セフレはバツイチ上司

狭山雪菜

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おっぱいパブとは1

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順調に週3回の逢瀬をする2人



週の半ば





ふと、

仕事中に2人の始まったきっかけは何だっけ?と考え始めたら、おっぱいパブだった事を思い出した


お昼になり、おっぱいパブとは何なのか調べた私は………






*******************




『今日は私の家に来てください、鍵も開けときます』




仕事が終わり、急いで帰って準備し終わった頃に来た、係長からのメッセージ

『今地下駐車場に着いた』

部屋を暗くし、淡いランプの光がリビングの室内を照らす
ガチャガチャと玄関で音がし、廊下に付く明かりに誰かが入ってきた事がわかった
靴を脱ぎ、服が擦れミシッと廊下を歩く音が聞こえる

リビングのドアが開くと

「優奈?」

私の名を呼ぶ係長
町田と呼んでいた最初の頃よりも名前で呼ぶ事の方が多くなっている
私はまだ、係長なんだけどね

ドキドキと緊張する胸に手を当て、深呼吸してムードのある音楽を携帯で流す

「おかえりなさいにゃん」
とまだ薄暗い室内の中彼の前に姿を現した

「…優奈っ?」
私の声を聞いて、語尾のにゃん、に本当に本人か分からないのだろう

「どうですか?40分コースがいいにゃん」

「こっ…これは…?」

「おっぱいパブを真似てみたんですけど、ダメでした?」
冷静に何と言われたら、冷静になってしまう不思議

だんだんと彼に近づき私を見て固まり目を見開く係長に、ドッキリは成功したとほくそ笑む私

「その…格好」

ポニーテールと黒の猫耳のカチューシャ、赤いレースのチョーカー、アダルトショップで購入した赤い紐とレースのブラジャーは乳房の周りの骨組みはあるが粒と膨らみが露わになっているオープンブラジャーというランジェリーだ
マイクロミニスカートは赤と黒のチェックで、下は赤の紐パンだ
ゴクンと喉を鳴らす係長に、ソファーに座ってくださいと背中を押す

彼の座るソファーの前のテーブルに缶ビールを置き

「他にご注文はありますか?…にゃん」

と語尾ににゃんつけるのを忘れたので付け足す

「…回って見せてくれ」
呆然とする係長の願いに、顔が赤くなるが叱咤して"ここは、おっぱいパブ、おっぱいパブ"と心の中で呪文を唱える

「はいにゃん」
頬の横にぐーをふたつ作り返事をして、くるくると回る
ガタガタっと物音がしたので係長の方を見ると、テーブルを横に移動させていた

「…名前はなんて言うのかな?」
と聞くので、「ゆうにゃんで」
と冷静に返してしまってハッとする

「ゆっ…ゆうにゃんとよんでくださいにゃん」

とにこにこ顔の横に猫の手を作り、首を傾げた

「ゆうにゃん…もっと見せてくれ」
と低く欲情した声が聞こえ、彼の方へと一歩進み足の間に立つ

腰を引かれ、片方のモモの上に座らされた

「40分コースって?」
顎に手をつけ、親指の腹で唇をなぞる係長
「…っ…40分間っ…おっぱいを揉まれてっ…係長を癒すこっ…コースですっ」

とだんだんと冷静になって、もしかしてものすごく馬鹿なことをしているかも、と思い始めた頃


「じゃあ、それで」



低く囁いた係長は、私の口を塞ぎ乱暴に舌を絡めた


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