毎日記念日小説

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10月25日 パスタの日 いいhi !!!

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今日の雑談はどうなるかな?
昨日まともに雑談ができなかったから、雑談欲が結構高まっている。
その欲求を解消できるような雑談になるのかな?
今日は、わかりやすい話題がいいな。
昨日の建築に関する話題とか、誰がわかるの?みたいな話題じゃないことを祈るしかないな。
今日は誰もかけることもなく楽しく雑談ができるといいな。
あぁ、早く雑談したいなぁ。
そう思いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。









今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。


”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”

やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。


”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『スーパーのパスタコーナー前』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『村山様』『大久保様』『九条様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『パスタ』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”

アナウンスがやんで、光に包まれた。
パスタか。
パスタかぁ。
よかった。
今日はちゃんとわかる話題だ。
安心した。
よかったぁ。
それに食べ物系の話題だから、結構話しやすそうだな。
食べ物系の話題の中でも、ちょうどいいぐらい個性が出そうな話題だな。
今日はあたりだ。
結構なあたりだ。
よっしゃあ!!
今日持って行くテーマはどうしよう。
何がいいかな?
無難に”何パスタが好き?”とかでも十分盛り上がる気がするなぁ。
よし!それにしよう!!
正直テーマとか考えていかなくても、盛り上がりそうだけど、一応テーマは、”何パスタが好き?”だ。
テーマも決まったところで、光が収まった。

今日の話だしは、予想通り九条だった。

「今日の話題は『パスタ』だな!!!みんなは、何のパスタが好きなんだ?!!!」
「私は、たらこ、系の、パスタが、好きだよ。つぶつぶの、感じが、好き」
「僕は、ペペロンチーノが好きだと思う。ほどよく辛さがあっておいしいからだと思う」
「俺は、ナポリタンだな。懐かしい味というか、お袋の味だから、たまに食べたくなるんだよな」
「ちなみに俺は、カルボナーラだ!!!うまいから!!!」
「パスタ、とかって、何分、茹での、パスタ、つかってる?うちは、7分、茹での、やつ。あれ、おいしい」
「うちは、5分茹でが多いと思う。親があんまり7分茹でが好きじゃないらしくてそうなったんだと思う」
「うちは普通の7分ゆでだぞ。5分のやつとかだとなんとなく物足りない感じがあるから7分のやつを使ってるな」
「うちも、7分だぞ!!!7分のしか食べたことないから知らないんだけど、5分のやつと7分のやつだと、そんなに違うのか?」
「あぁ、大分違うぞ!!」
「そうなんだな!!!」




それからいい感じに盛り上がった。
爆発的な盛り上がりこそなかったが、順当にずっと盛り上がっていたと思う。
今日は大成功だな。
いい話題も引いたし、そこから失敗することもなかったし。
今日の雑談はよかったな。
たまっていた雑談欲が解消された気がした。
一人感想戦をしていると、アナウンスがなった。













”33分47秒19が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。



パスタっておいしいですよね。
自分の家でも作るけど、食べに行くとよりおいしいですよね。
店で食べるパスタって何であんなにおいしいんですかね?
ずっと不思議なんですよね。
ちなみに私は、カルボナーラ派です。
暴力的なうまさをしていますよね。
その分カロリーも暴力的ですよね………



今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”

アナウンスが止んだ。

教室に戻ってきた。
いやぁ、今日の雑談は成功だったな。
めちゃくちゃうまくいった。
相当よかったな。
明日もこの感じで、うまくいくといいな。
毎日これくらい、いい雑談ができるといいんだけどな。
そう思いながら、次の授業の準備を始めた。




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