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第一幕 騎士と魔女
第八話 怒りの矛先
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しん、としたこの廃屋の大部屋で一同は束の間の沈黙を保った。しかしそれも地響きのような唸り声が聞こえてきたことで破られる。
「な、なんだ……?」
ハレイヤに拘束されている男は地を這うような音に体を震わせながら呟いた。
その様子からも本当に自分の仕出かした結果が分かっていないと見られる。少し考えれば分かることのはずなのに。
「そんなこと決まっているわ。さあ、行きましょう。欲が成した結果を見に……」
セルティアはそう言うと、その足を進め外へと向かう。騎士隊は突然の出来事に戸惑いながらも、隊長であるエルが一声かえると訝しがりながら後に習った。
「……ところで隊長。あの子誰なんですか?」
魔物の相手をしていたので後から来たジェークはセルティアを目で追いつつ、こっそりとエルに訊ねた。
「魔女だそうだよ」
簡潔な答えにジェークは目を瞬かせた。
程なく廃屋の外へと踏み出すと直ぐに異変に気づく。
すっかり暗くなってしまった世界に地響きと唸り声、そして大きな物体が赤黒く輝きながら近づいてくる。
「これは……?!」
驚きの声を漏らすハレイヤと何名かの騎士達。
その光景にエルは顔を険しくして、セルティアの隣に立った。
「厄介なことってこのことか」
「そうよ。……結構多いわね」
暗く視界が悪いが、周囲に目を向けると、はっきりと幾つもの魔物の姿が確認できる。
「子を殺された親は、怒りのために興奮し、我を忘れているわ」
「これが街まで流れれば大変な事になるな」
大変どころではなく惨劇が起こるだろう。これだけの群勢が押しかければ魔物除けの術も破れかねない。被害は間違いなく拡大する。
その考えに誰もが息を呑んだ。
「それは心配いらないわ。念のために術を強化させておいたの。この程度なら簡単には破られないわ。……だから騎士様に協力してもらったのよ」
王都の中でも一番狭いと言われる南地区。それでも南地区全域にかけられている術を強化させるとなると時間が少しばかり必要だった為、犯人探しを誰かに協力してもらう必要があったのだ。
エルは一通り納得したところで、魔物を眺めて何度目かのため息をつく。
随分と団体で、その数を数えるのは些か煩わしく感じる程である。
「……どうするか、だな」
相手にしきれないし、数で言うならばこちらの方が明らかに分が悪い。
街は大丈夫だとしても、付近にこんなに魔物を放置しておくわけにもいかない。街付近の魔物退治も騎士隊の仕事だ。
今にも飛びかかってきそうな群勢に、そしてその原因である男が怯えている様子を見て思わず眉をひそめるエルであった。
「……ただ倒すだけなら問題ないわ」
「え?」
他には聞こえないぐらいのセルティアの言葉にエルは聞き返す。
「でもそれだと解決にはならないわ。倒すだけでは意味がないの」
多勢に無勢とはこのことだろうか、と思える状況の中である。しけしセルティアは意味ありげにエルを見上げて微笑むのだった。
「魔の力を抑えて、和らげることが出来るのは聖の力を持つ者だけだわ。聖騎士様であるあなたなら、聖術を使って魔物を正常に戻すことも可能でしょう?」
今、魔物は興奮した状態で、正常とは言えない。どうやら魔導石を使用した影響もあるようで、異常なほどに魔物が持つ魔の力が増幅していることは、すぐに感じられた。
ここに聖の力を加えれば魔の力は抑制され、正常に戻るだろう。
「と、いうわけで後はよろしくね。確か副隊長のお二人も聖騎士様でしょ? 三人もいればこれぐらいの数、なんとかなるわよね」
にっこりと満足げに笑うセルティアに対し、エルは面食らったような顔をする。二人の会話を聞いていた副隊長二名を含む他の騎士たちも唖然とした。
「仮にあれだけの魔物を倒してしまったら、もっと厄介なことが起こるわ。溢れ出す魔の力と血肉の匂いは遥か遠くまで届いて、嗅ぎ付けた魔物が更にやって来る。……それも、血に飢えて獲物を求めるような凶暴なのが大量にね」
脅しをかけるように言い放つセルティアに、一同は息を呑んだ。特にローブを着た男は恐怖に怯えている。自分が起こした結果に気づいたようだ。
だから倒すのではなく、魔物をあるべき場所へ帰してとセルティアは訴えた。異常に興奮している魔物だが、平静さを取り戻せば自らの住処へ戻って行くだろう。魔物の悲しみは癒せないが、自我を取り戻せるはずだ。これらの魔物は本来、そういう生物なのだから。
「できなくもないが……そうだな。わかった」
「隊長?」
諦めたように頷くエルに、眉を寄せたハレイヤが声をかける。ジェークも不安を交えた表情を見せているので、エルは苦笑した。
聖騎士といっても、聖術を使用することは滅多にない。ハレイヤもジェークもこんな群生に使用したことはない。特にここ、南地区では騎士としての能力だけで十分やっていけるのだ。
確証がないことに戸惑う副隊長二人であるが、エルはそれを払拭するように笑った。
「ハレイヤ、ジェーク、やるぞ」
その呼びかけに二人は二つ返事で頷いた。
エルがすると決めたのなら何も疑うことはない。二人はただ付き従うのみだ。
しかし、これだけの魔物を包むだけの聖術を使うとなると少しばかり時間が掛かってしまう。その間、魔物が大人しくしているとは限らない。現にギラギラと目を光らせる魔物は序所に距離を縮めている。遠くに見えていた姿が今ではその大きさを正確に捉えることができるほどにある。
慎重な性格の魔物なのか、未だ飛び掛ってはこないがそれも時間の問題であろう。
「少し時間が掛かるけど……時間稼ぎぐらいはしてくれるんだろ? 魔女殿は」
背を向けたエルだが、顔だけ振り返ると確信を持つようにニヤリと笑って言った。その笑い方も様になるので、不意打ちだと一人ごちながらセルティアは薄っすらと頬を染める。
「あ、あたりまえでしょ!」
上ずった声を出してしまったセルティアは直ぐにそっぽを向いてその顔を見せないようにした。その姿にエルは思わず再び苦笑を浮かべる。
そして一番後方まで下がった聖騎士三人。ローブを着た男は廃屋の扉前から動こうとしない。実は小心者なのだろう。恐怖で体か動かないとみえる。
一番前方に他の騎士隊が立ち、剣を構えている。その様子をセルティアは聖騎士と騎士隊との丁度真ん中あたりで確認した。
低い唸り声が聞こえたかと思うと、とうとう辛抱がきかなくなったのか、魔物が飛び掛ってくる。一匹動けば後に続くように、何匹も襲い掛かってきた。
騎士隊はなるべく魔物を倒してしまわないように注意を払っているらしいが、多勢に無勢の中では、逆に騎士隊の方が危うかった。
状況を瞬時に読み取ったセルティアは、腕を前に突き出し小さく呟く。
「風よ、阻め」
呟きと同時にセルティアの周囲から巻き起こる静かな風はやがて大きくなり、騎士隊と魔物を阻み、魔物を弾き飛ばした。
それは一瞬で、直ぐに風は止んだため、騎士隊は何が起こったのか困惑した。しかし、それが魔法だと気づくのにも時間は掛からなかった。実際に何度か目にしたこがある魔法なのだ。魔術部と行動をした時、頻繁に使用されていた。ただ困惑したのは、彼らが知っているものよりも、些か威力が強かったからだ。
誰がこの魔法を起こしたのか、それが街娘の姿をした少女だと気がついた者は半数ほどだ。
それは隊長達の会話の端々から少女が魔女らしいということがなんとなくわかったからである。
(手加減するのも結構難しいのよね……)
何度か騎士隊がと魔物の間に風を起こし、近づけないようにする。
それに彼らが密かに驚いていることをよそに、こっそりとため息をつくセルティアであった。
「な、なんだ……?」
ハレイヤに拘束されている男は地を這うような音に体を震わせながら呟いた。
その様子からも本当に自分の仕出かした結果が分かっていないと見られる。少し考えれば分かることのはずなのに。
「そんなこと決まっているわ。さあ、行きましょう。欲が成した結果を見に……」
セルティアはそう言うと、その足を進め外へと向かう。騎士隊は突然の出来事に戸惑いながらも、隊長であるエルが一声かえると訝しがりながら後に習った。
「……ところで隊長。あの子誰なんですか?」
魔物の相手をしていたので後から来たジェークはセルティアを目で追いつつ、こっそりとエルに訊ねた。
「魔女だそうだよ」
簡潔な答えにジェークは目を瞬かせた。
程なく廃屋の外へと踏み出すと直ぐに異変に気づく。
すっかり暗くなってしまった世界に地響きと唸り声、そして大きな物体が赤黒く輝きながら近づいてくる。
「これは……?!」
驚きの声を漏らすハレイヤと何名かの騎士達。
その光景にエルは顔を険しくして、セルティアの隣に立った。
「厄介なことってこのことか」
「そうよ。……結構多いわね」
暗く視界が悪いが、周囲に目を向けると、はっきりと幾つもの魔物の姿が確認できる。
「子を殺された親は、怒りのために興奮し、我を忘れているわ」
「これが街まで流れれば大変な事になるな」
大変どころではなく惨劇が起こるだろう。これだけの群勢が押しかければ魔物除けの術も破れかねない。被害は間違いなく拡大する。
その考えに誰もが息を呑んだ。
「それは心配いらないわ。念のために術を強化させておいたの。この程度なら簡単には破られないわ。……だから騎士様に協力してもらったのよ」
王都の中でも一番狭いと言われる南地区。それでも南地区全域にかけられている術を強化させるとなると時間が少しばかり必要だった為、犯人探しを誰かに協力してもらう必要があったのだ。
エルは一通り納得したところで、魔物を眺めて何度目かのため息をつく。
随分と団体で、その数を数えるのは些か煩わしく感じる程である。
「……どうするか、だな」
相手にしきれないし、数で言うならばこちらの方が明らかに分が悪い。
街は大丈夫だとしても、付近にこんなに魔物を放置しておくわけにもいかない。街付近の魔物退治も騎士隊の仕事だ。
今にも飛びかかってきそうな群勢に、そしてその原因である男が怯えている様子を見て思わず眉をひそめるエルであった。
「……ただ倒すだけなら問題ないわ」
「え?」
他には聞こえないぐらいのセルティアの言葉にエルは聞き返す。
「でもそれだと解決にはならないわ。倒すだけでは意味がないの」
多勢に無勢とはこのことだろうか、と思える状況の中である。しけしセルティアは意味ありげにエルを見上げて微笑むのだった。
「魔の力を抑えて、和らげることが出来るのは聖の力を持つ者だけだわ。聖騎士様であるあなたなら、聖術を使って魔物を正常に戻すことも可能でしょう?」
今、魔物は興奮した状態で、正常とは言えない。どうやら魔導石を使用した影響もあるようで、異常なほどに魔物が持つ魔の力が増幅していることは、すぐに感じられた。
ここに聖の力を加えれば魔の力は抑制され、正常に戻るだろう。
「と、いうわけで後はよろしくね。確か副隊長のお二人も聖騎士様でしょ? 三人もいればこれぐらいの数、なんとかなるわよね」
にっこりと満足げに笑うセルティアに対し、エルは面食らったような顔をする。二人の会話を聞いていた副隊長二名を含む他の騎士たちも唖然とした。
「仮にあれだけの魔物を倒してしまったら、もっと厄介なことが起こるわ。溢れ出す魔の力と血肉の匂いは遥か遠くまで届いて、嗅ぎ付けた魔物が更にやって来る。……それも、血に飢えて獲物を求めるような凶暴なのが大量にね」
脅しをかけるように言い放つセルティアに、一同は息を呑んだ。特にローブを着た男は恐怖に怯えている。自分が起こした結果に気づいたようだ。
だから倒すのではなく、魔物をあるべき場所へ帰してとセルティアは訴えた。異常に興奮している魔物だが、平静さを取り戻せば自らの住処へ戻って行くだろう。魔物の悲しみは癒せないが、自我を取り戻せるはずだ。これらの魔物は本来、そういう生物なのだから。
「できなくもないが……そうだな。わかった」
「隊長?」
諦めたように頷くエルに、眉を寄せたハレイヤが声をかける。ジェークも不安を交えた表情を見せているので、エルは苦笑した。
聖騎士といっても、聖術を使用することは滅多にない。ハレイヤもジェークもこんな群生に使用したことはない。特にここ、南地区では騎士としての能力だけで十分やっていけるのだ。
確証がないことに戸惑う副隊長二人であるが、エルはそれを払拭するように笑った。
「ハレイヤ、ジェーク、やるぞ」
その呼びかけに二人は二つ返事で頷いた。
エルがすると決めたのなら何も疑うことはない。二人はただ付き従うのみだ。
しかし、これだけの魔物を包むだけの聖術を使うとなると少しばかり時間が掛かってしまう。その間、魔物が大人しくしているとは限らない。現にギラギラと目を光らせる魔物は序所に距離を縮めている。遠くに見えていた姿が今ではその大きさを正確に捉えることができるほどにある。
慎重な性格の魔物なのか、未だ飛び掛ってはこないがそれも時間の問題であろう。
「少し時間が掛かるけど……時間稼ぎぐらいはしてくれるんだろ? 魔女殿は」
背を向けたエルだが、顔だけ振り返ると確信を持つようにニヤリと笑って言った。その笑い方も様になるので、不意打ちだと一人ごちながらセルティアは薄っすらと頬を染める。
「あ、あたりまえでしょ!」
上ずった声を出してしまったセルティアは直ぐにそっぽを向いてその顔を見せないようにした。その姿にエルは思わず再び苦笑を浮かべる。
そして一番後方まで下がった聖騎士三人。ローブを着た男は廃屋の扉前から動こうとしない。実は小心者なのだろう。恐怖で体か動かないとみえる。
一番前方に他の騎士隊が立ち、剣を構えている。その様子をセルティアは聖騎士と騎士隊との丁度真ん中あたりで確認した。
低い唸り声が聞こえたかと思うと、とうとう辛抱がきかなくなったのか、魔物が飛び掛ってくる。一匹動けば後に続くように、何匹も襲い掛かってきた。
騎士隊はなるべく魔物を倒してしまわないように注意を払っているらしいが、多勢に無勢の中では、逆に騎士隊の方が危うかった。
状況を瞬時に読み取ったセルティアは、腕を前に突き出し小さく呟く。
「風よ、阻め」
呟きと同時にセルティアの周囲から巻き起こる静かな風はやがて大きくなり、騎士隊と魔物を阻み、魔物を弾き飛ばした。
それは一瞬で、直ぐに風は止んだため、騎士隊は何が起こったのか困惑した。しかし、それが魔法だと気づくのにも時間は掛からなかった。実際に何度か目にしたこがある魔法なのだ。魔術部と行動をした時、頻繁に使用されていた。ただ困惑したのは、彼らが知っているものよりも、些か威力が強かったからだ。
誰がこの魔法を起こしたのか、それが街娘の姿をした少女だと気がついた者は半数ほどだ。
それは隊長達の会話の端々から少女が魔女らしいということがなんとなくわかったからである。
(手加減するのも結構難しいのよね……)
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