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解決
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お母様と日課になったサロンでのお茶会をしていたら
使用人に呼ばれたお母様が「すぐ戻ってくるわ」と出て行き
中々帰ってこないので玄関に迎えに行ったら
そこにいたのは
「…アーサー…様」
驚いて目を見開くアーサー様は
酷くやつれてひげも伸び目の下の隈が濃く出て鋭い眼差しを強調していた
2ヶ月の間に何があったのかしら
心配になってしまうが、お母様の前なので何も言えず黙る
「……ミズナ…ミズナ」
私の名を呟き無意識なのか私のそばまでフラフラで来て抱きしめられた
「ミズナっミズナ」
縋るように抱きしめる腕は力強く久しぶりに感じるアーサー様の匂いと胸板と声に懐かしく涙が溢れそうになる
抱きしめられたままだった私はココが玄関先だと気が付き離れようとアーサー様の胸を押すがびくともしない
「…全く…本当…ミズナ」
呆れ顔のお母様が私の名を呼ぶ
「っはいっ!」
お母様に呼ばれ勢いよく返事をする
「……この騎士団長様とよぉく話しなさい」
そう言ってアーサー様に貴賓室へ行きなさいと伝えると行ってしまった
アーサー様はお母様に返事もしないで私を持ち上げて横抱きにするとスタスタと歩き出した
「あっ…アーサー様っ…貴賓室…は…っ」
落ちないようにアーサーの首に腕を回すと目を細める彼が
「貴賓室なら知っている」
低い声が懐かしくてうっとりとしていると
この屋敷の間取りは頭に入ってる
と低すぎて彼の声は聞き取れなかった
貴賓室に着くとお母様とのお茶会の直前まで寝ていたため整えられていないベッドにそおっと降ろされ角に座った
「…まだ体調は良くないのか?」
と心配そうに呟く声が、私を想ってくれていたのかと泣きそうなくらい嬉しい
「ええ…あとひと月もすれば治るかもと…お医者様が」
彼は私の足元に跪き手を取る、私は彼の頬に手を添え目元の隈を親指で触れた
「…隈が…何か眠れない…心配な事でもあったのですか?」
と聞くと私の手に自分の手を重ね泣きそうに顔を歪め
「……ミズナ…が…帰ってこなかった…ずっと」
震えて苦しそうな声で言う彼の言葉に驚いた
「…わた…し…?…そんな…どうしてです?…だって私はただアーサー様と身体を重ねたっ….だけで」
「ミズナが居ないと何にも手につかない愚かな男だ…居ても肝心な事も言わず愛し合っていただけだが」
ゆっくり私に近づくアーサー様
「っでも私は男爵家の…貧乏な…家ですし…行き遅れでっ…年も…誰も私に声なんてっ」
「当たり前だ、誰かに声を掛けられたらそいつを殺す」
険呑な眼差しを向けるアーサーはミズナと額を合わせる
「っそれにっアーサー様は騎士団長様で公爵家の方で…身分も立場もっ…私の事なんてっ」
「なら全て捨てよう」
さらりととんでもない事を言うアーサーはミズナの後頭部を押さえ何度もゆっくりと唇を喰み、舌を口内へ入れ、久しぶりのミズナを堪能する
「っっそれはダメですっ」
うっとりしていたミズナは流されそうになるが我に返りアーサーの頬を抑える
「…何が問題だ」
キスを止められ不機嫌なアーサーは唸る声を出す
「アーサー様は次期当主なんですっわっ…私が…私はだっ…男爵家でっ」
「問題ない…そもそも親も私の結婚は諦めていた…この顔にこの身体…女も泣いて逃げる」
自嘲しているアーサー様が悲しくて
「そっ…そんな事ありませんっ!アーサー様は優しくていつも酒場で私を守ってくれてましたっ…それにいつも…いつもアーサー様に見つめられるとドキドキして…それで逞しい身体も力強いのに触れる手は優しくって」
もっともっと言いたかったのだけど噛み付くキスで口が塞がれ続きを言えなかった
久しぶりすぎたキスは止められなくて
彼の首に腕を回し近づけて彼の舌に応える
チクチクと刺す髭が気持ちいい
はふっと空気がたまに抜けそれでも彼の舌が居なくなれば追いかけ吸い舐め絡めた
気がついたらアーサーはベッドに座っていた
私は彼の膝の上に座らされ腰を掴まれくっついていた
夢中で舌を絡め夢中で唾液を吸い飲み込んだ
はぁはぁっとお互い唇を触れさせたまま息をする
「…ミズナ」
「んっ…はい」
彼が私の腰を撫でる
「……愛してる….…今すぐ結婚しよう」
赤い目が私を離さない
「…でも」
身分が違いすぎるため不安になり消極的になる
アーサー様は心配いらないと微笑む
「必ず幸せにする…この子供と一緒に」
驚く私のお腹に手を置き私の首筋に顔を埋めた
使用人に呼ばれたお母様が「すぐ戻ってくるわ」と出て行き
中々帰ってこないので玄関に迎えに行ったら
そこにいたのは
「…アーサー…様」
驚いて目を見開くアーサー様は
酷くやつれてひげも伸び目の下の隈が濃く出て鋭い眼差しを強調していた
2ヶ月の間に何があったのかしら
心配になってしまうが、お母様の前なので何も言えず黙る
「……ミズナ…ミズナ」
私の名を呟き無意識なのか私のそばまでフラフラで来て抱きしめられた
「ミズナっミズナ」
縋るように抱きしめる腕は力強く久しぶりに感じるアーサー様の匂いと胸板と声に懐かしく涙が溢れそうになる
抱きしめられたままだった私はココが玄関先だと気が付き離れようとアーサー様の胸を押すがびくともしない
「…全く…本当…ミズナ」
呆れ顔のお母様が私の名を呼ぶ
「っはいっ!」
お母様に呼ばれ勢いよく返事をする
「……この騎士団長様とよぉく話しなさい」
そう言ってアーサー様に貴賓室へ行きなさいと伝えると行ってしまった
アーサー様はお母様に返事もしないで私を持ち上げて横抱きにするとスタスタと歩き出した
「あっ…アーサー様っ…貴賓室…は…っ」
落ちないようにアーサーの首に腕を回すと目を細める彼が
「貴賓室なら知っている」
低い声が懐かしくてうっとりとしていると
この屋敷の間取りは頭に入ってる
と低すぎて彼の声は聞き取れなかった
貴賓室に着くとお母様とのお茶会の直前まで寝ていたため整えられていないベッドにそおっと降ろされ角に座った
「…まだ体調は良くないのか?」
と心配そうに呟く声が、私を想ってくれていたのかと泣きそうなくらい嬉しい
「ええ…あとひと月もすれば治るかもと…お医者様が」
彼は私の足元に跪き手を取る、私は彼の頬に手を添え目元の隈を親指で触れた
「…隈が…何か眠れない…心配な事でもあったのですか?」
と聞くと私の手に自分の手を重ね泣きそうに顔を歪め
「……ミズナ…が…帰ってこなかった…ずっと」
震えて苦しそうな声で言う彼の言葉に驚いた
「…わた…し…?…そんな…どうしてです?…だって私はただアーサー様と身体を重ねたっ….だけで」
「ミズナが居ないと何にも手につかない愚かな男だ…居ても肝心な事も言わず愛し合っていただけだが」
ゆっくり私に近づくアーサー様
「っでも私は男爵家の…貧乏な…家ですし…行き遅れでっ…年も…誰も私に声なんてっ」
「当たり前だ、誰かに声を掛けられたらそいつを殺す」
険呑な眼差しを向けるアーサーはミズナと額を合わせる
「っそれにっアーサー様は騎士団長様で公爵家の方で…身分も立場もっ…私の事なんてっ」
「なら全て捨てよう」
さらりととんでもない事を言うアーサーはミズナの後頭部を押さえ何度もゆっくりと唇を喰み、舌を口内へ入れ、久しぶりのミズナを堪能する
「っっそれはダメですっ」
うっとりしていたミズナは流されそうになるが我に返りアーサーの頬を抑える
「…何が問題だ」
キスを止められ不機嫌なアーサーは唸る声を出す
「アーサー様は次期当主なんですっわっ…私が…私はだっ…男爵家でっ」
「問題ない…そもそも親も私の結婚は諦めていた…この顔にこの身体…女も泣いて逃げる」
自嘲しているアーサー様が悲しくて
「そっ…そんな事ありませんっ!アーサー様は優しくていつも酒場で私を守ってくれてましたっ…それにいつも…いつもアーサー様に見つめられるとドキドキして…それで逞しい身体も力強いのに触れる手は優しくって」
もっともっと言いたかったのだけど噛み付くキスで口が塞がれ続きを言えなかった
久しぶりすぎたキスは止められなくて
彼の首に腕を回し近づけて彼の舌に応える
チクチクと刺す髭が気持ちいい
はふっと空気がたまに抜けそれでも彼の舌が居なくなれば追いかけ吸い舐め絡めた
気がついたらアーサーはベッドに座っていた
私は彼の膝の上に座らされ腰を掴まれくっついていた
夢中で舌を絡め夢中で唾液を吸い飲み込んだ
はぁはぁっとお互い唇を触れさせたまま息をする
「…ミズナ」
「んっ…はい」
彼が私の腰を撫でる
「……愛してる….…今すぐ結婚しよう」
赤い目が私を離さない
「…でも」
身分が違いすぎるため不安になり消極的になる
アーサー様は心配いらないと微笑む
「必ず幸せにする…この子供と一緒に」
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