21 / 69
八月 親衛隊はルールを破って想いを伝えたら退学になるルール
3.
しおりを挟む
「湊先輩、これはやばいです。俺、理性が崩壊しそうです」
Tシャツとジャージのハーフパンツを借りて着替えを終えた吉良を見て水谷が呟く。
「水谷耐えろ。俺だって同じ気持ちだ。吉良が今着ているのは俺のTシャツだぞ。家宝にするか」
湊はいったい何を言っているのだろう。
「湊はデカいから、服もデカいんだな。俺じゃブカブカだ」
ズボンはガバガバで、端っこを安全ピンで留めて無理矢理履いている。Tシャツは襟ぐりがデカくて肩からずり落ちそうだ。
「いい。そのままでいいぞ、吉良」
なぜか湊も水谷も嬉しそうだ。
「悪い、湊のだもんな。洗って返すから」
「いい! 洗わなくていい!」
湊が全力で遠慮してきた。
「いや、そうはいかないだろ、俺の制服だってクリーニングに出してもらったのに」
吉良の制服は日野が走ってクリーニングに出しに行ってくれた。何もかも至れり尽せりで、申し訳ないくらいだ。
「いいんだ! 俺のためを思うなら絶対に洗わずにそのまま返してくれ!」
「なんだよ、そこまで言うなんてさ……」
洗い方にこだわりでもあるのだろうか。Tシャツとジャージなんだから寮の洗濯機で普通に洗ってもいいんじゃないのか?
「あー、落ち着かねぇ。パンツがないからスースーするわ」
さすがにパンツは借りられず、ノーパン状態だ。
この格好で寮まで戻ればいいので、なんとかなるだろうが。
「湊先輩、俺、今すぐ襲いかかってもいいですか?」
「駄目だ水谷。俺だってギリギリのところで耐えてるんだから、あまりそういうことを言うな。俺までおかしくなったらここで大変なことが行われてしまう。他の部員に示しがつかん!」
このふたりはいったい何と戦っているのだろう。水泳部代表として大きな使命を抱えているのだろうか。
そのとき不意にクシュン! とくしゃみが出た。
身体が濡れて、体温が下がったのだろう。
「悪ィ、身体が冷えたみたいだ」
情けない、笑ってくれと思って苦笑いをするが、ふたりとも全然笑ってない。
「吉良、俺が温めてやる——」
「吉良先輩、俺の胸の中に飛び込んで来てくださいっ!」
はぁ? こいつらいったい何を言ってるんだ?
「じゃあな、俺は寮に帰る。色々世話になったな。ありがとう」
吉良が水泳部の部室を出ようとすると水谷に止められた。
「吉良先輩、寮まで送ります」
「俺も送る。こんな状態の吉良をひとりにはしておけない」
「はぁ?」
体調は悪くないし、何が問題なんだよ。
「水谷ひとりに任せる訳にもいかない。世の中には送りオオカミって言う言葉があるんだ」
「湊先輩。その言葉、そっくりそのまま先輩にお返しします」
このふたりは実はかなり気が合っているのか?!
「先輩。世の中には3Pって言葉があるのをご存知ですか?」
「水谷。そういう楽しいワードをこれ以上口にするな。理性が壊れるだろ」
変な奴らだが、まぁ、ふたりが楽しそうならいいか。
◆◆◆
それから三日後。水泳の補講の日、水泳部がTA(ティーチングアシスタント)についた。
泳ぎのランクでコースが二つに分かれていて、吉良のいる泳げないAコースのTA担当は湊、隣のまぁまぁ泳げるBコース担当は水谷だった。
「吉良。もっと足を開け」
「はぁっ……うっ……。湊、これ以上は無理だ」
遠泳のときに平泳ぎができるといいと言われプールの端っこでヘリに掴まった状態で指導を受けるが、湊に足首を掴まれ基本フォームから教わるとは思わなかった。これは羞恥の極みだ。
「股関節が硬いな……これじゃいざ本番ってときにヤりにくいだろ」
「しょうがないだろ。あっ……それ以上広げるなって!」
本番は九月の遠泳だ。それまでに少しはストレッチでもするべきか。
あー、それにしてもこれじゃまるで小学生だ。恥ずかしいったらない。
クッソ、こんな時間早く終わってくれ!
「吉良は本当に綺麗だな。この身体に触れられるなんて幸せでしかない……マジで勝ってよかった……」
綺麗? 湊の指導のお陰で、少しはフォームが綺麗に改善されてきたのだろうか。
休憩中に湊と水着のままで話をしていたのだが、ものすごい視線をひしひしと感じる。
というのも隣には湊がいる。逞しい体躯の水泳部の湊の身体には男ながらに惚れ惚れするのだろう。それで、皆の視線が集まっているようだった。
「吉良の水着姿だ……」
「乳首ピンク、乳首ピンク」
「やっばい、目に焼き付けよう……」
確かに自分でもやばいと思う。湊と並ぶと自分の身体がさらに貧相に思えて、ここにいることすら恥ずかしい。
そのとき、吉良の肩にふわっとジャージがかけられた。
「吉良、これ着とけよ」
ジャージをかけてくれたのは湊だ。湊は吉良がいたたまれない気持ちになっていることを察してくれたのかもしれない。
「俺のジャージ使っていいから。あいつら吉良のことをいやらしい目で見やがって! 本当男って奴は嫌だよな!」
「いや、俺もお前も男……」
「吉良の太腿の裏のあんなところにホクロがあるとか、実は結構色が白いとか、乳首が可愛いとか、そんな可愛い秘密をあいつらに見せたくないっ!」
いや、湊、お前こそ随分と俺の身体を見てたんじゃないのか?!
「吉良は見せ物じゃない。俺だけの吉良だよな?」
「んん?!」
今は湊とだけ話をして欲しいから、そういう括りにされたのか?!
「水着の吉良、すげぇ可愛い。水泳部に入れよ。毎日一緒に泳ぎたい」
「いや、水泳部なんて無理だっ」
この貧相な身体と酷い水泳技術でどうやって俺が水泳部でやっていくんだよ、絶対に無理だ!
Tシャツとジャージのハーフパンツを借りて着替えを終えた吉良を見て水谷が呟く。
「水谷耐えろ。俺だって同じ気持ちだ。吉良が今着ているのは俺のTシャツだぞ。家宝にするか」
湊はいったい何を言っているのだろう。
「湊はデカいから、服もデカいんだな。俺じゃブカブカだ」
ズボンはガバガバで、端っこを安全ピンで留めて無理矢理履いている。Tシャツは襟ぐりがデカくて肩からずり落ちそうだ。
「いい。そのままでいいぞ、吉良」
なぜか湊も水谷も嬉しそうだ。
「悪い、湊のだもんな。洗って返すから」
「いい! 洗わなくていい!」
湊が全力で遠慮してきた。
「いや、そうはいかないだろ、俺の制服だってクリーニングに出してもらったのに」
吉良の制服は日野が走ってクリーニングに出しに行ってくれた。何もかも至れり尽せりで、申し訳ないくらいだ。
「いいんだ! 俺のためを思うなら絶対に洗わずにそのまま返してくれ!」
「なんだよ、そこまで言うなんてさ……」
洗い方にこだわりでもあるのだろうか。Tシャツとジャージなんだから寮の洗濯機で普通に洗ってもいいんじゃないのか?
「あー、落ち着かねぇ。パンツがないからスースーするわ」
さすがにパンツは借りられず、ノーパン状態だ。
この格好で寮まで戻ればいいので、なんとかなるだろうが。
「湊先輩、俺、今すぐ襲いかかってもいいですか?」
「駄目だ水谷。俺だってギリギリのところで耐えてるんだから、あまりそういうことを言うな。俺までおかしくなったらここで大変なことが行われてしまう。他の部員に示しがつかん!」
このふたりはいったい何と戦っているのだろう。水泳部代表として大きな使命を抱えているのだろうか。
そのとき不意にクシュン! とくしゃみが出た。
身体が濡れて、体温が下がったのだろう。
「悪ィ、身体が冷えたみたいだ」
情けない、笑ってくれと思って苦笑いをするが、ふたりとも全然笑ってない。
「吉良、俺が温めてやる——」
「吉良先輩、俺の胸の中に飛び込んで来てくださいっ!」
はぁ? こいつらいったい何を言ってるんだ?
「じゃあな、俺は寮に帰る。色々世話になったな。ありがとう」
吉良が水泳部の部室を出ようとすると水谷に止められた。
「吉良先輩、寮まで送ります」
「俺も送る。こんな状態の吉良をひとりにはしておけない」
「はぁ?」
体調は悪くないし、何が問題なんだよ。
「水谷ひとりに任せる訳にもいかない。世の中には送りオオカミって言う言葉があるんだ」
「湊先輩。その言葉、そっくりそのまま先輩にお返しします」
このふたりは実はかなり気が合っているのか?!
「先輩。世の中には3Pって言葉があるのをご存知ですか?」
「水谷。そういう楽しいワードをこれ以上口にするな。理性が壊れるだろ」
変な奴らだが、まぁ、ふたりが楽しそうならいいか。
◆◆◆
それから三日後。水泳の補講の日、水泳部がTA(ティーチングアシスタント)についた。
泳ぎのランクでコースが二つに分かれていて、吉良のいる泳げないAコースのTA担当は湊、隣のまぁまぁ泳げるBコース担当は水谷だった。
「吉良。もっと足を開け」
「はぁっ……うっ……。湊、これ以上は無理だ」
遠泳のときに平泳ぎができるといいと言われプールの端っこでヘリに掴まった状態で指導を受けるが、湊に足首を掴まれ基本フォームから教わるとは思わなかった。これは羞恥の極みだ。
「股関節が硬いな……これじゃいざ本番ってときにヤりにくいだろ」
「しょうがないだろ。あっ……それ以上広げるなって!」
本番は九月の遠泳だ。それまでに少しはストレッチでもするべきか。
あー、それにしてもこれじゃまるで小学生だ。恥ずかしいったらない。
クッソ、こんな時間早く終わってくれ!
「吉良は本当に綺麗だな。この身体に触れられるなんて幸せでしかない……マジで勝ってよかった……」
綺麗? 湊の指導のお陰で、少しはフォームが綺麗に改善されてきたのだろうか。
休憩中に湊と水着のままで話をしていたのだが、ものすごい視線をひしひしと感じる。
というのも隣には湊がいる。逞しい体躯の水泳部の湊の身体には男ながらに惚れ惚れするのだろう。それで、皆の視線が集まっているようだった。
「吉良の水着姿だ……」
「乳首ピンク、乳首ピンク」
「やっばい、目に焼き付けよう……」
確かに自分でもやばいと思う。湊と並ぶと自分の身体がさらに貧相に思えて、ここにいることすら恥ずかしい。
そのとき、吉良の肩にふわっとジャージがかけられた。
「吉良、これ着とけよ」
ジャージをかけてくれたのは湊だ。湊は吉良がいたたまれない気持ちになっていることを察してくれたのかもしれない。
「俺のジャージ使っていいから。あいつら吉良のことをいやらしい目で見やがって! 本当男って奴は嫌だよな!」
「いや、俺もお前も男……」
「吉良の太腿の裏のあんなところにホクロがあるとか、実は結構色が白いとか、乳首が可愛いとか、そんな可愛い秘密をあいつらに見せたくないっ!」
いや、湊、お前こそ随分と俺の身体を見てたんじゃないのか?!
「吉良は見せ物じゃない。俺だけの吉良だよな?」
「んん?!」
今は湊とだけ話をして欲しいから、そういう括りにされたのか?!
「水着の吉良、すげぇ可愛い。水泳部に入れよ。毎日一緒に泳ぎたい」
「いや、水泳部なんて無理だっ」
この貧相な身体と酷い水泳技術でどうやって俺が水泳部でやっていくんだよ、絶対に無理だ!
12
お気に入りに追加
793
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれ元錬金術師の禁忌
かかし
BL
小さな町の町役場のしがない役人をしているシングルファザーのミリには、幾つかの秘密があった。
それはかつて錬金術師と呼ばれる存在だったこと、しかし手先が不器用で落ちこぼれ以下の存在だったこと。
たった一つの錬金術だけを成功させていたが、その成功させた錬金術のこと。
そして、連れている息子の正体。
これらはミリにとって重罪そのものであり、それでいて、ミリの人生の総てであった。
腹黒いエリート美形ゴリマッチョ騎士×不器用不憫そばかすガリ平凡
ほんのり脇CP(付き合ってない)の要素ありますので苦手な方はご注意を。
Xで呟いたものが元ネタなのですが、書けば書く程コレジャナイ感。
男性妊娠は無いです。
2024/9/15 完結しました!♡やエール、ブクマにコメント本当にありがとうございました!
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
茶番には付き合っていられません
わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。
婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。
これではまるで私の方が邪魔者だ。
苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。
どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。
彼が何をしたいのかさっぱり分からない。
もうこんな茶番に付き合っていられない。
そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。
兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜
藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる