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12.二人だけのパーティー
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「おかえりなさい、冬麻」
あれから晴翔と19時までカラオケに行って、渋谷駅で晴翔と別れた。久我のマンションに到着した今の時刻は19時38分。
今日は記念日だと言っていた久我はたくさんの料理を作ってくれていたらしく、冬麻が帰るなりダイニングテーブルに料理を並べ始めた。
「冬麻、ずいぶん遅かったね。久しぶりに晴翔くんに会えてそんなに楽しかったの?」
「えっ、はい。まぁ……」
あれ、晴翔と会う話はしていたかな……。
「死ぬほど心配したよ。今後はふたりきりで密室に行くのはやめてほしいな」
「み、密室って、なんのことですか?」
まさか、の考えが冬麻の頭をよぎる。
「ふたりきりでカラオケとか、絶対によくないよね。席も近すぎるよ。なにも並んでる座ることはないんじゃないかな」
「やっぱり……」
どういうわけがわからないが、冬麻の行動はすべて久我に把握されている。しかもGPSで見透かせる以上の内容を。
「彼に急に襲われたらどうするの?」
「久我さん……」
はぁ……この人はまったく……。ここまでくると呆れを通り越して畏怖の念すらおぼえる。
「そんなことありえないですから。晴翔はただの友達です」
「そっか、そうだよね。俺は冬麻をこの世の誰よりも理解しているよ。さ、パーティーを始めようか。俺と冬麻、ふたりだけのパーティーを」
久我は冬麻にいつも通りの、あの笑顔を向けてきた。
「あれからもう十年経ったんだね」
ふたりワインで乾杯したあと、久我が語りだした。
あれから十年、ということはやはり冬麻が十歳の時から久我はカウントしているらしい。
「記念日に冬麻に何かプレゼントしたいな。何か欲しいものはない?」
「いえ、特に……もうじゅうぶんというか……」
冬麻の部屋の隣には大量のプレゼントが置かれている。あんなにプレゼントがあるのに、まだ何かを贈るつもりなのか……?
「そうなの? 俺は冬麻が欲しがるものならなんでもプレゼントしてあげたいな。時計でも車でもなんでも言ってね。そんなもので冬麻を縛れるなら安すぎるくらいだよ」
「はぁ……」
金持ちの思考はまったくもって理解できない。
「さ、食べて食べて。冬麻の好きなものばかり用意したよ」
たしかにテーブルには冬麻の好物ばかりが並んでいるが、冬麻の食べ物の好みを久我はいつどうやって知ったのだろう。久我とそのような話をした憶えはない。
「幸せだなぁ。毎年、冬麻の写真を眺めながらひとりでお祝いしていたから、こうやって冬麻と一緒に祝えることが嬉しくて仕方ないよ」
毎年、写真と……?!
「ねぇ、これからは死ぬまでずっとこの日を冬麻と祝いたい。そんな約束を、俺と交わしてくれないか?」
「えっ?! どういうことですか?!」
「プロポーズしたい」
プ、プロ……? いま、久我はなんて……?
「冬麻。俺は冬麻のことが大好きだ。冬麻とずっと一緒に生きていきたい……というより、冬麻がいないと俺は生きていけないんだ」
「ま、待って、久我さんっ!」
やばい、久我の様子がおかしい。
久我は椅子から立ち上がり、ゆっくりと冬麻に近づいてくる。冬麻も席を立ち、久我を見据えながら後ずさる。
「ねぇ、冬麻。これは愛の告白だ。お願いだよ、冬麻。俺を受け入れてほしい」
久我が迫ってくる。後ずさる冬麻の背後にはもう壁が迫っていてもうこれ以上は逃げられない。
「俺、男ですよ? じょ、冗談ですよね……?」
「男とか女とかそんなに大事? 俺が好きになった冬麻が男だった。ただそれだけのことじゃないか」
いやいや、結構な違いだと思う。
「男同士だって、キスはできるよね?」
久我は唇を冬麻の唇に近づけてきた。その距離僅か5センチ。
こ、これってもしかして、もしかしなくても久我は——。
「冬麻は、俺のことどう思ってる?」
久我に至近距離で囁かれる。
「俺のことが好きなら、俺を受け入れて」
冬麻が抗おうかどうしようかと頭が混乱しているうちに、久我に顎をクイッと持ち上げられ、上向きの姿勢にさせられる。
逃げようと思えば今すぐ久我を突きとばすくらいの力は持っている。それなのにどうして——。
「冬麻」
愛おしそうに名前を呼ばれ、そのまま唇にキスをされる。
久我にキスをされて気がついた。
思っていたよりも、嫌じゃない——。
「ああ。冬麻。可愛い可愛い冬麻……」
久我が冬麻の身体を抱き締めてきた。
こんなのおかしい、どこか間違ってると冬麻の心はザワついているのに、なぜか抵抗せずにいる自分自身に驚いた。
「冬麻も俺のこと好きでいてくれるんだね。これからは互いの愛で縛り合おう。決して離れないように」
久我は再び冬麻の唇にキスをする。
「これからは、冬麻は俺の恋人だよ? もう決まりだからね? これは決定事項。変更解約は許されない。冬麻はもう俺のことしか好きになっちゃいけないの」
久我に両手で頭を抑えつけられ、強い視線で見つめられ、諭されるように言葉をたたみかけられる。
「俺は冬麻のことが欲しくてたまらない。そして俺が冬麻を諦める日なんて絶対に来ないんだよ。冬麻が逃げても俺はあらゆる手段を使って冬麻を迎えにいって、俺のそばに置く。その意味わかる? 裏切りは許されないってことだよ? まぁ、そうなる前に俺は全力で冬麻を縛って逃がさないけどね」
久我から逃げるなら、今が最後のチャンスだ。ここでとらわれたら一生抜け出せない予感がする。
「俺は心から冬麻を愛してる。冬麻のためならなんでもする。だから冬麻も俺を愛して。だって、俺だけがこんなにも好きだなんて不公平だと思わない?」
ああ、やめろ。そんな目で俺を見るな。
「冬麻。俺と結婚しよう。俺は冬麻を離す気はないんだから、冬麻が幸せになるには俺を好きになるしかないんだよ?」
「お、俺に選択肢なんてないじゃないですか……」
久我を選んではいけない。この人は危険だとわかっているのに。
こんなに大切にされて、愛されて、心を掻き乱されて、縛られて——。
引き返さなければならない。これは罠だ。縦横無尽に仕掛けられた久我の罠。
でも久我は冬麻だけを想ってくれて、こんなにも強く冬麻を望んでくれている。全てが嘘で塗り固められているような男なのに、それだけはきっと久我の本心ではないか。
「ずるいです。こんなのって……。俺に、久我さん以外の誰を好きになれって言うんです?! こんなの間違ってる、なにかおかしいってわかってるのに……俺は……もう……」
なぜか涙が溢れ出す。悔しいのか、悦んでいるのか、どうして自分が泣いているのかすらわからない。
久我が、冬麻の零れる涙に口づけた。冬麻を慰めてくれているのか、ただ涙を味わいたくてキスを何度も繰り返しているのか。でももうどっちでもいい。すべての思考を停止して、ただただこの人の罠に堕ちてしまえはいいんだ——。
「好きだよ冬麻——」
ああ、また唇を奪われる。
「冬麻も俺にキスして——」
久我に両方の手首を掴まれる。冬麻の腕は、そのまま久我の首のうしろに回すように誘導される。そんな格好にさせられたせいで、必然的に久我との距離がさらに縮まってしまう。
どうしたんだ……? 自分が自分でなくなっていくような感覚だ。
冬麻は、久我の唇にキスをする——。
あれから晴翔と19時までカラオケに行って、渋谷駅で晴翔と別れた。久我のマンションに到着した今の時刻は19時38分。
今日は記念日だと言っていた久我はたくさんの料理を作ってくれていたらしく、冬麻が帰るなりダイニングテーブルに料理を並べ始めた。
「冬麻、ずいぶん遅かったね。久しぶりに晴翔くんに会えてそんなに楽しかったの?」
「えっ、はい。まぁ……」
あれ、晴翔と会う話はしていたかな……。
「死ぬほど心配したよ。今後はふたりきりで密室に行くのはやめてほしいな」
「み、密室って、なんのことですか?」
まさか、の考えが冬麻の頭をよぎる。
「ふたりきりでカラオケとか、絶対によくないよね。席も近すぎるよ。なにも並んでる座ることはないんじゃないかな」
「やっぱり……」
どういうわけがわからないが、冬麻の行動はすべて久我に把握されている。しかもGPSで見透かせる以上の内容を。
「彼に急に襲われたらどうするの?」
「久我さん……」
はぁ……この人はまったく……。ここまでくると呆れを通り越して畏怖の念すらおぼえる。
「そんなことありえないですから。晴翔はただの友達です」
「そっか、そうだよね。俺は冬麻をこの世の誰よりも理解しているよ。さ、パーティーを始めようか。俺と冬麻、ふたりだけのパーティーを」
久我は冬麻にいつも通りの、あの笑顔を向けてきた。
「あれからもう十年経ったんだね」
ふたりワインで乾杯したあと、久我が語りだした。
あれから十年、ということはやはり冬麻が十歳の時から久我はカウントしているらしい。
「記念日に冬麻に何かプレゼントしたいな。何か欲しいものはない?」
「いえ、特に……もうじゅうぶんというか……」
冬麻の部屋の隣には大量のプレゼントが置かれている。あんなにプレゼントがあるのに、まだ何かを贈るつもりなのか……?
「そうなの? 俺は冬麻が欲しがるものならなんでもプレゼントしてあげたいな。時計でも車でもなんでも言ってね。そんなもので冬麻を縛れるなら安すぎるくらいだよ」
「はぁ……」
金持ちの思考はまったくもって理解できない。
「さ、食べて食べて。冬麻の好きなものばかり用意したよ」
たしかにテーブルには冬麻の好物ばかりが並んでいるが、冬麻の食べ物の好みを久我はいつどうやって知ったのだろう。久我とそのような話をした憶えはない。
「幸せだなぁ。毎年、冬麻の写真を眺めながらひとりでお祝いしていたから、こうやって冬麻と一緒に祝えることが嬉しくて仕方ないよ」
毎年、写真と……?!
「ねぇ、これからは死ぬまでずっとこの日を冬麻と祝いたい。そんな約束を、俺と交わしてくれないか?」
「えっ?! どういうことですか?!」
「プロポーズしたい」
プ、プロ……? いま、久我はなんて……?
「冬麻。俺は冬麻のことが大好きだ。冬麻とずっと一緒に生きていきたい……というより、冬麻がいないと俺は生きていけないんだ」
「ま、待って、久我さんっ!」
やばい、久我の様子がおかしい。
久我は椅子から立ち上がり、ゆっくりと冬麻に近づいてくる。冬麻も席を立ち、久我を見据えながら後ずさる。
「ねぇ、冬麻。これは愛の告白だ。お願いだよ、冬麻。俺を受け入れてほしい」
久我が迫ってくる。後ずさる冬麻の背後にはもう壁が迫っていてもうこれ以上は逃げられない。
「俺、男ですよ? じょ、冗談ですよね……?」
「男とか女とかそんなに大事? 俺が好きになった冬麻が男だった。ただそれだけのことじゃないか」
いやいや、結構な違いだと思う。
「男同士だって、キスはできるよね?」
久我は唇を冬麻の唇に近づけてきた。その距離僅か5センチ。
こ、これってもしかして、もしかしなくても久我は——。
「冬麻は、俺のことどう思ってる?」
久我に至近距離で囁かれる。
「俺のことが好きなら、俺を受け入れて」
冬麻が抗おうかどうしようかと頭が混乱しているうちに、久我に顎をクイッと持ち上げられ、上向きの姿勢にさせられる。
逃げようと思えば今すぐ久我を突きとばすくらいの力は持っている。それなのにどうして——。
「冬麻」
愛おしそうに名前を呼ばれ、そのまま唇にキスをされる。
久我にキスをされて気がついた。
思っていたよりも、嫌じゃない——。
「ああ。冬麻。可愛い可愛い冬麻……」
久我が冬麻の身体を抱き締めてきた。
こんなのおかしい、どこか間違ってると冬麻の心はザワついているのに、なぜか抵抗せずにいる自分自身に驚いた。
「冬麻も俺のこと好きでいてくれるんだね。これからは互いの愛で縛り合おう。決して離れないように」
久我は再び冬麻の唇にキスをする。
「これからは、冬麻は俺の恋人だよ? もう決まりだからね? これは決定事項。変更解約は許されない。冬麻はもう俺のことしか好きになっちゃいけないの」
久我に両手で頭を抑えつけられ、強い視線で見つめられ、諭されるように言葉をたたみかけられる。
「俺は冬麻のことが欲しくてたまらない。そして俺が冬麻を諦める日なんて絶対に来ないんだよ。冬麻が逃げても俺はあらゆる手段を使って冬麻を迎えにいって、俺のそばに置く。その意味わかる? 裏切りは許されないってことだよ? まぁ、そうなる前に俺は全力で冬麻を縛って逃がさないけどね」
久我から逃げるなら、今が最後のチャンスだ。ここでとらわれたら一生抜け出せない予感がする。
「俺は心から冬麻を愛してる。冬麻のためならなんでもする。だから冬麻も俺を愛して。だって、俺だけがこんなにも好きだなんて不公平だと思わない?」
ああ、やめろ。そんな目で俺を見るな。
「冬麻。俺と結婚しよう。俺は冬麻を離す気はないんだから、冬麻が幸せになるには俺を好きになるしかないんだよ?」
「お、俺に選択肢なんてないじゃないですか……」
久我を選んではいけない。この人は危険だとわかっているのに。
こんなに大切にされて、愛されて、心を掻き乱されて、縛られて——。
引き返さなければならない。これは罠だ。縦横無尽に仕掛けられた久我の罠。
でも久我は冬麻だけを想ってくれて、こんなにも強く冬麻を望んでくれている。全てが嘘で塗り固められているような男なのに、それだけはきっと久我の本心ではないか。
「ずるいです。こんなのって……。俺に、久我さん以外の誰を好きになれって言うんです?! こんなの間違ってる、なにかおかしいってわかってるのに……俺は……もう……」
なぜか涙が溢れ出す。悔しいのか、悦んでいるのか、どうして自分が泣いているのかすらわからない。
久我が、冬麻の零れる涙に口づけた。冬麻を慰めてくれているのか、ただ涙を味わいたくてキスを何度も繰り返しているのか。でももうどっちでもいい。すべての思考を停止して、ただただこの人の罠に堕ちてしまえはいいんだ——。
「好きだよ冬麻——」
ああ、また唇を奪われる。
「冬麻も俺にキスして——」
久我に両方の手首を掴まれる。冬麻の腕は、そのまま久我の首のうしろに回すように誘導される。そんな格好にさせられたせいで、必然的に久我との距離がさらに縮まってしまう。
どうしたんだ……? 自分が自分でなくなっていくような感覚だ。
冬麻は、久我の唇にキスをする——。
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