上 下
17 / 35

久しぶりの1

しおりを挟む
マリアは軍服の襟のボタンを両手で外し
片手でお尻を支えながら、ホークは首筋に舌を這わせ背後にあるドレスのファスナーを下ろす
ファスナーが下りる度に首元、肩が露わになり首から下の白い肌に赤い印が花のように散りばめられ映える

マリアはホークのYシャツのボタンをこれからの行為を想い震えた指先で外すと、隙間から覗く筋肉が付いた胸板に手を伸ばし触れる

お互い交差する腕が邪魔をし思い通りに動かない手を、もどかしく思うが触りたい欲が強すぎてそのもどかしさも溢れる欲望のスイッチになる

目を細め堪能するホークに、マリアは余裕があるのが悔しくて彼の首筋に顔を近づけちゅうちゅうと吸い舌を這わす
ホークの胸板に触れていた手を取り自分の首に回すと、腕で見えなかったマリアの胸元から腰まであるパット付きのコルセットの谷間に人差し指を掛けると勢いよく下ろした
ぷるんっと乳房が重力に反して揺れ、ピンク色の粒がツンと上を向く
下から掬うように揉み親指の背で粒を押し付け潰すとホークの首筋から顔を上げ、肩に頬を付け「あっ…っん」と甘い声が零れた
マリアのお尻を両手で掴み上げると、歩き出すホークはベッドへと向かう

パフっと寝かせられたベッドに上半身裸のマリアはドレスのスカートを脱ぎ捨てコルセットも横にパサリと落とした
多分ベッドの下の床に落ちたとは思うが、ベッドの側で軍服を脱ぎズボンを脱いでいるホークをうっとりと見つめているため気にならない
マリアを見つめながら下着を脱いで落とすと、ベッドの上でホークに全身に熱い視線を注ぐマリアにホークの喉が鳴る
マリアは黒の下着だけを履いて、この後の展開に期待をして下着が蜜で濡れていたのがわかった

散々馬車内で焦らされたホークの肉棒は天を仰ぎはち切れそうなくらい太く、先端からツユが溢れていて片手で掴み彼女の元へ覆いかぶさる
首に腕を回し噛み付くようなキスをされ一生懸命応える
足を伸ばしホークに巻き付けると下着越しにゴリゴリと擦り付けられ無意識に揺れる腰

「…っ欲しいっ…欲しいのっ」
月のモノで1週間愛されていない身体は、馬車でのキスから我慢が出来なくなっていた
「…っ…慣らさないとっ」
マリアの痴態に焦るホークも早く1週間振りのマリアの中に入りたいが故に葛藤する
「っ大丈夫っ…だか…ら…欲しい…欲しっっ」
マリアはイヤイヤする様に頭を横に振る、わがままな願いを叶えて欲しくて彼の肉棒を湿った下着でぐりぐりと押し付けると
ぐっと唸るホークは理性を飛ばしマリアの下着をズラし肉棒の先端を蜜壺の入り口に当てる
はっ、と発した低い声と同時にミチミチっと蜜壺の中をジワジワと広げ、ホークの先端が入って見えなくなる

「っ…っはっ…」
圧迫され苦しくて背が仰け反り足が空を蹴るが、がっしり掴まれた手が離れる事を拒む
久しぶりの蜜壺の中は熱く狭い
己の限界を感じたホークは、蜜壺の半分を肉棒で埋めた頃、一気に貫き蜜壺の中に熱い証を注ぐ
唸り小刻みに震えるホークはマリアの首筋に顔を埋め肩に噛み付く
ピクピクっと動くマリアは蜜壺の中の熱い証にきゅうきゅうと締め付けるように蠢く
彼の赤い髪に指を絡め蜜壺がホークに馴染むまでしばらく抱き合っていた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

死んだはずの守護騎士様が、縋ってきます。だからって悪役令嬢にはなりませんからね?

氷雨そら
恋愛
悪役令嬢として生まれた私の、最初で最後の恋。それは、守護騎士ディオス様との、幸せな思い出、そして悲しい別れ。 必ず私の元に帰ってくるという約束は果たされず、3年の月日が経ったある日、私の部屋の窓は木っ端微塵に。 そして、目の前にいたのは、魔王軍の軍服を身につけた、かつての守護騎士様。 悪役令嬢の私を、魔王軍の将軍になった元守護騎士様が、闇堕ちさせようとしているようです。 それは、縋られていることに気がつかない、悪役令嬢な私と、一途(ちょっとだけヤンデレ)な元守護騎士様の恋物語。 小説家になろう様でも投稿しています。

駆け引きから始まる、溺れるほどの甘い愛

玖羽 望月
恋愛
 雪代 恵舞(ゆきしろ えま)28歳は、ある日祖父から婚約者候補を紹介される。  アメリカの企業で部長職に就いているという彼は、竹篠 依澄(たけしの いずみ)32歳だった。  恵舞は依澄の顔を見て驚く。10年以上前に別れたきりの、初恋の人にそっくりだったからだ。けれど名前すら違う別人。  戸惑いながらも、祖父の顔を立てるためお試し交際からスタートという条件で受け入れる恵舞。結婚願望などなく、そのうち断るつもりだった。  一方依澄は、早く婚約者として受け入れてもらいたいと、まずお互いを知るために簡単なゲームをしようと言い出す。 「俺が勝ったら唇をもらおうか」  ――この駆け引きの勝者はどちら? エブリスタ先行で公開しています

アラサー喪女騎士ですが、護衛対象の年下王子に押し倒されました

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
今年二十八歳になったアンリエッタは、王子レインハルトの専属騎士である。レインハルトは成人を迎え、婚約者を決める時期となったのだが、なぜかアンリエッタは彼に押し倒されていた――。 ※いつものごとく、がっつり濡れ場です。 ※とにかく、じれもだイチャラブしている話です。特にオチはありません。 ※ただひたすら、やるのかやらないのかどっちなんだい!という話です。 ※表紙デザインは井笠詩さんに有償依頼したものとなります。

【完結】私の婚約者は妹のおさがりです

葉桜鹿乃
恋愛
「もう要らないわ、お姉様にあげる」 サリバン辺境伯領の領主代行として領地に籠もりがちな私リリーに対し、王都の社交界で華々しく活動……悪く言えば男をとっかえひっかえ……していた妹ローズが、そう言って寄越したのは、それまで送ってきていたドレスでも宝飾品でもなく、私の初恋の方でした。 ローズのせいで広まっていたサリバン辺境伯家の悪評を止めるために、彼は敢えてローズに近付き一切身体を許さず私を待っていてくれていた。 そして彼の初恋も私で、私はクールな彼にいつのまにか溺愛されて……? 妹のおさがりばかりを貰っていた私は、初めて本でも家庭教師でも実権でもないものを、両親にねだる。 「お父様、お母様、私この方と婚約したいです」 リリーの大事なものを守る為に奮闘する侯爵家次男レイノルズと、領地を大事に思うリリー。そしてリリーと自分を比べ、態と奔放に振る舞い続けた妹ローズがハッピーエンドを目指す物語。 小説家になろう様でも別名義にて連載しています。 ※感想の取り扱いについては近況ボードを参照ください。(10/27追記)

どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~

涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!

修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す

佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。 誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。 また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。 僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。 不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。 他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います

婚約破棄は別にいいですけど、優秀な姉と無能な妹なんて噂、本気で信じてるんですか?

リオール
恋愛
侯爵家の執務を汗水流してこなしていた私──バルバラ。 だがある日突然、婚約者に婚約破棄を告げられ、父に次期当主は姉だと宣言され。出て行けと言われるのだった。 世間では姉が優秀、妹は駄目だと思われてるようですが、だから何? せいぜい束の間の贅沢を楽しめばいいです。 貴方達が遊んでる間に、私は──侯爵家、乗っ取らせていただきます! ===== いつもの勢いで書いた小説です。 前作とは逆に妹が主人公。優秀では無いけど努力する人。 妹、頑張ります! ※全41話完結。短編としておきながら読みの甘さが露呈…

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

処理中です...