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七夕の願い4 ※
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ベッドになだれ込むようにして行為が始まった。
すぐに身につけていたものをすべて引き剥がされ、露わになった局部にローションを垂らされる。いつもは手で温めてから使ってくれるのに今日はボトルから直接垂らされ、そこがひんやりと冷たくなる。
「あっ……!」
前戯もなしに指を突っ込まれ、クチュクチュと掻き乱される。心の準備もないままの、いきなりの行為に思考がついていかない。
「うそっ、あぁっ……!」
ローションを馴染ませただけで、すぐそこに久我のモノが当てがわれ、冬麻の中を容赦なく貫いていく。
「はあっ……冬麻っ、冬麻っ!」
久我は、いつも余裕のある顔をしているくせに、今日は違う。飢えた野獣みたいに冬麻の身体を思うがままに貪っている。
「あっ、あっ……奥は無理……っ」
最奥を突かれて、あまりの刺激に冬麻は身体を震わせた。
無理と訴えても久我は行為をやめようとはせず、冬麻は喘ぎ声を洩らしながら、いきなり与えられた強い快楽に身をよじるしかない。
「冬麻もイこう」
みっともなく足を大きく広げられたまま、ガチガチに屹立したものを握られた。
これからされることを期待しただけで冬麻の身体はビクッと震え、先端から液が漏れた。
「冬麻、ここ好きでしょ?」
「あぁっ!」
亀頭の先端を開くように指で弄られ、冬麻はたまらない。自分自身の液で濡れたそこからまたピューッと液が溢れ出てくる。
「気持ちいい?」
先端を柔く遊ばれて、後ろはゆっくりと冬麻の弱いところを擦られる。気持ちがよすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「久我さん、も、だめ……っ!」
腰の奥から強い快感が湧きあがってくる。この感覚は知っている。射精なしに、女の子みたいに達するアレだ。
「あああぁっ……っ!」
全身をわななかせて冬麻は果てた。それに合わせるようにして、久我も同時に冬麻の中で果て、精液を解き放った。
「あっ……んうっ……!」
「もっとエロい声出して? 俺が声だけでイっちゃうくらいエロい声聞きたい」
あれから久我に何度も中に放たれて、声が枯れるくらいに喘がされている。
「あんっ……もう俺おかしくなるっ……久我さん……久我さん……っ!」
何がなんだかもうよくわからない。抵抗なんてしない。ただ次々と与えられる快楽に身を委ね、感じるだけだ。
「あっ、そこ気持ちいい、もっと……あっ、お願い触って……」
一度達した冬麻のモノを久我に弄ばれ、その強い快感に腰を淫らに揺らす。
冬麻のモノはもう一度勃ち上がり、次の射精をすっかり望んでいる。あと少しだけ、刺激をしてもらえたら——。
「いいよ。キスしてくれたらもう一回イかせてあげる」
「する。するからっ、久我さんこっち来て……」
冬麻の言葉に応じて、久我が身体を倒して唇を近づけてきた。冬麻は久我の頭を両手で掴んでその唇に吸いつくようにキスをする。
「ん……っ……はぁっ……」
してほしくてたまらないから、久我に満足してもらえるように、必死で舌を絡めて大人のキスをする。
すると久我に反対に口内を責められ、冬麻はさらに気持ちが高ぶってきた。
「冬麻可愛い。大好きだよ」
約束どおり、久我が冬麻の屹立を手で包み込み、緩やかに上下を開始する。
冬麻の望みが叶えられ、冬麻はさらに足を広げて愛撫を受け入れる。
「久我さん……好きっ、好きっ……」
「俺も好き。冬麻のこと、ずっとずっと大好きだ——」
「あぁぁっ……!」
冬麻が二度目の絶頂を迎えるころには、声も体力も限界で、達したあと、気絶するように冬麻は眠りに落ちた。
「……冬麻、起きた? おはよう」
冬麻が目を覚ますと同時に裸の身体を久我に抱き締められた。
「え……あれ……」
最初はぼんやりしていた冬麻だが、だんだんと昨日の痴態を思い出してきて、めちゃくちゃ恥ずかしくなる。
「昨日の冬麻、可愛いかったよ」
そんなことを言われて、額にキスをされても、すっかり素に戻った冬麻の羞恥心は取り払われない。
「……昨日のことは忘れてくださいっ」
恥ずかしくて久我の顔もまともに見られないから久我に背を向ける。
「俺は嬉しかったよ」
背を向けても、久我は今度は背後から抱き締めてくる。
「冬麻はどんどん可愛くなるんだ。冬麻を知れば知るほど夢中になる。特にあんな冬麻を見られるのは俺だけだと思うと余計にゾクゾクする。たまらないよ」
「~~~ッ!」
あんな姿を喜ばれてもなんと返したらいいのかわからないし、余計に恥ずかしくなってきた。
「ありがとう、冬麻。俺の願いを叶えてくれて」
「久我さんの、願い……?」
「うん。社内レクリエーションでね、俺も願い事を考えてみたんだ」
「えっ? な、何を願ったんですか?」
「内緒。願いが叶ったとだけ、言っておくよ」
「それって、社内のどこかに飾られたりしてません、よね……?」
訊きながら、嫌な予感しかしない。
本社の目立つところにその願いをぶら下げて、人の目にさらしてはいないだろうなと怖くなる。
「社長室の前にある秘書デスクの上に」
「えっ!」
冬麻が慌てて久我のほうを振り返ると、久我にキスをされた。
「やった。冬麻が俺のほうを向いた」
「ねぇ、久我さんっ、恥ずかしいことはしていませんよね?!」
「まさか。してない。大丈夫だよ。この関係がバレるようなことはしない。だって冬麻にに嫌われたくないから」
「俺だって……久我さんとずっと一緒にいたいと思ってるんですからねっ」
——だから関係を誰にも知られたくないんです。バレたら久我さんと引き裂かれそうです。
とまでは言えずに言葉を呑み込む。
「冬麻……それ、本気?!」
「本気ですよ」
想いを伝えた冬麻は、久我の唇へキスをする。
「ね? 本気でしょ?」
「待ってやばい。昨日の夜あんなにヤったのに、また抱きたくなってきた」
そのまま久我に頭を押さえつけられ、そこから噛みつくような濃厚なキスが始まる。
——こ、ここから第二ラウンドが始まる、なんてことはないよな……。
◆◆◆
『ご褒美がほしい』
と書いてある久我の短冊をみて、社長秘書の櫂堂は思考を凝らす。
今期の売り上げ目標達成ごとに、久我の命令により尾行や盗撮を繰り返してきた櫂堂ならではのコレクション『冬麻の可愛い秘蔵写真』を社長にご褒美としてプレゼントする。
そうすれば、この会社は益々発展するかもしれないと密かに思った。
——番外編『七夕の願い』完。
すぐに身につけていたものをすべて引き剥がされ、露わになった局部にローションを垂らされる。いつもは手で温めてから使ってくれるのに今日はボトルから直接垂らされ、そこがひんやりと冷たくなる。
「あっ……!」
前戯もなしに指を突っ込まれ、クチュクチュと掻き乱される。心の準備もないままの、いきなりの行為に思考がついていかない。
「うそっ、あぁっ……!」
ローションを馴染ませただけで、すぐそこに久我のモノが当てがわれ、冬麻の中を容赦なく貫いていく。
「はあっ……冬麻っ、冬麻っ!」
久我は、いつも余裕のある顔をしているくせに、今日は違う。飢えた野獣みたいに冬麻の身体を思うがままに貪っている。
「あっ、あっ……奥は無理……っ」
最奥を突かれて、あまりの刺激に冬麻は身体を震わせた。
無理と訴えても久我は行為をやめようとはせず、冬麻は喘ぎ声を洩らしながら、いきなり与えられた強い快楽に身をよじるしかない。
「冬麻もイこう」
みっともなく足を大きく広げられたまま、ガチガチに屹立したものを握られた。
これからされることを期待しただけで冬麻の身体はビクッと震え、先端から液が漏れた。
「冬麻、ここ好きでしょ?」
「あぁっ!」
亀頭の先端を開くように指で弄られ、冬麻はたまらない。自分自身の液で濡れたそこからまたピューッと液が溢れ出てくる。
「気持ちいい?」
先端を柔く遊ばれて、後ろはゆっくりと冬麻の弱いところを擦られる。気持ちがよすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「久我さん、も、だめ……っ!」
腰の奥から強い快感が湧きあがってくる。この感覚は知っている。射精なしに、女の子みたいに達するアレだ。
「あああぁっ……っ!」
全身をわななかせて冬麻は果てた。それに合わせるようにして、久我も同時に冬麻の中で果て、精液を解き放った。
「あっ……んうっ……!」
「もっとエロい声出して? 俺が声だけでイっちゃうくらいエロい声聞きたい」
あれから久我に何度も中に放たれて、声が枯れるくらいに喘がされている。
「あんっ……もう俺おかしくなるっ……久我さん……久我さん……っ!」
何がなんだかもうよくわからない。抵抗なんてしない。ただ次々と与えられる快楽に身を委ね、感じるだけだ。
「あっ、そこ気持ちいい、もっと……あっ、お願い触って……」
一度達した冬麻のモノを久我に弄ばれ、その強い快感に腰を淫らに揺らす。
冬麻のモノはもう一度勃ち上がり、次の射精をすっかり望んでいる。あと少しだけ、刺激をしてもらえたら——。
「いいよ。キスしてくれたらもう一回イかせてあげる」
「する。するからっ、久我さんこっち来て……」
冬麻の言葉に応じて、久我が身体を倒して唇を近づけてきた。冬麻は久我の頭を両手で掴んでその唇に吸いつくようにキスをする。
「ん……っ……はぁっ……」
してほしくてたまらないから、久我に満足してもらえるように、必死で舌を絡めて大人のキスをする。
すると久我に反対に口内を責められ、冬麻はさらに気持ちが高ぶってきた。
「冬麻可愛い。大好きだよ」
約束どおり、久我が冬麻の屹立を手で包み込み、緩やかに上下を開始する。
冬麻の望みが叶えられ、冬麻はさらに足を広げて愛撫を受け入れる。
「久我さん……好きっ、好きっ……」
「俺も好き。冬麻のこと、ずっとずっと大好きだ——」
「あぁぁっ……!」
冬麻が二度目の絶頂を迎えるころには、声も体力も限界で、達したあと、気絶するように冬麻は眠りに落ちた。
「……冬麻、起きた? おはよう」
冬麻が目を覚ますと同時に裸の身体を久我に抱き締められた。
「え……あれ……」
最初はぼんやりしていた冬麻だが、だんだんと昨日の痴態を思い出してきて、めちゃくちゃ恥ずかしくなる。
「昨日の冬麻、可愛いかったよ」
そんなことを言われて、額にキスをされても、すっかり素に戻った冬麻の羞恥心は取り払われない。
「……昨日のことは忘れてくださいっ」
恥ずかしくて久我の顔もまともに見られないから久我に背を向ける。
「俺は嬉しかったよ」
背を向けても、久我は今度は背後から抱き締めてくる。
「冬麻はどんどん可愛くなるんだ。冬麻を知れば知るほど夢中になる。特にあんな冬麻を見られるのは俺だけだと思うと余計にゾクゾクする。たまらないよ」
「~~~ッ!」
あんな姿を喜ばれてもなんと返したらいいのかわからないし、余計に恥ずかしくなってきた。
「ありがとう、冬麻。俺の願いを叶えてくれて」
「久我さんの、願い……?」
「うん。社内レクリエーションでね、俺も願い事を考えてみたんだ」
「えっ? な、何を願ったんですか?」
「内緒。願いが叶ったとだけ、言っておくよ」
「それって、社内のどこかに飾られたりしてません、よね……?」
訊きながら、嫌な予感しかしない。
本社の目立つところにその願いをぶら下げて、人の目にさらしてはいないだろうなと怖くなる。
「社長室の前にある秘書デスクの上に」
「えっ!」
冬麻が慌てて久我のほうを振り返ると、久我にキスをされた。
「やった。冬麻が俺のほうを向いた」
「ねぇ、久我さんっ、恥ずかしいことはしていませんよね?!」
「まさか。してない。大丈夫だよ。この関係がバレるようなことはしない。だって冬麻にに嫌われたくないから」
「俺だって……久我さんとずっと一緒にいたいと思ってるんですからねっ」
——だから関係を誰にも知られたくないんです。バレたら久我さんと引き裂かれそうです。
とまでは言えずに言葉を呑み込む。
「冬麻……それ、本気?!」
「本気ですよ」
想いを伝えた冬麻は、久我の唇へキスをする。
「ね? 本気でしょ?」
「待ってやばい。昨日の夜あんなにヤったのに、また抱きたくなってきた」
そのまま久我に頭を押さえつけられ、そこから噛みつくような濃厚なキスが始まる。
——こ、ここから第二ラウンドが始まる、なんてことはないよな……。
◆◆◆
『ご褒美がほしい』
と書いてある久我の短冊をみて、社長秘書の櫂堂は思考を凝らす。
今期の売り上げ目標達成ごとに、久我の命令により尾行や盗撮を繰り返してきた櫂堂ならではのコレクション『冬麻の可愛い秘蔵写真』を社長にご褒美としてプレゼントする。
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