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平穏

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7日間もその後も濃厚な繋がり注がれ愛し合ったのに、月のモノがきた

ーー子供ってなかなか出来ないのかしら

昨日もたっぷり愛され、ホークを見送った後に発覚した月のモノで倦怠感が増した気がする

ーーもうホーク様と結婚して半月

相変わらず忙しそうな騎士団長は朝早くに出て、日が暮れ暗くなると帰って私を愛してくれる

ーー実はまだ、愛してるって言えてないな

ーー好きって………言ったこともないのかな……ないわ

ガーンと愛し合う事に夢中で言葉にしていなかった自分にショックを受ける
照れ臭いのもあるが、愛し合う時に初めて言うのは違うと思ったからだけど、いつもすぐ愛し合ってしまうのがイケナイんだ、きっとそうよ…嬉しいけど

この半月のルーティーンになったホークを見送った後の午前中は身体をざっと洗い流しベッドで休んでいる
午後になると軽食をとり、屋敷内を覚えるため散歩をし執事とメイドと雑談するため一緒におやつタイムを作った
最初はみんな遠慮していたが、ホーク様の普段の様子や仕事で不便な事、流行りのものとかも聞きたかったので、強制参加にしたのだ
今はみんな和気あいあいとして話す時間が唯一の楽しみと言ってくれ嬉しくてにこにこしていると、目の毒ですから笑顔はほどほどにして下さいと言われてしまった
庭で散策しハンナにお茶にしましょうと言われ寝室へ戻るとアークからホーク様の帰宅時間を知らされ夕食を一緒に摂れる時間かを考えて先に食べる場合もある
一度遅くまで帰ってこなかったホークを待つため食事をしなかったら、そのまま朝まで求められ起きた途端にぐぅとお腹がなり、恥ずかしい思いをしたので食事は必ず摂るようにした


ーーホーク様は可愛いと言ってまた愛されたけど、死ぬ程恥ずかしかったから二度と同じ過ちは繰り返さないわ!


今日は少し遅いと聞いて先に食べる事にした
アークに伝えると部屋から出て行き、ハンナと2人っきりになる
「ハンナ、月のモノがきたのだけど、これはホーク様に伝えた方がいいのかしら」
結婚してから初めての月のモノなのでハンナに聞く
するとハンナは
「もう知っていると思いますよ、逐一報告してますから」

「えっ」
衝撃の事実が発覚する

そういえば今日のおやつタイムはカモミール茶だったし、消化に優しい味のクッキーだった
それにいつもよりハンナが庭で声を掛けるのも早かった気がする

「…もしかしておやつタイムでホーク様を褒めていたの報告されたのかしら」


それは困る…優しい所と、力が強く頼もしいと毎日絶賛しているんだけども
恥ずかしくてなかなか本人には言えないから、周りに言っているのに!


「…奥様…聞く所違うと思いますよ」
呆れ顔のハンナがやれやれと肩をすくめお茶のお代りを注いだ午後は陰でしゃべった事が全部知られて、夜会うのが恥ずかしいと悩みが出来た


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