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2日目の自由行動その4 料理人、天野さんとの出会い
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それにしてもよかった、クジョウくんとダイアさんがクソDQNみたいな人達じゃなくて。
正直、最初不安だったからなぁ。
俺は、歩きながらそんなことを考えていた。
ミヤネさんの露店の場所は、体が覚えているので、考え事をしながらでも、ちゃんとたどり着くことができた。
だけど、たどり着いた露店にミヤネさんはいなかった。
商品が並んでいるのに、店主であるミヤネさんがいない。
これはなんでなんだろう?
困惑していると、通りすがりの1人のプレーヤーに話しかけられた。
「どうしたんだい? ミヤネちゃんの露店の前で立ち止まって」
発言から、なんとなく近所のおばちゃんみたいな人だなぁと思った。
頭の上に表示されている、この人のプレイヤーネームは『天野』だ。
漢字の名前って珍しいな。
なんとなくだけど、ゲームのプレイヤーネームって、カタカナにしたくなるのに。
俺は、今の現状をそのまま言った。
知らない人に説明する必要があるのかは分からないけど、とりあえず何も考えずに言っていた。
「ミヤネさんのところのアクセサリーを買いに来たんですけど、ミヤネさんがいなくてどうしようかと思ってて」
「あぁ、ミヤネちゃんは、4時前ぐらいに露店から出ていったよ」
この人も、ミヤネさんの知り合いなんだろうか?
ミヤネさんってすごく顔が広いのかな?
もしかして、この人もβテスターだったり?
「どこにいるとかは分かります?」
俺は、この天野さんとミヤネさんの露店の前で、雑談をしている。
「ミヤネちゃんは、知らないお嬢ちゃんを連れて、作業場に行くって言ってたよ! 嬢ちゃんの名前は確か、ローズちゃんだった気がするよ」
ローズは、自由行動でミヤネさんと作業場に行ったのか。
アクセサリー作りを詳しく教わりに行ったのかな?
そんなにアクセサリー作りにはまったんだな。
意外だな。
買うのにはハマりそうな雰囲気があったけど、作るのは一度きりになるのかと思ってた。
「そうですか……」
ちゃんと事前に連絡を入れとけばよかったな。
不在の可能性をちゃんと考えておくべきだったな。
ミヤネさんの不在が最初から分かってたら、ここに来るのと、スキルオーブ屋に行く順番を入れ替えたのに。
頭の中で1人反省会をしていると、天野さんから再び声をかけられた。
「お兄さん暇かい? 暇ならうちの露店を見ていかないかい?」
天野さんも生産職の人らしい。
天野さんって何を作っている人なのかが気になったので、俺はあまり何も考えずに返事をする。
「ぜひ! あの、何を売られているんですか?」
天野さんの露店まで行って商品を確認するまで待ちきれず、単刀直入に天野さんに聞いた。
「自己紹介がまだだったね。私は、ミヤネちゃんの露店の右隣の露店で料理を売っている、料理人の天野だよ。今はちょうど買い物の帰りさ!」
あ、ミヤネさんのお隣さんなんだ。
あぁ、この右隣の露店かぁ。
俺は、視線を天野さんの露店に向ける。
露店で、料理の販売って大変そうだな。
床に、料理を置くわけにもいかないだろうに。
そう思って、天野さんの露店を見ると、透明なケースに入った料理がずらっと並んでいた。
へぇ、こうやって料理を売っているんだ。
それにしても、今まで何回かミヤネさんの露店に来てるけど、良く天野さんの露店に気づかなかったな。
こんなにうまそうな雰囲気が出得てるのに。
天野さんって、料理人なんだぁ。
なんか、食堂のおばちゃんのイメージがぴったりだな。
料理かぁ。
この世界で食べたことないな。
このAPOってどれくらい味覚を再現してるのかな?
気になってきた。
どうなんだろう?
天野さんに自己紹介をしてもらったので、俺も自己紹介を返した。
「あ、ミヤネさんのお隣さんだったんですね。俺は、剣士をしているオクツです!」
「オクツ君ね。よろしくね」
天野さんが差し出してくれた手を取る。
このゲームで握手をしたのは初めてかも。
いいな、自己紹介後に握手をするのも。
「よろしくお願いします!」
握手が終わって手を離すと、天野さんが天野さんの露店を右手で指しながら言った。
「ミヤネちゃんの露店の前で立ち話もあれだから、さっさと私の露店まで行きましょ」
俺たちは、徒歩で数歩の天野さんの露店の前にやってきた。
天野さんの露店の前まで来たところで、突然いい匂いが襲ってきた。
なんだ?! 急に。
こんな匂いをかがされたらお腹がすいちゃうじゃないか。
「いい匂いですね! なんで他のところにいる時に、匂わなかったのか不思議なくらいいい匂いですね」
俺は素直な感想を天野さんに伝える。
どういう技術で、天野さんの前に来ると匂う、みたいな感じになってるんだろう?
「ありがとうね! なんか、この露店には匂いが拡散するのを封じる仕組みがあるらしくてね。まぁ、不満がないというわけじゃないけど、いろんな、料理の匂いとか、薬の匂いとか、金属の匂いとか、が混ざってたら、あんまりいい匂いにはならなさそうだしね」
へぇ、そんな仕組みがこの露店に組み込まれてるんだな。
そんな仕組み初めて知った。
この露店って、すごく有能なんだな。
「そんな仕組みがあるんですね! 料理って、どんな効果があるんですか?」
料理ってどんな効果があるんだろう?
長時間のバフかな?
このゲームは、満腹度とかがないから、満腹度系の効果ではなさそう。
もしかして、ただ美味しいだけの娯楽要素の可能性もあるか?
でも、初期職業に、そんな娯楽要素しかない職業を入れるかな?
やっぱり何か効果がありそうだな。
「料理には、数時間単位のバフをかける効果があるよ! そのバフは付与術師とかのバフの効果と重複させることができるよ」
やっぱり、バフ系の効果かぁ。
へぇ、付与術師のバフと効果を重複させられるって、結構強そうだな。
このゲームだと、付与術師がするバフが重複することはない。
付与術師が、二重にSTRを上げる付与はできないのだ。
このゲームの消費系のバフのアイテムには、この付与術師の効果と重複できるものと、重複できないものがあるのだ。
午前中の素材採取の道中で、けんけんぱさんが教えてくれた。
料理が、重複可能な方のアイテムなら、料理を使えば、二重にSTRを上げることが可能なのだ。
ちなみにβ版の検証で、薬師の作るステータスアップポーションは、重複できない方らしい。
これは、さっきササキさん達から聞いた。
「へぇ、そうなんですか! 料理に味とかってちゃんとあるんですか?」
一番大事な、味のことについて天野さんに聞く。
「もちろんだよ! さすがAPOというか、現実の味覚とほとんど変わらない味覚で料理の味を感じられるよ」
よし、ちゃんと、味がするらしい。
それも、現実と変わらない味覚で。
それなら気になる、満腹と現実への影響を聞いてみた。
「こっちで、料理を食べて満腹になると、現実の食欲には影響しないんですか?」
「たぶん、大丈夫だと思うよ! 現実でご飯を食べた後にAPOに入ってきても満腹感はないでしょ? それと一緒で、こっちで食べたものも、現実の満腹感には作用しないらしいよ! 完全な別腹ってやつだね!」
これは嬉しい情報だ。
こっちでもおいしいものが食い放題ってことは、現実と合わせれば、倍のものが食えるってことだ。
それって最高じゃないか!
俺は、それを聞いて、一生懸命に並べてある商品を見比べていく。
商品の効果とかは考えず、食べたいものを探していく。
俺は、この露店で、一番食欲を刺激する匂いを出していたスープを手に取った。
具だくさんスープ
作成者:天野
効果:120分、AGIが5上昇
スープが、こぼれないように、天野さんに渡し、会計をする。
「じゃあ、この具だくさんスープをください! おいしそうな匂いがするし!」
「あいよ! これは、750Gね! 丁寧に商品を扱ってくれるのはありがたいけど、そんなにそーっと運ばなくても、ゲームなんだから、こぼれるようなことは、ないようにできてるよ」
天野さんがほほえましいものを見るような目をしながら言った。
「絶対にこぼさないように、傾けないようにと真剣になってた自分が少し恥ずかしいです。それと、思ってたより安いですね!」
俺は少し恥ずかしがりながら言った。
「一気に大量に作るからね! それに、最悪、商品が売れなくて金を稼がなくてもAPO内なら生きていけるしね! それと、丁寧に扱ってくれることは、良いことだよ! 恥じるようなことじゃない」
もう一度、天野さんからフォローされた。
「750Gです」
俺は、天野さんからのフォローが心にしみながらも、代金を渡す。
「まいどあり! ここで食べていくなら、奥に椅子があるから、そこでちゃんと椅子に座って飲んでいきなさい! ついでに私の話し相手になっていきなさい!」
あ、確かに、露店の奥に3脚の椅子と、テーブルが1つ置いてある。
すぐにスープを飲みたかったし、これまでの会話で天野さんは話しやすい人だと思ったので、二つ返事で返す。
「分かりました!」
俺は、何故か、スープをストレージに入れずに、容器からこぼさないように丁寧に持って、ゆっくりゆっくり、天野さんの後に付いて行った。
正直、最初不安だったからなぁ。
俺は、歩きながらそんなことを考えていた。
ミヤネさんの露店の場所は、体が覚えているので、考え事をしながらでも、ちゃんとたどり着くことができた。
だけど、たどり着いた露店にミヤネさんはいなかった。
商品が並んでいるのに、店主であるミヤネさんがいない。
これはなんでなんだろう?
困惑していると、通りすがりの1人のプレーヤーに話しかけられた。
「どうしたんだい? ミヤネちゃんの露店の前で立ち止まって」
発言から、なんとなく近所のおばちゃんみたいな人だなぁと思った。
頭の上に表示されている、この人のプレイヤーネームは『天野』だ。
漢字の名前って珍しいな。
なんとなくだけど、ゲームのプレイヤーネームって、カタカナにしたくなるのに。
俺は、今の現状をそのまま言った。
知らない人に説明する必要があるのかは分からないけど、とりあえず何も考えずに言っていた。
「ミヤネさんのところのアクセサリーを買いに来たんですけど、ミヤネさんがいなくてどうしようかと思ってて」
「あぁ、ミヤネちゃんは、4時前ぐらいに露店から出ていったよ」
この人も、ミヤネさんの知り合いなんだろうか?
ミヤネさんってすごく顔が広いのかな?
もしかして、この人もβテスターだったり?
「どこにいるとかは分かります?」
俺は、この天野さんとミヤネさんの露店の前で、雑談をしている。
「ミヤネちゃんは、知らないお嬢ちゃんを連れて、作業場に行くって言ってたよ! 嬢ちゃんの名前は確か、ローズちゃんだった気がするよ」
ローズは、自由行動でミヤネさんと作業場に行ったのか。
アクセサリー作りを詳しく教わりに行ったのかな?
そんなにアクセサリー作りにはまったんだな。
意外だな。
買うのにはハマりそうな雰囲気があったけど、作るのは一度きりになるのかと思ってた。
「そうですか……」
ちゃんと事前に連絡を入れとけばよかったな。
不在の可能性をちゃんと考えておくべきだったな。
ミヤネさんの不在が最初から分かってたら、ここに来るのと、スキルオーブ屋に行く順番を入れ替えたのに。
頭の中で1人反省会をしていると、天野さんから再び声をかけられた。
「お兄さん暇かい? 暇ならうちの露店を見ていかないかい?」
天野さんも生産職の人らしい。
天野さんって何を作っている人なのかが気になったので、俺はあまり何も考えずに返事をする。
「ぜひ! あの、何を売られているんですか?」
天野さんの露店まで行って商品を確認するまで待ちきれず、単刀直入に天野さんに聞いた。
「自己紹介がまだだったね。私は、ミヤネちゃんの露店の右隣の露店で料理を売っている、料理人の天野だよ。今はちょうど買い物の帰りさ!」
あ、ミヤネさんのお隣さんなんだ。
あぁ、この右隣の露店かぁ。
俺は、視線を天野さんの露店に向ける。
露店で、料理の販売って大変そうだな。
床に、料理を置くわけにもいかないだろうに。
そう思って、天野さんの露店を見ると、透明なケースに入った料理がずらっと並んでいた。
へぇ、こうやって料理を売っているんだ。
それにしても、今まで何回かミヤネさんの露店に来てるけど、良く天野さんの露店に気づかなかったな。
こんなにうまそうな雰囲気が出得てるのに。
天野さんって、料理人なんだぁ。
なんか、食堂のおばちゃんのイメージがぴったりだな。
料理かぁ。
この世界で食べたことないな。
このAPOってどれくらい味覚を再現してるのかな?
気になってきた。
どうなんだろう?
天野さんに自己紹介をしてもらったので、俺も自己紹介を返した。
「あ、ミヤネさんのお隣さんだったんですね。俺は、剣士をしているオクツです!」
「オクツ君ね。よろしくね」
天野さんが差し出してくれた手を取る。
このゲームで握手をしたのは初めてかも。
いいな、自己紹介後に握手をするのも。
「よろしくお願いします!」
握手が終わって手を離すと、天野さんが天野さんの露店を右手で指しながら言った。
「ミヤネちゃんの露店の前で立ち話もあれだから、さっさと私の露店まで行きましょ」
俺たちは、徒歩で数歩の天野さんの露店の前にやってきた。
天野さんの露店の前まで来たところで、突然いい匂いが襲ってきた。
なんだ?! 急に。
こんな匂いをかがされたらお腹がすいちゃうじゃないか。
「いい匂いですね! なんで他のところにいる時に、匂わなかったのか不思議なくらいいい匂いですね」
俺は素直な感想を天野さんに伝える。
どういう技術で、天野さんの前に来ると匂う、みたいな感じになってるんだろう?
「ありがとうね! なんか、この露店には匂いが拡散するのを封じる仕組みがあるらしくてね。まぁ、不満がないというわけじゃないけど、いろんな、料理の匂いとか、薬の匂いとか、金属の匂いとか、が混ざってたら、あんまりいい匂いにはならなさそうだしね」
へぇ、そんな仕組みがこの露店に組み込まれてるんだな。
そんな仕組み初めて知った。
この露店って、すごく有能なんだな。
「そんな仕組みがあるんですね! 料理って、どんな効果があるんですか?」
料理ってどんな効果があるんだろう?
長時間のバフかな?
このゲームは、満腹度とかがないから、満腹度系の効果ではなさそう。
もしかして、ただ美味しいだけの娯楽要素の可能性もあるか?
でも、初期職業に、そんな娯楽要素しかない職業を入れるかな?
やっぱり何か効果がありそうだな。
「料理には、数時間単位のバフをかける効果があるよ! そのバフは付与術師とかのバフの効果と重複させることができるよ」
やっぱり、バフ系の効果かぁ。
へぇ、付与術師のバフと効果を重複させられるって、結構強そうだな。
このゲームだと、付与術師がするバフが重複することはない。
付与術師が、二重にSTRを上げる付与はできないのだ。
このゲームの消費系のバフのアイテムには、この付与術師の効果と重複できるものと、重複できないものがあるのだ。
午前中の素材採取の道中で、けんけんぱさんが教えてくれた。
料理が、重複可能な方のアイテムなら、料理を使えば、二重にSTRを上げることが可能なのだ。
ちなみにβ版の検証で、薬師の作るステータスアップポーションは、重複できない方らしい。
これは、さっきササキさん達から聞いた。
「へぇ、そうなんですか! 料理に味とかってちゃんとあるんですか?」
一番大事な、味のことについて天野さんに聞く。
「もちろんだよ! さすがAPOというか、現実の味覚とほとんど変わらない味覚で料理の味を感じられるよ」
よし、ちゃんと、味がするらしい。
それも、現実と変わらない味覚で。
それなら気になる、満腹と現実への影響を聞いてみた。
「こっちで、料理を食べて満腹になると、現実の食欲には影響しないんですか?」
「たぶん、大丈夫だと思うよ! 現実でご飯を食べた後にAPOに入ってきても満腹感はないでしょ? それと一緒で、こっちで食べたものも、現実の満腹感には作用しないらしいよ! 完全な別腹ってやつだね!」
これは嬉しい情報だ。
こっちでもおいしいものが食い放題ってことは、現実と合わせれば、倍のものが食えるってことだ。
それって最高じゃないか!
俺は、それを聞いて、一生懸命に並べてある商品を見比べていく。
商品の効果とかは考えず、食べたいものを探していく。
俺は、この露店で、一番食欲を刺激する匂いを出していたスープを手に取った。
具だくさんスープ
作成者:天野
効果:120分、AGIが5上昇
スープが、こぼれないように、天野さんに渡し、会計をする。
「じゃあ、この具だくさんスープをください! おいしそうな匂いがするし!」
「あいよ! これは、750Gね! 丁寧に商品を扱ってくれるのはありがたいけど、そんなにそーっと運ばなくても、ゲームなんだから、こぼれるようなことは、ないようにできてるよ」
天野さんがほほえましいものを見るような目をしながら言った。
「絶対にこぼさないように、傾けないようにと真剣になってた自分が少し恥ずかしいです。それと、思ってたより安いですね!」
俺は少し恥ずかしがりながら言った。
「一気に大量に作るからね! それに、最悪、商品が売れなくて金を稼がなくてもAPO内なら生きていけるしね! それと、丁寧に扱ってくれることは、良いことだよ! 恥じるようなことじゃない」
もう一度、天野さんからフォローされた。
「750Gです」
俺は、天野さんからのフォローが心にしみながらも、代金を渡す。
「まいどあり! ここで食べていくなら、奥に椅子があるから、そこでちゃんと椅子に座って飲んでいきなさい! ついでに私の話し相手になっていきなさい!」
あ、確かに、露店の奥に3脚の椅子と、テーブルが1つ置いてある。
すぐにスープを飲みたかったし、これまでの会話で天野さんは話しやすい人だと思ったので、二つ返事で返す。
「分かりました!」
俺は、何故か、スープをストレージに入れずに、容器からこぼさないように丁寧に持って、ゆっくりゆっくり、天野さんの後に付いて行った。
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