ポンコツ半魔の契約書

鳫葉あん

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 リーフと交わした契約書はレックス自身の魔力を要とし、逆らうことを許されない。リーフがその円らな瞳にレックスを映すなと命じればレックスの体は従うしかなく、リーフの側に近付くことが出来なかった。

「ありえない」
「ふっ……うふっ……うふふっ……押し倒して! さぁやりますよってなったら拒否されたのぉ!? しかも二度と視界に入るな? キャハハハハ! 脈なしじゃなぁい!!」
「ベアトリクス。笑うのはやめなさい」

 リーフが森に帰った翌朝。レックスの私室には主であるレックスと世話をしに来たニウェウス、そしてリーフに何があったのか尋ねに来たベアトリクスの姿があった。
 部屋と外とを遮断する結界が張られているので笑い声が外へ漏れ聞こえることはない。咳払いをしたベアトリクスは姿勢を正し、本題へ入ることにした。

「ピゲル殿下に契約書の話をしたら釣れたわよ」

 ベアトリクスは城勤めの魔女であり、レックスの数少ない友人である。美しい才女に焦がれる男は多く、レックスを亡き者にしようと画策する兄・ピゲルもその一人だった。
 ちまちまと小賢しく見え透いた罠もどきを仕掛けてくるピゲルを脅威とは思っていないレックスだが、鬱陶しいことに違いはない。馬鹿は馬鹿らしく正面から向かってくれば一息に潰してやるというのにピゲルは細工を忘れず、自分が関わったという証拠を残さない。
 そこで頼りにしたのがベアトリクスだった。
 レックスのことは友人だと思っているが王の器に相応しいとは思えない。次の魔王の座につくのは兄であるピゲルだ、と。艶めく唇に囀ずられればピゲルは鼻の下をのばして煽てに乗った。
 ベアトリクスを信頼したピゲルは彼女に策を相談し、ベアトリクスとしてもまるで本物の同志のように振る舞った。その中で愛を告げられ、妃になってくれと懇願されれば冷えた心を悟られぬまま、恋する乙女のような表情で頷いてみせた。
 魔封じの腕輪についても事前にベアトリクスから教えられていた。魔力が封じられても殺されはしないだろうと判断したレックスはピゲルの油断を誘う為に罠に陥ることにした。
 実際死にはしなかったが瀕死に追い込まれるとは思っておらず、その上記憶喪失になるなんて予想も出来なかった。
 けれど記憶を失ったおかげでレックスは出会えたのだ。閉ざされた森の中で静かに暮らしていた半魔に。

「レックス殿下を下僕に出来る契約書。それを奪うかリーフさんごと配下にしようと、リーフさんのことを調べてるみたい。そういえば家に帰してあげる時に僅かに感じたけれど、リーフさんの家の周りって何かあるの?」
「結界が張られていましたよ。認識阻害と侵入妨害といった所でしょうか。なかなか強いものでした」

 ニウェウスがレックスを迎えに行く際、リーフの後をつけていたが結界に阻まれ、リーフの家に辿り着くのに時間がかかった。

「ピゲル殿下の配下程度では結界への侵入は難しいかと」
「……そうね。でも完全に防げるとは限らない。他の奴に入られるくらいなら私が行こうかしら……多分、そのままピゲル殿下の部屋へ連れ去って……」

 リーフを配下に迎えてレックスをピゲルの意のままにする。そんな面倒で確実性のない手段より、契約書を奪う方が本命だろう。
 ベアトリクスの知識では契約書の権利譲渡は可能だ。おそらくリーフもそう認識している。

「……か弱いリーフさんのことだもの。ピゲル殿下程度が相手でも、きっとすぐに権利を渡すわ」
「ああ。そうしたらニウェウス。間髪入れずにピゲルを殺せ。俺に馬鹿な命令をしてくる前にな」
「はい」

 契約書の権利が他者に、ピゲルに移ればレックスとリーフの契約関係はなくなる。若葉のような丸い瞳は再びレックスを見つめるのだ。
 そして新たな契約主を下僕であるレックスが傷付けることは出来なくなる――が、契約に関係ない者に殺されてしまうのなら問題ない。

 そう取り決めて動き出したというのに、リーフは予想もしない選択をした。
 自ら契約を棄てた。細い指先から生まれた火種が禍々しい羊皮紙を燃やした。
 選択の末、いたぶられた脆い体は弱り果てていたというのに。そんなちっぽけな命に護られた気がして、レックスの感情は忙しくて大変で。愛しい存在が蹴りつけられているというのに、すぐに体が動いてくれなかった。




 人間は短命で貧弱な存在だ。レックスは体の半分以上の血を流してもちょっと気持ち悪くなる程度だが、人間は耐えられずに死ぬらしい。
 何度も強く殴打されれば当たり所によっては死んでしまう。半分だけとはいえ人間の性質を継ぐリーフは純粋な人間よりは頑丈だが、レックス達のような魔族と同じように考えてはいけない。
 契約書を燃やし、ピゲルに蹴りつけられたリーフは青白い顔で気を失っていた。何度呼びかけても起きず、後はニウェウスとベアトリクスに任せて部屋へ戻る。
 医者を呼び寄せ診させた所、衰弱はしているが命の危険はないと言われてようやく安堵した。
 始末を終えたニウェウスが部屋に顔を出し、その手を借りてリーフの痣だらけの体を拭い、医者から貰った傷薬を塗ってやる。ついでに寝間着へと着せ替えてしまうと、ニウェウスが小さな声を上げた。

「どうした」
「そういえば、作ってましたね。新しい契約書」

 先程までリーフが着ていた衣服の裏に折り畳まれた羊皮紙を見つけ、ニウェウスが取り出した。何気なく開かれた契約書は罫線が引かれている以外は真っ白だ。
 ニウェウスの手から抜き取り、折り畳んで自分の懐にしまう主に対し、何も言葉は出てこなかった。答えを聞かずとも、どうするのかをニウェウスは察していた。



 リーフの意識は朧気だった。時折思い出したように目を開け、若干思考が動くと喉の渇きを思い出す。
 けれど体は億劫で、起き上がるどころか腕も、指先すら動こうとしない。何も出来ないなら寝て誤魔化してしまおうと目を閉じたリーフの唇に何かが触れ、覆った。
 薄く開いた口の中へ冷たい水が注がれ、何かが離れる。僅かな量だったが喉はそれを喜び、もっととせがむ証に舌を突き動かす。

「んっ……ふぅ……」

 再び唇を覆われ水を注がれ、リーフの舌に何かが触れた。太く滑ったそれは同じもの。誰かの舌だ。
 思考が戻りきらないリーフはそんなどうでもいいことより、水を求めた。誰かの舌が口に入り込むことよりも喉を潤す方が生命活動において重要だ。
 何度も何度も水を飲まされて、ようやくリーフは眠りにつく。穏やかな寝息を立てるリーフを見て、小さな笑いが漏れた。



 どれだけ眠っていたのか。リーフが瞼を開けた時、見えたのはようやく慣れ始めていた天井だった。板目のあるリーフの部屋とは違う、石造りの天井はレックスの部屋のものだ。
 横たわる寝台の寝心地の良さも。長いカーテンで隠されたバルコニーへ出る為の窓も。傷一つない調度品達も。全てリーフの部屋にはない物だ。

「……あ」

 腹の上に乗せられた腕の重さに気付き、その主を目で探す。リーフを抱き込むように、傍らで眠っているのはレックスだった。

「……契約。なくなってる」

 リーフの視界に二度と入ることはない筈の男が、しっかりと目に入っている。契約書を燃やしたのだから当然だと、少しずつ記憶を取り戻していく。
 ベアトリクスはピゲルの味方で、彼女に攫われピゲルに契約書の権利を渡すよう迫られた。自分の身を大切に思うのなら渡してしまうべきだったが、それは魔界の行く末を左右するようなとても恐ろしいことで――リーフには出来なかった。
 契約を解除して役立たずの半魔になればレックスの迷惑にはならない。けれどピゲルの機嫌を損ねて殺されるかもしれない。
 脅されて仕方なかったのだと言い訳が出来る選択に流されてしまいたかったが、気が付けばリーフの手は契約書を燃やしていた。そうしてしまうとそれで良かったのだと思えて、激怒したピゲルに蹴りつけられても泣き言は吐かなかった。

「……生きてる」

 容赦なく蹴り続けられ、遠退く意識はこのまま二度と戻らないのだと思っていたが意外としぶとかったらしい。

「殺させるかよ」

 低い声と共に、リーフの体が強く抱き締められた。傍らに横たわるレックスによって。きつくきつく、締め上げるように。
 痛いと声に出すと力は緩み、レックスの顔が寄せられる。首筋を、頬を舐められ、やめるよう言ってもレックスは止まらない。

「やめて。どうしてこんな……」
「お前は」

 耳を囓られ、言い聞かせるように囁かれる。

「素直にご主人様のままでいれば良かったんだよ」



 リーフの体を戒めるような物はない。覆い被さるレックスに肌を吸われたり、舐め回されたりしても手足を動かして逃げ出そうとしている。その抵抗が全く通用していなかった。
 暴れる足で思いきりレックスを蹴り上げているつもりでも、魔族の王となる男には痛みの欠片も与えられていない。

「大人しくしてろ」
「やめ……んっ、んん~~!!」

 何が楽しいのか。乳首を吸っていた唇が離れ、レックスの端正な顔が間近へ近付く。何も見えなくなる程近く、唇が重なりリーフの口内へ厚い舌が入り込む。
 歯列をなぞり抉じ開けられ、舌同士を絡ませながらリーフの唾液が啜られていく。何もかも奪い取られていく。
 息苦しさから上がる呻きすら、レックスの中へと消えていった。

「……っは、はっ、はぁっ……」

 唇を解放されたリーフの投げ出された体から力は抜け、息を整えることに必死だった。そうしている間に再び体をレックスが這う。
 至る所に吸い付かれながら衣服が剥がれていく。不安から縮こまって震える剥き出しの性器が大きな手に握られる。

「ひっ」
「リーフ。何も怖いことはない」

 舐められて隆起した乳首を吸いながら、レックスの左手はリーフの性器を扱き始めた。竿を擦って官能を引き出し、桃色の亀頭を指の腹で撫でられる。敏感な箇所は与えられる刺激に悦ぶ。

「あっ……あぁ……いやだぁ……」

 リーフの腿が合わさり、足の指が忙しく動き回る。レックスの愛撫を止めようと自由な両手で触れるが制止にはならない。
 快感に流され始めたリーフはレックスを本気で止めようだなんて思っていない。仮に本気だったとしても、契約書のないリーフに止められる筈がない。
 レックスの唇に胸を愛され、右手に頭を撫でられ、左手に性器を解放へと導かれながら、快感を教え込まれていく。
 手淫で昇り詰め、精を吐き出したリーフはしばらくぼうっとしていた。悦楽で霞がかった頭はレックスの言葉に素直に従い、俯せになって尻だけ高く上げる。
 レックスの眼前へ尻が晒され、大きな手に鷲掴まれ、慎ましい孔が引っ張られるままに開かれても反抗せず受け入れていた。何をしているのだろうという疑問はあれど、何をされるのか具体的に察する思考力がなかった。

「あ」

 僅かに広げた孔に入り込む。あたたかくて肉厚の、滑った舌がゆっくりと。
 舌先が中をなでる。肉襞をなぞるようにリーフの中を這い、舐めている。背筋に走る感覚は初めての不快だけではなく、正反対のものも隠れていた。

「あ。あ……あぁ。あっ」

 上がる声音がどちらなのか。リーフにもわからなかった。それでも着々と進められていく。
 異物の這い回る感覚を教え込まれ、丹念に舐め上げられて慣らしほぐされる。使われる為に。



 仲睦まじい父母との暮らし。他者と隔絶された環境で生まれ育ったリーフの知識は偏りがある。良くも悪くも父母の考えがほとんどそのまま反映されているのだ。
 父への愛情を隠さず伝え押し付ける母の姿を見て、それに対する父からの説明を聞いて育ったリーフは交合の意味を繁殖と愛情表現と理解している。
 一応子供の目から隠れて行われていたものの、幼い頃に裸の両親が睦み合う姿を目にしてしまい、固まったリーフへ急遽解説が行われた。

「男と女はこうして愛し合うの。その愛の結果が貴方よ。私の可愛いリーフちゃん」
「……あいしあう」
「ものすごーく好きってこと。親子同士の愛の証は……こんなもんかしらね!」

 リーフのふくふくとした頬に母の柔らかい唇が触れた。恥じらいのない年頃のリーフは母親に構われて素直に喜び、言葉はそのまま覚えて飲み込んだ。
 成長するにつれて他者同士が恋をすることを知り、想いを繋げた恋人達が体を繋げるのだと知った。父母のように。
 つまりは。そういうことは特別なことなのだと。そう、知っているのだ。



「あっ、やだ……やめてぇっ!!」

 伏せたままのリーフを背後から包むように、男が覆い被さっている。広げられた後孔には肥えた亀頭が擦り付けられ、ゆっくりとめり込んでいく。
 息を飲むリーフの中へ雄が入り込んでいく。硬く芯を持った熱い肉塊は隘路を開きながら突き進んでいく。

「いっ……あっ……ああっ……」
「っは、……きつ……」

 きついなら、苦しいなら出ていけばいい。そうしたらリーフもレックスも解放される。そう思っても言葉にはならず、意味のない艶めいた声しか出てこない。
 ごりごりと肉をかき分けられてる。そんな気持ちを覚えながら侵入を続けられていたリーフは声を上げた。

「ひあっ……」

 狭い肉洞の中。神経の集まった箇所を突かれたリーフは快感を拾った。リーフの反応一つ見落とそうとしないレックスはそれに従い、リーフの性感帯に狙いをつけて腰を振る。
 パンパンと肉の打ち合う音を聞きながら、リーフは官能を殴られ続けた。

「あーーっ! あっ! やめっ……やめてっ! そこやめてぇっ……おねがい、おねがいしますぅ……ぉあっ……」

 リーフの腰を掴み、打ち付けてくる男に向けて。懸命に首を動かして背後を振り返りながら懇願しても胎を殴る勢いは増すだけで止まる気配はなかった。

「……あぅ……あっ……ぁあん……」
「くっ……気持ちいいんだろ……なら嫌がることないだろ?」
「やだぁ……こんなこと……したくない……あっ……」

 拒絶の言葉を伝えるとさらに奥へ突き入れられ、リーフは舌を突き出してよがった。
 言われた通り気持ちがいい。けれど今すぐやめてほしかった。

「そう言うわりには楽しんでるだろ」

 レックスの手が腰を離れ、前へと伸ばされる。リーフの腹の下で涎を溢して悦んでいた素直な性器を掴まれた。

「ひうっ」

 性器を愛撫されながら腰を振られ、二重になった快感はリーフを容易く奔流へ押し流していく。
 恋だの愛だの特別だのと訴えていた理性の記憶が消し飛ばされていくのを自覚しながら、リーフは恍惚に悶えながら自ら尻を振り始めた。

「んっ……あっ、あっ、あぁん……きもちぃ……あっ……」

 胎の中をいじめられ、性器を弄ばれ。内外から快感を与えられ、リーフは再び昇り詰めようとしていた。吐精で味わう快感に浸ろうとした――所で、性器の根本をレックスの指で戒められる。

「……え、」

 リーフの頭は射精を命じているというのに、レックスに塞き止められた性器は射精に至れない。腰をねじって戒めから逃れようとしてもレックスはびくともせず、リーフの満たされない欲求は募るばかりだ。

「やめて! 離してっ! だしたい、ださせてよぉ……」
「リーフ。そんなに射精したい?」

 問いかけに何度も頭を振って頷く。そんなリーフを見て、レックスは笑った。あんまりにも予想通りに運ぶものだからつい笑ってしまった、そんな表情で。

 片手はリーフを戒めたまま。器用に自分の衣服を探る。素っ裸に剥かれたリーフと違い、レックスはほとんど衣服の乱れがなかった。

「ならこれに署名しろ」

 伏せるリーフの眼前へ差し出されたのは一枚の契約書。文面は簡潔だ。

『私はレックスに服従します』

 指を出せと言われるままに差し出すと指の腹に歯を立てられる。ぷっくりと血の玉が膨らみ、リーフは契約書と自分の指を交互に見た。

「リーフ。書いたら好きなだけ射精させてやる」

 とん、と胎を突かれただけでリーフは官能に引きずり込まれた。射精を禁じられた焦りも忘れ、与えれる快感に喘ぐ。

「あんっ! でも……でもっ……」
「嫌なら二度と射精出来ずに寸止めて終わりだ。そのうち腐り落ちるかもな。お前、半分は人間だもんなぁ」

 脅かしなのか本当なのかわからないが、署名するまで射精させないのは本気なのだろう。鈍いリーフでもそう察し、再び指と契約書を見る。

 震える指先は血を流しながら契約書へ伸びていく。署名欄に赤く、リーフの名前が刻まれる。
 契約が結ばれると約束通りリーフは戒めから解放され、レックスに胎を突かれながら甘く鳴いて精を吐いた。
 何度も何度も射精して、同じだけ胎の中に種を蒔かれ。リーフはレックスのものになった。




※ファンボックスにて先行公開していたストック分がここまでです。続きを書く予定ですが不定期更新になります。
BL大賞参加してるのでお気に召したら投票よろしくお願いします。感想もお待ちしてます!
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