【完結】敵対騎士の懐かせ方

琉海

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乱される心(2)

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「好きだ、カイル」
「んぁっ…ぁ、はっ…やっ、ン」
「愛してる」

また奥を突かれ、腰を引かれて、ゆっくりと挿入される。中を押し広げる感覚も抜かれる感覚も脳が正常に働くのを邪魔してくる。降り注ぐ雨のように浴びせられる甘い言葉はまるで蜜のようだ。

「好きだ」
「っは…ん、ァ…ンぅ…」
「俺のものになれ」
「んぅ…ぁっ……やっ、ア」

何度も好きだと、愛してると、俺のものになれと繰り返し低い声で囁かれ全身を愛撫される。誰かにこんなに求められたのは初めてかもしれない。恥ずかしい、いや嬉しい…?そんな考えも前立腺を柔く押し潰されて胸の突起を引っ張られてしまえば全て泡となって消えていく。

「カイル」
「ぁ…ふっ、は…んぁ」
「カイル、返事は?」
「んぁ、やっ…ァ…へん、じ…?」
「そうだ、お前は俺の事どう思ってる?」
「ァッ…ん、ぅ…も、ぁっ…!」
「まさか好きでもない奴に股開いて気持ちよくなったりしねぇよな?」
「ぁんっ…や、だ…ぅ…もっ、い、くぅっ…!」
「俺のこと好きだろ?」
「ンンッ、ァあっ…!」
「俺のこと好きだよな?」

ピクピクと体を痙攣させて背筋を反らしながら達した余韻に耐える。初めて他人に触られて達してしまった。恥ずかしさにシーツに顔を埋める。ディオの手がまたカイルの中心に触れて先端を擦る。

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