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第七章 天使降臨
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街中が明るい日差しで満たされる初夏の日、僕はいつもお世話になっている教会へ、聖水を分けて貰いに行っていた。
聖堂の中で、神父様が澄んだ水を聖別し、聖水へと変える。
そして、それを汚すことの無いよう慎重に、僕が持って来た試験管の中へと移していく。
鞄いっぱいの試験管に聖水を詰め終わった後、神父様が優しく声を掛けて下さった。
「ジョルジュ君も普段のお仕事大変でしょう。
少しここでお祈りをしていったらいかがですか? 気が晴れると思いますよ」
「はい、お気遣いありがとうございます」
鞄を持って祭壇の前から離れ、聖堂の中に有る長椅子に腰掛ける。それから、ロザリオを出してお祈りを始めた。
一珠ずつロザリオを手繰り、祈りの言葉を口にすると、心が安まっていくのがわかる。
静かな聖堂で、心安まる時間。それを感じていると、突然祭壇の方から眩い光を感じた。
驚いて祭壇の方を見ると、呆然と立ち尽くしている神父様と、祭壇の上に眩い光を放つ大きな翼を持った人型の物が目に入った。
「やぁやぁこれなるは信徒諸君。天使だよ」
優雅に結った頭髪、若葉色の翼、そして柔らかな声。天使と名乗ったその方は、かつて僕が小さかった頃、お告げを下さった天使様その物だった。
天使様を前にして椅子に座って居るわけにはいかない、慌てて祭壇の前へ行き、神父様と共に膝を着く。
「天使様、姿を顕して下さって感激の極みです。この度はどの様なご用件でしょうか?」
神父様が震える声でそう訊ねると、天使様がにっこりと笑ってお答えになる。
「今日はね、そこに居るジョルジュ君に用事があってきたんだ。
別に罰を下そうとかじゃないから安心して欲しいし、奇跡を起こすとかでも無いから慢心はしないでね」
名指しされてしまった。天使様が一体僕に何のご用件があるというのだろう。
「君たちは、他の宗派の人達をきちんと受け入れられる人間だと見込んで、この話をするけど」
そう仰って、天使様は懐から数珠のような物を取りだし、僕に差し出した。
何故天使様が数珠を? 不思議に思ったけれど、恭しく受け取ってよく見ると、僕が勤から見せて貰った事のある数珠とは、だいぶ様子が違った。
「天使様、これは一体何なのですか?」
一体何なのかがわからず、思わず訊ねてしまう。神父様も、この数珠のような物がなんなのかわからないようだ。
そんな僕達に天使様が言うには、この数珠のような物はテスピというムスリムの祈りの道具との事。
何故その様な物を僕に? 疑問に思っていると、天使様は明るくウィンクを飛ばす。
「ムスリムの救いも、よ・ろ・し・く!」
なんか無茶なことを言われた気がする。
「しかし天使様、お言葉ですが、私達とムスリムの方々では信じる物が違うのでは無いでしょうか?」
動揺した様子の神父様がそう訊ねると、天使様は顎に手を当てつつ語りかけてくる。
「君たちは、父なる神を信奉しているよね?
神を信奉するのは、今言ったムスリムもそうだし、日本国には居ないかもだけどユダヤ教の子だって。そうだよね」
「はい、そうですが……」
僕の自信なさげな言葉に、天使様は自信満々に言葉を打ち返す。
「みんな、信奉してる神はおんなじだから!」
すごくどんぶり勘定なお言葉をいただいた気がする。
「しかし天使様、僕はムスリムのことを殆ど知りません。
さまよえる魂を見付けたとき、どの様な言葉を掛ければ良いのかわからないのです」
僕が戸惑っていると、天使様は銀色の筒を僕に差し出した。
「この筒の中に、うちの管轄の子だったら誰でも導ける言葉のメモが入ってるから。これ使ってね。
『Mi estas perfekta kaj feliĉa civitano』
父なる神の元へと導く、祝福の言葉だよ」
細かい細工を施されたその筒を、天使様の輝ける手から受け取り、自分に使命が下されたのだと、改めて実感する。
天使様から受け取った物をしっかりと握りしめ、決意を天使様にお伝えする。
天使様は満足そうなお顔をして、それじゃあ、あとよろしく! というお言葉を残して、お姿を消された。
それから暫く。僕は何度か、クリスチャンの霊やムスリムの霊を導く機会があった。
『Mi estas perfekta kaj feliĉa civitano』その祈りの言葉は確かに、さまよえる魂をあるべき所へと導いていた。
夕食後、お風呂も済ませてゆったりとコーヒーを飲みながら、日記を付ける。
日記帳の脇には、清潔に保たれているレースのハンカチの上に、昔から使っているロザリオと、先日天使様からいただいたテスピが並べられている。
天使様からムスリムも導いて欲しいと言いつかったときは、なんて無理なことを言うのだろうと思ったけれども、実際は無理なことでは無かった。
宗派は違えど、誰しもが救いを求めている事には変わりが無い。僕がその一助となれることは、誇らしいし、嬉しいことだ。
今日は退魔の仕事があったのでその事を日記に書いているのだけれど、ふと背後に気配を感じた。
「ハァイ、ジョルジュ君。お仕事順調?」
その言葉と共に後ろから何者かが日記帳を覗き込む。
驚いて声も出せずに振り向くと、そこには先日お目に掛かった天使様がいらした。
「はっ、あっ、天使様!
おかげさまで退魔師の方もパターンナーの方も順調です」
慌てて日記帳を閉じ、椅子から降りて天使様の前に跪く。
指を組んで天使様を見上げていると、天使様はにこりとしたお顔で、こう仰った。
「君は真面目に仕事をしてくれているから、僕達も神も、助かってるよ」
それから、ふふっ。と笑いを零し、お言葉を続ける。
「ちょっと前にね、いや、君たちからしたらかなり昔になるのかな?
僕が目の前に姿を顕した子が居たんだよね。
その子も真面目でさ、色々頑張ってくれたよ。
君みたいに、毎日日記を付けてる子だったから、何だか思い出しちゃったなぁ」
天使様は懐かしそうに、思い出話を続ける。
「僕が姿を顕すと、そうやってすぐに跪くところも、似てるよ」
いやいやいやいや、いきなり天使様が目の前に現れたら、大体のクリスチャンは跪くと思いますよ?
暫く天使様の思い出話を聞いていたけれど、一体何故ここに顕れたのだろう。
「天使様、今回はどの様なご用件ですか?」
「ん? ジョルジュ君は僕が姿を顕すの、嫌?」
「嫌では無いのですが、その、緊張はします」
「そんな緊張しなくて良いよ~。
気楽に気楽に」
なんか無茶仰ってる。
「僕だってさー、偶には天使以外ともお話したりして遊びたいの。
わかるよね? そう言う事、あるよね?」
わかりませんから。
正確に言うと、わからなくは無いけれど、何故僕がターゲットになるのかがわからない。
無作為に姿を顕す相手を選んでいるにしても、こちらは恐縮してしまって仕方が無い。
「天使様、目の前に姿を顕すに値するお話相手は、僕以外にもっと相応しい方がいらっしゃるのでは無いでしょうか?
神父様とか、そう言う聖職者の方とか……」
僕がそう申し上げると、天使様は唇を尖らせる。
「だってー、教会の神父だからと言って信用出来る人間ばっかじゃ無いんだよ?
信用出来る子だったとしても、聖職者はみんな恐縮しちゃってお話し出来ないんだもん」
いえ、僕も恐縮してるんですけどね?
その様な感じで、天使様のなかなか適任が見つからないという嘆きと、他の天使様のお話などを拝聴し、暫く相づちを打っていた。
一頻り僕に話を聞かせて満足した天使様がお帰りになった後、日記帳に一言書き足す。
『これからちょくちょく天使様がいらっしゃると仰っていたので今後がこわい』
これは自分しか見ない日記帳だからこう言う事が書けるけれども、他の人には話せないな。
フランシーヌや悠希は勿論、勤やイツキでさえ、目の前に天使様が顕れたと言う話は流石に信じないだろう。
先程天使様がお話していた、昔よく遊びに会いに行っていたという方。彼も気が気では無かったのでは無いだろうか……
聖堂の中で、神父様が澄んだ水を聖別し、聖水へと変える。
そして、それを汚すことの無いよう慎重に、僕が持って来た試験管の中へと移していく。
鞄いっぱいの試験管に聖水を詰め終わった後、神父様が優しく声を掛けて下さった。
「ジョルジュ君も普段のお仕事大変でしょう。
少しここでお祈りをしていったらいかがですか? 気が晴れると思いますよ」
「はい、お気遣いありがとうございます」
鞄を持って祭壇の前から離れ、聖堂の中に有る長椅子に腰掛ける。それから、ロザリオを出してお祈りを始めた。
一珠ずつロザリオを手繰り、祈りの言葉を口にすると、心が安まっていくのがわかる。
静かな聖堂で、心安まる時間。それを感じていると、突然祭壇の方から眩い光を感じた。
驚いて祭壇の方を見ると、呆然と立ち尽くしている神父様と、祭壇の上に眩い光を放つ大きな翼を持った人型の物が目に入った。
「やぁやぁこれなるは信徒諸君。天使だよ」
優雅に結った頭髪、若葉色の翼、そして柔らかな声。天使と名乗ったその方は、かつて僕が小さかった頃、お告げを下さった天使様その物だった。
天使様を前にして椅子に座って居るわけにはいかない、慌てて祭壇の前へ行き、神父様と共に膝を着く。
「天使様、姿を顕して下さって感激の極みです。この度はどの様なご用件でしょうか?」
神父様が震える声でそう訊ねると、天使様がにっこりと笑ってお答えになる。
「今日はね、そこに居るジョルジュ君に用事があってきたんだ。
別に罰を下そうとかじゃないから安心して欲しいし、奇跡を起こすとかでも無いから慢心はしないでね」
名指しされてしまった。天使様が一体僕に何のご用件があるというのだろう。
「君たちは、他の宗派の人達をきちんと受け入れられる人間だと見込んで、この話をするけど」
そう仰って、天使様は懐から数珠のような物を取りだし、僕に差し出した。
何故天使様が数珠を? 不思議に思ったけれど、恭しく受け取ってよく見ると、僕が勤から見せて貰った事のある数珠とは、だいぶ様子が違った。
「天使様、これは一体何なのですか?」
一体何なのかがわからず、思わず訊ねてしまう。神父様も、この数珠のような物がなんなのかわからないようだ。
そんな僕達に天使様が言うには、この数珠のような物はテスピというムスリムの祈りの道具との事。
何故その様な物を僕に? 疑問に思っていると、天使様は明るくウィンクを飛ばす。
「ムスリムの救いも、よ・ろ・し・く!」
なんか無茶なことを言われた気がする。
「しかし天使様、お言葉ですが、私達とムスリムの方々では信じる物が違うのでは無いでしょうか?」
動揺した様子の神父様がそう訊ねると、天使様は顎に手を当てつつ語りかけてくる。
「君たちは、父なる神を信奉しているよね?
神を信奉するのは、今言ったムスリムもそうだし、日本国には居ないかもだけどユダヤ教の子だって。そうだよね」
「はい、そうですが……」
僕の自信なさげな言葉に、天使様は自信満々に言葉を打ち返す。
「みんな、信奉してる神はおんなじだから!」
すごくどんぶり勘定なお言葉をいただいた気がする。
「しかし天使様、僕はムスリムのことを殆ど知りません。
さまよえる魂を見付けたとき、どの様な言葉を掛ければ良いのかわからないのです」
僕が戸惑っていると、天使様は銀色の筒を僕に差し出した。
「この筒の中に、うちの管轄の子だったら誰でも導ける言葉のメモが入ってるから。これ使ってね。
『Mi estas perfekta kaj feliĉa civitano』
父なる神の元へと導く、祝福の言葉だよ」
細かい細工を施されたその筒を、天使様の輝ける手から受け取り、自分に使命が下されたのだと、改めて実感する。
天使様から受け取った物をしっかりと握りしめ、決意を天使様にお伝えする。
天使様は満足そうなお顔をして、それじゃあ、あとよろしく! というお言葉を残して、お姿を消された。
それから暫く。僕は何度か、クリスチャンの霊やムスリムの霊を導く機会があった。
『Mi estas perfekta kaj feliĉa civitano』その祈りの言葉は確かに、さまよえる魂をあるべき所へと導いていた。
夕食後、お風呂も済ませてゆったりとコーヒーを飲みながら、日記を付ける。
日記帳の脇には、清潔に保たれているレースのハンカチの上に、昔から使っているロザリオと、先日天使様からいただいたテスピが並べられている。
天使様からムスリムも導いて欲しいと言いつかったときは、なんて無理なことを言うのだろうと思ったけれども、実際は無理なことでは無かった。
宗派は違えど、誰しもが救いを求めている事には変わりが無い。僕がその一助となれることは、誇らしいし、嬉しいことだ。
今日は退魔の仕事があったのでその事を日記に書いているのだけれど、ふと背後に気配を感じた。
「ハァイ、ジョルジュ君。お仕事順調?」
その言葉と共に後ろから何者かが日記帳を覗き込む。
驚いて声も出せずに振り向くと、そこには先日お目に掛かった天使様がいらした。
「はっ、あっ、天使様!
おかげさまで退魔師の方もパターンナーの方も順調です」
慌てて日記帳を閉じ、椅子から降りて天使様の前に跪く。
指を組んで天使様を見上げていると、天使様はにこりとしたお顔で、こう仰った。
「君は真面目に仕事をしてくれているから、僕達も神も、助かってるよ」
それから、ふふっ。と笑いを零し、お言葉を続ける。
「ちょっと前にね、いや、君たちからしたらかなり昔になるのかな?
僕が目の前に姿を顕した子が居たんだよね。
その子も真面目でさ、色々頑張ってくれたよ。
君みたいに、毎日日記を付けてる子だったから、何だか思い出しちゃったなぁ」
天使様は懐かしそうに、思い出話を続ける。
「僕が姿を顕すと、そうやってすぐに跪くところも、似てるよ」
いやいやいやいや、いきなり天使様が目の前に現れたら、大体のクリスチャンは跪くと思いますよ?
暫く天使様の思い出話を聞いていたけれど、一体何故ここに顕れたのだろう。
「天使様、今回はどの様なご用件ですか?」
「ん? ジョルジュ君は僕が姿を顕すの、嫌?」
「嫌では無いのですが、その、緊張はします」
「そんな緊張しなくて良いよ~。
気楽に気楽に」
なんか無茶仰ってる。
「僕だってさー、偶には天使以外ともお話したりして遊びたいの。
わかるよね? そう言う事、あるよね?」
わかりませんから。
正確に言うと、わからなくは無いけれど、何故僕がターゲットになるのかがわからない。
無作為に姿を顕す相手を選んでいるにしても、こちらは恐縮してしまって仕方が無い。
「天使様、目の前に姿を顕すに値するお話相手は、僕以外にもっと相応しい方がいらっしゃるのでは無いでしょうか?
神父様とか、そう言う聖職者の方とか……」
僕がそう申し上げると、天使様は唇を尖らせる。
「だってー、教会の神父だからと言って信用出来る人間ばっかじゃ無いんだよ?
信用出来る子だったとしても、聖職者はみんな恐縮しちゃってお話し出来ないんだもん」
いえ、僕も恐縮してるんですけどね?
その様な感じで、天使様のなかなか適任が見つからないという嘆きと、他の天使様のお話などを拝聴し、暫く相づちを打っていた。
一頻り僕に話を聞かせて満足した天使様がお帰りになった後、日記帳に一言書き足す。
『これからちょくちょく天使様がいらっしゃると仰っていたので今後がこわい』
これは自分しか見ない日記帳だからこう言う事が書けるけれども、他の人には話せないな。
フランシーヌや悠希は勿論、勤やイツキでさえ、目の前に天使様が顕れたと言う話は流石に信じないだろう。
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