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20.男が服をプレゼントする理由は
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「急だったから、ここくらいしか思いつかなったんだ」
久我に促されて冬麻はエレベーターに乗り込んだ。後から続いた久我は51階のボタンを押す。
このエレベーターも、その他の商業施設のものとは分けられているもののようだ。だからふたり以外に乗っている客はいない。
「会員制だから当日でも予約が間に合うのはここの良いところなんだ。今日みたいに急に予定が変わったりした時に重宝してる」
「へぇ……そうなんですね……」
久我は忙しいビジネスマンだ。予定が変われば次の予定が入るような生活をしているのだろう。
それなのにこうやっていつも冬麻ばかりを優先して……。
エレベーターは51階に到着した。降りてからレセプションに進み、軽く談笑しながら受付を済ませる久我。
ふたりは席に案内された。目の前が大きな全面ガラス張りになっていて、ふたつソファが並んでいるカウンター席だった。
そこで冬麻が一番に目を奪われたのはこのレストランの眺望だ。東京タワーなど東京の夜景が広がっている。
ここは51階。展望台くらいの高さだから、見下ろすような高さから辺りを一望できる。すごく綺麗だ。
「冬麻は何飲む? 料理は適当にコースで持ってきてもらう?」
久我は冬麻の希望を聞きつつ注文を済ませた。
「仕事お疲れ様」
先ずは運ばれてきたシャンパンで乾杯をする。
「冬麻は夜景は好き?」
「はい。なんか東京ぽくていいですよね」
ふたり目の前の景色を眺めながらの会話。久我はこの景色に慣れているのかもしれないが、冬麻にとってはかなり特別に感じる。
こんな贅沢な景色を見ながら食事ができるなんてなかなかできない体験だな、なんて思う。
「そう。じゃあまた夜景のあるところに冬麻を連れて行くよ」
「はい……」
久我はすごい。冬麻は会員制のハイクラスな店を日常使いなんて考えられないし、生きている世界が違う感じだ。
「冬麻はどこかに出かけるのは好き? それとも家にいるほうが好き?」
「あー、どっちも好きですけど、たまに旅行に行くのとか楽しいですよね」
「じゃあ仕事が落ち着いたら俺と出かけない? 冬麻の休みに合わせて予定を空けておくから」
「いいですけど……」
どう考えても社長のほうが忙しいだろ。なんでこっちに合わせようとするんだよ。
「冬麻と未来の話ができるのがすごく嬉しい」
久我は本当に嬉しそうに微笑んでいる。
「俺のそばにずっといてね。俺、冬麻がいなくなったら生きていけそうにないから」
久我はテーブルの下で、そっと冬麻の手に触れてきた。
えっ……! いや、こんなとこで……!
冬麻は慌てて久我に触れられた手を引っ込めた。
一瞬久我の周りの空気感がピリッと変わった気がする。
だが、そのタイミングで料理が運ばれてきたせいで、久我の意識はウェイターにいき、嫌な雰囲気は消えていた。
「食べようか。冬麻も一日中仕事で大変だったでしょ? 本当にお疲れ様」
久我はいつもの笑顔だ。あの、完璧な笑顔。
それからも久我は冬麻に対して質問ばかり。好きなものや苦手なもの、冬麻の昔の話も聞きたがった。
聞かれて答えるのはいいけれど、冬麻だって謎多き久我という男のことをもう少し知ってみたいという気持ちがある。
「くっ、久我さんは? 久我さんはどうなんですか……?」
「え? 俺?」
「俺、久我さんのことあまり知らないから……。だって久我さんの誕生日がいつかってことも知らないんですよ? 久我さんはあまり自分のことを話してくれないから」
冬麻は反撃に出た。
久我の言葉はいつも嘘か本当かわからない。それでも久我とたくさんの話をして、久我のことを知るのは大切なことだと思う。一応恋人なんだから。
「冬麻、俺の誕生日なんて知らなくてもいいんだよ」
「いつですか?」
「だから——」
「いつですか?」
恋人の誕生日も知らないなんておかしいだろ。そのくらい知っておきたい。
「……7月24日」
「わかりました。教えてくれてありがとうございます。その日はいつものお礼を兼ねて俺が久我さんをお祝いしますから」
「そんなことしなくていい」
「いえ、やらせてください。久我さんは何か欲しいもの、ないんですか? な、なんでも持ってると思いますけど……」
勢いづいて言ってみたものの、久我に足りないものなんてないだろうと途中から思い直してきて小声になっていく。
そんな冬麻の様子を見て久我は「冬麻は可愛いね」とフッと笑う。
「いいんだよ、俺の誕生日は祝う必要はないから」
「……でもっ!」
どうしてそんなさみしいことを言うんだよ。
それに、なんか久我らしくない。いつもの久我ならちょっと冬麻が近づくだけでも過剰なくらいに喜んだりするのに……。
「じゃあこうしよう。その日は必ず冬麻が俺のそばにいて。なんにもしなくていい。ただ一緒にいてくれる?」
「そんなの……。それだけでいいんですか?」
「うん」
久我は再び冬麻に手を伸ばしてきた。
「冬麻。俺から逃げないでね」
人目につくかもしれないからと、逃れようと思ったのに、久我にぎゅっと手を握られ、それは叶わない。
それは痛いくらいに、強く握られていた。
「久我さんは二十歳のときに起業したんですか?」
やっと手を離してもらえて、落ち着いた頃に久我に訊ねる。
三十歳の久我の会社が十周年なら、久我は二十歳で起業した、ということになるはずだ。
「ああ、そうだよ。俺、高校生の頃、レストランでアルバイトしてたんだ。その時にレストランの内部を見て、もっとシステム化したり効率を上げる方法はあるよなと思いついて、自分でシステム作ってコンサルタントまがいの仕事を始めたんだ」
「すごいな。久我さんて、やっぱり凡人とは違うんですね」
二十歳で会社を興そうだなんて普通は思いもしない。
「いや、すごくない。そんなもの上手くいくはずがなかったんだよ。実際、散々な目に遭った」
「散々な目……?」
「笑えないくらい悲惨だよ。聞いたら冬麻が引いちゃうから、話すのはやめとくね」
久我は笑顔でさらっと言うが、話せないくらいの相当な目に遭ったのだろうか。
何かはわからないけど、すごく辛かったのかな……。
「冬麻。俺のこと心配してくれてるの? 冬麻は十年前から変わらず俺に優しいよね」
十年前か。
あの時、川で出会った腕時計を差し出してきた男。すごく思い詰めた顔をして川を眺めていた。
「ありがと、冬麻。やっぱり俺には冬麻しかいないよ」
久我はニッコリ微笑んだ。
「だからもう二度と俺を見捨てないでね」
久我にじっと見つめられる。その視線が痛いくらいに冬麻の内部をかき乱す。
心がザワついて、本能は近づいては駄目だと久我に怯えて拒絶している。
なのに冬麻は久我から目を逸らすことができない。
久我に追従してはいけない。
そんなことはわかっているのに。
ああ、この人の心の闇には踏み込まないほうがいいのかもしれない。
底なし沼みたいにそれに囚われたら最後、もう二度と這い上がれない世界のように感じる。
食事を終えて、ふたりで久我のマンションに帰宅した。
家に着くなり、久我が持っていた鞄を手放した。
ドサッとそれが落ちる音。
それと同時に久我は冬麻の身体を後ろから抱き締めてきた。
「冬麻、お願いがあるんだけど」
久我は冬麻の耳元で囁いた。
「えっ……?」
なんだよ、お願いって……。
「このまま抱いてもいい?」
「はっ?」
「このスーツ、ベッドの上で俺が脱がしたい……。冬麻に着せたときからずっと脱がすことを考えてた」
な、なんてことを考えるんだよ!
「いやでもっ、ほらっ、シャワーくらい……」
「要らない。どうせ汚れるんだよ?」
いやいや、でもだってそういうことの前にはキレイな身体のほうが……。
「だって冬麻、可愛いんだもん。俺、今すぐ冬麻とシたい。店でも車の中でも冬麻にたくさん触れたかったのに、ここまで我慢したんだから」
嘘だろ、なんでそんなに盛る?!
「ベッドいこ? 終わったら一緒にシャワーにしよ? また俺が洗ってあげるから」
久我は冬麻の首筋にチュッとキスをする。
「お願い、冬麻。俺、冬麻と今すぐ気持ちいいことしたい」
あーもう、そんなこと言うなよ……。この前のことを思い出すだろ。また、あんなこと……。
久我に促されて冬麻はエレベーターに乗り込んだ。後から続いた久我は51階のボタンを押す。
このエレベーターも、その他の商業施設のものとは分けられているもののようだ。だからふたり以外に乗っている客はいない。
「会員制だから当日でも予約が間に合うのはここの良いところなんだ。今日みたいに急に予定が変わったりした時に重宝してる」
「へぇ……そうなんですね……」
久我は忙しいビジネスマンだ。予定が変われば次の予定が入るような生活をしているのだろう。
それなのにこうやっていつも冬麻ばかりを優先して……。
エレベーターは51階に到着した。降りてからレセプションに進み、軽く談笑しながら受付を済ませる久我。
ふたりは席に案内された。目の前が大きな全面ガラス張りになっていて、ふたつソファが並んでいるカウンター席だった。
そこで冬麻が一番に目を奪われたのはこのレストランの眺望だ。東京タワーなど東京の夜景が広がっている。
ここは51階。展望台くらいの高さだから、見下ろすような高さから辺りを一望できる。すごく綺麗だ。
「冬麻は何飲む? 料理は適当にコースで持ってきてもらう?」
久我は冬麻の希望を聞きつつ注文を済ませた。
「仕事お疲れ様」
先ずは運ばれてきたシャンパンで乾杯をする。
「冬麻は夜景は好き?」
「はい。なんか東京ぽくていいですよね」
ふたり目の前の景色を眺めながらの会話。久我はこの景色に慣れているのかもしれないが、冬麻にとってはかなり特別に感じる。
こんな贅沢な景色を見ながら食事ができるなんてなかなかできない体験だな、なんて思う。
「そう。じゃあまた夜景のあるところに冬麻を連れて行くよ」
「はい……」
久我はすごい。冬麻は会員制のハイクラスな店を日常使いなんて考えられないし、生きている世界が違う感じだ。
「冬麻はどこかに出かけるのは好き? それとも家にいるほうが好き?」
「あー、どっちも好きですけど、たまに旅行に行くのとか楽しいですよね」
「じゃあ仕事が落ち着いたら俺と出かけない? 冬麻の休みに合わせて予定を空けておくから」
「いいですけど……」
どう考えても社長のほうが忙しいだろ。なんでこっちに合わせようとするんだよ。
「冬麻と未来の話ができるのがすごく嬉しい」
久我は本当に嬉しそうに微笑んでいる。
「俺のそばにずっといてね。俺、冬麻がいなくなったら生きていけそうにないから」
久我はテーブルの下で、そっと冬麻の手に触れてきた。
えっ……! いや、こんなとこで……!
冬麻は慌てて久我に触れられた手を引っ込めた。
一瞬久我の周りの空気感がピリッと変わった気がする。
だが、そのタイミングで料理が運ばれてきたせいで、久我の意識はウェイターにいき、嫌な雰囲気は消えていた。
「食べようか。冬麻も一日中仕事で大変だったでしょ? 本当にお疲れ様」
久我はいつもの笑顔だ。あの、完璧な笑顔。
それからも久我は冬麻に対して質問ばかり。好きなものや苦手なもの、冬麻の昔の話も聞きたがった。
聞かれて答えるのはいいけれど、冬麻だって謎多き久我という男のことをもう少し知ってみたいという気持ちがある。
「くっ、久我さんは? 久我さんはどうなんですか……?」
「え? 俺?」
「俺、久我さんのことあまり知らないから……。だって久我さんの誕生日がいつかってことも知らないんですよ? 久我さんはあまり自分のことを話してくれないから」
冬麻は反撃に出た。
久我の言葉はいつも嘘か本当かわからない。それでも久我とたくさんの話をして、久我のことを知るのは大切なことだと思う。一応恋人なんだから。
「冬麻、俺の誕生日なんて知らなくてもいいんだよ」
「いつですか?」
「だから——」
「いつですか?」
恋人の誕生日も知らないなんておかしいだろ。そのくらい知っておきたい。
「……7月24日」
「わかりました。教えてくれてありがとうございます。その日はいつものお礼を兼ねて俺が久我さんをお祝いしますから」
「そんなことしなくていい」
「いえ、やらせてください。久我さんは何か欲しいもの、ないんですか? な、なんでも持ってると思いますけど……」
勢いづいて言ってみたものの、久我に足りないものなんてないだろうと途中から思い直してきて小声になっていく。
そんな冬麻の様子を見て久我は「冬麻は可愛いね」とフッと笑う。
「いいんだよ、俺の誕生日は祝う必要はないから」
「……でもっ!」
どうしてそんなさみしいことを言うんだよ。
それに、なんか久我らしくない。いつもの久我ならちょっと冬麻が近づくだけでも過剰なくらいに喜んだりするのに……。
「じゃあこうしよう。その日は必ず冬麻が俺のそばにいて。なんにもしなくていい。ただ一緒にいてくれる?」
「そんなの……。それだけでいいんですか?」
「うん」
久我は再び冬麻に手を伸ばしてきた。
「冬麻。俺から逃げないでね」
人目につくかもしれないからと、逃れようと思ったのに、久我にぎゅっと手を握られ、それは叶わない。
それは痛いくらいに、強く握られていた。
「久我さんは二十歳のときに起業したんですか?」
やっと手を離してもらえて、落ち着いた頃に久我に訊ねる。
三十歳の久我の会社が十周年なら、久我は二十歳で起業した、ということになるはずだ。
「ああ、そうだよ。俺、高校生の頃、レストランでアルバイトしてたんだ。その時にレストランの内部を見て、もっとシステム化したり効率を上げる方法はあるよなと思いついて、自分でシステム作ってコンサルタントまがいの仕事を始めたんだ」
「すごいな。久我さんて、やっぱり凡人とは違うんですね」
二十歳で会社を興そうだなんて普通は思いもしない。
「いや、すごくない。そんなもの上手くいくはずがなかったんだよ。実際、散々な目に遭った」
「散々な目……?」
「笑えないくらい悲惨だよ。聞いたら冬麻が引いちゃうから、話すのはやめとくね」
久我は笑顔でさらっと言うが、話せないくらいの相当な目に遭ったのだろうか。
何かはわからないけど、すごく辛かったのかな……。
「冬麻。俺のこと心配してくれてるの? 冬麻は十年前から変わらず俺に優しいよね」
十年前か。
あの時、川で出会った腕時計を差し出してきた男。すごく思い詰めた顔をして川を眺めていた。
「ありがと、冬麻。やっぱり俺には冬麻しかいないよ」
久我はニッコリ微笑んだ。
「だからもう二度と俺を見捨てないでね」
久我にじっと見つめられる。その視線が痛いくらいに冬麻の内部をかき乱す。
心がザワついて、本能は近づいては駄目だと久我に怯えて拒絶している。
なのに冬麻は久我から目を逸らすことができない。
久我に追従してはいけない。
そんなことはわかっているのに。
ああ、この人の心の闇には踏み込まないほうがいいのかもしれない。
底なし沼みたいにそれに囚われたら最後、もう二度と這い上がれない世界のように感じる。
食事を終えて、ふたりで久我のマンションに帰宅した。
家に着くなり、久我が持っていた鞄を手放した。
ドサッとそれが落ちる音。
それと同時に久我は冬麻の身体を後ろから抱き締めてきた。
「冬麻、お願いがあるんだけど」
久我は冬麻の耳元で囁いた。
「えっ……?」
なんだよ、お願いって……。
「このまま抱いてもいい?」
「はっ?」
「このスーツ、ベッドの上で俺が脱がしたい……。冬麻に着せたときからずっと脱がすことを考えてた」
な、なんてことを考えるんだよ!
「いやでもっ、ほらっ、シャワーくらい……」
「要らない。どうせ汚れるんだよ?」
いやいや、でもだってそういうことの前にはキレイな身体のほうが……。
「だって冬麻、可愛いんだもん。俺、今すぐ冬麻とシたい。店でも車の中でも冬麻にたくさん触れたかったのに、ここまで我慢したんだから」
嘘だろ、なんでそんなに盛る?!
「ベッドいこ? 終わったら一緒にシャワーにしよ? また俺が洗ってあげるから」
久我は冬麻の首筋にチュッとキスをする。
「お願い、冬麻。俺、冬麻と今すぐ気持ちいいことしたい」
あーもう、そんなこと言うなよ……。この前のことを思い出すだろ。また、あんなこと……。
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