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第5話 ついにヒロイン登場ですかな?
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意識を取り戻した直後、自分の足を掴んで離さないキモヲタに気づいたケモミミ少女は目を見開き毛を逆立てて、キモヲタを威嚇します。
ケモミミ少女が反射的に掴まれていない方の足で、キモヲタに蹴りを入れようとしたそのとき――
グリグリッ!
「ひぎぃいぃあああああああん❤」
グリッ! グリッ!
「イタっ❤ あぁぁぁん❤」
「大丈夫ですぞ。痛みがあるのは生きている証でござる。傷はほぼ消えてござるが、美しい玉肌が戻るまで今しばらくの辛抱でござるよ。フカヌポー!」
ニタリと笑うキモヲタを見て、ケモミミ少女の背中に氷のような怖気が走るのでした。
「お、おまえ……」
少女の顔が真っ青に染まります。彼女たち犬耳族は、狩においてオークを獲物とすることがあるため、オークの習性をよく理解していました。
傷を負って弱った犬耳族に対して、オークがどのようなことをするのか大人たちから聞かされていました。また、未だ始まったばかりの彼女の若い人生の中でさえ、何度かオークの所業を目にしてきました。
「嫌ぁぁぁぁぁあぁあ!」
その恐ろしい出来事が、今まさに自分に降りかかろうとしているのを知って、彼女はキモヲタから必死に逃れようとするのでした。
ところがキモヲタが足を掴む力はとてつもなく強い上、顔をいくら蹴っても微動だにすることはありませんでした。
それどころか、己の蹴りが入る度に「ご褒美有難き!」と意味不明なことをつぶやきながら、息を荒くするキモヲタを見て、ケモミミ少女の心はさらに絶望の淵へと叩き落とされていくのでした。
「もうちょっとでござる! もうちょっと、先っちょだけでござるから!」
グリッ! グリグリッ!
「んほぉおおおお❤ そこはらめぇ❤ らめらめらめぇええええ❤」
苦痛と同時に全身を襲う猛烈な快感に、ケモミミ少女はついにアヘ顔となってダブルピースにした両手を激しく上下させてしまいました。
(ボク穢されてる! この白いオークに穢されているんだ!)
あまりにも激しい快感で流れ出る涙の中には、ケモミミ少女の屈辱の涙もまじっていたのでした。
ところが性癖と同じくらい常識が歪んでいたキモヲタは、ケモミミ少女のアヘ顔を見て、完全に喜んでいると確信するばかり。
つい嬉しくなって足裏を押さえる指の力をマシマシにしてしまうのでした。
グリグリグリッ! グリグリグリッ!
「んぼぉおおおおおお❤」
治療が完全に終わった瞬間、ケモミミ少女はひときわ大きな嬌声をあげ、そのまま白目をむいて失神してしまいました。
「アバババババババ❤」
失神しながらも、少女はダブルピースのまま震え続け、口からはヨダレと変な声がもれ出していました。
「ヌフフ。これで少女の傷は治癒完了ですぞ!」
少女の身体からは、先程の惨たらしい傷痕が全て消え去ってしました。美しく輝く玉のような白い肌が、キモヲタの目に飛びこんできます。
「っ! ぬぼぁっち!」
瞬間、バッと後方に飛びのいたキモヲタ。
「イェス・ロリータ・ノータッチ……我は紳士なり、故にロリに触れず、ロリを汚さず、ただ心で愛でるのみ……我は紳士なり、故にロリに触れず、ロリを汚さず、ただ心で愛でるのみ……」
何やら奇妙な呪いの言葉を繰り返して、思わず通報事案に発展しそうになる自分を落ち着けるのでした。
「ふぅ……危なかったでござる」
キモヲタは近くにあった草を大量にもぎ取ると、それを謎の光の代わりとしてそっと少女の局部に掛けるのでした。
「すまぬな少女。我輩も今はフルチンなれば、服を掛けてやることもできぬでござるよ」
キモヲタは少女の傍らに正座すると、彼女が意識を取り戻すのを静かに待ちました。
静かに待ちつつ、草で隠しきれていない少女の白い漏れパイが見えないものかと、首をクィッとかしげるのでした。
もうちょっと草が少なければ夢の突起が見えるかもしれないと、キモヲタが息をふいて草を動かそうと口をすぼませたところ――
「んっ……」
少女が意識を取り戻しました。
「はっ!? お、おまえ……」
「気づいたでござるかケモミミ少女よ。体の傷は全て”我輩”が治したでござるが、どこか痛むところはござらんか?」
キモヲタはケモミミ少女が自分に向けてくる熱い視線を受け、これから展開するであろうヒロイン登場岩盤テンプレートにワクワクしながら、語りかけます。
「もし、まだ痛むところがあるようなら、また【足ツボ治癒】をするでござるよ」
足……という言葉を聞いたケモミミ少女の耳がピクンッと跳ね上がります。
ケモミミ少女の脳裡には、目の前の白いオークが自分を穢したのだという屈辱で9割が埋め尽くされていました。
犬耳族の少女は花もうらやむ乙女なお年頃でした。恋に恋する時期を生きていた彼女は、つい先日、魔物によって村を滅ぼされるという地獄に突き落とされたばかり。
そして何日も何日も逃れ続けた果てにオークに襲われてしまったのです。キモヲタは襲ってはいませんが、彼女はそう思いこんでおりました。
愛する両親が命をかけて逃してくれて、なんとか長らえることができたこの大事な命を、乙女の純潔を、この白いオークによって穢された挙句に命を奪われてしまう……。
そんなこと絶対に許さない!
ケモミミ少女は最後まで戦う覚悟を決めたのでした。
たとえそれで命を失うことになろうとも、パパとママに「ボク、頑張ったよ!」って笑って報告するんだ! と少女は心の中で絶叫しました。
「うがぁぁああああああ!」
そしてケモミミ少女は全身全霊の気合を込めて、キモヲタに一撃必殺の爪をくり出したのでした。
ケモミミ少女が反射的に掴まれていない方の足で、キモヲタに蹴りを入れようとしたそのとき――
グリグリッ!
「ひぎぃいぃあああああああん❤」
グリッ! グリッ!
「イタっ❤ あぁぁぁん❤」
「大丈夫ですぞ。痛みがあるのは生きている証でござる。傷はほぼ消えてござるが、美しい玉肌が戻るまで今しばらくの辛抱でござるよ。フカヌポー!」
ニタリと笑うキモヲタを見て、ケモミミ少女の背中に氷のような怖気が走るのでした。
「お、おまえ……」
少女の顔が真っ青に染まります。彼女たち犬耳族は、狩においてオークを獲物とすることがあるため、オークの習性をよく理解していました。
傷を負って弱った犬耳族に対して、オークがどのようなことをするのか大人たちから聞かされていました。また、未だ始まったばかりの彼女の若い人生の中でさえ、何度かオークの所業を目にしてきました。
「嫌ぁぁぁぁぁあぁあ!」
その恐ろしい出来事が、今まさに自分に降りかかろうとしているのを知って、彼女はキモヲタから必死に逃れようとするのでした。
ところがキモヲタが足を掴む力はとてつもなく強い上、顔をいくら蹴っても微動だにすることはありませんでした。
それどころか、己の蹴りが入る度に「ご褒美有難き!」と意味不明なことをつぶやきながら、息を荒くするキモヲタを見て、ケモミミ少女の心はさらに絶望の淵へと叩き落とされていくのでした。
「もうちょっとでござる! もうちょっと、先っちょだけでござるから!」
グリッ! グリグリッ!
「んほぉおおおお❤ そこはらめぇ❤ らめらめらめぇええええ❤」
苦痛と同時に全身を襲う猛烈な快感に、ケモミミ少女はついにアヘ顔となってダブルピースにした両手を激しく上下させてしまいました。
(ボク穢されてる! この白いオークに穢されているんだ!)
あまりにも激しい快感で流れ出る涙の中には、ケモミミ少女の屈辱の涙もまじっていたのでした。
ところが性癖と同じくらい常識が歪んでいたキモヲタは、ケモミミ少女のアヘ顔を見て、完全に喜んでいると確信するばかり。
つい嬉しくなって足裏を押さえる指の力をマシマシにしてしまうのでした。
グリグリグリッ! グリグリグリッ!
「んぼぉおおおおおお❤」
治療が完全に終わった瞬間、ケモミミ少女はひときわ大きな嬌声をあげ、そのまま白目をむいて失神してしまいました。
「アバババババババ❤」
失神しながらも、少女はダブルピースのまま震え続け、口からはヨダレと変な声がもれ出していました。
「ヌフフ。これで少女の傷は治癒完了ですぞ!」
少女の身体からは、先程の惨たらしい傷痕が全て消え去ってしました。美しく輝く玉のような白い肌が、キモヲタの目に飛びこんできます。
「っ! ぬぼぁっち!」
瞬間、バッと後方に飛びのいたキモヲタ。
「イェス・ロリータ・ノータッチ……我は紳士なり、故にロリに触れず、ロリを汚さず、ただ心で愛でるのみ……我は紳士なり、故にロリに触れず、ロリを汚さず、ただ心で愛でるのみ……」
何やら奇妙な呪いの言葉を繰り返して、思わず通報事案に発展しそうになる自分を落ち着けるのでした。
「ふぅ……危なかったでござる」
キモヲタは近くにあった草を大量にもぎ取ると、それを謎の光の代わりとしてそっと少女の局部に掛けるのでした。
「すまぬな少女。我輩も今はフルチンなれば、服を掛けてやることもできぬでござるよ」
キモヲタは少女の傍らに正座すると、彼女が意識を取り戻すのを静かに待ちました。
静かに待ちつつ、草で隠しきれていない少女の白い漏れパイが見えないものかと、首をクィッとかしげるのでした。
もうちょっと草が少なければ夢の突起が見えるかもしれないと、キモヲタが息をふいて草を動かそうと口をすぼませたところ――
「んっ……」
少女が意識を取り戻しました。
「はっ!? お、おまえ……」
「気づいたでござるかケモミミ少女よ。体の傷は全て”我輩”が治したでござるが、どこか痛むところはござらんか?」
キモヲタはケモミミ少女が自分に向けてくる熱い視線を受け、これから展開するであろうヒロイン登場岩盤テンプレートにワクワクしながら、語りかけます。
「もし、まだ痛むところがあるようなら、また【足ツボ治癒】をするでござるよ」
足……という言葉を聞いたケモミミ少女の耳がピクンッと跳ね上がります。
ケモミミ少女の脳裡には、目の前の白いオークが自分を穢したのだという屈辱で9割が埋め尽くされていました。
犬耳族の少女は花もうらやむ乙女なお年頃でした。恋に恋する時期を生きていた彼女は、つい先日、魔物によって村を滅ぼされるという地獄に突き落とされたばかり。
そして何日も何日も逃れ続けた果てにオークに襲われてしまったのです。キモヲタは襲ってはいませんが、彼女はそう思いこんでおりました。
愛する両親が命をかけて逃してくれて、なんとか長らえることができたこの大事な命を、乙女の純潔を、この白いオークによって穢された挙句に命を奪われてしまう……。
そんなこと絶対に許さない!
ケモミミ少女は最後まで戦う覚悟を決めたのでした。
たとえそれで命を失うことになろうとも、パパとママに「ボク、頑張ったよ!」って笑って報告するんだ! と少女は心の中で絶叫しました。
「うがぁぁああああああ!」
そしてケモミミ少女は全身全霊の気合を込めて、キモヲタに一撃必殺の爪をくり出したのでした。
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