおかしな感じだ。この建物も、さっきのシスターたちの様子も。何というか理解できない生き物に出会った気分。きっと彼らの中では筋が通っていて正しい事なのだろうけど、僕からしてみれば違和感しかない。それはきっとライラも同じだろう。リリーはなぜかよく知っているようだったけど。
料理を食べ終わると、またジェマに連れられて、元の部屋に戻って来る。とてもではないが彼女の案内なしには館内を出歩くのは難しそうだ。ただ散策するだけならいいが、ナンシーを探して出歩くのでは、とてもではないが逃げられそうにない。窓もない廊下もあったし、困った。
「では、明日も私がここ『勇者教会』でのシスターとしてのお務めを案内しますので、よろしくお願いします」
いたって丁寧な口調で、ジェマは互いのベッドに座った僕たち二人に告げる。いつの間にか、あの疲れた笑顔はなく、無表情に近い暗い顔になっている。
「あの、訊いてもいいですか?」
「……なんでしょう?」
「他のテーブルがみんな埋まっていたのに、なんでぼ、私たちのテーブルだけ三人だったんですか?」
「あー、たしかに」
「私も気になったわね」
リリーは僕の隣で同意してくれる。結局、僕たちが食べ終わるまで料理もないし、誰も来なかった。あのジェマに「アビー様」と言われていた女性が言った、「前の人」というのも気になる。
「それは……」
ジェマは言い淀んだ。忙しなく前で組んでいる指を動かしている。目が伏せ、何か悩んでいた。
「あなた達の前に、私のグループに三人いたんですが、みなさん選ばれましたので」
「選ばれたって何にですか?」
「聖女様の身の回りのお世話にです。ですから今はいません」
「へー、そんなのあるんだ」
ライラは無邪気そうにジェマに訊く。だが、彼女の目は鋭かった。
「え、ええ。聖女様に気に入られますと、選ばれます」
「どうやったら気に入られるかなー?」
「分かりません。私も選ばれたいのですが……、そもそも聖女様とお話しする機会も少なく……」
ジェマはどこか決まりきった台詞を言っているようだった。
「ふーん……。そんなに会えないんだ、聖女様って」
「はい。普段、魔王軍の討伐で忙しくしてらっしゃるようなので……。今はたまたま魔王軍が大人しくしているとかで、ここにいらっしゃってくださっているようなのですが……」
「そうなんだ。明日、聖女様に会えるといいなー」
「私もそう願いたいところです」
本当にそう思っているのか怪しい声音だった。むしろ、見たくすらないように思える。さっきはあんなにキラキラとした目で見ていたのに。
「……もう、よろしいでしょうか? 今日はアビー様に呼ばれていまして……」
「あ、はい。すみません、引き止めてしまって」
「行ってらしゃーい」
「ええ、それではまた、明日よろしくお願いします。朝、教会の鐘前にまでには、こちらの部屋に来ますので、それまでには起きて身支度を整えてください。これは毎日の日課にもなりますので」
「分かりました」
「はーい」
ライラの無駄に元気な返事が、部屋の中でしん、と沈み込む。んー、なんだろう、この空気が重い感じ。
「では、失礼いたします」
ジェマは慇懃に一礼すると、ドアを開けて出て行った。明日から同僚になるようなものなのに、まるで客人のような扱いだな。本当は、僕たちが直接建物内部を見たり、精霊たちに探らせる以外にも、勇者教会内部にいるシスターたちからも色々聞きたかったんだけど……、一日、二日じゃ無理そうな気がする。どこかにお喋りなシスターでもいないだろうか。ジェマはそういうタイプに見えない。かと言って、あの「アビー様」とやらも難しそうだ。
「うーん……、ライラ、魔物を使って建物内部を探るとか出来ない?」
「ごめん、それは出来ないや。ここ全然魔物いないんだもん。小さいのもまったくいない。それに、私が魔物を使役するのって、歌わなきゃいけないから、静かには出来ないよ?」
ライラは自分のベッドから、僕の隣に移動してくる。反対側にいるリリーが悩まし気に語った。
「私たち精霊でも入れない場所がいくつもあるしねー。かと言って、あまり時間を掛けるのもいいとも思えないし」
「そうなんだよ。とにかく場所を知りたいだけなんだけど……」
まさか、食堂で攻撃を仕掛けるわけにもいかない。多分食事の時には、顔を出しているんだろうけど……、周り全員敵だと思うと、分が悪すぎる。それに、ジェマのようなシスターたちはともかく、ナンシーの周りにいた「長」とかは普通に魔法に秀でていた様な気がする。ナンシーに連れられてここに来た時に、ナンシーに擦り寄って来たシスターの誰かが僕に自慢していた。あの人、なんかすごくうざかったんだよなぁ、……そういえば「アビー様」に似ていた様な。だとしたら、色々マズい。言動にはますます気を付けないと。
噂を探るにしても誰に精霊を張り付かせればいいのか分からない。
こうなったら、やや強引だけど、しょうがない。
「食事の時に顔を出すみたいだし……、お前たち、途中まで追っかけられないか?」
僕たち三人の前を飛んでいる精霊たち。勇者教会の中と外では明らかに数が少ない。僕が四苦八苦しているのは、そのせいもあった。彼らは僕の問いかけに、一斉に点滅する。少し眩しい。
「大丈夫そうね」
「みんな張り切ってるみたい」
ライラの言う通り、妙に元気がいい。まあ、ナンシーの場所さえ分かればなんでもいい。一気に、明日の朝食が楽しみになった。……朝食で食堂に来るのか分からないけど。
「今日はもう寝よう。夜にこんな建物を出歩いても迷う気しかしない」
「うーん、まあそうかも?」
ライラが首を捻る。正直、彼女が一番迷いそうなので、出歩かないで欲しい。下手に見つかった時に言い訳がつかない。最悪ナンシーに目を付けられて、全部バレてしまう。
「ほら、寝るぞ」
「はーい」
「なにかあったら、すぐに起こすからねー」
「ああ、頼む」
僕はライラを彼女のベッドに押し込み、自分のベッドに入った。魔法で付けていた照明を消し、疲れていたのかすぐに眠気が襲ってきた。真っ暗な部屋の中、部屋の中央ではリリーの背中が淡く光って見える。
どうせ、ナンシーにはすでに僕がジェナを殺したことがバレている可能性が高い。魔法では僕よりも魔族の王であるライラの方が強いだろう。それはナンシーでも同じはずだ。だから、魔法を封じているのだと思う。
僕もライラも物理的な力は強い。場所さえ分かれば、奇襲の方がいい。魔法を使われる前に、一気に仕留める。ジェナの時には大分怪我を負わせてから戦えたけど、今回はそうもいかない。ナンシーは挑発には乗らないだろうし、戦う場所はここ、勇者教会になる。
ジェナの時とは真逆だ。僕がナンシーの懐に入って、内側から食い破らなければならない。負けたら、僕が餌にされる。
大丈夫。勝てる。勝たなければならない。
たゆたう眠りの波が僕を襲う。僕は真っ暗な闇の中に意識を落としていった。
「これ、食べていいの?」
「そうよ。あなた達も食べなさい」
僕たちはジェマに遅れて、テーブルの上の料理を食べ始めた。
それにしても、勇者教会がここまで変な所だとは……。勇者パーティーの時でも、あまり飲めなかった温かいスープには感動しつつ、僕は妙な不安が拭えなかった。
ナンシーのいる教会など碌な物ではないだろうとは思っていたけど、なんというか想像しているものよりずっとおかしな感じだ。この建物も、さっきのシスターたちの様子も。何というか理解できない生き物に出会った気分。きっと彼らの中では筋が通っていて正しい事なのだろうけど、僕からしてみれば違和感しかない。それはきっとライラも同じだろう。リリーはなぜかよく知っているようだったけど。
料理を食べ終わると、またジェマに連れられて、元の部屋に戻って来る。とてもではないが彼女の案内なしには館内を出歩くのは難しそうだ。ただ散策するだけならいいが、ナンシーを探して出歩くのでは、とてもではないが逃げられそうにない。窓もない廊下もあったし、困った。
「では、明日も私がここ『勇者教会』でのシスターとしてのお務めを案内しますので、よろしくお願いします」
いたって丁寧な口調で、ジェマは互いのベッドに座った僕たち二人に告げる。いつの間にか、あの疲れた笑顔はなく、無表情に近い暗い顔になっている。
「あの、訊いてもいいですか?」
「……なんでしょう?」
「他のテーブルがみんな埋まっていたのに、なんでぼ、私たちのテーブルだけ三人だったんですか?」
「あー、たしかに」
「私も気になったわね」
リリーは僕の隣で同意してくれる。結局、僕たちが食べ終わるまで料理もないし、誰も来なかった。あのジェマに「アビー様」と言われていた女性が言った、「前の人」というのも気になる。
「それは……」
ジェマは言い淀んだ。忙しなく前で組んでいる指を動かしている。目が伏せ、何か悩んでいた。
「あなた達の前に、私のグループに三人いたんですが、みなさん選ばれましたので」
「選ばれたって何にですか?」
「聖女様の身の回りのお世話にです。ですから今はいません」
「へー、そんなのあるんだ」
ライラは無邪気そうにジェマに訊く。だが、彼女の目は鋭かった。
「え、ええ。聖女様に気に入られますと、選ばれます」
「どうやったら気に入られるかなー?」
「分かりません。私も選ばれたいのですが……、そもそも聖女様とお話しする機会も少なく……」
ジェマはどこか決まりきった台詞を言っているようだった。
「ふーん……。そんなに会えないんだ、聖女様って」
「はい。普段、魔王軍の討伐で忙しくしてらっしゃるようなので……。今はたまたま魔王軍が大人しくしているとかで、ここにいらっしゃってくださっているようなのですが……」
「そうなんだ。明日、聖女様に会えるといいなー」
「私もそう願いたいところです」
本当にそう思っているのか怪しい声音だった。むしろ、見たくすらないように思える。さっきはあんなにキラキラとした目で見ていたのに。
「……もう、よろしいでしょうか? 今日はアビー様に呼ばれていまして……」
「あ、はい。すみません、引き止めてしまって」
「行ってらしゃーい」
「ええ、それではまた、明日よろしくお願いします。朝、教会の鐘前にまでには、こちらの部屋に来ますので、それまでには起きて身支度を整えてください。これは毎日の日課にもなりますので」
「分かりました」
「はーい」
ライラの無駄に元気な返事が、部屋の中でしん、と沈み込む。んー、なんだろう、この空気が重い感じ。
「では、失礼いたします」
ジェマは慇懃に一礼すると、ドアを開けて出て行った。明日から同僚になるようなものなのに、まるで客人のような扱いだな。本当は、僕たちが直接建物内部を見たり、精霊たちに探らせる以外にも、勇者教会内部にいるシスターたちからも色々聞きたかったんだけど……、一日、二日じゃ無理そうな気がする。どこかにお喋りなシスターでもいないだろうか。ジェマはそういうタイプに見えない。かと言って、あの「アビー様」とやらも難しそうだ。
「うーん……、ライラ、魔物を使って建物内部を探るとか出来ない?」
「ごめん、それは出来ないや。ここ全然魔物いないんだもん。小さいのもまったくいない。それに、私が魔物を使役するのって、歌わなきゃいけないから、静かには出来ないよ?」
ライラは自分のベッドから、僕の隣に移動してくる。反対側にいるリリーが悩まし気に語った。
「私たち精霊でも入れない場所がいくつもあるしねー。かと言って、あまり時間を掛けるのもいいとも思えないし」
「そうなんだよ。とにかく場所を知りたいだけなんだけど……」
まさか、食堂で攻撃を仕掛けるわけにもいかない。多分食事の時には、顔を出しているんだろうけど……、周り全員敵だと思うと、分が悪すぎる。それに、ジェマのようなシスターたちはともかく、ナンシーの周りにいた「長」とかは普通に魔法に秀でていた様な気がする。ナンシーに連れられてここに来た時に、ナンシーに擦り寄って来たシスターの誰かが僕に自慢していた。あの人、なんかすごくうざかったんだよなぁ、……そういえば「アビー様」に似ていた様な。だとしたら、色々マズい。言動にはますます気を付けないと。
噂を探るにしても誰に精霊を張り付かせればいいのか分からない。
こうなったら、やや強引だけど、しょうがない。
「食事の時に顔を出すみたいだし……、お前たち、途中まで追っかけられないか?」
僕たち三人の前を飛んでいる精霊たち。勇者教会の中と外では明らかに数が少ない。僕が四苦八苦しているのは、そのせいもあった。彼らは僕の問いかけに、一斉に点滅する。少し眩しい。
「大丈夫そうね」
「みんな張り切ってるみたい」
ライラの言う通り、妙に元気がいい。まあ、ナンシーの場所さえ分かればなんでもいい。一気に、明日の朝食が楽しみになった。……朝食で食堂に来るのか分からないけど。
「今日はもう寝よう。夜にこんな建物を出歩いても迷う気しかしない」
「うーん、まあそうかも?」
ライラが首を捻る。正直、彼女が一番迷いそうなので、出歩かないで欲しい。下手に見つかった時に言い訳がつかない。最悪ナンシーに目を付けられて、全部バレてしまう。
「ほら、寝るぞ」
「はーい」
「なにかあったら、すぐに起こすからねー」
「ああ、頼む」
僕はライラを彼女のベッドに押し込み、自分のベッドに入った。魔法で付けていた照明を消し、疲れていたのかすぐに眠気が襲ってきた。真っ暗な部屋の中、部屋の中央ではリリーの背中が淡く光って見える。
どうせ、ナンシーにはすでに僕がジェナを殺したことがバレている可能性が高い。魔法では僕よりも魔族の王であるライラの方が強いだろう。それはナンシーでも同じはずだ。だから、魔法を封じているのだと思う。
僕もライラも物理的な力は強い。場所さえ分かれば、奇襲の方がいい。魔法を使われる前に、一気に仕留める。ジェナの時には大分怪我を負わせてから戦えたけど、今回はそうもいかない。ナンシーは挑発には乗らないだろうし、戦う場所はここ、勇者教会になる。
ジェナの時とは真逆だ。僕がナンシーの懐に入って、内側から食い破らなければならない。負けたら、僕が餌にされる。
大丈夫。勝てる。勝たなければならない。
たゆたう眠りの波が僕を襲う。僕は真っ暗な闇の中に意識を落としていった。
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