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41.告白
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「えっ……!」
冬麻に触れて、これは人形ではないと気がついたようだ。久我は驚いて冬麻から身体を離した。
こうなったらもうネタばらしだ。
冬麻はおそるおそる久我のほうに振り返る。
「ええっ!!」
久我がベッドの上で腰を抜かすくらいにびっくりしている。久我は本気で冬麻のことを『等身大冬麻くん人形』だと思い込んでいたようだ。
「とっ、冬麻?! 本物?! えっ、いつから、えっ、なんで……?!」
こんなに久我が混乱してる姿を初めてみた。
冬麻が起き上がったら、目をしばたかせて冬麻の姿を信じられないという顔で見ている。そんな様子の久我がなんだか可愛いらしく思えてきた。
「えっ! 本気で冬麻がここにいるの?!」
すごい慌てようだな……。まぁ、冬麻がいるとも知らずにさっき本音をこぼして全部冬麻に聞かれてしまったのだから、そうなる気持ちもわからなくはない。
冬麻はちらりと部屋の時計に目をやった。時刻は23時50分。なんとか今日、冬麻がやりたかったことは達成できそうだ。
「久我さん、誕生日おめでとうございます」
言えた。なんとか7月24日に久我に誕生日の祝福の言葉を。
「冬麻……あのときの約束を守ろうとして……?」
いつか久我と交わした約束。7月24日は久我のそばにいるという約束は、ギリギリ果たせた。
「はい。でも半分は口実です。俺、久我さんに会いたくてここに来たんです」
久我はまださっきまでの動揺が残っているようだが、冬麻の話を丁寧に聞いてくれている。
「でも、マンションの中に入れなくて、辺りをウロウロしてたんです。そしたら久我さんの秘書の櫂堂さんに会って、中に入れてもらって……」
「その服は? 櫂堂から?」
「はい。俺、雨でびしょ濡れで靴は泥だらけで、見兼ねた櫂堂さんがシャワーを浴びてこれに着替えろって……。櫂堂さんがたまたま持ってた服を借してくれたんです」
そうだ。玄関にあった冬麻の靴も鞄も全部櫂堂がランドリー室に持っていったと話していた。だから久我は冬麻がいるなんて気付かなかったのか。
「ねぇ、久我さん。さっき言ってたこと、あれは本音ですか?」
「…………っ!」
久我は言葉を詰まらせ、冬麻から視線を逸らした。
「久我さんも俺に会いたかったんですか? こんな日は特に? 独りは嫌だから? あんなに偉そうに『約束は忘れてくれていい』とか俺とのことは『終わったこと』だとか言ってたくせに?」
冬麻が迫ると「いや……それは……」と久我が顔を赤らめて恥ずかしがっている。この人がこんなになるのは初めてみた。
いつもはこうならないよう、常に用意周到に構えているのか。そんな人を騙せたことに冬麻はちょっとニマニマ優越感を味わっている。
そして久我のこんな反応を見る限り、さっきの言葉はすべて久我の本音なんだろう。そのことがものすごく嬉しい。
「それと、俺に恋人なんていません」
「えっ……もう別れたの?!」
「違います。久我さんはきっと晴翔を俺の恋人だって勘違いしてるんですよね? 晴翔は友達ですよ」
「冬麻。別に下手な言い訳なんて要らないよ。元恋人の俺に気を遣うことなんてない。冬麻に好きな人ができたなら、街中でそいつと抱き合ったりキスでもなんでもすればいい。俺がまだ冬麻を好きだとしても、冬麻は気にせず幸せになってくれればいいから」
ここまできて、久我はまだそんなことを言うのか……?
そんな、苦しそうな顔で……?
「あの時やっぱり白のポルシェに久我さんが乗ってたんですね。俺と晴翔のこと見てたんでしょう?」
「……ごめん。あれは偶然車で通りかかったんだ……」
「俺の財布を取り返してくれたのも偶然なんですか? あの日久我さんはずっと俺を監視してたんじゃないんですか?」
久我はハッとした顔になる。
「ありがとうございます、久我さん。久我さんのお陰で財布が無事に帰ってきました。でも俺に直接会って財布を返してくれたらもっと早く久我さんにお礼が言えたのに……。俺、そのことを全然知らなくて、今日櫂堂さんからその話を聞いて知って……こんなにお礼を言うのが遅くなってすみませんでした」
久我は「大したことじゃないから」と小さく首を横に振った。
この十年間、久我にストーキングされていたことに冬麻はまったく気がつかなかった。
その間、冬麻の預かり知らぬところで久我は何度も何度も冬麻を助けてくれていたかもしれないな、と思った。
「あの日の帰り道の話ですけど、久我さんが車の中から俺たちを見ているから、晴翔とふたりで久我さんのことを試してやろうって話しになったんです」
「俺を試す……?」
久我が怪訝な顔つきになる。
「本当にごめんなさい……。晴翔に『今ここで俺にキスして』って言われて……。そうしたら久我さんが嫉妬して俺を奪いにきてくれるからって言われて……」
やばい。久我からの反応がない。きっと怒ってるに違いない。
「俺だってまさかそんなことないって思ってましたよ? 別れた恋人に嫉妬なんかしないですよね。でも、もしかしたらって。ちょっとでも可能性があるならって、なんて思っちゃって……」
「そんな理由で冬麻はあいつにキスしたの?!」
久我は驚き呆れている。
だよな。相当バカな奴だと思われているんだろうな……。
「本当にはしてませんよ? ふりです。それっぽく見せかけただけですよ。だってさすがに晴翔も嫌でしょ? そこまでするのは……」
「晴翔からもキスされなかった?」
「はい、もちろんないですそんなこと。晴翔は友達なんだから」
「へぇ……あいつ、ついに冬麻に本気になったな……」
久我は何か晴翔について思うことがあるらしい。
「結果は俺の空振りだし、久我さんには新しい恋人ができたなんて勘違いされて、寄りを戻すどころか、避けられて、俺は何やってるんでしょうね……」
あんなことをしても、結局久我は現れなかった。しかも晴翔を恋人だなんて勘違いされてマイナスでしかなかった。
「冬麻は悪くないよ。晴翔が悪い。これはあいつの仕掛けた罠だ。キスのふりをして欲しい。恋人のふりをして欲しいなんて言葉は信じちゃいけない。そんな言葉は実は好きな相手にしか言わないから。晴翔は冬麻とキスしたいから俺を利用してそんなことを言ったんだ」
「まさか。久我さんは考えすぎですよ」
そんなことあるわけないのに。晴翔は昔から人一倍友達思いなだけだ。
「そのまさかなんだよ、冬麻。でも冬麻はあいつには興味はなくて、俺に奪われたいの? 俺と寄りを戻したいなんて思ってるの?」
久我が冬麻の顔を覗き込んでくる。冬麻の真意を推し量るように。
「はい」
冬麻はコクンと頷き「駄目ですか……?」と久我を見る。
「俺、久我さんのこと好きです」
ずっと心の奥に押しとどめていた感情が溢れ出す。
いつからだったなんてわからない。気がついたら、好きになっていた。
それなのに、恥ずかしくてずっと伝えられなかった。そんなことを言わなくても久我はたくさん冬麻を愛してくれていたから、それでうまくやっていけるなんて思い上がっていた。
本当は、そのことで久我を不安にさせていたのに。
「大好きなんです。今さらって思わないでもう一度俺をそばに置いてくれませんか? 俺、久我さんのこと忘れられない。不釣り合いなのはわかってます。一緒にいたいっていうのは我儘だって思ってます。それでも俺は、久我さんがいてくれないと寂しくて、心に穴があいたみたいになっちゃって……」
「ちょっと待って冬麻。それは本気で言ってるの?」
「えっ……」
「悪いのは冬麻を閉じ込めた俺だ。俺は病的に冬麻のことが好きだから、またいつ発作みたいに酷いことを冬麻にするかどうかわからない。俺は冬麻を愛しすぎていつか冬麻を殺すかもしれないよ? そんな危険な男のそばになんていないほうがいい」
あの時は冬麻も悪かった。久我は人一倍不安になる人だったのに、愛情を返すこともせず、とどめは男の部屋に泊まって朝帰りだ。
「いいですよ、俺を閉じ込めてください。久我さんが安心できるなら、俺を鎖で繋いだって構いません」
「冬麻?!」
「でも、もうそんなことはさせませんから。俺がちゃんと久我さんのこと好きだってこと久我さんに認めてみせます。久我さんが不安にならないよう、そばにいますから」
この人の手を片時も離してはいけない。人一倍強く愛すべき人だ。今の冬麻ならそのくらいの覚悟はとっくにできめいる。
冬麻に触れて、これは人形ではないと気がついたようだ。久我は驚いて冬麻から身体を離した。
こうなったらもうネタばらしだ。
冬麻はおそるおそる久我のほうに振り返る。
「ええっ!!」
久我がベッドの上で腰を抜かすくらいにびっくりしている。久我は本気で冬麻のことを『等身大冬麻くん人形』だと思い込んでいたようだ。
「とっ、冬麻?! 本物?! えっ、いつから、えっ、なんで……?!」
こんなに久我が混乱してる姿を初めてみた。
冬麻が起き上がったら、目をしばたかせて冬麻の姿を信じられないという顔で見ている。そんな様子の久我がなんだか可愛いらしく思えてきた。
「えっ! 本気で冬麻がここにいるの?!」
すごい慌てようだな……。まぁ、冬麻がいるとも知らずにさっき本音をこぼして全部冬麻に聞かれてしまったのだから、そうなる気持ちもわからなくはない。
冬麻はちらりと部屋の時計に目をやった。時刻は23時50分。なんとか今日、冬麻がやりたかったことは達成できそうだ。
「久我さん、誕生日おめでとうございます」
言えた。なんとか7月24日に久我に誕生日の祝福の言葉を。
「冬麻……あのときの約束を守ろうとして……?」
いつか久我と交わした約束。7月24日は久我のそばにいるという約束は、ギリギリ果たせた。
「はい。でも半分は口実です。俺、久我さんに会いたくてここに来たんです」
久我はまださっきまでの動揺が残っているようだが、冬麻の話を丁寧に聞いてくれている。
「でも、マンションの中に入れなくて、辺りをウロウロしてたんです。そしたら久我さんの秘書の櫂堂さんに会って、中に入れてもらって……」
「その服は? 櫂堂から?」
「はい。俺、雨でびしょ濡れで靴は泥だらけで、見兼ねた櫂堂さんがシャワーを浴びてこれに着替えろって……。櫂堂さんがたまたま持ってた服を借してくれたんです」
そうだ。玄関にあった冬麻の靴も鞄も全部櫂堂がランドリー室に持っていったと話していた。だから久我は冬麻がいるなんて気付かなかったのか。
「ねぇ、久我さん。さっき言ってたこと、あれは本音ですか?」
「…………っ!」
久我は言葉を詰まらせ、冬麻から視線を逸らした。
「久我さんも俺に会いたかったんですか? こんな日は特に? 独りは嫌だから? あんなに偉そうに『約束は忘れてくれていい』とか俺とのことは『終わったこと』だとか言ってたくせに?」
冬麻が迫ると「いや……それは……」と久我が顔を赤らめて恥ずかしがっている。この人がこんなになるのは初めてみた。
いつもはこうならないよう、常に用意周到に構えているのか。そんな人を騙せたことに冬麻はちょっとニマニマ優越感を味わっている。
そして久我のこんな反応を見る限り、さっきの言葉はすべて久我の本音なんだろう。そのことがものすごく嬉しい。
「それと、俺に恋人なんていません」
「えっ……もう別れたの?!」
「違います。久我さんはきっと晴翔を俺の恋人だって勘違いしてるんですよね? 晴翔は友達ですよ」
「冬麻。別に下手な言い訳なんて要らないよ。元恋人の俺に気を遣うことなんてない。冬麻に好きな人ができたなら、街中でそいつと抱き合ったりキスでもなんでもすればいい。俺がまだ冬麻を好きだとしても、冬麻は気にせず幸せになってくれればいいから」
ここまできて、久我はまだそんなことを言うのか……?
そんな、苦しそうな顔で……?
「あの時やっぱり白のポルシェに久我さんが乗ってたんですね。俺と晴翔のこと見てたんでしょう?」
「……ごめん。あれは偶然車で通りかかったんだ……」
「俺の財布を取り返してくれたのも偶然なんですか? あの日久我さんはずっと俺を監視してたんじゃないんですか?」
久我はハッとした顔になる。
「ありがとうございます、久我さん。久我さんのお陰で財布が無事に帰ってきました。でも俺に直接会って財布を返してくれたらもっと早く久我さんにお礼が言えたのに……。俺、そのことを全然知らなくて、今日櫂堂さんからその話を聞いて知って……こんなにお礼を言うのが遅くなってすみませんでした」
久我は「大したことじゃないから」と小さく首を横に振った。
この十年間、久我にストーキングされていたことに冬麻はまったく気がつかなかった。
その間、冬麻の預かり知らぬところで久我は何度も何度も冬麻を助けてくれていたかもしれないな、と思った。
「あの日の帰り道の話ですけど、久我さんが車の中から俺たちを見ているから、晴翔とふたりで久我さんのことを試してやろうって話しになったんです」
「俺を試す……?」
久我が怪訝な顔つきになる。
「本当にごめんなさい……。晴翔に『今ここで俺にキスして』って言われて……。そうしたら久我さんが嫉妬して俺を奪いにきてくれるからって言われて……」
やばい。久我からの反応がない。きっと怒ってるに違いない。
「俺だってまさかそんなことないって思ってましたよ? 別れた恋人に嫉妬なんかしないですよね。でも、もしかしたらって。ちょっとでも可能性があるならって、なんて思っちゃって……」
「そんな理由で冬麻はあいつにキスしたの?!」
久我は驚き呆れている。
だよな。相当バカな奴だと思われているんだろうな……。
「本当にはしてませんよ? ふりです。それっぽく見せかけただけですよ。だってさすがに晴翔も嫌でしょ? そこまでするのは……」
「晴翔からもキスされなかった?」
「はい、もちろんないですそんなこと。晴翔は友達なんだから」
「へぇ……あいつ、ついに冬麻に本気になったな……」
久我は何か晴翔について思うことがあるらしい。
「結果は俺の空振りだし、久我さんには新しい恋人ができたなんて勘違いされて、寄りを戻すどころか、避けられて、俺は何やってるんでしょうね……」
あんなことをしても、結局久我は現れなかった。しかも晴翔を恋人だなんて勘違いされてマイナスでしかなかった。
「冬麻は悪くないよ。晴翔が悪い。これはあいつの仕掛けた罠だ。キスのふりをして欲しい。恋人のふりをして欲しいなんて言葉は信じちゃいけない。そんな言葉は実は好きな相手にしか言わないから。晴翔は冬麻とキスしたいから俺を利用してそんなことを言ったんだ」
「まさか。久我さんは考えすぎですよ」
そんなことあるわけないのに。晴翔は昔から人一倍友達思いなだけだ。
「そのまさかなんだよ、冬麻。でも冬麻はあいつには興味はなくて、俺に奪われたいの? 俺と寄りを戻したいなんて思ってるの?」
久我が冬麻の顔を覗き込んでくる。冬麻の真意を推し量るように。
「はい」
冬麻はコクンと頷き「駄目ですか……?」と久我を見る。
「俺、久我さんのこと好きです」
ずっと心の奥に押しとどめていた感情が溢れ出す。
いつからだったなんてわからない。気がついたら、好きになっていた。
それなのに、恥ずかしくてずっと伝えられなかった。そんなことを言わなくても久我はたくさん冬麻を愛してくれていたから、それでうまくやっていけるなんて思い上がっていた。
本当は、そのことで久我を不安にさせていたのに。
「大好きなんです。今さらって思わないでもう一度俺をそばに置いてくれませんか? 俺、久我さんのこと忘れられない。不釣り合いなのはわかってます。一緒にいたいっていうのは我儘だって思ってます。それでも俺は、久我さんがいてくれないと寂しくて、心に穴があいたみたいになっちゃって……」
「ちょっと待って冬麻。それは本気で言ってるの?」
「えっ……」
「悪いのは冬麻を閉じ込めた俺だ。俺は病的に冬麻のことが好きだから、またいつ発作みたいに酷いことを冬麻にするかどうかわからない。俺は冬麻を愛しすぎていつか冬麻を殺すかもしれないよ? そんな危険な男のそばになんていないほうがいい」
あの時は冬麻も悪かった。久我は人一倍不安になる人だったのに、愛情を返すこともせず、とどめは男の部屋に泊まって朝帰りだ。
「いいですよ、俺を閉じ込めてください。久我さんが安心できるなら、俺を鎖で繋いだって構いません」
「冬麻?!」
「でも、もうそんなことはさせませんから。俺がちゃんと久我さんのこと好きだってこと久我さんに認めてみせます。久我さんが不安にならないよう、そばにいますから」
この人の手を片時も離してはいけない。人一倍強く愛すべき人だ。今の冬麻ならそのくらいの覚悟はとっくにできめいる。
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