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桜のように散った私たち【読み切り版】【私Ver.】(未完)
ワクワクとドキドキで胸が一杯の前夜
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夢を見た。あの人と並び歩き笑い合う、幸せな夢を。あの人と結ばれて、幸せな暮らしのダイジェストのような夢を。
ジリリリリリリリリリリリ
耳元で聞こえる、目覚ましの音。目覚めの合図が、激しく自己主張をしている。
いつまでもここに居たいという思いと、目覚めなければ朝の時間に余裕がなくなってしまうという現実的な気持ちがせめぎ合う。体感で十分にも及ぶ激闘の末、現実に負け、ゆっくりと目を開ける。
目を覚ますと、目覚ましが鳴ってから30分も時間が経っていた。
目が覚めて、ふと考えた。
私は明日、卒業を逢える。
私には、やり残したことがある。
それは、好きな人への告白だ。
その人とは、高校でも学校が同じだけれど、中学校で芽生えたこの気持ち、中学校のうちにけりを付けてしまいたい。
ベッドから勢いよく起き上がる。
勢い余って、ベッドからずり落ちてしまった。
「お前らは、明日卒業する。明日を笑顔で逢えるために先生から一つ伝えたいことがある。お前ら、『遠足は帰るまでが遠足』という言葉を知っているか?・・・」
卒業式前最後の日程を終え、みんなが明日を思い、ソワソワとしている。そんな中、ホームルームの先生の面白くもない話が長々と続いている。それを聞き流しながら、一人思考の海に浸っている。
あぁ、どうしよう。
段々と不安になってきた。
告白なんてしたら迷惑かな?
薫って確か、あまり恋愛に興味ないんだよね…
幸太郎くんが言ってたから、確かな情報だと思う。
恋愛に興味がない薫に告白して、迷惑がられながら、断られたら、もう立ち直れる気がしないよ。
まあ、多分、玉砕するんだろうな。
あたって砕けろとは言うけれど、ここまで不利な状況下なら無駄死にな気がしてきた。
そもそも、『この気持ちにけりをつける』って単なる自己満足だし、それで薫に迷惑をかけるって最悪な選択じゃない?
告白やっぱりしないほうがいいのかな?
でも、この気持ちにけりを付けられるのは告白だけだと思うし。やっぱり告白したいなぁ。
ふと目の前の子が立ち上がった。
なにごと?!と思い、意識を現実に戻す。すると、どうやらもう先生の話は終わっていたらしい。日直が号令をする前に滑り込むように、慌てて立ち上がる。何人かが私と同じタイミングで立ち上がった。何人か私と同じように意識を何処かに飛ばしていた人が居たらしい。
「気をつけ、さようなら。」
謝罪の意味も込めていつもより長めに、頭を下げておいた。
頭を上げるとちょうど、薫が幸太郎くんを連れて、教室から出ていくところだった。
やっぱり、薫かっこいいなぁ。
いいなぁ、幸太郎くん。薫の隣を歩けて。
明日には、万に一つでも、あの位置に自分がいれるかもしれないと思うと、告白に対するやる気が湧いてくる。
「ねえ、癒月」
ぼーっと、薫達が出ていった扉の方を眺めていると、後ろから声をかけられた。
「何ー?どうしたの?」
振り返りながら返事をする。
後ろを向くとクラスメイトの佐々木さんが居た。
「うちら明日で卒業じゃん。だからさ、みんなで打ち上げしね?うちらで企画すれば、みんな来てくれるっしょ。最後に思い出作ろうよ」
意外な提案に少し驚く。想像すると、確かにとても楽しそうな光景が想像できた。だけれどの想像には薫たちは居なかった。まぁ、薫たちそういうクラスの集まりとか苦手そうだしね。薫たちは薫たちだけで打ち上げしそう。そっちのほうが薫たちらしいと思う。
「面白そうだね。それって、私と佐々木さんの二人で企画するの?」
打ち上げをしたいなら自分で企画すればいいのに、なんでわざわざ私に声をかけてきたのだろう?
「ううん、企画はうちと斎藤でする。」
斎藤くんも打ち上げの企画をするんだ。学級委員だったから、お堅いイメージがあった。ギャルな佐々木さんと学級委員の斎藤くん、意外な凸凹コンビだなと思った。
「じゃあ私は、何をすればいいの?」
「東雲っちは、東条と神崎に声をかけてくれない?うちも斎藤も東条ちょっと怖いんだよね。東雲っちはさ、普通に東条と話せるでしょ?東条とまともに話せるの、東雲っちか神崎ぐらいだし、神崎はいつも東条と一緒にいるからお願いしづらいし、お願い。」
多分今、頬が少し引きつったと思う。
「二人に声かければいいんだね?それなら任せて。じゃあ、最高の思い出になるような打ち上げを企画してね。頑張って!それじゃあ、私もう帰るね」
薫を少し悪く言われたイライラで、少し早口になってしまった。
なんで薫のこと怖がるんだろう?
話せば面白いし、顔も態度もあんなにかっこいいのに。
それから、カバンに荷物を手早く詰めて、逃げるようにして教室から出ていった。
教室を出るときに、一度振り返ると、ぽかんと口を開ける佐々木さんの姿があった。
「東雲っちも怒る時あるんだ。てか、なんでうちあんな捲し立てられたんだろう?」
佐々木さんがぼそっと、そういったのが聞こえてきた。
それから足を止めることなく一直線に家まで帰った。
お風呂上がり、部屋に戻って、告白の最終確認をする。
お風呂は入った。これで、汗の匂いはしないはず。
まぁ、一応、朝にもう一度お風呂に入ろうかな。寝る間っていっぱい汗かくらしいし。
タイマーもちゃんとセットした。いつもより一時間早くセットしたからちゃんと起きられるかちょっと不安。
明日着ていく制服は、ちゃんとさっきアイロンにかけた。
明日は、変なしわができるようなことは、しないようにしなきゃ。
じゃあ、明日の流れの確認をしますか。
まず、卒業式が終わって教室に帰ってきたら、薫に声をかけて校舎裏の奥の方に来てもらう。
そして、そこで告白をする。
単純な流れ。簡潔だから間違えないはず。
緊張で呼び出すときに告白しちゃったあらどうしよう。
それは、ちゃんと気をつけなきゃ。
これくらいで大丈夫かな?
じゃあもう寝ようかな。明日は朝早いし。寝不足でくまがあるような顔で告白なんてしたくないし。
おやすみ。
布団をかぶると驚くほどすんなりと眠りにつくことができた。
告白をする前とは思えないほどリラックスして寝れた昨晩とは違い、目を覚ました瞬間から妙なソワソワが止まらない。告白することに対するソワソワなのか、卒業することに対するソワソワなのかわからないけれど、とにかく浮足立っている。
朝風呂に入り、ストレッチをして、メイクを軽くする。制服をいつもより丁寧に着る。
そして、朝食の時間になり、食卓へ行く。
席につくと、向かいに座っている母から妙に生暖かい視線を向けられた。
「癒月、やけに気合入ってるじゃない?癒月って、そんなに式典に気合い入れるタイプじゃないでしょ。なに?告白でもするの?」
「…そんな訳何じゃん。卒業式ぐらいきっちりとした格好で行きたいの。だって中学校生活最後の日なんだよ。義務教育、終わっちゃうんだよ」
母にズバリと言い当てられて頭が真っ白になってしまって適当な言い訳しかできなかった。
「冗談だよ冗談。そんなに興奮しないの。それにしても、いつもより一時間早くに起きるなんてねぇ。しかも私が呼ぶ前に起きるなんて。ふふっ、まあ、頑張ってらっしゃい」
母には告白することが完全にバレてしまったようだ。
そんなにわかりやすく、態度に出ていたのかな?
横を見ると、何もわかっていないような様子で首をかしげる弟の唯月が居た。
唯月はずっとそのままの鈍感力でいてね。
よかった。多分私がわかりやすいんじゃなくて母が尖すぎるんだ。
そんなことを考えていると、朝食を食べ終えてしまった。
「ごちそうさまでした」
食器をまとめて食洗機まで持っていく。
食洗機に入れ終わる頃に母から声をかけられた。
「癒月、早く起きるのはいいことだけど、これからどうするの?もう用意終わっちゃったんでしょ?こっからダラダラとスマホいじってたら早起きの意味ないわよ。有意義に使いなさい」
「それなら、少し早めに学校に行ってみようかな?最終日だし、少しでも長く学校に居たいから」
「それいいわね。じゃあササッと歯磨きでもしてらっしゃい」
母との会話を終えると洗面所へ行った。
鏡の前に立つ。鏡に映る自分を見ながら最後の身だしなみの確認をする。
隈は…ないね。あんなにスッキリ目覚めたのいつぶりかなってぐらい良い目覚めだったし。
ソースとかは付いて…ないね。さっき食べた目玉焼きのソースが付いてたら告白以前に卒業式でも恥ずかしいし、かっこが付かない。
前髪は…バッチリ。朝食前に散々やったから、流石に、もう崩れてたら泣ける。
確認を終え歯磨きをする。
歯磨きを終えると、玄関にすでにおいておいたカバンを手に取り、家から出ていく。
「いってきまーす」
ジリリリリリリリリリリリ
耳元で聞こえる、目覚ましの音。目覚めの合図が、激しく自己主張をしている。
いつまでもここに居たいという思いと、目覚めなければ朝の時間に余裕がなくなってしまうという現実的な気持ちがせめぎ合う。体感で十分にも及ぶ激闘の末、現実に負け、ゆっくりと目を開ける。
目を覚ますと、目覚ましが鳴ってから30分も時間が経っていた。
目が覚めて、ふと考えた。
私は明日、卒業を逢える。
私には、やり残したことがある。
それは、好きな人への告白だ。
その人とは、高校でも学校が同じだけれど、中学校で芽生えたこの気持ち、中学校のうちにけりを付けてしまいたい。
ベッドから勢いよく起き上がる。
勢い余って、ベッドからずり落ちてしまった。
「お前らは、明日卒業する。明日を笑顔で逢えるために先生から一つ伝えたいことがある。お前ら、『遠足は帰るまでが遠足』という言葉を知っているか?・・・」
卒業式前最後の日程を終え、みんなが明日を思い、ソワソワとしている。そんな中、ホームルームの先生の面白くもない話が長々と続いている。それを聞き流しながら、一人思考の海に浸っている。
あぁ、どうしよう。
段々と不安になってきた。
告白なんてしたら迷惑かな?
薫って確か、あまり恋愛に興味ないんだよね…
幸太郎くんが言ってたから、確かな情報だと思う。
恋愛に興味がない薫に告白して、迷惑がられながら、断られたら、もう立ち直れる気がしないよ。
まあ、多分、玉砕するんだろうな。
あたって砕けろとは言うけれど、ここまで不利な状況下なら無駄死にな気がしてきた。
そもそも、『この気持ちにけりをつける』って単なる自己満足だし、それで薫に迷惑をかけるって最悪な選択じゃない?
告白やっぱりしないほうがいいのかな?
でも、この気持ちにけりを付けられるのは告白だけだと思うし。やっぱり告白したいなぁ。
ふと目の前の子が立ち上がった。
なにごと?!と思い、意識を現実に戻す。すると、どうやらもう先生の話は終わっていたらしい。日直が号令をする前に滑り込むように、慌てて立ち上がる。何人かが私と同じタイミングで立ち上がった。何人か私と同じように意識を何処かに飛ばしていた人が居たらしい。
「気をつけ、さようなら。」
謝罪の意味も込めていつもより長めに、頭を下げておいた。
頭を上げるとちょうど、薫が幸太郎くんを連れて、教室から出ていくところだった。
やっぱり、薫かっこいいなぁ。
いいなぁ、幸太郎くん。薫の隣を歩けて。
明日には、万に一つでも、あの位置に自分がいれるかもしれないと思うと、告白に対するやる気が湧いてくる。
「ねえ、癒月」
ぼーっと、薫達が出ていった扉の方を眺めていると、後ろから声をかけられた。
「何ー?どうしたの?」
振り返りながら返事をする。
後ろを向くとクラスメイトの佐々木さんが居た。
「うちら明日で卒業じゃん。だからさ、みんなで打ち上げしね?うちらで企画すれば、みんな来てくれるっしょ。最後に思い出作ろうよ」
意外な提案に少し驚く。想像すると、確かにとても楽しそうな光景が想像できた。だけれどの想像には薫たちは居なかった。まぁ、薫たちそういうクラスの集まりとか苦手そうだしね。薫たちは薫たちだけで打ち上げしそう。そっちのほうが薫たちらしいと思う。
「面白そうだね。それって、私と佐々木さんの二人で企画するの?」
打ち上げをしたいなら自分で企画すればいいのに、なんでわざわざ私に声をかけてきたのだろう?
「ううん、企画はうちと斎藤でする。」
斎藤くんも打ち上げの企画をするんだ。学級委員だったから、お堅いイメージがあった。ギャルな佐々木さんと学級委員の斎藤くん、意外な凸凹コンビだなと思った。
「じゃあ私は、何をすればいいの?」
「東雲っちは、東条と神崎に声をかけてくれない?うちも斎藤も東条ちょっと怖いんだよね。東雲っちはさ、普通に東条と話せるでしょ?東条とまともに話せるの、東雲っちか神崎ぐらいだし、神崎はいつも東条と一緒にいるからお願いしづらいし、お願い。」
多分今、頬が少し引きつったと思う。
「二人に声かければいいんだね?それなら任せて。じゃあ、最高の思い出になるような打ち上げを企画してね。頑張って!それじゃあ、私もう帰るね」
薫を少し悪く言われたイライラで、少し早口になってしまった。
なんで薫のこと怖がるんだろう?
話せば面白いし、顔も態度もあんなにかっこいいのに。
それから、カバンに荷物を手早く詰めて、逃げるようにして教室から出ていった。
教室を出るときに、一度振り返ると、ぽかんと口を開ける佐々木さんの姿があった。
「東雲っちも怒る時あるんだ。てか、なんでうちあんな捲し立てられたんだろう?」
佐々木さんがぼそっと、そういったのが聞こえてきた。
それから足を止めることなく一直線に家まで帰った。
お風呂上がり、部屋に戻って、告白の最終確認をする。
お風呂は入った。これで、汗の匂いはしないはず。
まぁ、一応、朝にもう一度お風呂に入ろうかな。寝る間っていっぱい汗かくらしいし。
タイマーもちゃんとセットした。いつもより一時間早くセットしたからちゃんと起きられるかちょっと不安。
明日着ていく制服は、ちゃんとさっきアイロンにかけた。
明日は、変なしわができるようなことは、しないようにしなきゃ。
じゃあ、明日の流れの確認をしますか。
まず、卒業式が終わって教室に帰ってきたら、薫に声をかけて校舎裏の奥の方に来てもらう。
そして、そこで告白をする。
単純な流れ。簡潔だから間違えないはず。
緊張で呼び出すときに告白しちゃったあらどうしよう。
それは、ちゃんと気をつけなきゃ。
これくらいで大丈夫かな?
じゃあもう寝ようかな。明日は朝早いし。寝不足でくまがあるような顔で告白なんてしたくないし。
おやすみ。
布団をかぶると驚くほどすんなりと眠りにつくことができた。
告白をする前とは思えないほどリラックスして寝れた昨晩とは違い、目を覚ました瞬間から妙なソワソワが止まらない。告白することに対するソワソワなのか、卒業することに対するソワソワなのかわからないけれど、とにかく浮足立っている。
朝風呂に入り、ストレッチをして、メイクを軽くする。制服をいつもより丁寧に着る。
そして、朝食の時間になり、食卓へ行く。
席につくと、向かいに座っている母から妙に生暖かい視線を向けられた。
「癒月、やけに気合入ってるじゃない?癒月って、そんなに式典に気合い入れるタイプじゃないでしょ。なに?告白でもするの?」
「…そんな訳何じゃん。卒業式ぐらいきっちりとした格好で行きたいの。だって中学校生活最後の日なんだよ。義務教育、終わっちゃうんだよ」
母にズバリと言い当てられて頭が真っ白になってしまって適当な言い訳しかできなかった。
「冗談だよ冗談。そんなに興奮しないの。それにしても、いつもより一時間早くに起きるなんてねぇ。しかも私が呼ぶ前に起きるなんて。ふふっ、まあ、頑張ってらっしゃい」
母には告白することが完全にバレてしまったようだ。
そんなにわかりやすく、態度に出ていたのかな?
横を見ると、何もわかっていないような様子で首をかしげる弟の唯月が居た。
唯月はずっとそのままの鈍感力でいてね。
よかった。多分私がわかりやすいんじゃなくて母が尖すぎるんだ。
そんなことを考えていると、朝食を食べ終えてしまった。
「ごちそうさまでした」
食器をまとめて食洗機まで持っていく。
食洗機に入れ終わる頃に母から声をかけられた。
「癒月、早く起きるのはいいことだけど、これからどうするの?もう用意終わっちゃったんでしょ?こっからダラダラとスマホいじってたら早起きの意味ないわよ。有意義に使いなさい」
「それなら、少し早めに学校に行ってみようかな?最終日だし、少しでも長く学校に居たいから」
「それいいわね。じゃあササッと歯磨きでもしてらっしゃい」
母との会話を終えると洗面所へ行った。
鏡の前に立つ。鏡に映る自分を見ながら最後の身だしなみの確認をする。
隈は…ないね。あんなにスッキリ目覚めたのいつぶりかなってぐらい良い目覚めだったし。
ソースとかは付いて…ないね。さっき食べた目玉焼きのソースが付いてたら告白以前に卒業式でも恥ずかしいし、かっこが付かない。
前髪は…バッチリ。朝食前に散々やったから、流石に、もう崩れてたら泣ける。
確認を終え歯磨きをする。
歯磨きを終えると、玄関にすでにおいておいたカバンを手に取り、家から出ていく。
「いってきまーす」
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