セフレはバツイチ上司

狭山雪菜

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出張2日目4

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濃密なお風呂の時間にのぼせそうになり、2人で身体を拭き合い、お互いバスタオルを巻いたまま出るとビジネスホテルの小さい窓が暗くなっているのに気がついた
「今何時でしょう?」
独り言のつもりが、しっかりと聞こえた彼が背後から抱きつきながら
「今19時かな」
答えちゅぅちゅうと首筋にキスが落ちる
「ぁっ…待って」
「待てない」
バランスを崩してしまい、倒れそうになる私の腰を支え引き寄せて向かい合わせになる
目が合うとふっと笑い合う
首に腕を回し彼の唇を、喰む何度も喰む
されるがままの彼からのアクションがない事に、焦ったくて柔らかな乳房を押し付ける

彼に体当たりをするように一歩一歩と足を進めると、ベッドにたどり着いてしまい
係長の腰に巻いてあるバスタオルを外し床にパサッと落ちると、彼はベッドに座った
そのまま淡いキスを続け彼の足の上に跨ると、彼の手で太ももを撫でられバスタオルの隙間から手が入りお尻を揉む

彼の昂りを掴みゆっくりと腰を下ろす
先程まで何度も何度も貫いた蜜壺に、ぬちゅっと水音が微かにして、ズズッと入っていく
私のお尻を掴みながら下から座る位置を直しては、蜜壺の側面にあたり、新たな快感が花開く

「んっ…大きいっぁっ」
「…っつ、」
2人の声が重なり腰にペタンと座り込むと完全に昂りが埋まった
胸に留めていたバスタオルを解くとベッドの下へと落とす

裸になった私を眺め乳房に顔を埋め口に含む

ベッドのスプリングを利用して、下から突き上げる係長
落ちないように必死に抱きつき、快感を求め腰を前後に揺らす私
はっはっと荒い息が胸に掛かり、じわじわと快感になる

「っつんぁんっ」
絶え間なく責められては、胸を鷲掴みされ喘ぐ事しか出来なくなる
胸を甘噛みされると、身体を巡る快感が全身に電流のように流れ痺れ達した
蜜壺をぎゅぅぅと締め付けてしまい、くっっ、と歯を食いしばり私を抱きしめた係長はドクドクっと最奥に証を注いだ





どのくらい交わっていたのか


「はぁ、はあ…悪い…もう出ない」
息を荒げ、名残惜しくズルリと蜜壺から出た係長の熱は収まっていて、下を向いていた
「…んぁっ…ぅんっ」
抜けた事により蜜壺から溢れ出た白い証が漏れてお尻にまで伝い敏感になった身体には刺激が強すぎた

ベッドの横のサイドテーブルにあるティッシュBOXからティッシュを数枚とると、私の蜜壺から溢れる証を拭いゴミ箱へと捨てた
ぐったりと横向きになっている私のそばにぴたりと身を寄せ首筋キスをし、腕を摩る

「…こんなに中に出して平気なの?」
「…ピル飲んでますし…後でアフターピル飲みます」
倦怠感で動く事も出来ない私はそう告げた
「アフターピルって?」
「ゴム付けないでした後に飲むと妊娠の確率が低くなる薬です」
「それって…市販の?」
彼が腕を摩る度に心地よい夢の中にいるみたいにふわふわとした気持ちになる
「…いや、婦人科で貰います」
「そうか…なら次行く時付き添うよ」
まさかの付き添い宣言に眠気が飛ぶ
「へっ?」
「君にばかり、負担を掛けるのはよくないからね」
それでも、摩る手を休めない係長に
「ん…でも…」
眠くなり、瞼が重くなる
「しー…もう寝よ」
耳に囁く声を聞いて私の意識が途切れた




起きた時は変わらずに夜だった
時間を見ると0時を少し過ぎていて
お腹がぐぅっと鳴った
ククッと笑う声に振り向くと
腕を立て頭を支えて私を見下ろす彼の姿が
「一度ご飯にするか」
「…そうですね」
軽く触れるキスをした私達は小さいソファーに座りお弁当の入ったビニール袋を広げ食べ始めたのだった


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