14 / 19
第15話:むかしむかしのものがたり 3
しおりを挟む
上半身を露わにされた少年の肩には、貴族を害した証を示す罪人の焼き印がくっきりと残っている。あまりの苦痛に言葉を発する事も出来ず、ぐったりと倒れている少年を集めた使用人達の前に放り投げると、男は周囲を睨みつけた。
「この者は、我が娘レティシアの寝室に害さんとして侵入した咎により、咎人の印を押した」
今までの娘や妻に対する男の振舞いを、使用人達はよく知っている。少女は男がこの領地での権勢を得る為に幽閉されており、少年は少女の心を守る為に少女の部屋へと訪れたのだと。
男もそれを知っているのか、不機嫌を露に鼻を鳴らすと、倒れた少年の腹を蹴り飛ばした。痛みに蹲り、呼吸する事も出来ずに少年の口が開いて上質な絨毯を汚す。それに気づいた男が、忌々しさを込めて少年の頭を踏みつけた。
「我が娘が成人するまで父たる私が後見人として、こうした『愚か者』から娘を守り、監督する義務がある。アレを本館に写せば、この小僧のような『愚か者』が再び現れるやもしれんからな。成人するまでは離れに置き、使用人の采配も改めて考えることとする。分かったな?」
怒りにより、リアの歯がカチカチと静かに鳴り始める。孤児だった自分と同じよう、使用人の中には身よりの無い幼少の頃よりマグノリアの計らいで雇われ技術を得て、職と今の暮らしを得た者達は少なくない。そのマグノリアが愛した少女が、実の父により幽閉すると宣言をしているのに。俯きそれに従うよう、あの男に頭を下げている姿が、許せなかった。
「この罪人は、翌朝にでも処分する。マグノリアはお前達に甘かったが、私はそうではない。努々それを忘れるな。それまでは牢にでも繋いでおけ」
「心得ました。旦那様」
使用人の一人が静かに返答をすると、少年の肩を掴み引きずった。己の肩に刻まれた咎人の焼印は、今もまだ残っている。平民が貴族を害せば、死罪に相当する。肩に刻まれた印が他者に知られれば、己の身柄はすぐに警備兵に拘束され、縛り首になる事だろう。
どんなに己が潔白であるかを訴えようとも、この印がある限りは誰も耳を貸す事はない。死罪を宣告された者を匿った罪もまた、平民に待つのは死ばかりなのだから。
引きずり出し放り込まれた牢で、少年はただ無力感に襲われていた。レティシアを助けようとして、彼女をより辛い苦境に陥れてしまった。明日死ぬ事も恐ろしいが、それよりもレティシアにとっての『リア』になれなかった事が、辛かった。
抗う気力を失い、蹲ったままの少年が一人死を静かに待っていると、牢屋の鍵が静かに開いた。
「レイ」
埃と煤で汚れた少女が名前を呼び少年に近づくと、痛みに顔を歪めながらも少年は起き上がり近づいた。
「レティシア、どうして」
「隠し扉や秘密の通路をお母様に色々と教わったの。私は次の領主になるから、覚えておきなさいって。だから、レイのこと探せたの」
「マグノリア様から……」
「酷い怪我……ごめんなさい。私の所為で」
少年の肩にくっきりと浮かんでいた焼き印を見て、少女が悲し気に目を潤ませた。少女の頬に流れる涙を拭うと、少年は笑った。
「こんなの痛くともなんともないよ。レティシアこそ、大丈夫か?」
少年の笑みが強がりだと言うことは、少女もよく分かっている。だが、今少年に必要なのは、その強がりだと言う事に気づいているのか。少女は微かな笑みを浮かべた後、再び心配そうに表情を歪めた。
「レイ、このままだともっと酷い事をされるんでしょう? だから逃げよう、お屋敷からの逃げ道も、私知っているから」
身を隠す為に、衣服を持ってきてくれたのか。少女から手渡された新しいシャツとズボンに着替えるのを確かめると、少女は強く手を握った。
「うん――逃げよう」
いつもは少年が手を引いていた少女が、今は逆の立場で少年の手を引き、隠し通路を歩いている。
今まで少年が守ってきたと思っていた少女に守られる事への無力感よりも、ただその手の温もりに気が緩みして、前に進む少女に気づかれないように周囲を伺い逃げた。
少女を離れに幽閉したことで己の権威は盤石なものになったと、男は安心したのだろう。警備は手薄で、窓から見える明かりも無い。それでも二人は警戒しながら出口へと進み、壁を模した隠し扉の前まで辿り着いた。
「此処を押せば、出口が出てくるの」
壁を構築するレンガの一つを少女が押すと、人一人が通れる程のスペース分の穴が出来た。小さく安堵し、少女の手を握って少年が手を引くと、少女の手がスルリと逃げた。
「レティシア?」
「――私は、いけないよ」
「此処に居たって、辛いだけだろ。だから、逃げるなら一緒に逃げよう」
静かに首を振る少女に、少年は再び手を伸ばして少女の手を掴むが、再びその手はすり抜けられる。戸惑う少年に対し、少女は何かを決意したように少年を真っすぐに見つめ、そして口を開いた。
「私が逃げた事が分かったら、お父様はきっと追いかけて捕まえる。そしたら、レイも捕まって……もっと、酷い目にあう」
「でも……此処に居たって、アイツがお前に酷い事をするだろ」
「大丈夫だよ。私は次の公爵だから、命だけは奪われない」
「酷い目に合うって分かっているのに、お前を置いて行けるわけない。お前が行かないなら、俺だって絶対に行かないからな」
あと少しで逃げられるのに少年は一歩も動かずに、少女を説得していた。そんな少年を安心させるよう、少女は笑いかけると両手で少年の手を握った。
「レイ、これはお別れじゃないよ。一緒には逃げられないけど大きくなったら絶対、絶対にレイを迎えに行くから」
「……レティシア」
「どこにいても、絶対に見つけるって約束するから。一緒にはいられなくても、レイがどこかで生きてるってだけで。私は頑張れるから。だからお願い、レイ」
強く握る少女の額に、少年は額をあわせた。静かに少女の手が緩まると、少年は少女から背を向け、一歩出口へと足を進めた。
「マグノリア様みたいに立派なレディになって、会いに来いよ。お前が迎えに来るまで、待ってるからな」
「分かった。立派なレディになって、迎えに行くから」
少女の言葉を背に受けて、少年は駆け出した。舞台の上で一人取り残された少女は、逃げ道を再びレンガで塞ぎ、何度も後ろを振り向きながらも離れへと歩き出す。
「……く、ひっく……うぅ……」
逃げる少年に聞こえないように、声を押し殺して少女は泣いていた。その小さく心細い背中は、少女の本心を観客席のリアに鮮明に物語る。少女は、少年と共に逃げたかった。けれどこの地獄に留まる事を選んだ。少年を守り生かすために。
喩え共に逃げた結果が、少女が危惧するものだとしても。少なくともその間だけは、彼女は救われたのではないだろうか。それを選べなかった後悔と悲しみが、少女に一人残ることを選ばせた自分の無力さと、少女の本心に気付けなかった己の愚かさに、リアは静かに涙を流した。
気づけば舞台の上には誰も何も居なくなっており、リアの身体に自由が戻った。舞台の裏に、まだ少女が居るのではないか。一縷の望みにリアは立ち上がろうとした時、己の隣に人の気配を感じた。短く切られた金の髪、悲しげに伏せる赤い瞳。使い古された古着を身に着けた、舞台の上に居た少女。
「――レイ」
リアが小さく名前を呼ぶが、少女は微動だにせず静かに何もない舞台を見るだけだった。
「貴方が考えていたとおり、私は『レティシア』だよ。貴方を傷つけるつもりは無かったけれど――私にとって『レティシア』だった日々は――もう、見たくないものだった」
押し黙るリアに対し、少し悲し気にレティシアは微笑み頬を伝う涙を拭った。
「お母さまと貴方と一緒だった日々は、楽しかった。それは本当よ。でもね。幸せな事以上に――辛い事が多すぎた」
「――レイ」
リアに名前を呼ばれ、レティシアは自嘲するような、笑みとは言い難い歪んだ表情を向けた。
「『レイ』はね、私にとっての夢だった。この家から逃れて、自由に生きているんだって夢。だから私も『レイ』になれば、自由になれるかもしれないって思って、『レイ』って名乗る事にした――馬鹿だよね。名前を偽ってもあの家から逃げても。私が『レティシア』だったことだけからは、逃げられないのに。それに気づいていたら、貴方を傷つける事なんて、無かったのに」
「レイ……もう一つだけ、教えてくれ」
「もう一つ?」
「お前は――どんな目的を持って、あの屋敷から逃げたんだ?」
「それを知って、どうするの?」
レティシアの問いかけにリアは腰を屈め、自らの膝の上に置いている手に、己の手をそっと重ねた。
「お前が一人で耐えている時、俺は傍に居る事も、力になる事も出来なかった。だから、お前に目的があるなら俺も力になりたい。逃げる事が目的なら、逃げた事で生じる何もかもを、俺も分かち合いたい。お前にとっての『リア』になれるとは、今更思っていねえ。でも、俺はもうお前を一人にしたくない」
「……」
その一言に、レティシアは黙っているが、覚悟を決めたようにリアの手をそっと握り返した。
「罪悪感で、道を決めるのはお勧めしないな。貴方がどうするかを決めるのは、今から始まる第四幕を見て考えて」
「この者は、我が娘レティシアの寝室に害さんとして侵入した咎により、咎人の印を押した」
今までの娘や妻に対する男の振舞いを、使用人達はよく知っている。少女は男がこの領地での権勢を得る為に幽閉されており、少年は少女の心を守る為に少女の部屋へと訪れたのだと。
男もそれを知っているのか、不機嫌を露に鼻を鳴らすと、倒れた少年の腹を蹴り飛ばした。痛みに蹲り、呼吸する事も出来ずに少年の口が開いて上質な絨毯を汚す。それに気づいた男が、忌々しさを込めて少年の頭を踏みつけた。
「我が娘が成人するまで父たる私が後見人として、こうした『愚か者』から娘を守り、監督する義務がある。アレを本館に写せば、この小僧のような『愚か者』が再び現れるやもしれんからな。成人するまでは離れに置き、使用人の采配も改めて考えることとする。分かったな?」
怒りにより、リアの歯がカチカチと静かに鳴り始める。孤児だった自分と同じよう、使用人の中には身よりの無い幼少の頃よりマグノリアの計らいで雇われ技術を得て、職と今の暮らしを得た者達は少なくない。そのマグノリアが愛した少女が、実の父により幽閉すると宣言をしているのに。俯きそれに従うよう、あの男に頭を下げている姿が、許せなかった。
「この罪人は、翌朝にでも処分する。マグノリアはお前達に甘かったが、私はそうではない。努々それを忘れるな。それまでは牢にでも繋いでおけ」
「心得ました。旦那様」
使用人の一人が静かに返答をすると、少年の肩を掴み引きずった。己の肩に刻まれた咎人の焼印は、今もまだ残っている。平民が貴族を害せば、死罪に相当する。肩に刻まれた印が他者に知られれば、己の身柄はすぐに警備兵に拘束され、縛り首になる事だろう。
どんなに己が潔白であるかを訴えようとも、この印がある限りは誰も耳を貸す事はない。死罪を宣告された者を匿った罪もまた、平民に待つのは死ばかりなのだから。
引きずり出し放り込まれた牢で、少年はただ無力感に襲われていた。レティシアを助けようとして、彼女をより辛い苦境に陥れてしまった。明日死ぬ事も恐ろしいが、それよりもレティシアにとっての『リア』になれなかった事が、辛かった。
抗う気力を失い、蹲ったままの少年が一人死を静かに待っていると、牢屋の鍵が静かに開いた。
「レイ」
埃と煤で汚れた少女が名前を呼び少年に近づくと、痛みに顔を歪めながらも少年は起き上がり近づいた。
「レティシア、どうして」
「隠し扉や秘密の通路をお母様に色々と教わったの。私は次の領主になるから、覚えておきなさいって。だから、レイのこと探せたの」
「マグノリア様から……」
「酷い怪我……ごめんなさい。私の所為で」
少年の肩にくっきりと浮かんでいた焼き印を見て、少女が悲し気に目を潤ませた。少女の頬に流れる涙を拭うと、少年は笑った。
「こんなの痛くともなんともないよ。レティシアこそ、大丈夫か?」
少年の笑みが強がりだと言うことは、少女もよく分かっている。だが、今少年に必要なのは、その強がりだと言う事に気づいているのか。少女は微かな笑みを浮かべた後、再び心配そうに表情を歪めた。
「レイ、このままだともっと酷い事をされるんでしょう? だから逃げよう、お屋敷からの逃げ道も、私知っているから」
身を隠す為に、衣服を持ってきてくれたのか。少女から手渡された新しいシャツとズボンに着替えるのを確かめると、少女は強く手を握った。
「うん――逃げよう」
いつもは少年が手を引いていた少女が、今は逆の立場で少年の手を引き、隠し通路を歩いている。
今まで少年が守ってきたと思っていた少女に守られる事への無力感よりも、ただその手の温もりに気が緩みして、前に進む少女に気づかれないように周囲を伺い逃げた。
少女を離れに幽閉したことで己の権威は盤石なものになったと、男は安心したのだろう。警備は手薄で、窓から見える明かりも無い。それでも二人は警戒しながら出口へと進み、壁を模した隠し扉の前まで辿り着いた。
「此処を押せば、出口が出てくるの」
壁を構築するレンガの一つを少女が押すと、人一人が通れる程のスペース分の穴が出来た。小さく安堵し、少女の手を握って少年が手を引くと、少女の手がスルリと逃げた。
「レティシア?」
「――私は、いけないよ」
「此処に居たって、辛いだけだろ。だから、逃げるなら一緒に逃げよう」
静かに首を振る少女に、少年は再び手を伸ばして少女の手を掴むが、再びその手はすり抜けられる。戸惑う少年に対し、少女は何かを決意したように少年を真っすぐに見つめ、そして口を開いた。
「私が逃げた事が分かったら、お父様はきっと追いかけて捕まえる。そしたら、レイも捕まって……もっと、酷い目にあう」
「でも……此処に居たって、アイツがお前に酷い事をするだろ」
「大丈夫だよ。私は次の公爵だから、命だけは奪われない」
「酷い目に合うって分かっているのに、お前を置いて行けるわけない。お前が行かないなら、俺だって絶対に行かないからな」
あと少しで逃げられるのに少年は一歩も動かずに、少女を説得していた。そんな少年を安心させるよう、少女は笑いかけると両手で少年の手を握った。
「レイ、これはお別れじゃないよ。一緒には逃げられないけど大きくなったら絶対、絶対にレイを迎えに行くから」
「……レティシア」
「どこにいても、絶対に見つけるって約束するから。一緒にはいられなくても、レイがどこかで生きてるってだけで。私は頑張れるから。だからお願い、レイ」
強く握る少女の額に、少年は額をあわせた。静かに少女の手が緩まると、少年は少女から背を向け、一歩出口へと足を進めた。
「マグノリア様みたいに立派なレディになって、会いに来いよ。お前が迎えに来るまで、待ってるからな」
「分かった。立派なレディになって、迎えに行くから」
少女の言葉を背に受けて、少年は駆け出した。舞台の上で一人取り残された少女は、逃げ道を再びレンガで塞ぎ、何度も後ろを振り向きながらも離れへと歩き出す。
「……く、ひっく……うぅ……」
逃げる少年に聞こえないように、声を押し殺して少女は泣いていた。その小さく心細い背中は、少女の本心を観客席のリアに鮮明に物語る。少女は、少年と共に逃げたかった。けれどこの地獄に留まる事を選んだ。少年を守り生かすために。
喩え共に逃げた結果が、少女が危惧するものだとしても。少なくともその間だけは、彼女は救われたのではないだろうか。それを選べなかった後悔と悲しみが、少女に一人残ることを選ばせた自分の無力さと、少女の本心に気付けなかった己の愚かさに、リアは静かに涙を流した。
気づけば舞台の上には誰も何も居なくなっており、リアの身体に自由が戻った。舞台の裏に、まだ少女が居るのではないか。一縷の望みにリアは立ち上がろうとした時、己の隣に人の気配を感じた。短く切られた金の髪、悲しげに伏せる赤い瞳。使い古された古着を身に着けた、舞台の上に居た少女。
「――レイ」
リアが小さく名前を呼ぶが、少女は微動だにせず静かに何もない舞台を見るだけだった。
「貴方が考えていたとおり、私は『レティシア』だよ。貴方を傷つけるつもりは無かったけれど――私にとって『レティシア』だった日々は――もう、見たくないものだった」
押し黙るリアに対し、少し悲し気にレティシアは微笑み頬を伝う涙を拭った。
「お母さまと貴方と一緒だった日々は、楽しかった。それは本当よ。でもね。幸せな事以上に――辛い事が多すぎた」
「――レイ」
リアに名前を呼ばれ、レティシアは自嘲するような、笑みとは言い難い歪んだ表情を向けた。
「『レイ』はね、私にとっての夢だった。この家から逃れて、自由に生きているんだって夢。だから私も『レイ』になれば、自由になれるかもしれないって思って、『レイ』って名乗る事にした――馬鹿だよね。名前を偽ってもあの家から逃げても。私が『レティシア』だったことだけからは、逃げられないのに。それに気づいていたら、貴方を傷つける事なんて、無かったのに」
「レイ……もう一つだけ、教えてくれ」
「もう一つ?」
「お前は――どんな目的を持って、あの屋敷から逃げたんだ?」
「それを知って、どうするの?」
レティシアの問いかけにリアは腰を屈め、自らの膝の上に置いている手に、己の手をそっと重ねた。
「お前が一人で耐えている時、俺は傍に居る事も、力になる事も出来なかった。だから、お前に目的があるなら俺も力になりたい。逃げる事が目的なら、逃げた事で生じる何もかもを、俺も分かち合いたい。お前にとっての『リア』になれるとは、今更思っていねえ。でも、俺はもうお前を一人にしたくない」
「……」
その一言に、レティシアは黙っているが、覚悟を決めたようにリアの手をそっと握り返した。
「罪悪感で、道を決めるのはお勧めしないな。貴方がどうするかを決めるのは、今から始まる第四幕を見て考えて」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
世界のピンチが救われるまで本能に従ってはいけません!!〜少年聖女と獣人騎士の攻防戦〜
アマンダ
恋愛
「世界を救ってほしい!でも女ってバレないで!!」
え?どういうこと!?オカマな女神からの無茶ぶりに応え、男の子のフリをして―――異世界転移をしたミコト。頼れる愉快な仲間たちと共に世界を救う7つの至宝探しの旅へ…ってなんかお仲間の獣人騎士様がどんどん過保護になっていくのですが!?
“運命の番い”を求めてるんでしょ?ひと目見たらすぐにわかるんでしょ?じゃあ番いじゃない私に構わないで!そんなに優しくしないでください!!
全力で逃げようとする聖女vs本能に従い追いかける騎士の攻防!運命のいたずらに負けることなく世界を救えるのか…!?
運命の番いを探し求めてる獣人騎士様を好きになっちゃった女の子と、番いじゃない&恋愛対象でもないはずの少年に手を出したくて仕方がない!!獣人騎士の、理性と本能の間で揺れ動くハイテンションラブコメディ!!
7/24より、第4章 海の都編 開始です!
他サイト様でも連載しています。
男装魔法使い、女性恐怖症の公爵令息様の治療係に任命される
百門一新
恋愛
男装姿で旅をしていたエリザは、長期滞在してしまった異国の王都で【赤い魔法使い(男)】と呼ばれることに。職業は完全に誤解なのだが、そのせいで女性恐怖症の公爵令息の治療係に……!?「待って。私、女なんですけども」しかも公爵令息の騎士様、なぜかものすごい懐いてきて…!?
男装の魔法使い(職業誤解)×女性が大の苦手のはずなのに、ロックオンして攻めに転じたらぐいぐいいく騎士様!?
※小説家になろう様、ベリーズカフェ様、カクヨム様にも掲載しています。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
侯爵令嬢は弟の代わりに男として生きることを決めました。
さらさ
恋愛
ある時、自分のミスで双子の弟を失ったレティシアは代わりに自分が男(クリストファー)として生きて行くと決断する。
クリストファーが生きていると信じ、探そうとするレティシアと、そんな彼女が男だと思いながらも自然と惹かれ、苦悩する男達と、可愛い男だと思って自分のものにしようと寄ってくる男達との攻防の物語です。
※作中にはBL表現も出てきます。
苦手な方はご遠慮下さいませm(_ _)m
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
王太子は幼馴染み従者に恋をする∼薄幸男装少女は一途に溺愛される∼
四つ葉菫
恋愛
クリスティーナはある日、自由を許されていない女性であることに嫌気が差し、兄の服を借りて、家を飛び出す。そこで出会った男の子と仲良くなるが、実は男の子の正体はこの国の王太子だった。王太子もまた決められた将来の道に、反発していた。彼と意気投合したクリスティーナは女性であることを隠し、王太子の従者になる決意をする。
すれ違い、両片思い、じれじれが好きな方は、ぜひ読んでみてください! 最後は甘々になる予定です。
10歳から始まりますが、最終的には18歳まで描きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる