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9、お家デート①〜side 尊〜
①
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押しに弱い拓真さん。僕が純粋に言っているって思っているんだろうな。もちろん拓真さんは可愛い、他の誰よりもね。でも本当にそれだけじゃないって、気付いてないんだろうな。
生脚を隠す手段を持たずに無防備に晒している拓真さん。Tシャツは大きいけど、お尻が隠れているようにみえて動けばチラチラ見えるくらいの丈だ。きっと拓真さんは気付いていない。少しでも手を上げれば僕の下着を穿いた下半身が顕になっていることを。
その度に僕はいつ拓真さんに悪戯を仕掛けるかタイミングを窺う。後ろから抱きついて脚と脚の間に僕の脚を滑り込ませたらどんな反応をするだろうか。耳まで真っ赤にして恥ずかしそうに振り向くだろうか。それとも敏感な素肌に与えた急な刺激に甘い声を出してしまうだろうか。
こんなエロい拓真さん、会社の人は知らない。拓真さんの友達も、ご両親も。そう考えると自分しか知らない拓真さんを引き出してたまらなくなった。僕しか知らない拓真さんをもっともっと見せてほしいと。
こんなにも誰かを独占したくて、自分しか知らない特別が欲しいと思ったのは初めてだ。
拓真さんは誰にでも優しい。あの手で頭を撫でられた人はたくさんいるだろう。あくまで想像だけど、想像できる。でも僕の嘘を信じて僕の髪がぐちゃぐちゃになるまで撫で回された人はいないだろう。
拓真さんは誰にでも距離が近いのだろう。きっと卒業式で別れを惜しんで友愛の抱擁なんてことをされた人はたくさんいるだろう。あくまで想像だけど、想像できる。だけど抱き合って甘い声を出すなんて拓真さんを見たことある人はいないだろう。
初めて見た時からだいぶ印象は変わったが、根本のところでは全く印象は変わらない。誰にでも優しくて、良い人の拓真さん。そんな拓真さんが欲望まみれで乱れる姿は僕しか知らない。
僕はそれだけでも心が満たされていく感覚を感じた。拓真さんという人間が僕の欲しいものを満たしていく。僕を愛しているのは拓真さんだけ。拓真さんをぐちゃぐちゃに愛しているのは僕だけ。
自分でも屈折した愛し方だと思っている。でも拓真さんは受け入れてくれた。知ってか知らずか分からないけど。だから思い切ってその優しさに胡座をかくことにした。それでも離れていかないなら、本当のお人よしか…それとも本当に僕を好きでいてくれているのか…知りたい。
生脚を隠す手段を持たずに無防備に晒している拓真さん。Tシャツは大きいけど、お尻が隠れているようにみえて動けばチラチラ見えるくらいの丈だ。きっと拓真さんは気付いていない。少しでも手を上げれば僕の下着を穿いた下半身が顕になっていることを。
その度に僕はいつ拓真さんに悪戯を仕掛けるかタイミングを窺う。後ろから抱きついて脚と脚の間に僕の脚を滑り込ませたらどんな反応をするだろうか。耳まで真っ赤にして恥ずかしそうに振り向くだろうか。それとも敏感な素肌に与えた急な刺激に甘い声を出してしまうだろうか。
こんなエロい拓真さん、会社の人は知らない。拓真さんの友達も、ご両親も。そう考えると自分しか知らない拓真さんを引き出してたまらなくなった。僕しか知らない拓真さんをもっともっと見せてほしいと。
こんなにも誰かを独占したくて、自分しか知らない特別が欲しいと思ったのは初めてだ。
拓真さんは誰にでも優しい。あの手で頭を撫でられた人はたくさんいるだろう。あくまで想像だけど、想像できる。でも僕の嘘を信じて僕の髪がぐちゃぐちゃになるまで撫で回された人はいないだろう。
拓真さんは誰にでも距離が近いのだろう。きっと卒業式で別れを惜しんで友愛の抱擁なんてことをされた人はたくさんいるだろう。あくまで想像だけど、想像できる。だけど抱き合って甘い声を出すなんて拓真さんを見たことある人はいないだろう。
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