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番外編 キッチンとお風呂 投稿33ヶ月記念小説 快楽のエチュード父娘

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平日の水曜日ないし金曜日は、誰にも言えない禁断の時間が私にはある。土曜日か日曜日に予定が合えば一日中べったりと過ごせるけど、そんな事はそうそう続くものじゃないから…2人きり・・・・になれたら求める手を躊躇したり止めたりしない。

眞下ました未映子みえこ25歳。大学卒業後も実家に暮らしている社会人だ。以前なら、いつかは歳の離れた兄みたいに一人暮らしをしたいなぁと、思っていたが、あるひょん・・・なきっかけで、そんな将来の事など考えられなくなった。


それは────



「あっ…っ…っ、ん」
布団を頭まで被って、口には声が出てしまわないように布を入れているのに、どうしてもくぐもった声が出てしまう。声が漏れないように気をつけているけど、布団の中で籠った匂いは男女の営みにしかわからない濃厚な香りで、快感を高めるスパイスにしかならないから声を抑えるのが大変だ。
私の上に覆い被さる人は、私の頭の横に手をついて、一心不乱に腰を動かして、1秒でも早く絶頂に到達しようとしている。私もその人の昂りを蜜壺に受け入れ、長くて太くて固い昂りの抽送が、まもなく快感のピークが連れてやってくる。
「っ、はっ」
金曜日のam1:00から始まった行為は、もう2度・・ほど私の中に注がれていた。今が何時なのか、明日が休みだからもう寝る時間を気にしなくていいから、とかは別にどうでもよかった。春から夏に移り変わるこのあまり暑くない季節に部屋のエアコンをつけて、部屋のドアには家族に内緒で後付けの鍵を掛けてあり、お布団に入って声を押し殺すのには訳があった。
「…父さ…んっ、あっ、あっいくっの、っ」
「未映子っ、っ…ぐっ、俺もだっ!出すぞっ…っ」
そう、その布団の中にいる2人は、本来なら交わってはいけない関係──父と娘だからだった。


私と父──眞下ましたすぐるとこんな関係になったのは、夜中に自慰をしていたところを見られたからだ。最初はお互いの自慰を見ながら指一本触れていなかったが、長い2人の時間が出来てしまうと、それから一気に関係が進んだ。
こうして夜に身体を重ねる事も珍しくなくなり、今ではもうお互いがなくてはならない存在となっている。

「…っ、ん」
「っ、締めるなよ」
繋がった昂りが栓の役割を果たして注がれた証は私の蜜壺の奥へと溜まり、父がお布団から頭を出して上半身を起こすと、パサっとお布団が捲れて父の裸体が露わとなった。
もう48歳となる父の少し割れた腹筋は、私とこういう関係となってから筋トレを始めた成果だった。薄い保安灯にした部屋は、暗さに慣れた目では僅かな表情も全裸の2人の姿がはっきりと見える。
父は私の下生えからへその下を撫でると、目を細めて嬉しそうにしている。
「…っ、あ」
達したばかりで息も荒くて敏感な身体は、ちょっとした動きでも反応してしまう。父は私の顔の横にもう一度肘をつくと、屈んで私の口にキスをした。口内を堪能するねっとりと事後の余韻を感じるキスは、次第にお互いの舌をちゅうちゅうと吸い付き激しくなっていく。
「未映子、もう一度」
「うん」
名残惜しいキスが終わると、繋がった箇所に熱を待つのに気がつき、さっきまで口にしていた布切れ──父が私の口に入れた私の下着を口に戻して布団を掛け直した。
山のように膨らんだ布団が左右前後と動くと、はっはっ、と荒い息と少し高い声が聞こえ始めて熱い時間となる。
最近では筋トレを始めた父に体力がつくと、交わる回数が増えて、一度や二度とでは終わらなくなった。それはそれで嬉しいが、自分も体力をつけないと次の日もヘロヘロになってきたと実感してきのだった。



友達と出かける約束をする以外は、休みの日もほとんど家に居るのが増えた。前は1人で買い物とかに出かけたが、今は1日横になって寝てるのが多い。それは仕事疲れもあるが、やっぱりねちっこいえっちばかりして体力を消耗しているからだ。
ぱっちりとした二重、日に焼けてない肌が映える染めたばかりのアッシュブラウンピンクの黒い髪、Gカップの胸ときゅっと細いウエストに反して大きなヒップ、すらりと長い足は日々のケアの賜物だ。モテるかモテないかのどちらかと言われたら、彼氏がいない期間の方が少ないからモテなくはないが、好きな人の事を考えて1日を過ごすなど、こんなにのめり込むほど、人を好きになった事はなかった。

母からは「だらしないから早く起きない」と小言を言われるが、1週間の仕事の疲れもあるし…結局は一度遅くまで寝てしまうと幸せだと気がついてしまったから中々早くに起きれなくなっていた。
ピロリロリーン~♪
と、ベッドのそばに置いたスマホが鳴ると、眠りから覚めて目を薄く開けた。手探りで寄せたスマホ画面を見ると着信は父からだった。
「…寝てたのか?」
「う…ん」
電話越しに聞こえる父の声は、いつも誰かがいる時に聞く落ち着いたトーンの声で、背後からは外にいるのか賑やかな声や音がする。
「…今外なの?」
「そうだ、町内会の草むしりの美化運動をしていてな、ちょうど休憩していたんだ」
「…なんかお母さんがそう言ってたな」
自治会ごとに決められた家庭からでるゴミ出しの他に、草むしりや球技大会などのイベントを催している。それに毎回参加するのは父と母で、私はいつも今度はこれをやるからーと報告を聞くだけだ。
しかし、昨日はあんなに求められたのに、まだ真夏ではないが暑いのに、父の体力はどうなっているんだとも思ってしまう。
「…帰ったらゆっくり・・・・しようか」
「…ん…わかった…早くね」
一段と低くなった声は、2人きりの時に出す音色で、その声を聞いただけで、私の声も少し高く甘えた声になる。ゆっくりしようとか抽象的な言葉遣いは、私達の秘密の合言葉で、2人きりになれると言う事でもあった。
「いっぱいしてね、もう立てないくらい…っん」
「……」
父の声で一気に目が冴えて、力の抜けた吐息を出すと父は途端に黙った。
「昨日出来なかった事もしたいし、舐めて欲しい…ね」
父しか聞いてないとは思うが、念の為に小さな囁く声でしゃべれば、父と電話をしているだけなのに快感が湧き上がる。
「…帰りは15時ぐらいだとと思う、お昼は自分で取りなさい」
「はーい、あとでね」
事務的に話すって事は父がこれ以上話したらいつも2人でいるような会話になってしまい、周りにバレてしまうから危険だと感じたからで、私は名残惜しくも電話を切った。
──今日お母さんパートかな?
父の言い方だと2人きりになれるっぽいから、今日はお母さんが行っているドラッグストアのバイトの日なのかもしれない。
──それまで何をしよう…あっ
起き上がると、私はもう癖になっているスマホを触ると、SNSのメッセージアプリが届いているのに気がついた。
それはとても親子の会話ではない画像と動画を送り合い、恋人のように睦言を交わす父との専用のトーク画面で、
『母さんは17時からパート』
との素っ気ないシンプルな文面だった。



***************


「ただいまー、いやー、暑いし疲れたわ…先にお風呂に入るわ」
15時前に草むしりから帰って来た母が、リビングのソファーでスマホを弄りながらテレビを見ていた私に言って、ささっと2階の自分の部屋に向かった。
父は、というとまだ帰って来ていない。きっとお母さんはパートの時間があるから、早めに草むしりを切り上げてきたんだと思った。
「じゃあ、お風呂に入って来るわね?未映子ご飯は?」
「食べた~」
「そう、ならお母さん今日パートの日だから、夜ご飯は冷蔵庫にあるものを温めて食べなさい…お父さんの分もよ」
「んー、わかった」
「本当かしら…まったく」
スマホを眺めてる私の生返事にぶつぶつ文句を言いながら、母はお風呂へと入って行った。

「…ただいま…母さんは?」
「お風呂だよ」
母がお風呂に入って5分くらいすると父が帰って来て、私しかリビングにいないと分かると私の横に座った。当たり前のように腰に手を回され、私は父の身体に自分の身体を寄せた。
虫に刺されないようにシンプルな黒の長袖シャツとベージュのチノパンで草むしりに行った父は、夏前とはいえ、日中屋外で作業をしていたから、どこか汗の匂いがした。
「…何か飲む?」
「そうだな…麦茶でも飲むか」
暑さ対策として作り置きしている麦茶を取りに父は、ソファーから立ち上がってキッチンへと行った。
「暑かったよ、今年の夏も猛暑になるな」
私は父のあとを付いていき、キッチンで冷蔵庫に入っていた冷えた麦茶の入ったポットをグラスに注いでいた。
よほど喉が渇いていたのか、父はごくごくと飲むと、おかわりにもう一度麦茶を空のグラスに注いだ。喉が上下するその姿にきゅんとして胸がドキドキする。チラッと父の後ろにある給湯器の電源がついたままで、お湯を出す時に点灯するランプがついているから母はまだお風呂に入っていると確認してから父に近づいた。
「…っ、未映子」
「少しだけ」
父は驚いていたが、私が彼の足元に膝を付けると、私の方に身体を向けた。膝立ちして、父のチノパンにあるベルトを外し、留め具を取ってチャックを下げると、彼の股間に顔を近づけた。すん、と鼻を嗅ぐと、父の反応しない下半身からは汗の匂いが充満した。
無言で頭を撫でられたから父を見上げると、父は麦茶が半分くらい入ったグラスを持ったまま私を見下ろしていた。
チノパンの下のボクサーパンツを下ろすと、まだカケラも反応していない昂りが露わとなり、私は手を使わずに口で下から掬い上げて先端を口に入れた。固くはないが、一般よりもそれなりの太さと長さの昂りを口の中に全部入れる事は出来ないから、ちろちろと舌先を使って舐めて、歯を立てないように注意して、ちゅうと吸うとぴくりと反応するのが可愛い。先端から側面へと舌を這わすと、むくむくと面白いくらいに固く太くなっていく。
丁寧に股間の付け根まで舌を這わし、鼻先を父の下生えに埋めていたら、
「…っ、残念、時間切れだ」
もう夢中になっていたのに、父の下半身が私の顔から離れた。
父の昂りから出たツユが口の中に残っていたので、ごくんと飲むと、お風呂の浴室のドアが開いた音がした。父が昂りをパンツの中に入れ、ファスナーをあげている間に私は立ち上がると、父に抱きつき頬にキスをして離れた。
「…後でね」
2人きりになるのを楽しみにしていると伝え、父をキッチンに置いて部屋に上がろうと、リビングから廊下に出たら、ちょうど母も脱衣所から廊下に出てきたところだった。
「もう行くの?」
「ううん、あと少ししたら行くわ」
母はいつもパートに行く時の白いブラウスと黒いズボンだったので、時間的に早い気がしたけど、きっと母は数十分以内にまた着替えるのが面倒になったから、お風呂終わりに仕事着になったのだと知る。
「そう…私ちょっと昼寝してくる」
「まったく、遅く起きたのに昼寝って」
「いいでしょ、休みなんだから」
母はこれからパートだから、信じられない目で私を見るが、私は口を尖らせて言い訳して喋る。
「まっ、いいわ、母さんパートに行くからご飯は…」
「分かってる、温めて食べる」
「はい、じゃあ頼むわね」
母にお風呂の前に言われた事を復唱すると、母は満足したのか笑顔になった。
私は2階の自分の部屋に入ると、本当はこれっぽっちも眠くないのに、誰も部屋に入らないようにアリバイを作ってしまったとほくそ笑んだ。



ココ・・に来て5分くらいしてから待っていた人がやっと来て、私が浴室へと繋がる洗面台のある脱衣所にいると分かると、無言でピシャリとドアを閉めた。
身体のラインが一目で分かる真っ裸の私を見て、黒縁メガネの奥にある目を細めた。身体のあちこちに付く、赤い所有印は目の前にいる父が付けたもので、一際胸元と内股の付け根が多い。胸元は私が胸のあいた服を着させないため、とか独占欲を隠さずに言っていたが、本当は私の柔らかく大きな胸が好きなんだと知っている。いつもしつこいくらいに吸っているしね。
父は服を脱いで洗濯機に投げ入れて一歩進み、私の手を取って、ドアの横にある電気のボタンを押して、明るくなったお風呂の中へと一緒に入ると、浴室のドアを閉めて鍵を掛けた。私を抱きしめるとシャワーのコックを捻り、父と私の身体に生温い水が掛かる。
「待てなかったか」
無言でいたが、水音で話す声が漏れないとなったのか、ここに来て父がやっと口を開いた。
「いつも待てない」
髪を上げてお団子にした私は、モザイクの役割のある曇りガラスとなっているドアの前から退いて、シャワーヘッドのある隅へと移動した。すると、もし母が入って来ても外からは父のシルエットしか見えないはずだ。
真っ白なボディーソープを手を曲げてカップのようにした手のひらにつけ、そのまま胸の谷間に上から垂らすと、父の視線が痛いくらいに感じる。
冷水ではシャワーを浴びる時期じゃないから、温かくしたシャワーの水で浴室の視界が水蒸気で白くなっていく。父のメガネも曇っているのに外さないのは、今メガネを外したら何見えなくなるともう知っている。
おっぱいを外から抑えて、胸の谷間を作ると、父は無言で一歩私の前に進んだ。膝立ちになった私は父の昂りを大きな乳房の間に挟んだ。乳房を上下に動かしたり、右と左の乳房をバラバラに動かしてみたりすると、父の昂りは徐々に固く太くなっていく。
胸の谷間から父の昂りの先端が見え隠れすると、片手で胸を支えながら、人差し指を先端にある穴を押した。透明なツユが出ているはずの先端だが、私がボディーソープで泡だらけにしたから本当に出ているのかはわからない。だけどこんなに太くなっているのだから、きっと泡の下に埋もれているはずだ。
父は最初私がする事を眺めていたが、次第に私の乳房に手を伸ばして弄り始めた。固くなった乳房の先端を人差し指と親指でこねたり、摘んだかと思ったら思いっきり離したり、乳房全体を持ち上げて掴んで揉んだ。
シャーと流れる水音が浴室にこだまする。私は父の昂りから乳房を離しすと、父はシャワーを私の胸と自分の下半身に掛けて泡を洗い流した。
私は立ち上がって何にも入っていない浴槽に足を入れて座ると、浴槽の縁に腕と胸を置いてまた膝立ちをした。
父は身体の向きを私の方に向けると、無言で固くそそり立つ昂りを出す。父の昂りに手を添えて口を開けると、口の中に入る。顔を前後に動かして、昂りを出し入れしていると、父の先端からでるツユの味が口内いっぱいに広がった。
荒い息使いはするが声を出すこともない、お風呂場での蜜事。私の下半身がきゅん、と締まり反応する。この昂りが早く私の中を満たし、気持ちいい事しか考えられなくなるのを身体が欲して待っている。
「っ、…っ」
緩やかに始まっていた父の腰の動きが早くなり、見上げると父は、ぱくぱくと、『出す』と言う言葉を伝えたいのか口を動かしている。
父の昂りからでる白い証を飲むと思うと、自然と口に力が入ってしまい、思わずちゅうと吸い付く。
「っっ!!」
頭を掴まれ、父の下半身の前に固定されると、一拍してから熱い飛沫が口内に注がれた。ゆっくりと嚥下すると、どろりとした証は喉を通った。

浴槽の段差になっている所に腰掛けると、父は頭と身体をざっと洗い始めた。父の横で快感の余韻に浸っていた私は、父の昂りが固く天井を向いているのに気がつき、父から見えるように右足を上げて足を大きく開くと、下半身に右手を伸ばした。下生えを親指と人差し指で弄て遊び、残りの指で蜜口の縁をなぞっていたら、父はいつからかわからないが、さっき外していたメガネを掛けて私をじっと見下ろしていた。父の痛いほど感じる視線に応えるために左手で乳房を持ち上げながら膨らんだ所に舌を這わせると、父の右手が私の乳房を触ろうと伸びた所で──

「お父さん?もうパートに行きますが、大丈夫ですか?」
と、急に母の声が脱衣所から聞こえて、父は私に手を伸ばすのを止めた。
「ああ、大丈夫だよ、送らなくてもいいのか?」
「ええ、時間に余裕があるからもう行っちゃうわ、それと未映子には言ったけど、ご飯ありますから温めて食べてくださいね」
父は母が鍵の掛けた浴室に入らないと分かると止めていた手を伸ばして私の乳房を鷲掴みにした。パンをこねるように数回揉むと、人差し指で乳房のラインをなぞり、胸の下、おへそ、下生えに指を滑らせる。濡れた父の手が、自分で自分の身体を触っていた肌に刺激を与える。
「わかった、ありがとう…迎えに行くかもしれないから、後で連絡するよ」
「自転車で行くつもりだからいいわ、じゃあ……あっ、未映子は寝てますからね」
さっきまで右手で触っていた下半身から私の手を退かすと、父は人差し指と中指を蜜壺の中へと入れた。
「…っ!」
いきなり太い物が入り、蜜壺はぎゅうと父の指を締め付けると、父はそれを咎めるように蜜壺の中に入っていた指先を曲げた。抽送するかのように蜜壺の中を出し入れし、親指の腹で蜜口から飛び出した粒を押し潰す。
「…ああ、わかった…なら気をつけて」
「はーい、行ってきます」
ワントーン低くなった父の声など気が付かない母の声が聞こえたと思ったら、脱衣所のドアが閉まる音がした。
浅ましくも腰が揺れ、掴むところが欲しくて父の腕に手を添えると、父も自分の昂りを握った。昂りを上下に擦る父の息が荒く、黒縁メガネが曇り視線を合わせられなくて、もどかしい。シャーとシャワーの水を目一杯出すと、水音が大きくなる。
──あの、熱い眼差しで私だけを見て欲しい
私の身体に穴が開きそうなくらい焼き切るような強烈な眼差しで見つめられると、頭がおかしくなりそうなくらい私の身も心も歓喜するのだ。今はイマイチ視界が悪く満足が出来ない。
だけど身体は正直で、与えられる快感が気持ち良すぎて、置いていた手の指先に力が入って父の腕を握り、爪が父の腕に食い込む。
──イきたいっ、イきたいっ
それしか考えられなくなってきた身体は、自分が気持ちいいところを父の指が当たるように移して、腰を揺らしていたら、いきなり父は指で抽送もどきをしていた指を2本から3本に増やした。
「~~~!!」
強い快感が身体中を巡ると、私は目を閉じて歯を食いしばり絶頂へと達した。ぎゅぅぅっと蜜壺が父の指を食いちぎるくらい強めに締め付けていたら、おへその上から胸に掛けて熱い液体が掛かった。薄く目を開けると、父の白い証が昂りから飛び出していたところだった。


父は蜜壺から指を抜いてシャワーの水で自分の身体を洗い流すと、水を止めてドアの鍵を外して、脱衣所にあるタオルを取り出すと、さっと身体を拭いてお風呂場から出て行ってしまった。
指だけでイッて疲れた私は、しばらくお風呂の浴槽に背中を付けて座ったまま動けるようになるまで休んでいた。
──気持ち良かった
呼吸も思考も落ち着いて心に余裕が出来ると、私はお腹にある証を指で掬って口に入れていると、ちょうど父がタオルを腰に巻いたまま、またお風呂場に戻ってきた所だった。
「未映子」
父は私のしていた行為をばっちりと見たらしく、脱衣所のドアを閉めたら、腰に巻いたタオルを外した。霧の中にいたような視界の悪かった浴室から、シャワーの水も出していないから気温差もなくなりクリアになったからもうお互いの姿ははっきりと見える。
「お父さん」
もう一度胸に出された証を人差し指で掬い、父と目線を合わせたまま口にしながら、浴槽から腰を上げてお風呂縁を跨いでタイルの上に足をつけた。浴槽の縁に腰を掛けて、あられもなく足を開いて、今度は身体に付いた最後の証を全て拭うように人差し指と中指、薬指の3本で掬い、下半身に塗りつけた。そのうちの人差し指と中指の2本の指を蜜口から蜜壺の中へと入れると、父は私の前に立っていた。ただ真上についている電気が逆光となり、父の表情が見えない。私の両頬を右手だけで挟んで掴むと、
「めちゃくちゃにする準備は出来た」
と、獣のような唸る声が浴室に響いた。

浴室にある膝よりも少し低い風呂椅子を取り出し、タイルの上に置いた父はそこに腰掛けた。大きく足を広げて座るその間には、今にも爆発しそうなくらい太い昂りがそそり立っていた。
左手を差し出されたので、それに自分の手を重ねたら、父の足の上に跨いで向かい合わせで座った。自慢のGカップの胸を父の鎖骨に押し付けながら、彼の首の後ろへと回してキスをする。舌の絡まる濃厚なキスは、そういえば昨日の夜したきりだったと、今更ながら気がついた。父の昂りがちょうど父の上に座る私のお尻に当たり、腰を前後に緩く動かすと、父は私のお尻を両手で力いっぱい鷲掴みにして揉む。左右バラバラに揉まれるのに合わせて腰も動いてるから、昂りで擦れて蜜口が熱い。父の腰の上を円を描くようにお尻を回すと、父の昂りも私の蜜口に吸い付いたようにくっついてくる。なんなら側面と先端が蜜口から出る粒に当たるから、快感が増していく。
「あっ、あっ、気持ちっ、あっ、あ」
「はっ、未映子っ、くっ、エロいっ」
乳房を父が口にすると、赤ん坊のようにちゅうちゅうと吸い付き、甘噛みされては口内にある父の舌が乳房の中央にある粒を舐める。
「はっ…おっ…きっ、いぃっ」
「ぐっ…はっ」
もう我慢出来なくなって腰を上げると、密着した身体の隙間に手を入れて、父の昂りを掴み蜜口に当てて腰を下ろした。
みちみちと蜜口を広げる昂りは、長くて太いし側面が凸凹していて気持ちいい。自分の体重で深く繋がるから、頭のてっぺんから足の指の先まで一気に快感が巡る。
「っ、あっ、あっ」
ぴたりとお互いの下生えが絡まると、父は下からの突き上げを始めた。彼の首の後ろに腕を回して抱きつくと、甘い喘ぎ声が浴室にこだまして自分の耳に返ってくるからより一層乱れる。
「はっ、未映子っ」
「おと…さっ、んんっ、っんぅ」
口を合わせると濃厚なキスが続き、下から突き上げる父と腰を前後にスライドして快感を貪るのに必死な私たちは夢中で動く。
「あっ、イクっ、いくぅっ」
「中にっ、未映子っ」
「うんっ、出してっ中に…いっぱいっ」
二つの身体が密着しているから、いつもなら揺れる胸も全部が、お互いの身体の一部になった錯覚を起こす。
「受け止めろっ…未映っ、ぐっ、っ」
「あっ!ぁあっ!」
私の肩に顔を埋めた父にキツく抱きしめられながら、絶頂がほぼ同時にやってきて私たちは達した。


身体を洗った後はお風呂から上がって、上半身は裸でスウェットを履いた父と、ブラとアンダーウェア姿でリビングへと向かうと、いつもはレースカーテンの大きな窓の厚手のカーテンが締まっていた。
父は暑いと言いながらキッチンに麦茶を飲みに行き、私もふらふらっと父の後に付いて行った。
さっきと同じグラスに麦茶を注いだ父は、私が付いて来ていると気がつくと、私の腰を抱いた。2杯目の麦茶をグラスに注ぐと、一口飲んで私と唇を合わせて飲まされた。腰からお尻に父の右手が移動し揉まれながら、口に入れられた麦茶を飲んだ。
「んっ、好き」
「俺も好きだ」
ちゅっちゅっ、と啄むキスをしながら、父のズボンに手を入れて昂りのラインをなぞると父は腰を揺らした。
「このあとどうする?ご飯にするか、部屋にこもるか」
ご飯を食べながらでもいいと笑う父は、私のアンダーウェアを掴み上に引っ張って、下半身に下着が食い込んだ。
「そうだ、舐めて欲しいって言ってたな、電話で」
耳朶を甘噛みされながらそう囁かれ、言った気もしたが忘れてしまった。
「…舐めてくれるの?」
「ああ、なら今からずっと夜の時間まで舐めるよ」
潤む瞳で期待を込めた眼差しを父にしてしまって、それがこれからやることで決定事項となった。
「部屋にするか…ここでするか」
などと悩む素ぶりをするのに、父は私のお尻の間に手を入れて蜜口の縁を触る。
「まずは味見をさせてくれ、それから部屋に行こうか」
「ん…っ」
結局父が1人で解決すると、私を軽々と抱き上げてキッチンのコンロとシンクの間にある平なスペースに私を座らせた。
「足を広げて見えないから」
父の言うとおりに足を広げて座ると、父は私の下着をズラして下半身に顔を埋めた。
「あっ、っ、はっぁ」
腰に力が入らなくなるから後ろに手をつけると、父は蜜口に舌を這わして、蜜壺から溢れる蜜をじゅるっと吸い付く音が立てながら啜る。
気持ち良すぎて腰が前後に揺れると、父は蜜口に舌を入れた。丁寧に舐められ、蜜口の縁も丹念に舐める。
「あっ、私もっ、あっ…んっ、っ触りたいっ」
何度か軽くイッた後に自分だけじゃ嫌と言うと、父はやっと私の下半身から顔を上げ、
「なら、部屋に行こう」
感じすぎて歩けないと素直に告げると、父は私を抱っこした。
父の首に後ろに手を回し、腰に足を巻きつけて歩き出した父がキッチンからリビング、廊下に出て2階へと続く階段を登る時に、父の肩越しに玄関の扉に鍵はもちろんのこと、チェーンが付けられているのが見えた。
──あっ、だからさっきお風呂場から出たのか
一度父がお風呂場からいなくなった理由が分かって、私は父に強く抱きついた。
「どうした?」
「ううん、別に」
と返事をすると、父はそうか、とただ呟いた。


連れて行かれたのは私の部屋で、着くなりベッドの上に仰向けに寝かせられ、父の言葉通り永遠とも感じる時間下半身を舐められた。さっきも父のも触りたいと泣きながら願うと、身体の向きを逆にしてお互いの性器を口と手で慰める時間となった。
「も、やっ…イきたいっ」
「さっきからイッてるだろう?」
小さな快感ばかりで父の昂りを知った私は、指と口だけじゃイけないと、満たされる事の本当の意味を知った身体はこんなのじゃ満足しなくなっていた。
「違っ、これが欲しいのっ」
未映子はワガママだなぁ、と苦笑する父は、私の蜜壺に欲しかったモノを入れてくれたのは、部屋に入ってから3時間も後の事だった。
そこからは、体力が続く限り求め合い……


疲れ切って気絶するように眠った私が目を覚ましたのは夜の22時で、暗くなった部屋のベッドの上、部屋着姿で横になっていた。
ぐうと空腹を感じて1階に降りると、パートから帰ってきた母に「この時間まで寝ていたの?」と呆れられ、父はいつものようにリビングで晩酌をしていた。
母と入れ違いでキッチンで食べ損ねた夕食を温めていると、ビールが飲み終わったグラスを置きにきた父が私のお尻を揉んだ。
「…また、夜行くよ」
明日は日曜日だろう?といつもの部屋着の姿の父の腰が私のお尻に押し付けながら小声で囁いた。
「…うん」
チラッと母のいる位置を確かめ、父の胸にある乳首をTシャツの上からさっと一瞬だけ触って腰を左右に揺らした。
このままキスをしたいが、それは2人きりの時間になったらすると決めて我慢した。
「未映子、終わったら洗うように」
「はーい」
「おやすみ…母さん、そろそろ休むよ」
「ええおやすみなさい」
父がシンクにグラスを置いて、私と母に声を掛けてからリビングから出て行った。
温まったご飯を食べていると、母も休むと言って自分の部屋に戻り…私は残ったご飯をかき込み、シンクに残った食器を洗って片付けた。
顔を洗い歯を磨き、寝る準備のため自分の部屋に戻った私は、下着姿になり…これから夜に来る父を待つ間に自撮りの写真を撮って、上手く撮れた写真のみ父とのSNSのメッセージアプリに3枚ほど送った。
すぐに既読となったトーク画面では、
『足を開いて送り直して』とか『下着の上から触って』とかポーズを変えて送り直すように指示される。
しばらくメッセージ上のやり取りをしていると、父からビデオカメラの着信が入り、無言の通話が始まった。赤黒くそそり立つ昂りを画面いっぱいにした父は、自分の昂りを握り上下に擦っている。私はスマホを内カメラにして下半身がよく見えるように足の前に置くと、父の願い通りに下着の上から蜜口に指を押し付けた。
『指を入れろ』とか『今すぐ入れたい』とか父の切ない声に混じり、父の部屋にある背後のテレビの音を拾う。父が喋れるようにテレビの音量を上げたらしく、父の声が小さく聞こえる。
「入れない…それでイきたいから」
私もテレビを付けて少しだけ音量をあげると、父に話しかけた。
「…あと、1時間半だ」
「うん…長いね」
いつも来るのはa.m1:00過ぎ。時間を意識すると、長く感じた。
そうするとそれ以降は2人は喋らず、ビデオ通話したままお互いの身体を映して挑発するように動いた。父の好きな私の胸を揉んだり、お尻を突き出してベッドの上で円を描く。反対に父は昂りを画面いっぱいにしたり、昂りの先端から溢れるツユがはっきりと見えるようにアップにしたりしていた。
いつのまにかテレビの音が消えると、父の部屋の明かりが消えた。私も同じようにテレビを消して保安灯にすると、ガサガサと父はお布団に入った。
テレビの音で掻き消されていた秘密の音が部屋の外に聞こえないように音量を下げると、お互いの身体を見ながら自慰もどきを始めた。

突然ビデオ通話が切れ、『行く』と短いメッセージを送られて来た時に、やっとこの地獄のような焦れた時間が終わったのに気がついた。
am1:00ぴったりにやっと父が忍足で部屋に来た瞬間、私は下着も脱いで扉の前で待っていた。部屋に入るなりドアに背中を押し付けられて、父は私の部屋の鍵を掛けた。待てなくて父の顔に手を添えて自分の方を向けさせた私は、父と舌の絡まるキスをした。私がキスに夢中になっていると、父は私の右膝裏を待ちながら腰を落として私の蜜口に昂りの先端を充てがい、腰を進めて入ってきた。父は片手を私の左の腰に掴むと、ドアに押し付けているのを利用して、私の身体を固定して一気に蜜壺の中を貫いた。
ちゅうちゅうと私の舌を吸い付きながら顔の角度を何度も何度も変えて、ゆっくりと腰を引いて元の場所に戻して抽送を始めた。
ぱんぱん、と肌がぶつかり、声を出さぬよう口を塞がれている。カタッ、カタッと、お尻がドアに当たるから、ドアが鳴り、父は繋がったまま私の身体を引くと、もつれるように床へと押し倒された。足を広げ直して父の太ももの裏へと足をかけると、抽送が再開した。
ぷるん、ぷるんと前後に揺れる乳房を見ながら父は、はっ、はっ、と息を荒げていく。私は父の着ていたTシャツを引っ張って噛むと、やっと少しだけ口からの息が出来るようになった。
「んっ…んっ、んっ」
テレビ電話で1時間以上も自分の身体を慰めていたから、燻った快感を早く気持ちいいだけで満たしたかった。
「はっ」
「~~~~っ!」
一際大きな抽送で、腰にぱんっ、とぶつかると、勢いよく蜜壺の中に注がれた証で絶頂を迎えた。

はぁはぁ、とお互い息を吸い、全裸の私に比べ、きっちりと部屋着の父のズボンの中に手を入れてお尻に回すと、父がしてくれたみたいに揉んだ。
「…今日はいっぱいしたな」
父は私の顔の横に肘をついて、私の耳朶を甘噛みしながらそう囁くと、私は蜜壺の中にある昂りが大きくなるように下半身に力を入れてぎゅうと締め付けた。
「明日は無理だからね?」
「ああ、だから今日はずっと…するよ」
明日は日曜日だから良いが、月曜日の仕事のある前日に求められたらもう起き上がれない。
父は起き上がりとシャツを脱いで私に渡し、また身体を屈めると、横になりながら器用にズボンを脱いだ。私は父のシャツを口元に持っていき抱きしめると、父の抽送が始まった。

今度は愛撫も始まったし、ゆっくりと蜜壺の中を味わうように──私達は明け方までひと時も離れずに過ごした。


信じられないくらいキスもするし、ありえないくらい繋がって交わう。自分の手だけで満足していたのが遠い昔のようで、もう戻りたいとは思わなかった。
「お父さん、好き」
「俺も好きだよ、未映子」
歪な関係は冷めるどころか、お互いに依存し始めていた。
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