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<17・引寄>
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『ちょ、えええええ!?』
次元の狭間の空間。闇の中で、サトヤは優理の様子を眺めていた。
画面の中で、彼が素っ頓狂な声を上げている。サミュエルとポーラが揃って、一緒に魔女討伐に行くと言い出したのだから当然の反応ではあるだろう。彼らの立場を考えるなら、おいそれと街を離れて他国に向かうなんてことは言えないはずだ。なんせ魔女が居城を構えているとされているのは、ノース・ブルーの王都。このサウス・レッドにある街から向かうには、山を超え野を超えて国境を超えて行かなければいけない。
彼らには、自分達の町に留まってするべきことがあるはずだろう。本来、自分にくっついて遠方に旅をしている場合ではないのではないのか。優理がそう考えるのも、極々自然な流れに違いない。
『だ、駄目だってば!二人とも、シュカの町とグレンの町はどうするの!?ポーラはオーガの仲間の人たちとやることがたくさんあるだろうし、サミュエルは町長の息子で、簡単に外に出てっちゃ駄目だろ!?』
さっきまで冷徹に策を練っていた人間と同一人物とは思えない慌てぶりである。しかし、二人揃ってなくて頑として首を縦に振らない。そればかりか。
『いいんです、どうしても反対されたら権力で黙らせます』
何やら顔に似合わずドス黒い事まで言い始めるサミュエル。
『今回のことで、はっきり思い知りました。自分の町を本当に守りたいなら、対症療法だけ頑張ってても一時凌ぎにしかならないんです。直接被害を受けなくても、またどこかで物流が滞れば他の町も共倒れになる。今回のことで、魔女の計画は遅延することになるはず……それを魔女が良しとするとは思えない。絶対次の手を打ってきます。それが、僕達の町でない保証が何処にありますか』
『そりゃ、そうだけど』
『そこのお坊ちゃんの言う通りだと思うぜ』
ふん、と立派な胸を逸して言うのはポーラだ。
『魔女をブチのめさなきゃ、この状況はいつまでも変わらない。堂々巡りだ。魔女が現れるまでは、少なくとも表向きは世界に戦争もテロもなくて平和に回っていたんだぞ。それが、魔女がやってきて僅かな期間にこのザマになってる。アタシらが知らないところでどんだけの人が死んでるかもわからねぇ。このまま巡り巡って魔女に言い様にされるくらいなら、こっちから打って出るしかないだろ』
『で、でも』
二人が言っていることは至極真っ当である。それでも、優理が悩む理由は一つだろう。
『だからって俺と一緒に来る必要ある?自慢じゃないけど俺、めっちゃくちゃ弱いよ?』
己の不安を口にすると、サミュエルとポーラは一瞬キョトンとして――次には綺麗に口を揃えたのだった。
『『だから一緒に行くんですよ!(行くんだろーが!)』』
まあ要するに。武力という意味ではスカッスカの優理一人に到底任せておけるか!ということだろう。実際、彼がいくら策略家でも、手駒も何もなければ作戦の立てようがないのだから当然だ。
同時に。二人になりに、優理を助けたい気持ちがあるのも間違いあるまい。優理本人が思っている以上に、二人が彼に感じている恩義は大きいというのはサトヤにも充分想像できることだった。鈍いというか、なんというか。同時に、優理が一緒なら成し遂げられるかもしれないという確信もあるのだろう。
――なあ、優理。俺がお前に与えたスキルが、なんで世界に“許されてる”かわかるか?
過去にはヤンチャしたこともあったが、今のサトヤは異世界の秩序を守る立場としてここにいる。強いスキルを与えれば与えるだけ魔女を倒すのは容易になるが、それをやってしまったが最後魔女を倒しても世界が崩壊してしまいかねないのだ。赤ずきんの世界に戦隊ヒーローを呼び出してうっかり森を焼き尽くしたら、話が根本から崩壊してしまうというように。
だからこそ、サトヤは優理を適任だと思うし、世界を壊さない範囲の能力しか与えないことを選んだのだ。
優理の身体能力は平均的な中学生より少し高い程度。少し、というのは総合的に見てであり、腕力は人並みよりもない反面脚力と隠れるスキルが優れているからということでもある。ようするに、世界を崩壊させかねないようなぶっとんだ身体能力も、異世界にあってはまずいような過剰な知識も何も持ち合わせてはいないのだ。――その鋼のようなメンタルと、作戦立案能力を除けば。
彼は一人では何も出来ないと言っても過言ではない。
だからこそ、この世界の仲間の力を借りざるをえない。この世界の人間がこの世界の力で魔女を倒すからこそ、世界に与える歪みは少なくて済むのである。
そして彼に与えたチート能力は、その名も“引き寄せスキル”。優理も薄々気づいてはいたはずだ。サミュエルにポーラ。いきなり比較的良心的で、かつ強力すぎる味方を次々得られたのはご都合展開が過ぎると。当然といえば当然だ。最強の素質を持つ住人たちと出会う幸運に恵まれる、そんな存在を次々引き寄せる――それこそが、優理に与えられた力なのだから。
――どっちもダイヤの原石。間違いなく、磨けば光る逸材だろうよ。
サミュエルの素質についてはポーラも気付いていた通り。本来全属性の魔法が使える魔術師なんて滅多にお目にかかれる代物ではないのである。サミュエルは、何種類も存在する全ての属性の下級魔法を、全て同じ威力で操ることの出来る稀有な存在だ。本人は初級魔法しか使えない自分をポンコツだと本気で思っているようだが、初級魔法にしては威力が高すぎるし速射性も他のユーザーより遥かにある。
そもそも彼が現在初級魔法しか使えないのは、彼の内に秘めた能力が大器晩成型であり、年齢的に発展途上であるからに他ならないのだ。訓練によりこちらはいくらでも伸ばしていけるし、恐らく最終的には全ての最上級魔法を使いこなす大魔導師になれる逸材であることだろう。
ポーラもポーラで、けしてサミュエルに見劣りしない実力を持っている。今回までの戦いではあまり本人の実力を発揮する場面に恵まれなかったが、そもそも一番負担の大きいシュカの町の正門の守りを一人で任されていただけでお察しなのだ。
人間とのハーフである分膂力と体格で僅かに他のオーガに劣るが、それを上回るほどの機動力を持っているためそれが大きな武器になっている。人間であり、短剣使いだった父親の血が大きく影響しているということなのだろう。
――ついでに言えば、坂田と安生を騙しきった演技力と度胸もかなりのもんだしな。たく、見た目だけじゃなくて中身もいいオンナすぎねーかこいつ?
そんな二人に出会うことが出来た、それまでは確かに引き寄せスキルの力だ。
しかしこのスキルが効果を及ぼすのは、あくまで出会うところまで。彼らを魅了して仲間にしたのはあくまで彼の人望である。スキルなどなくても、彼はその正義感と勇気だけで仲間をいくらでも増やせる器量を持っていた。自分はスキルで、わずかばかりその幸運部分のみ強化してやったに過ぎないのだ。
彼がもし最初の森でサミュエルを見捨てていたら。
困っている町の人を無視して、シュカの町とグレンの町の問題をスルーしていたら。
そして体を張って作戦を成し遂げなければ――こんなことにはなっていないはずなのだから。
『……う、そんなに信用ない?ショックだなぁ』
口ではそんな風に言いながらも、サミュエルたちが自分を心配してくれているのがわかったのだろう。優理もどことなく嬉しそうである。
『……ありがと。どれくらいの付き合いになるかわからないけど、どうかよろしく』
これでひとまず、最低条件はクリアされたと言ってもいいか。やれやれ、とため息をつきつつ、サトヤは闇の中にどっかりと腰を下ろした。最低人数の仲間を手に入れた。ここから先にも試練は多いだろうが、これでなんとかパーティらしくもなったと言うべきだろうか。
まあ、残る二人の転生者が、坂田&安生とは別格であるのが問題なのだが。
――特に、鮫島るりはは厄介だよな。……坂田の話がマジなら、あいつもあいつで立派な魔女と言っても過言じゃねぇ。
人間不信の極みにいたであろういじめっ子二人を巧みに誘導し、立派ないじめっ子に、そして己の信者にしてしまったるりは。小学生の時からそのスキルがあったのだから末恐ろしいとしか言いようがない。彼女に与えられた居場所に固執していたからこそ、二人があっさりポーラに騙されたというのもあるだろう。――一度得た居場所をほいほい捨てるなど、彼らの価値観ではあまりにも有り得ないことだったに違いないのだから。
『そん、な……裏切ったのか、てめえ。なんで、居場所を、捨てられ……』
安生の言葉がそのまま真実だったのだろう。彼らにそこまで忠誠を誓わせる程の女。果たして、優理の正義はどこまで通用するのか。
「……ま、頑張ってくれよな。こっちは期待してるんだからさ」
サトヤは笑みとともに、激励にも似た言葉を呟く。相手に聞こえていないのは百も承知であったけれども。
次元の狭間の空間。闇の中で、サトヤは優理の様子を眺めていた。
画面の中で、彼が素っ頓狂な声を上げている。サミュエルとポーラが揃って、一緒に魔女討伐に行くと言い出したのだから当然の反応ではあるだろう。彼らの立場を考えるなら、おいそれと街を離れて他国に向かうなんてことは言えないはずだ。なんせ魔女が居城を構えているとされているのは、ノース・ブルーの王都。このサウス・レッドにある街から向かうには、山を超え野を超えて国境を超えて行かなければいけない。
彼らには、自分達の町に留まってするべきことがあるはずだろう。本来、自分にくっついて遠方に旅をしている場合ではないのではないのか。優理がそう考えるのも、極々自然な流れに違いない。
『だ、駄目だってば!二人とも、シュカの町とグレンの町はどうするの!?ポーラはオーガの仲間の人たちとやることがたくさんあるだろうし、サミュエルは町長の息子で、簡単に外に出てっちゃ駄目だろ!?』
さっきまで冷徹に策を練っていた人間と同一人物とは思えない慌てぶりである。しかし、二人揃ってなくて頑として首を縦に振らない。そればかりか。
『いいんです、どうしても反対されたら権力で黙らせます』
何やら顔に似合わずドス黒い事まで言い始めるサミュエル。
『今回のことで、はっきり思い知りました。自分の町を本当に守りたいなら、対症療法だけ頑張ってても一時凌ぎにしかならないんです。直接被害を受けなくても、またどこかで物流が滞れば他の町も共倒れになる。今回のことで、魔女の計画は遅延することになるはず……それを魔女が良しとするとは思えない。絶対次の手を打ってきます。それが、僕達の町でない保証が何処にありますか』
『そりゃ、そうだけど』
『そこのお坊ちゃんの言う通りだと思うぜ』
ふん、と立派な胸を逸して言うのはポーラだ。
『魔女をブチのめさなきゃ、この状況はいつまでも変わらない。堂々巡りだ。魔女が現れるまでは、少なくとも表向きは世界に戦争もテロもなくて平和に回っていたんだぞ。それが、魔女がやってきて僅かな期間にこのザマになってる。アタシらが知らないところでどんだけの人が死んでるかもわからねぇ。このまま巡り巡って魔女に言い様にされるくらいなら、こっちから打って出るしかないだろ』
『で、でも』
二人が言っていることは至極真っ当である。それでも、優理が悩む理由は一つだろう。
『だからって俺と一緒に来る必要ある?自慢じゃないけど俺、めっちゃくちゃ弱いよ?』
己の不安を口にすると、サミュエルとポーラは一瞬キョトンとして――次には綺麗に口を揃えたのだった。
『『だから一緒に行くんですよ!(行くんだろーが!)』』
まあ要するに。武力という意味ではスカッスカの優理一人に到底任せておけるか!ということだろう。実際、彼がいくら策略家でも、手駒も何もなければ作戦の立てようがないのだから当然だ。
同時に。二人になりに、優理を助けたい気持ちがあるのも間違いあるまい。優理本人が思っている以上に、二人が彼に感じている恩義は大きいというのはサトヤにも充分想像できることだった。鈍いというか、なんというか。同時に、優理が一緒なら成し遂げられるかもしれないという確信もあるのだろう。
――なあ、優理。俺がお前に与えたスキルが、なんで世界に“許されてる”かわかるか?
過去にはヤンチャしたこともあったが、今のサトヤは異世界の秩序を守る立場としてここにいる。強いスキルを与えれば与えるだけ魔女を倒すのは容易になるが、それをやってしまったが最後魔女を倒しても世界が崩壊してしまいかねないのだ。赤ずきんの世界に戦隊ヒーローを呼び出してうっかり森を焼き尽くしたら、話が根本から崩壊してしまうというように。
だからこそ、サトヤは優理を適任だと思うし、世界を壊さない範囲の能力しか与えないことを選んだのだ。
優理の身体能力は平均的な中学生より少し高い程度。少し、というのは総合的に見てであり、腕力は人並みよりもない反面脚力と隠れるスキルが優れているからということでもある。ようするに、世界を崩壊させかねないようなぶっとんだ身体能力も、異世界にあってはまずいような過剰な知識も何も持ち合わせてはいないのだ。――その鋼のようなメンタルと、作戦立案能力を除けば。
彼は一人では何も出来ないと言っても過言ではない。
だからこそ、この世界の仲間の力を借りざるをえない。この世界の人間がこの世界の力で魔女を倒すからこそ、世界に与える歪みは少なくて済むのである。
そして彼に与えたチート能力は、その名も“引き寄せスキル”。優理も薄々気づいてはいたはずだ。サミュエルにポーラ。いきなり比較的良心的で、かつ強力すぎる味方を次々得られたのはご都合展開が過ぎると。当然といえば当然だ。最強の素質を持つ住人たちと出会う幸運に恵まれる、そんな存在を次々引き寄せる――それこそが、優理に与えられた力なのだから。
――どっちもダイヤの原石。間違いなく、磨けば光る逸材だろうよ。
サミュエルの素質についてはポーラも気付いていた通り。本来全属性の魔法が使える魔術師なんて滅多にお目にかかれる代物ではないのである。サミュエルは、何種類も存在する全ての属性の下級魔法を、全て同じ威力で操ることの出来る稀有な存在だ。本人は初級魔法しか使えない自分をポンコツだと本気で思っているようだが、初級魔法にしては威力が高すぎるし速射性も他のユーザーより遥かにある。
そもそも彼が現在初級魔法しか使えないのは、彼の内に秘めた能力が大器晩成型であり、年齢的に発展途上であるからに他ならないのだ。訓練によりこちらはいくらでも伸ばしていけるし、恐らく最終的には全ての最上級魔法を使いこなす大魔導師になれる逸材であることだろう。
ポーラもポーラで、けしてサミュエルに見劣りしない実力を持っている。今回までの戦いではあまり本人の実力を発揮する場面に恵まれなかったが、そもそも一番負担の大きいシュカの町の正門の守りを一人で任されていただけでお察しなのだ。
人間とのハーフである分膂力と体格で僅かに他のオーガに劣るが、それを上回るほどの機動力を持っているためそれが大きな武器になっている。人間であり、短剣使いだった父親の血が大きく影響しているということなのだろう。
――ついでに言えば、坂田と安生を騙しきった演技力と度胸もかなりのもんだしな。たく、見た目だけじゃなくて中身もいいオンナすぎねーかこいつ?
そんな二人に出会うことが出来た、それまでは確かに引き寄せスキルの力だ。
しかしこのスキルが効果を及ぼすのは、あくまで出会うところまで。彼らを魅了して仲間にしたのはあくまで彼の人望である。スキルなどなくても、彼はその正義感と勇気だけで仲間をいくらでも増やせる器量を持っていた。自分はスキルで、わずかばかりその幸運部分のみ強化してやったに過ぎないのだ。
彼がもし最初の森でサミュエルを見捨てていたら。
困っている町の人を無視して、シュカの町とグレンの町の問題をスルーしていたら。
そして体を張って作戦を成し遂げなければ――こんなことにはなっていないはずなのだから。
『……う、そんなに信用ない?ショックだなぁ』
口ではそんな風に言いながらも、サミュエルたちが自分を心配してくれているのがわかったのだろう。優理もどことなく嬉しそうである。
『……ありがと。どれくらいの付き合いになるかわからないけど、どうかよろしく』
これでひとまず、最低条件はクリアされたと言ってもいいか。やれやれ、とため息をつきつつ、サトヤは闇の中にどっかりと腰を下ろした。最低人数の仲間を手に入れた。ここから先にも試練は多いだろうが、これでなんとかパーティらしくもなったと言うべきだろうか。
まあ、残る二人の転生者が、坂田&安生とは別格であるのが問題なのだが。
――特に、鮫島るりはは厄介だよな。……坂田の話がマジなら、あいつもあいつで立派な魔女と言っても過言じゃねぇ。
人間不信の極みにいたであろういじめっ子二人を巧みに誘導し、立派ないじめっ子に、そして己の信者にしてしまったるりは。小学生の時からそのスキルがあったのだから末恐ろしいとしか言いようがない。彼女に与えられた居場所に固執していたからこそ、二人があっさりポーラに騙されたというのもあるだろう。――一度得た居場所をほいほい捨てるなど、彼らの価値観ではあまりにも有り得ないことだったに違いないのだから。
『そん、な……裏切ったのか、てめえ。なんで、居場所を、捨てられ……』
安生の言葉がそのまま真実だったのだろう。彼らにそこまで忠誠を誓わせる程の女。果たして、優理の正義はどこまで通用するのか。
「……ま、頑張ってくれよな。こっちは期待してるんだからさ」
サトヤは笑みとともに、激励にも似た言葉を呟く。相手に聞こえていないのは百も承知であったけれども。
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