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月のモノ1

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ホークと結婚して数ヶ月


ほぼ受け身のマリアでも
月初めの前の週ぐらいにすごく性欲が溢れ自分でも持て余す時がある


ホークが帰ってくる時間が近くと、そわそわして玄関に向かう
定位置になりつつある、階段下の手すりの横に立ち扉が開くのを待つ
私の背後にはハンナ、玄関に近い扉の所にアークが待つ

外が騒がしくなり、しばらくすると扉を開けるアークにホークは私を見つけ目を細める
抱きつきたいのをぐっと我慢して
「おかえりなさいませ、旦那様」
と笑顔で迎える
すると歩き出していたホークはマリアを抱きしめ「ただいま」と耳元に囁くように告げる
そうするとホークの背に手を回しぎゅっと抱きつく
ホークは最初から抱きついてもいい、と言ってくれるがそれだけは出来なかった
目が合ったら1番に笑顔を見て欲しいし、1秒でも早く彼の目に私を映して欲しいから

それを言うのはまだ恥ずかしいので笑って
また次の時にでも、と濁した

夕食もいらないとの事だったので、彼はいつものように私を横抱きに持ち上げ、私は彼の首に腕を回しバランスを取る
そのまま歩き出すホークの背後には頭を下げる、アークとハンナはココで下がる

私達2人以外誰もいない寝室に入ると、彼に一度抱きついたあと、彼の頬を両手で挟み
会いたかったです、寂しかったです、と込めてホークの唇を何度も何度も喰む
持ち上げる腕に力が入ると、ぐっと噛み付くようなキスをくれる

いつもならホークは私をベッドに座らせ身体を清めに離れるが、今日はどうしても離れたくなかった

彼の首に腕を回し、絡まる舌に自分の舌で応える
口内を暴れ回る舌にぼぅっとなり、それに気がついたホークは一度強く舌を吸い ちゅうと、離れる
鼻先を触れ合わせながら視線を合わせ
「…離れたく…ないです」
と自分の素直な気持ちを伝え、ホークの上唇を喰む
ホークはまた歩き出すと、室内にある簡易シャワー室に行く

この簡易シャワー室は、ホークがざっと汚れを洗い流せるように作った1人分のスペースしかないシャワーのみのお風呂場で、結婚後に作った
以前は私も使用しているお風呂場を使っていたが、
部屋から出ないといけない
その間30分はマリアに触れられない
という理由で設置された
これなら、離れる時間が5分だけになり2人の時間が増えるので、簡易シャワー室を作ると言われた時はマリアも嬉しかった

シャワー室の前にマリアを降ろし屈むホークの唇を啄み、お互いの服を脱がせ床にパサリと落ちていく2人分の服
生まれた時と同じ裸になった2人はぴったりとくっつき、キスを続ける
シャワー室に入るとコックを捻り冷たい水が頭上から注がれる
だんだんと水が温かくなるまで、舌を絡め貪るキスに身体が火照る
お互いの身体に触れ撫でて、首筋に顔を埋め舌を這わされると、片足を上げたマリアはホークの太ももに当てる
マリアの足を掴み支えると、もう片方の手の2本の指先を蜜壺へ入れると、マリアの揺れる腰がすでに勃ち上がっている肉棒を掠める
ホークの指に蜜壺を押し付けるように動かすと、焦るなと咎めるようにぐちゅぐちゅっとかき混ぜる指がマリアを責め立てる
もう1本増やされ3本になった指がパラパラと動き、蜜壺を広げる
マリアの蜜壺は、ホークの指を噛みちぎりそうなくらい強くぎゅうぎゅうと締め付けた

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