熱い日

狭山雪菜

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海!1

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自宅の最寄り駅から離れ新幹線も停まる大きな駅で待ち合わせをする
既に先に出ていた兄が待っているはずだ
薄い青のジャンパースカートと白い半袖シャツに顔が隠れる麦わら帽子と大きなカゴバックには水着とタオルや日焼け止めや貴重品が入っている

指定された待ち合わせ場所にいくと、既に白いTシャツに青いハーフパンツの兄が黒いリュックを背負い柱に寄っかかって待っていた
私に気が付くと、手を差し出す
手を取り勢いのまま抱きつくと、「お待たせ」
と小声で喋る
「あんま待ってないけど」
他愛のない話をしながら、指を絡め改札へ向かう
これから行く先は海なので乗り継ぎをしなければいけないのだ
電車内でも抱きつき小声で話をしてくすくすと笑い合っているといつの間にか海岸に一番近い駅に着いた

平日だったけど夏休みからか、人が多く子連れや若者が多かった

お互い設置されている簡易更衣室へ向かい、合流した
美樹は赤や青のカラフルなハイビスカスの三角ビキニの上に同じ柄のミニスカートを履いた
兄はシンプルな濃紺のサーフパンツで上半身は裸だった
もうすぐお昼なので、先にご飯に行こうと
帽子は付けたまま携帯と少額のお金だけを持ちお互いの荷物を1つのロッカーに預け、海へと歩き出す

足を水に付け手を繋ぎ2人で写真を撮りながら海岸線を歩く
海の家につき、2人で焼きそばと飲み物を頼み束の間のお昼を食べる
そのあとまたロッカーに戻り、荷物を置き海へと入る準備を始める

指を絡めたまま、海にバシャバシャと入る
胸までの深さに行くとお互い向き合い波に揺られる
バシャッバシャッと規則正しい波が身体にあたり引きずられるようにバランスが取れない
腰を支えられ引き寄せられた腰同士ががピッタリとくっつき、上半身も胸が当たり兄の腕を掴んだ
お互い見つめ合いくすりと笑うと、不埒な手が腰を撫でる
「あっ…ダメだよ」
顔を近づけ小声で喋る
「うん」
返事はするが変わらずねっとりと撫でられる
だんだんと下がる手が水着の上からお尻を掴む
強弱をつけて揉む手がいやらしくて、周りにも人が居るのに変な気持ちになってしまって兄の腕をぎゅっと掴む
お尻から水着の中に手を入れ下生えを指先に絡める
ぴくっと身体が反応し思わず兄を見た
もう片方の手で私の背を撫で、指が蜜壺の縁に指の背が触れた
ヌルッとして滑るように中に入る指に
兄は耳元に口を近づけて
「感じてる?」
と低い声で囁きついでに耳を舐める
兄の肩に額を押し付け、周りに見えないように口を手で隠す
ちょいちょいと動かし指が、擦れるのに入口付近にしか留まり奥にいかない
焦ったくて立っていられなくなり思わず少し片足を上げると、兄は私の太ももを持ち上げ兄の身体に巻きつく
波が身体に当たり揺れる身体が、兄の指をズラしまた悶える私に満足したのか、もう1本、さらに1本いれて広げる
やられっぱなしも悔しくて口を隠していた手を下ろし兄の身体に這わせ水着の上を撫でると、既にサーフパンツ越しでも分かるほど昂っていた
ぎゅっぎゅっと握ると私を責めていた手が止まり
「~~~~~~っっ」
耳に聞こえる息、見上げると兄と視線が絡みすばやく触れるだけのキスをされた
「…ココ人前…だよ」
「…一回だけ」
さっと周りを見るが一瞬だったから、誰にも気づかれなかった
兄のサーフパンツの中に手を入れ、握ろうとするが大きすぎて握りきれない
上下に動かし、いつも入る時に熱くなる先端をぐりぐりと責めた
指の動きを再開され、お互いに下半身を弄る
「んっぁんっ」
零れた喘ぎ声は波の音と、周りの笑いに消される
腰を突き出す兄と腰を揺らす妹は、ついに我慢出来なくて
兄の肩に額をつけたまま
「…入れてっ…欲しいっの」
と告げると、指が抜かれ水着をズラし兄の先端がぐりっと入る
兄の首に腕を回し、足を上げ腰に巻き付けるとお尻を掴まれ、支えられる身体
ずっずっと波のおかげで押され、あっという間にぴたりと繋がる
水の浮遊力で動きやすくなった兄は下から打ちつけると波紋が広がるが波で誰も気がつかない
キス出来なくてもどかしくて、腕で隠すように兄の鎖骨に吸い付く

「…美樹っ…くっ」
パシャパシャと波が激しくなると、兄はお尻を掴む手を強め引き寄せた
すると、蜜壺奥へ注がれた熱い証
蜜壺への熱さと水との温度差で私も呆気なく達する

人前でしてしまい恥ずかしくて胸に顔を埋め、お互い抱きしめ合うと
落ちついた兄が



「……あっちの岩場へ行こう」



耳を舐めながら囁いた






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