上 下
22 / 32

番外編 クリスマス 投稿3ヶ月記念 学校一の美女

しおりを挟む
寒くなり身じろぎをすると、固い枕に手がぶつかった。
瞼を閉じたまま手探りでベタベタと触り、頬をくっつけると、ドクンドクンと音が聞こえた。枕って音したっけ?と疑問に思っていたら、枕がピクリと動いた。
ゆっくり瞼を開けると、真っ暗闇の中に視界いっぱいに広がる白いTシャツ。
「…ん」
ーーそうだ、今日はテツくんとホテルに
まだ眠くて微睡み彼の右腕と胸の間の隙間に自分の手を突っ込み、さらに身体をくっつかせた。
「白雪」
寝ぼけた声の哲夫の声に上を向くと、私を見下ろす彼の顔が薄らと見えた。
「起こしちゃった?」
「いや、起きてたから」
ゴニョゴニョと濁す彼の胸に視線を戻して、額をくっつけぐりぐりと押し付けた。すると固いと思っていた枕が動き、抱きしめられる。
「ずっと腕枕してくれてたの?…ごめん重かったよね」
起き上がり彼を見下ろすと、体勢を変えたことにより腰に移動した彼の左手が、私の頬に触れた。哲夫は身体をズラし右腕を頭の下に起き、下から私を見上げる。
そのまま彼の顔に近づき、ちゅっと触れるだけのキスをした。一度離れ、また顔を寄せて啄む。私の方から舌を出して、彼の唇に触れると彼の口が開いて私の舌を迎い入れる。彼の頭の横に手を置き、腕を曲げると上半身が彼の胸板に当たる。
「んっ、ンン」
私に触れない彼に焦れて、口を離して触って欲しいと言いたいのに、舌を絡められなかなか離してくれない。ぐちゅっぐちゅっと唾液が溢れると、掻き出され彼の口内へと流れる。ゴクッと飲み込む音がして、恥ずかしくなり顔が熱くなるのがわかる。少し顔を上げようと両腕に力を入れると、彼の手が後頭部を掴み離すのを許してくれない。
噛み付くように深くなるキスに腕の力が弱くなり完全に彼の胸に身体を預けた。

「んっんっ」 

哲夫の手が腰を撫で、お尻に辿り着くと揉まれ、むず痒くなった私は足を上げると、身体を仰向けにし動かした彼が私の身体を引き寄せ、そのまま彼の上に乗っかってしまった。彼の大きな手が私のお尻を掴かんだまま、前後に動かされると下着の上から彼のジャージに結ばれている紐が蜜壺に当たり、ピリピリとした痺れが起こる。彼の手でも動かされるが、自分からも気持ちよくて無意識に腰が揺れる。
ちゅぅっと唇が離れると、お互いの視線が絡んだ。
「…いいのか」
啄むキスに答えた。
「うん…好き」
上体を起こした彼が、口づけをしながら私のTシャツに手をかけ、たくし上げると服を脱がし、シャツが頭から抜けると横に投げた。
少し大きくゆったりとしたナイトブラの黒色スポーツブラ姿になった私は、両手で胸を隠す。
「どうして隠すの」
「…だって、恥ずかしい」
横にあるサイドテーブルの明かりを付けると、ほんのりオレンジ色になる彼と私。恥ずかしくて震える手を彼のシャツを握り、私が脱がせ同じようにシャツを横に投げた。鍛え上げられた筋肉の凸凹にオレンジと黒の影がはっきりと分かれ、ドキドキと胸が高鳴る。
「テツく…ん」
「白雪」
お互いの名を呼び、彼の首に腕を回すと密着する上半身が気持ちよくて、うっとりと瞼を閉じる。
脇腹のブラの布の下に手を挟んだ哲夫は、カップを胸から外し持ち上げると、ぷるんと揺れた乳房を口に含みちゅぅちゅうと吸う。外されたブラを脱ぎベッドに放つと、彼の髪に指を絡めた。
「んっぁっあ」
甘噛みしては強く吸い、ツンと現れた粒を舌で転がしては、指で摘みぐりぐりと弄ぶ、両方の乳房を愛撫され気持ち良くて、もっとと彼の頭を抱きしめる。
少し膝立ちになった私のジャージを下げるとお尻を揉み、下生えを通り過ぎて蜜壺に辿り着くと、ぬるぬるになっている蜜壺の縁を撫で、太くて固い指が1本入る。一気に指の付け根まで埋めると、ぐちゅっぐちゅっとかき混ぜながら、蜜壺の側面を擦り徐々に広げていく。
もう1本入ると同じように広げ激しく響く蜜の音に、ぎゅっと目を閉じる。
「っん、テツくん」
甘えた声が出ると、腕を解き、ちゅっと軽く唇が重なる。そのまま指が蜜壺から抜けると、お尻を持ち上げられて立ち上がった哲夫が、先程まで私が寝ていた反対側のベッドに降ろした。ギシッと軋むベッドに仰向けに寝かされた私のジャージと下着を脱がした後居なくなった彼が戻ると、噛み付くキスで私の呼吸ごと飲み込むように口を塞ぐ。角度を変えて何度も何度も私の舌を追いかける彼が、私の両足に触れると、ぐっと上げた。足を開き昂りが蜜壺に当たる気配がするが、口づけに意識を奪われた私は彼の首に腕を回した。
ぐっと腰が進んだ彼が、ひと突きすると既に先端が埋まるほど蜜壺に埋まっている事に気がついた。
「…っぁあっ…んぁぁ」
口を離し横を向き、突然入った熱い昂りに反応した身体がきゅうっと締め付けると、哲夫は露わになった首に舌を這わし
ちゅぅちゅうと舐めては、強く吸いチクリと痛みを感じた。
「っ白雪っ…つ」
「ンッンッあぅっテツっくんっ」
私の腰を掴み揺さぶる昂りが、ぬちゃぬちゃと水音が何度も何度も蜜壺を入ったり出たりする。
足を彼の腰に巻き付けると、下半身がぴたりとくっつき、腰の動きも激しくなっていく。
お互いの名を呼び合い、パンパンッと肌がぶつかり続ける。
「白雪っ、白雪」
「ぁぁ、ぁぁっぁあ」
限界を迎え、ぐっと一度膨らんだ彼の昂りが蜜壺に擦り付けるように側面に当てると、一気に痺れた快感が身体中を巡り、絶頂に達した。
上半身を屈めた哲夫が白雪に啄むキスを贈ると、白雪は哲夫の首に手を置きくっきりとした鎖骨に親指でなぞった。

視線を絡ませると、ふふふと笑い合い
「…明日は…朝から遊園地だから、な」
「ンッ…そうだね」
またムクムクと膨らんでいく昂りに感じてしまい、甘い声が出てくる。
名残惜し気に抜けた昂りを掴みゴムを外し口を結んだ彼が、私が寝ているベッドへと入り私を抱きしめる。かけ布団を2人に掛けると、彼の方へと向き合うと、足を絡めた。
「温かいね」
「そうだな」
彼の胸板に頬をつけると、ドクンドクンと鳴る心音に、情事の疲れもあって眠くなる。
「おやすみ、白雪」
私の頭の上にキスをする彼の低い声を聞き、眠りについたのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

処理中です...