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<第二十二話・相談役はかく語る>
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男子トイレと女子トイレの最大の違いは、やはり個室のあるなし、小便器のあるなしであることだろう。今のご時世、男子であっても立ってトイレをすることを良しとしない者もいるらしいとは聞くが、それでも学校の男子トイレは個室が少なく小便器が多いものであるようだった。トイレを個室でしたい者もいるのだろうが、個室に入る=大きい方をするという先入観を持っている者もいる。
つまり、そう思われて誤解され、からかわれるのが嫌だという生徒は個室を忌避するものらしいのだ。学校の男子トイレに、個室が増えないのはそういう事情なのだと耳にしたことがある。
「……なんか、入りづら……」
有純はそろそろと男子トイレを覗きこみながら、言う。
「そもそも俺としてはだな、どうしても理解できない点があってだな」
「理解できない点?」
「なんで個室じゃないところでトイレできんの?……後ろ通ったら見えそうじゃね?ぜってー嫌だと思うのは俺が女子だからか?」
そもそもの話、立ちション自体があまり、と思っている有純である。それは母の影響だろう。母は家で父にこっぴどく“家のトイレで立ってしないで!”と口をすっぱくして言っているのだ。どうにも、掃除をするのが大変であるらしい。男性は気づかないが、立ってするとどうしても汚してしまいがちなのだとか、なんだとか。
確かに掃除をするのは母の役目で、休日ぐーたらしがちな父はたまに風呂掃除をやる時があるかどうか、である。自分で使った後毎回掃除をするというのならともかく、そうでないのならやめてくれと思うのは当然のことだろう。何も、男性なら座ってトイレができないわけでもあるまいし。
「昔は女性も立ってやってたって話もあるんだけどねえ」
すると、微妙な話題にも関わらずしれっと港は口を挟んでくる。
「どうやって?とかは訊かないでよ?そんなの僕もわからないし。でも昔の人の言葉に残ってるから、事実ではあるんでしょ」
「よ、汚れそう。昔の女の人の服って、キモノだし……」
「そんなことよりも、目の前の光景に集中してね。トイレには来たけど、そのために此処にいるわけじゃないんだからさ」
それはごもっともです。有純は町田隆(という名前だと、港に教えてもらった)に呼び出された、ビジョンの中の港の方に視線を向けた。
明らかに、このクラスで起きているいじめ問題に関する相談を受けているのは明白である。
『隆君、やっぱり君も気になってるんだよね。今のクラスの状況』
切り出したのは、港の方である。うん、とうつむく隆。気弱そうな顔に、ますます怯えに近い色を浮かべている。
『嫌な空気だな、とは俺も思ってたんだけど。でも、まさかここまで酷くなるなんて思わなかった。市川さん、綺麗だし一見すると優しそうだったし……最初にいじめられてた北見さんは可哀想だったけど、北見さんの態度が変わればもうそれで終わるとばかり思ってたのに……』
『ああいうタイプは、その“態度が変わる”の基準も恐ろしく自分勝手でハードル高く設定しているものだけどね。君は、北見さんの方にも問題があると思ってたのかな?』
『正直、どうなんだろうとは思ってたけど……市川さんが怖くて首を突っ込みたくなかったというか、知ろうとするのも恐ろしかったというか。正直、俺女子って怖くて苦手なんだよ。一人にものを言うと集団で突っかかってくるイメージあってさ。一対一の喧嘩で、どうして他の人が出てくるんだっていうのは凄く疑問で仕方なかったけど』
まあ、そういう印象になってしまうのも仕方ないかな、と有純は思う。有純が経験したクラスだって、女子によるいじめが発生しそうになった事例はいくつもあったのだ。幸いにして、晒し上げられる前にストップをかけるなりなんなりできたし、有難いことに有純に味方してくれる女子も多かったので大抵ほぼほぼ未遂で終わったのだが。
それでも、男子と女子のイジメの性質の違いは、おおよそわかっているつもりである。一見すると男子は力が強く、女子は力が強くなくてか弱い印象にあるかもしれないが――だからこそずる賢いとも言えるのだ(そもそも小学校くらいだと、女子の方が力が強く身体が大きいなんてこともザラにある。さすがに三年生の時の綱引きで、男子と女子で同数で戦ったら女子が圧勝だった時には笑うしかなかったわけだが)。一人が石を投げられたなら十人で投げ返し、集団心理で追い詰めるのが最も効果的であるということを幼くして理解してる者も少なくない。それは、弱い立場とされてきた女性の賢い知恵でもあったのだろう。悪用する人間がいるから、問題なわけだが。
勿論、そういう女子ばかりではないのは知っている。女子にだって一人でいる方が好きな女の子はいるし、群れていたところでその集団の力を誰かを攻撃するためだけに使うわけでは断じてないからだ。
『はっきり言って、もやもやはしたけど……女子だけの問題なのかと思ってたし、そう思いたかった。でも今、“狼”にされてるのは……』
隆は俯いて唇を噛み締める。そう、先ほどの光景と繋がっているからわかる。狼になるのは何も、女子生徒だけとは限らない。今標的にされているのは明らかに男子生徒だ。
つまり、男子であろうとけして安全圏ではないのである。
『許せないと思うし、注意しないといけないのはわかるし……久保田君可哀想で、なんとかしてあげたいとは思うけど。助けるようなことしたら、次の標的になるのは俺だ。そんなの無理だ、自分があんなことになったら耐えられない……』
『それが普通の心理だよ。……先生に言っても、解決しないのわかってるしね』
『うん。先生が動いたらすぐバレる。誰がチクったんだってなって、確実に犯人探しが始まる……見つかっても見つからなくても、誰かが新しい狼にされるの目に見えてるじゃん。そもそも、先生が動いたって解決しないし。注意したって、あいつら表向きイイコにするだけで……先生の見てないところで酷いことするのわかってる。今だって、久保田君が小さくて手が届かないのわかってて……上履きを下駄箱の上に乗せたんだと思う。前にもあったし。掃除のために移動させて忘れました、とでも言えば言い訳できるから、あえてはっきり隠さないんだ……』
なんて悪質な、と有純は眉をひそめる。久保田少年が上履きを履いてなかったのはそういう理由であったらしい。確かに小柄な少年だった。下駄箱の上の段よりさらに上になど、到底手など届かないだろう。
はっきり隠す、ゴミ箱に捨てる、などしてしまえばいじめの証拠扱いされるのはわかっている。だから彼女達はいつも上手に逃げ道を残して動くのだろう。ああ、なんて狡猾なのか。
あの美亜のやり方はそういうものなのだろう。クラスを良くするためと言いながら、わざと大声で一人の悪口を取り巻き達を使って言わせるのだ。名前を出していないから、特定の誰かのことでもないというフリをして。あくまでクラスみんなが仲良くするために、問題点を話し合っているだけという体裁を取り繕って。先生に見られても聞かれても、それこそ動画で状況を撮影されても言い逃れができるようにと。
――それだけ頭が回るなら……それだけの力があるなら。なんでもっと、他のことに生かさねぇんだよ……!
有純がそれを今言っても、思ってもどうにもならないのはわかっている。わかっているのだが。
『不登校になる前、種田君が先生に言ってくれたみたいなんだけど。……野中先生、全然どうすればいいのか、解決策出してくれなかったって……』
どうやら、ここで話が繋がるらしい。この会話は、種田悠里が先生に相談したあとの出来事で間違いなさそうだ。ちなみにここでやっと、あの女性教諭の名前が“野中”であったことを思い出す有純である。
『他の先生達は、そういう相談は野中先生にして、みたいな雰囲気で助けてくれる気配ないし。そもそもチクった、ってバレても問題ないようにするには、話したその後から学校をお休みするくらいしかできないし。……正直、もうどうすればいいのかわからない。三年生までは学校楽しかったのに、今はみんなピリピリして、ドッチボールしてても楽しそうじゃなくて……辛い。どうすればいい?小倉君、いつもみんなの困ったこと相談してきたんでしょ?今回のことも、なんとか解決できない……?』
やはり、少年が相談したかったのは、とにかく一刻も早くいじめをなくしたいということで間違いないようだった。ビジョンの中の港は、そうだね、と難しい顔で沈黙する。
『僕もずっと、このままの状況は良くないとは思っていた。僕自身がいじめられるかどうか、なんて問題じゃない。そもそも狼にされたこともない子達まで大きなストレスを抱えてるのは間違いない事実だ。実際、大半の子達の成績は下がってるらしいしね。先生に平均点が低いって叱られたでしょ』
そのための解決策を全く講じないのは先生なのにね、と肩をすくめる港。
『しかも、野中先生もだいぶヒステリー気味になってたし……薬もいっぱい飲んでるようだったから、あれは休職しちゃうかもしれないなあ……』
『え、ええ?そんな……』
『大人を頼ってもどうにもならないって君の考えは正しいよ。そもそも、学校からイジメが出るっていうのは、学校側からすると大問題なんだ。とにかく“そんなものはない”ってことにしたいんだよ。大騒ぎになって責任取らされるイメージ強いからじゃないかな、指導不足だって。僕からすると、いじめそのものを事前に阻止するのって本当に難易度が高くて、それができないからいじめが起きた後に迅速に対処する方法を考えた方が遥かに建設的だと思うんだけどねえ』
夏騎も大概だが、こいつも相当だなと有純は思う。言葉だけ見ていると、とても当時小学校四年生には思えない。
『みんな、元凶が誰なのかはわかっている。市川美亜だ。彼女が改心すれば、あるいはこのクラスからいなくなれば問題は解決する……ように見えるかもしれないけれど、実際そんなことはないんだよね』
そしてここで、有純も知らなかったあるとんでもない事実が発覚するのだ。
『最大の問題は、彼女の父が与党国民平和党の、衆議院議員の娘だってことなんだけど』
つまり、そう思われて誤解され、からかわれるのが嫌だという生徒は個室を忌避するものらしいのだ。学校の男子トイレに、個室が増えないのはそういう事情なのだと耳にしたことがある。
「……なんか、入りづら……」
有純はそろそろと男子トイレを覗きこみながら、言う。
「そもそも俺としてはだな、どうしても理解できない点があってだな」
「理解できない点?」
「なんで個室じゃないところでトイレできんの?……後ろ通ったら見えそうじゃね?ぜってー嫌だと思うのは俺が女子だからか?」
そもそもの話、立ちション自体があまり、と思っている有純である。それは母の影響だろう。母は家で父にこっぴどく“家のトイレで立ってしないで!”と口をすっぱくして言っているのだ。どうにも、掃除をするのが大変であるらしい。男性は気づかないが、立ってするとどうしても汚してしまいがちなのだとか、なんだとか。
確かに掃除をするのは母の役目で、休日ぐーたらしがちな父はたまに風呂掃除をやる時があるかどうか、である。自分で使った後毎回掃除をするというのならともかく、そうでないのならやめてくれと思うのは当然のことだろう。何も、男性なら座ってトイレができないわけでもあるまいし。
「昔は女性も立ってやってたって話もあるんだけどねえ」
すると、微妙な話題にも関わらずしれっと港は口を挟んでくる。
「どうやって?とかは訊かないでよ?そんなの僕もわからないし。でも昔の人の言葉に残ってるから、事実ではあるんでしょ」
「よ、汚れそう。昔の女の人の服って、キモノだし……」
「そんなことよりも、目の前の光景に集中してね。トイレには来たけど、そのために此処にいるわけじゃないんだからさ」
それはごもっともです。有純は町田隆(という名前だと、港に教えてもらった)に呼び出された、ビジョンの中の港の方に視線を向けた。
明らかに、このクラスで起きているいじめ問題に関する相談を受けているのは明白である。
『隆君、やっぱり君も気になってるんだよね。今のクラスの状況』
切り出したのは、港の方である。うん、とうつむく隆。気弱そうな顔に、ますます怯えに近い色を浮かべている。
『嫌な空気だな、とは俺も思ってたんだけど。でも、まさかここまで酷くなるなんて思わなかった。市川さん、綺麗だし一見すると優しそうだったし……最初にいじめられてた北見さんは可哀想だったけど、北見さんの態度が変わればもうそれで終わるとばかり思ってたのに……』
『ああいうタイプは、その“態度が変わる”の基準も恐ろしく自分勝手でハードル高く設定しているものだけどね。君は、北見さんの方にも問題があると思ってたのかな?』
『正直、どうなんだろうとは思ってたけど……市川さんが怖くて首を突っ込みたくなかったというか、知ろうとするのも恐ろしかったというか。正直、俺女子って怖くて苦手なんだよ。一人にものを言うと集団で突っかかってくるイメージあってさ。一対一の喧嘩で、どうして他の人が出てくるんだっていうのは凄く疑問で仕方なかったけど』
まあ、そういう印象になってしまうのも仕方ないかな、と有純は思う。有純が経験したクラスだって、女子によるいじめが発生しそうになった事例はいくつもあったのだ。幸いにして、晒し上げられる前にストップをかけるなりなんなりできたし、有難いことに有純に味方してくれる女子も多かったので大抵ほぼほぼ未遂で終わったのだが。
それでも、男子と女子のイジメの性質の違いは、おおよそわかっているつもりである。一見すると男子は力が強く、女子は力が強くなくてか弱い印象にあるかもしれないが――だからこそずる賢いとも言えるのだ(そもそも小学校くらいだと、女子の方が力が強く身体が大きいなんてこともザラにある。さすがに三年生の時の綱引きで、男子と女子で同数で戦ったら女子が圧勝だった時には笑うしかなかったわけだが)。一人が石を投げられたなら十人で投げ返し、集団心理で追い詰めるのが最も効果的であるということを幼くして理解してる者も少なくない。それは、弱い立場とされてきた女性の賢い知恵でもあったのだろう。悪用する人間がいるから、問題なわけだが。
勿論、そういう女子ばかりではないのは知っている。女子にだって一人でいる方が好きな女の子はいるし、群れていたところでその集団の力を誰かを攻撃するためだけに使うわけでは断じてないからだ。
『はっきり言って、もやもやはしたけど……女子だけの問題なのかと思ってたし、そう思いたかった。でも今、“狼”にされてるのは……』
隆は俯いて唇を噛み締める。そう、先ほどの光景と繋がっているからわかる。狼になるのは何も、女子生徒だけとは限らない。今標的にされているのは明らかに男子生徒だ。
つまり、男子であろうとけして安全圏ではないのである。
『許せないと思うし、注意しないといけないのはわかるし……久保田君可哀想で、なんとかしてあげたいとは思うけど。助けるようなことしたら、次の標的になるのは俺だ。そんなの無理だ、自分があんなことになったら耐えられない……』
『それが普通の心理だよ。……先生に言っても、解決しないのわかってるしね』
『うん。先生が動いたらすぐバレる。誰がチクったんだってなって、確実に犯人探しが始まる……見つかっても見つからなくても、誰かが新しい狼にされるの目に見えてるじゃん。そもそも、先生が動いたって解決しないし。注意したって、あいつら表向きイイコにするだけで……先生の見てないところで酷いことするのわかってる。今だって、久保田君が小さくて手が届かないのわかってて……上履きを下駄箱の上に乗せたんだと思う。前にもあったし。掃除のために移動させて忘れました、とでも言えば言い訳できるから、あえてはっきり隠さないんだ……』
なんて悪質な、と有純は眉をひそめる。久保田少年が上履きを履いてなかったのはそういう理由であったらしい。確かに小柄な少年だった。下駄箱の上の段よりさらに上になど、到底手など届かないだろう。
はっきり隠す、ゴミ箱に捨てる、などしてしまえばいじめの証拠扱いされるのはわかっている。だから彼女達はいつも上手に逃げ道を残して動くのだろう。ああ、なんて狡猾なのか。
あの美亜のやり方はそういうものなのだろう。クラスを良くするためと言いながら、わざと大声で一人の悪口を取り巻き達を使って言わせるのだ。名前を出していないから、特定の誰かのことでもないというフリをして。あくまでクラスみんなが仲良くするために、問題点を話し合っているだけという体裁を取り繕って。先生に見られても聞かれても、それこそ動画で状況を撮影されても言い逃れができるようにと。
――それだけ頭が回るなら……それだけの力があるなら。なんでもっと、他のことに生かさねぇんだよ……!
有純がそれを今言っても、思ってもどうにもならないのはわかっている。わかっているのだが。
『不登校になる前、種田君が先生に言ってくれたみたいなんだけど。……野中先生、全然どうすればいいのか、解決策出してくれなかったって……』
どうやら、ここで話が繋がるらしい。この会話は、種田悠里が先生に相談したあとの出来事で間違いなさそうだ。ちなみにここでやっと、あの女性教諭の名前が“野中”であったことを思い出す有純である。
『他の先生達は、そういう相談は野中先生にして、みたいな雰囲気で助けてくれる気配ないし。そもそもチクった、ってバレても問題ないようにするには、話したその後から学校をお休みするくらいしかできないし。……正直、もうどうすればいいのかわからない。三年生までは学校楽しかったのに、今はみんなピリピリして、ドッチボールしてても楽しそうじゃなくて……辛い。どうすればいい?小倉君、いつもみんなの困ったこと相談してきたんでしょ?今回のことも、なんとか解決できない……?』
やはり、少年が相談したかったのは、とにかく一刻も早くいじめをなくしたいということで間違いないようだった。ビジョンの中の港は、そうだね、と難しい顔で沈黙する。
『僕もずっと、このままの状況は良くないとは思っていた。僕自身がいじめられるかどうか、なんて問題じゃない。そもそも狼にされたこともない子達まで大きなストレスを抱えてるのは間違いない事実だ。実際、大半の子達の成績は下がってるらしいしね。先生に平均点が低いって叱られたでしょ』
そのための解決策を全く講じないのは先生なのにね、と肩をすくめる港。
『しかも、野中先生もだいぶヒステリー気味になってたし……薬もいっぱい飲んでるようだったから、あれは休職しちゃうかもしれないなあ……』
『え、ええ?そんな……』
『大人を頼ってもどうにもならないって君の考えは正しいよ。そもそも、学校からイジメが出るっていうのは、学校側からすると大問題なんだ。とにかく“そんなものはない”ってことにしたいんだよ。大騒ぎになって責任取らされるイメージ強いからじゃないかな、指導不足だって。僕からすると、いじめそのものを事前に阻止するのって本当に難易度が高くて、それができないからいじめが起きた後に迅速に対処する方法を考えた方が遥かに建設的だと思うんだけどねえ』
夏騎も大概だが、こいつも相当だなと有純は思う。言葉だけ見ていると、とても当時小学校四年生には思えない。
『みんな、元凶が誰なのかはわかっている。市川美亜だ。彼女が改心すれば、あるいはこのクラスからいなくなれば問題は解決する……ように見えるかもしれないけれど、実際そんなことはないんだよね』
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