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初夜2

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両腕をマリアの顔の横に置き、覆いかぶさるホーク



はぁはぁ


2人の息がお互いの口にかかる
その息の熱さに堪らなくなり、目の前にあるホークの下唇を喰む
したから掬うように喰むと、ホークも同じようにマリアの唇を喰む
交互に喰むとムクムクと蜜壺がいっぱいになった気がしてホークの頬に触れる
「…ん…あ」
少し動いた事で蜜壺にまた快感が生まれる
キュウキュウに包む肉棒の形を確かめるようだ
「……マリア…誘わないでくれ」
初めては一度で我慢しようと思っていたのに、と唸る声は同時にズンっズンっと打ち付ける腰に消される
お互い手を重ね、指を絡めると激しくなる突きに訳が分からなくなりイヤイヤと顔を横に振る
胸がプルンプルンと揺れ、先ほど中に出された白い証が結合部から溢れお尻に伝う
「あ…んあん」
と苦しさがなくなった甘い喘ぎは、彼を夢中にさせ二度目の限界が近い
「ンンンンんンンッ」
イったばかりの身体で仰反ると、ツンッと胸を出した甘い粒を口に含み、中へ注ぐために一気に責めるホーク

「あ……あぁ…ホークさ…イッテ…るぅ」
ワナワナ震える声で、彼を止めようとするが快感で力の入らない指が彼のバスローブを掴むだけだ
「あ…ぁ…バス…ロー…着てっ…いやっ」
快感に夢中になりすぎてまだバスローブを脱いでいないホークを詰る
「っ…それ…なら…マリアもっ」
責める動きは腰の速さは変わらないのに、腕だけ通してるバスローブのマリアもだろっと咎められる
ググッと奥に押しつけた肉棒がさらに膨らみ弾けたと同時に注がれる証

「んあああぁ」
熱い証に足の指に力が入り丸まりまた絶頂へ


また息を整えるまで戯れていた2人は一度も抜くこともないまま、お互い身につけていた物を脱がせ合いベッドの下へ投げ捨てた

その時結合部とシーツに赤い血と白い証が混ざってシミを作っていたのを見つけマリアを心配するホークに、
腰を揺らし大丈夫だからぁ、と甘い声で誘惑する妻に負けまた求め合う



空が明るくなった頃
疲れ果て眠ってしまったマリアを背後から繋がったまま抱きしめホークも眠る
お互いの繋がりが解けたのは、次の日侍女のノック音が聞こえた時だった

シーツで身体を隠し恥ずかしがったマリアの額にキスを落とし、ホークがバスローブ姿で出て湯船の準備と5分待てと伝えた

5分後準備を済ませたハンナが部屋に入ると、しっかりと前を閉めたバスローブ姿のマリアがホークの膝の上でキスを受け入れていた

ハンナに気がついたマリアは離れようとしたが、ホークは逃さず
マリアを横抱きに持ち上げ一緒に入るために風呂場に向かった

一緒に入るとは思っていなかったマリアは抵抗するが、一晩でマリアの良いところを知ったホークは甘く責めドロドロに甘やかし、力が抜けた隙を見て数十分ぶりに彼女の中へ
中を掻き出さないと、などど言っては注ぎ、また掻き出してと風呂の縁に座らせ求めた

お風呂の外、脱衣所にも、マリアの声を聞かせないため
人を寄らせずハンナは廊下でマリアとホークが出てくるのを待った


お風呂の熱か、ホークの熱かわからない程愛し合ってぐったりとしたマリアが出る頃には
脱衣所に用意したワンピースを着せ、横抱きで部屋に戻りソファーへ膝の上に座らせ食事を用意させた


このまま膝の上で食事を始めた2人が纏う空気は砂糖菓子のように甘く
ホークはハンナとメイドに下がるように視線を向けると、2人っきりになったのを確認したマリアは
もうご飯は要らないと、ホークの首に腕を回しピッタリとくっつき甘える

お互い唇を重ねると、だんだんと貪るように舌を絡める


「…ん…ホーク様」
「マリア」
視線を絡ませ太ももを撫でる手つきがこの後の行為を思い出させいやらしい

「………7日休みだが……とりあえず新婚旅行は…改めて」
「……はい」
耳を喰みながら7日間は離さないと言われ期待で身体が震え潤む目に
ホークは口づけで応えた




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