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デート2

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映画中も手を繋ぎ出る映画館を出る

2人でぶらぶらしながら歩くとご飯どこにしようか相談しながら歩く
3階のフード専門店が並ぶ通りに着くとよくテレビで取り上げられるオムライス専門店があったので、ココにした
ランチ時間を過ぎたためか、すぐに案内され2人用のテーブルの角にソファー席を譲ってくれたので奥に座る
メニューを2人で見て私はチーズたっぷりソースのオムライスとアイスティーサラダのセットで、真央はハンバーグオムライスと烏龍茶サラダセットを頼んだ



映画の感想を話していると、靴同士がぶっかっている事に気が付き頬が赤くなる
真央はそんな事きにしてないように私の話を聞いてくれる

ーー真央ってすごくスキンシップ多い

最近やはり思う、触れる手が優しくていつもどこか触れている
幸せで胸がキュンキュンとしてしまう
「どうした?」
分かっているのに敢えて聞いてくるのはずるいが、声も好きだなぁと感じてしまう
「別に」と照れ隠しで素っ気なく言ってしまうが、しょうがない
頬杖をついて拗ねたように真央を見るとほんのりと、少しだけ笑っている…気がした



ご飯を食べ終わってお店を出ると指を絡め歩く
「この後どこか行きたいところある?」
「…別にないな…ゆいかは?」
一応行きたいところあるか聞いてみるが、ないと言われずっと、したかったことを口にするため真央の手を引き通路の端へ移動した
「どうした?」と言われたが無視して真央の肩に頬をつけ見上げる
「……イチャイチャしたい」
と呟くとぴくっと動いた真央は私の背に腕を回し抱き寄せた
胸に手を置くと上から重なる真央の手が指に絡む

「…行くか」
そう言って真央は私の手を引いて2人っきりになれる場所へと向かった





****************


向かった先は個室もある、漫画喫茶"ネットカフェ24"だ
指定された場所は、真央くらいの高さの壁が迷路の様に続くフロアで、広さ4畳くらいの大画面のテレビとソファーが設置されている半個室で仕切りを動かせばソファーに立つと頭と足元が見えるが個室になる
荷物を置き、ドリンクバーの飲み物を個室にある机に置くと、奥のソファーに座った真央の横に座る
腰に回った手が私を引き寄せピッタリとくっつく
私も真央の身体に腕を回して胸に頬をつけ抱きしめる
ドクンドクンと鳴る真央の心の音が心地よくて目を閉じる

しばらくお互い無言だったが、真央の手が腰から肩に移動する
動いた事で、目を開け真央を見上げると優しく触れる唇に幸せな吐息が出る

「…好き」
そう囁くと顎を上げられ上唇を喰まれ、ちゅうと吸い離れる
また触れた唇に私も唇を喰む
お互いちゅう、ちゅうと唇を喰み、薄く開いた口内に舌がぬるっと入る
優しく口内を撫でる様に動く舌に、真央の頬に手を添え応えるように舌を追いかける
何度も何度も喰むようにお互いの舌を求め、さらに身体もくっつき腰が浮く
額がくっついたまま「…こっち」と言われ膝の上に移動する
真央を跨ぐように座る格好は恥ずかしかったけど、すぐにやってきた真央の唇に夢中になりどうでもよくなった

お互い顔の角度を変え、求め合う舌
じゅるっと溜まった唾液を吸われ、お返しに真央の口内の唾液を吸いゴクンと飲み込む

しばらくすると、息の荒いまま休憩してまた始まるキスに夢中になる
何度か繰り返して真央の肩に顔を埋める
背後に回った腕が私を抱きしめて、真央も私の首筋に顔を埋めた


ちゅっちゅっと私の肩に触れる唇がくすぐったくて肩をすくめる

「…もうすぐ付き合い始めて1ヶ月だね…再会して2ヶ月くらいかな」
半個室とはいえ、声を潜めて真央の首に向かって話す
「…ああ」
会話が途切れまた抱きしめ合う

「…………ゆいか…好きだ…ちゃんと考えてるから」
と掠れた声が囁くように耳元に聞こえる
「……考えてるって…?」
肩に顔をつけたまま真央を見ると、照れた様に目元が赤い真央が
「…その」
と言って私の腰を撫でる

「!」
言おうとしている事に気が付き赤面する
「……あの…真央…私…その…初めてで」
起き上がり真央と視線を合わせたまましどろもどろに言うと、「そうじゃないと相手を許さない」と不機嫌な声が聞こえる

やきもち妬いてるのが嬉しくて「好き」そう言って、真央の唇にキスをした

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