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第2章 異世界攻略編
第12話 冒険者登録。
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ルナは食欲の唆る、いい匂いで目を覚ました。
焼きたてのパンの香りが目覚めたばかりの彼女を瞬時に覚醒させる。ぼさぼさに跳ねた髪を手櫛で整えながら、椅子に座った。
「ままぁ……」
「俺は残念ながらママでは無いけどな」
「!?!?!?」
瞬時に目を見開いて、ルナは狼狽を露わにした。
自分の置かれている状況をいち早く理解した彼女は、洗面所で水を頭から被ると、数分経って帰ってきた。
「見なかった事にしてください……」
「え、無理だが?」
「鬼ですか!」
あんな寝起きの可愛らしい様子を、そう簡単に忘れられるだろうか。脳筋女が記憶を奪いに鈍器で頭を殴って来たとしても、俺は今の一部始終だけは記憶に留めておく自信がある。
「ううぅ……もうお嫁に行けません」
「心配するな。お前は何処にもやるつもりは無い」
「え? それってどういう……」
ふはは、こういう何気なく意味深な言葉を吐く俺。
最高に主人公してるぜ!(※クズ)
「いいから早く朝ごはんを食べろ。冷めちまうぞ」
「主が作ってくれたんですか?」
「ああ、気が乗ったからな」
嘘である。
昨日『料理』スキルを手に入れたので試しに作りたかったのがまず一つ。そしてもう一つは、ルナの好感度をここらでグンと上げておきたかったという理由からだ。
俺がわざわざ料理をタダで提供する訳が無い。それなりのメリットを感じての行動だった。
「美味しいです……」
食パンにサラダ。コーンスープに目玉焼き。キッチンを貸してくれと宿屋の店主に頼むと気前よく貸してくれた。
「元々飲食店でバイトしてたんだ」
新メニューを考案したのが随分と昔に感じるな。
ルナは美味しそうに目を細めていた。
「主は食べたのですか?」
「いや、実はあんまり。食費もあんまりなくてな」
と、早朝材料を買いに出たアピールをさり気なく伝える。
「そ、そんな。主も召し上がって下さい。従者の私がこんなに沢山食べていたら馬鹿みたいじゃないですか」
「いやいや。ルナには世話になってるからな」
「どうしてそんなに優しいんですか。なにか悪いものでも食べたのですか?」
「素直にそこは喜べよ」
「主、そこでじっとしてて下さい」
急にルナがずずずいっ、と身を寄せた。
そして徐にスプーンを取りだし、未だ湯気の出るコーンスープを俺の口元へと運んでくれる。
「あ、あ~ん」
「何の真似だ」
「いいから」
ルナの顔が熟れた林檎のように赤くなってきたのでそろそろ勘弁してやるとしよう。俺は素直に口を開いた。
さて、満を持して言うとしよう。
嘘である。
この俺、実はそこそこ朝食は取っていた。
しかしその一方、ルナへの献身的な態度を見せる事で好感度を一気に荒稼ぎするという作戦。
ルナが悠長に寝ている間、俺はあれこれと好感度を稼ぐ術を考えていた。おかげでメーターは急上昇。
10→14
今朝から既に4も上げたぞ。
ふはは、我ながら才能が恐ろしいな。
「うん、やはり美味しいな。俺の料理は」
「自分で言いますか」
くすくす、とルナはお淑やかに笑っていた。
□■□
「金を稼ぐ。案を寄越せ」
俺とルナは宿を出て歩いていた。
食事睡眠を取ったルナは幾分か体調が良くなっている。動きが軽く、歩くスピードも早い。
「そうですね……それならば」
ルナが野心的な笑みを浮かべた。
「スキル『並列思考』発動」
ルナの身体が一瞬光る。
通常の二倍の思考速度で演算を終えた。
「ダンジョン、なんて如何でしょう」
「ほう?」
「この国にはダンジョンが幾つか存在します。それを攻略する事でお金を稼げるかと」
ダンジョンか。いよいよ異世界ファンタジーだな。
「分かった。それでいくか」
「随分と自信ありげですね」
「俺が自信なさげに振舞った事があったか?」
「ふふ、確かに」
ルナは俺を連れて冒険者ギルドへと向かった。
ギルドは、アルテミシアの中央部に本部を構えており、ダンジョンに入る為の許可証を発行しているのだ。
文字通り、街の中央部には郊外とはまた違った賑わいを見せており、武装した冒険者達が行き交っていた。
ルナは感心しながらキョロキョロと辺りを見ていた。
「ここに来るのは初めてか?」
「はい。話には伺っていて、場所は知っていたのですが」
と、奴隷だった過去を省みて自嘲的に呟く。
「そうか」
こういう時、なんて言ってやるのがいいんだろうな。少女漫画に出てくるイケメン男子高校生でもギリ回答に迷うはずだ。
□■□
受付に向かうと、綺麗なお姉さんが俺達を出迎えた。
「冒険者ギルドへようこそ。新規の方ですよね」
「ああ。二人分、ギルド証……という物を発行してもらえるか?」
「畏まりました。では、銀貨を5枚ずつ手数料で頂戴しますね」
え?
銀貨、5枚ずつ……?
たらりと額の汗が落ちる。
俺の手持ちは現在銀貨15枚。
10枚を消費した今、手持ちはたったの銀貨5枚……!
今日の宿分、今日の食事!
明日朝、俺の手元に残る金は……。
0。
「ま、まずいぞルナ。今日で成果を上げないと俺達は明日から生きていけない!」
「そ、そうですね。何としてもお金を稼ぎます……」
ルナの額にも脂汗が滲んでいた。
この危機的な状況を、勿論ルナも理解していた。
「銀貨10枚。ちょうどお預かりしました~」
受付嬢の甲高い声が今は耳に障った。
「これがギルド証になります。失くされますと、再発行が出来ますがその分の手数料を払って頂くことになります」
現状銀貨5枚はパスポートと同レベルで大事な資金だ。ルナは手に感触を馴染ませていた。
「私が……冒険者」
「なんだ、まだ実感が持てないか」
ルナは頬をかいて苦笑いを浮かべていた。
「私とは無縁の世界でしたから」
ルナの心はまだ商品奴隷のままなのだ。檻の外、暗い空を照らす月光を見ながら、ふと今とは違う世界を想像した。
いつかは自分も、と夢見た事だろう。
だが今は違う。彼女は冒険者になった。
そしていずれは高みを目指してもらう。
これは、決定事項だ。
「では、冒険者ギルドの説明から始めますね」
焼きたてのパンの香りが目覚めたばかりの彼女を瞬時に覚醒させる。ぼさぼさに跳ねた髪を手櫛で整えながら、椅子に座った。
「ままぁ……」
「俺は残念ながらママでは無いけどな」
「!?!?!?」
瞬時に目を見開いて、ルナは狼狽を露わにした。
自分の置かれている状況をいち早く理解した彼女は、洗面所で水を頭から被ると、数分経って帰ってきた。
「見なかった事にしてください……」
「え、無理だが?」
「鬼ですか!」
あんな寝起きの可愛らしい様子を、そう簡単に忘れられるだろうか。脳筋女が記憶を奪いに鈍器で頭を殴って来たとしても、俺は今の一部始終だけは記憶に留めておく自信がある。
「ううぅ……もうお嫁に行けません」
「心配するな。お前は何処にもやるつもりは無い」
「え? それってどういう……」
ふはは、こういう何気なく意味深な言葉を吐く俺。
最高に主人公してるぜ!(※クズ)
「いいから早く朝ごはんを食べろ。冷めちまうぞ」
「主が作ってくれたんですか?」
「ああ、気が乗ったからな」
嘘である。
昨日『料理』スキルを手に入れたので試しに作りたかったのがまず一つ。そしてもう一つは、ルナの好感度をここらでグンと上げておきたかったという理由からだ。
俺がわざわざ料理をタダで提供する訳が無い。それなりのメリットを感じての行動だった。
「美味しいです……」
食パンにサラダ。コーンスープに目玉焼き。キッチンを貸してくれと宿屋の店主に頼むと気前よく貸してくれた。
「元々飲食店でバイトしてたんだ」
新メニューを考案したのが随分と昔に感じるな。
ルナは美味しそうに目を細めていた。
「主は食べたのですか?」
「いや、実はあんまり。食費もあんまりなくてな」
と、早朝材料を買いに出たアピールをさり気なく伝える。
「そ、そんな。主も召し上がって下さい。従者の私がこんなに沢山食べていたら馬鹿みたいじゃないですか」
「いやいや。ルナには世話になってるからな」
「どうしてそんなに優しいんですか。なにか悪いものでも食べたのですか?」
「素直にそこは喜べよ」
「主、そこでじっとしてて下さい」
急にルナがずずずいっ、と身を寄せた。
そして徐にスプーンを取りだし、未だ湯気の出るコーンスープを俺の口元へと運んでくれる。
「あ、あ~ん」
「何の真似だ」
「いいから」
ルナの顔が熟れた林檎のように赤くなってきたのでそろそろ勘弁してやるとしよう。俺は素直に口を開いた。
さて、満を持して言うとしよう。
嘘である。
この俺、実はそこそこ朝食は取っていた。
しかしその一方、ルナへの献身的な態度を見せる事で好感度を一気に荒稼ぎするという作戦。
ルナが悠長に寝ている間、俺はあれこれと好感度を稼ぐ術を考えていた。おかげでメーターは急上昇。
10→14
今朝から既に4も上げたぞ。
ふはは、我ながら才能が恐ろしいな。
「うん、やはり美味しいな。俺の料理は」
「自分で言いますか」
くすくす、とルナはお淑やかに笑っていた。
□■□
「金を稼ぐ。案を寄越せ」
俺とルナは宿を出て歩いていた。
食事睡眠を取ったルナは幾分か体調が良くなっている。動きが軽く、歩くスピードも早い。
「そうですね……それならば」
ルナが野心的な笑みを浮かべた。
「スキル『並列思考』発動」
ルナの身体が一瞬光る。
通常の二倍の思考速度で演算を終えた。
「ダンジョン、なんて如何でしょう」
「ほう?」
「この国にはダンジョンが幾つか存在します。それを攻略する事でお金を稼げるかと」
ダンジョンか。いよいよ異世界ファンタジーだな。
「分かった。それでいくか」
「随分と自信ありげですね」
「俺が自信なさげに振舞った事があったか?」
「ふふ、確かに」
ルナは俺を連れて冒険者ギルドへと向かった。
ギルドは、アルテミシアの中央部に本部を構えており、ダンジョンに入る為の許可証を発行しているのだ。
文字通り、街の中央部には郊外とはまた違った賑わいを見せており、武装した冒険者達が行き交っていた。
ルナは感心しながらキョロキョロと辺りを見ていた。
「ここに来るのは初めてか?」
「はい。話には伺っていて、場所は知っていたのですが」
と、奴隷だった過去を省みて自嘲的に呟く。
「そうか」
こういう時、なんて言ってやるのがいいんだろうな。少女漫画に出てくるイケメン男子高校生でもギリ回答に迷うはずだ。
□■□
受付に向かうと、綺麗なお姉さんが俺達を出迎えた。
「冒険者ギルドへようこそ。新規の方ですよね」
「ああ。二人分、ギルド証……という物を発行してもらえるか?」
「畏まりました。では、銀貨を5枚ずつ手数料で頂戴しますね」
え?
銀貨、5枚ずつ……?
たらりと額の汗が落ちる。
俺の手持ちは現在銀貨15枚。
10枚を消費した今、手持ちはたったの銀貨5枚……!
今日の宿分、今日の食事!
明日朝、俺の手元に残る金は……。
0。
「ま、まずいぞルナ。今日で成果を上げないと俺達は明日から生きていけない!」
「そ、そうですね。何としてもお金を稼ぎます……」
ルナの額にも脂汗が滲んでいた。
この危機的な状況を、勿論ルナも理解していた。
「銀貨10枚。ちょうどお預かりしました~」
受付嬢の甲高い声が今は耳に障った。
「これがギルド証になります。失くされますと、再発行が出来ますがその分の手数料を払って頂くことになります」
現状銀貨5枚はパスポートと同レベルで大事な資金だ。ルナは手に感触を馴染ませていた。
「私が……冒険者」
「なんだ、まだ実感が持てないか」
ルナは頬をかいて苦笑いを浮かべていた。
「私とは無縁の世界でしたから」
ルナの心はまだ商品奴隷のままなのだ。檻の外、暗い空を照らす月光を見ながら、ふと今とは違う世界を想像した。
いつかは自分も、と夢見た事だろう。
だが今は違う。彼女は冒険者になった。
そしていずれは高みを目指してもらう。
これは、決定事項だ。
「では、冒険者ギルドの説明から始めますね」
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