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第十五章 りんご飴デビュー
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小説の執筆も順調に進み、〆切りまでだいぶ余裕があるなと実感出来るようなある日のこと。次に編集部へ行く日時のことについて、パソコンのメッセージソフトで美言と話し終わり通話を切ると、入れ違いのように悠希の携帯電話が鳴り始めた。
発信元が非通知でないのを確認してから、悠希が電話を取る。
「はい、もしもし」
すると、電話の向こうから上機嫌といった様子の声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん久しぶり!
ねぇ、今度一緒におでかけしたいんだけど、空いてる日ってある?」
「おでかけ? ちょっと待ってね」
悠希はパソコンデスクの横に置いている引き出しから、手帳を出してマンスリーのページを開く。今書いている原稿の〆切りは一ヶ月ちょっと先で、次に紙の守出版編集部へ行くのはその頃だ。〆切り直前に匠との予定をいれてしまうと、万が一押し押しになってしまったときに大変だ。なので、次の日曜辺りを指定するのが無難だろうと判断した。
「次の日曜くらいなら空けられるよ。
でも、匠はその日空いてる?」
匠が大学に通いながらコンビニのバイトをしているのは知っているので、もしその日にシフトが入っていたら他の日を提示しようと、一応確認を取る。すると、匠はこう返してきた。
「その日は早朝のシフトだから、お昼頃くらいからなら大丈夫だよ」
「そっか、よかった」
日程が合い一安心したところで、悠希はまた訊ねる。
「ところで、一緒におでかけってどこか行きたいところがあるの?」
すると、匠は興奮気味にこう答えた。
「新宿に美味しいりんご飴屋さんがあるのを教えて貰ったの!
りんご飴って食べたことないから、お兄ちゃんと一緒に食べに行きたいなって思って」
「りんご飴かぁ」
言われてみると、悠希もりんご飴を食べたことがない。最近インプットがおろそかになりがちなので、初めての体験をするのは良い刺激になるかもしれない。そう思っていると、匠はさらにこう言った。
「それでね、そのりんご飴屋さん、水煙草もおいてるんだって。鎌谷君も楽しめるんじゃない?」
「そうなんだ」
水煙草というものの名前は聞いたことはあるけれど、実物は見たことがない。ふっと悠希は窓辺で煙草を吹かしている鎌谷の方を向いて訊ねた。
「鎌谷君、水煙草って興味ある?」
すると。鎌谷が驚いた顔をして悠希を見る。
「なんだよ。いつもは煙草減らせとか言ってるのに、急にどうした」
「今度匠とりんご飴屋さん行くんだけど、そのお店で水煙草が吸えるんだって」
それを聞いた鎌谷は、ぺろりと鼻を舐めて言う。
「おう、いいじゃねーか。俺も付いてくぜ」
それを確認した悠希は、鎌谷も付いていくと匠に伝え、通話を切った。
書きかけの小説が表示されたパソコンの画面を見ながら、悠希はりんご飴や水煙草に思いを巡らせているようだった。
そして匠と約束した日曜日。悠希は新宿三丁目駅の改札前で匠のことを待っていた。いつものように鎌谷と手を繋いだまま、携帯電話を開いて時間を確認する。待ち合わせの時間まであと五分ほどだけれども、匠は気心が知れた相手だと、若干待ち合わせに遅れがちだ。それでも、あと二十分くらい待てば来るだろうと、悠希はその場でゆっくりと待った。 そして十分ほど過ぎた頃、改札の向こうから聞き慣れた声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん、遅れてごめん!」
自動改札にICカードを当てて早足でやってくる匠。その姿を確認して、悠希はにこりと笑う。
「そんなに待ってないから大丈夫だよ。
それに、匠は今朝もバイトだったんでしょ? おつかれさま」
鎌谷も、悠希から手を話して匠に話し掛ける。
「それに、女の子はおしゃれするのが大変だからな。仕事でなければちょっとくらい遅れたってかまわねーだろ」
「えっ……鎌谷君いつの間にそんな紳士になったの……?」
「前からだよ」
澄ました顔をする鎌谷の頬を匠が揉んだり引っ張ったりして、落ち着いたところで目的の店へと向かって歩き始めた。
辿り着いたのは、細い路地にあるタトゥーの店。そこの二階に、目指すりんご飴屋さんがあるらしい。
「ひえ……なんかこわいところだなぁ」
心細げに悠希がそう呟くと、匠が建物の横に設置されている階段を上って手招きをする。
「ほらお兄ちゃん、大丈夫だから」
「う、うん」
匠に促されて、悠希も階段に足をかける。その後について鎌谷も階段を上った。
階段を上りきって店内に入ると、まず目に入ったのはりんご飴がずらりと並んだ冷蔵ケースだ。そして次に意識に入ったのは、甘い香りと煙たさだった。店の奥を見てみると、様々な形の椅子やソファが置かれていて、その合間に木製のテーブルが配置されている。ぽつりぽつりと客が座っていて、水の入ったボトルから伸びるパイプを吸っているのも目に入る。あれが水煙草だろう。
とりあえず、目の前のカウンターで注文をするのだろう。悠希と匠は冷蔵ケースに目をやる。飴だけがかかったプレーン味だけでなく、他にも種類はあるようだ。
「お兄ちゃん、どれにする?」
「うーん、初めてだからプレーンが良いな」
「やっぱり? 私もプレーンにしよっと」
匠と悠希が注文をまとめ、鎌谷もこの店で一番人気の水煙草を選んだようだった。
りんご飴と飲み物と、水煙草をカウンターで注文し、奥の客席へと移動する。座り心地の良い席に腰を下ろし、注文の品が来るのを待つ。少しすると、まずはりんご飴と飲み物が運ばれてきて、店員が食べ方を説明した。
「りんご飴ってナイフで切れるんだね」
「ねー。見た目すっごい硬そうなのにね」
悠希と匠は左手で刺さっている串を押さえ、右手に持ったナイフでりんご飴を食べ易い大きさに切っている。その時に聞こえる飴の音は、ふたりの期待をますます高めているようだ。
丁度良いサイズに切ったりんご飴に、匠が早速齧り付く。飴の割れるパリッという音が小気味よい。
「お……おいしーい! りんごシャキシャキだし、飴も甘すぎなくて食べやすい!」
思わず大声を出す匠に驚いた悠希が、伺うように周囲を見渡す。すると、にこにこと笑う店員が目に入った。
悠希もひとくち大に切ったりんご飴を口元に持って行こうとしたが、ふと、鎌谷の方を見てこう声を掛けた。
「鎌谷君もひとくち食べる?」
「おっ、いいのか? もらうもらう」
嬉しそうに口を開ける鎌谷に悠希がりんご飴を差し出すと、ぱくりと食いついてしゃりしゃりと食べた。尻尾を振っているところを見るとお気に召したようだ。
鎌谷も匠も美味しそうに食べているので、どんなものだろうと悠希の期待も膨らむ。そしてひとくち囓ってみると、爽やかなりんごの香りと、上品な砂糖の甘みが口の中で混じり合う。確かに美味しかった。
そうしているうちに、鎌谷が頼んだ水煙草が運ばれてきた。店員が煙草に火を入れ、吸い方を説明する。説明を受けた鎌谷が、パイプの吸い口を悠希に向けて言う。
「試しに吸ってみるか?」
「ちょっと鎌谷君!」
鎌谷の勧めに匠が不満そうに口を挟む。それを見て悠希は苦笑いを浮かべて返す。
「煙草は遠慮しておくよ。だから鎌谷君、あとでレポートよろしくね」
「丸投げかよ」
残念そうな顔をしつつも、鎌谷はパイプに口を付け、ゆっくりと煙を吹かす。水煙草はゆっくりと楽しむもののようなので、しばらくこの店でゆっくりしていこうと、悠希と匠はまたりんご飴をかじった。
水煙草も吸い終わり、これからどうするかという話をする。
「この辺りに匠が好きなお洋服のお店があるんだよね? そこも見ていく?」
悠希がそう訊ねると、匠は考える素振りを見せてから答える。
「実は、原宿に最近気になってるお店があるんだけど、原宿まで行って良い?」
「原宿? うん、そんなに遠くないし良いよ」
匠の提案に悠希はすぐに了承してしまったが、鎌谷はどうだろうと視線をやる。
「俺も構わないぜ」
水煙草を楽しめて上機嫌なのか尻尾を振っているけれども、沢山歩かせて良いものか。悠希は少し頭を悩ませて、いざとなったら抱えて歩けば良いかと、とりあえず原宿に向かうことにした。
発信元が非通知でないのを確認してから、悠希が電話を取る。
「はい、もしもし」
すると、電話の向こうから上機嫌といった様子の声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん久しぶり!
ねぇ、今度一緒におでかけしたいんだけど、空いてる日ってある?」
「おでかけ? ちょっと待ってね」
悠希はパソコンデスクの横に置いている引き出しから、手帳を出してマンスリーのページを開く。今書いている原稿の〆切りは一ヶ月ちょっと先で、次に紙の守出版編集部へ行くのはその頃だ。〆切り直前に匠との予定をいれてしまうと、万が一押し押しになってしまったときに大変だ。なので、次の日曜辺りを指定するのが無難だろうと判断した。
「次の日曜くらいなら空けられるよ。
でも、匠はその日空いてる?」
匠が大学に通いながらコンビニのバイトをしているのは知っているので、もしその日にシフトが入っていたら他の日を提示しようと、一応確認を取る。すると、匠はこう返してきた。
「その日は早朝のシフトだから、お昼頃くらいからなら大丈夫だよ」
「そっか、よかった」
日程が合い一安心したところで、悠希はまた訊ねる。
「ところで、一緒におでかけってどこか行きたいところがあるの?」
すると、匠は興奮気味にこう答えた。
「新宿に美味しいりんご飴屋さんがあるのを教えて貰ったの!
りんご飴って食べたことないから、お兄ちゃんと一緒に食べに行きたいなって思って」
「りんご飴かぁ」
言われてみると、悠希もりんご飴を食べたことがない。最近インプットがおろそかになりがちなので、初めての体験をするのは良い刺激になるかもしれない。そう思っていると、匠はさらにこう言った。
「それでね、そのりんご飴屋さん、水煙草もおいてるんだって。鎌谷君も楽しめるんじゃない?」
「そうなんだ」
水煙草というものの名前は聞いたことはあるけれど、実物は見たことがない。ふっと悠希は窓辺で煙草を吹かしている鎌谷の方を向いて訊ねた。
「鎌谷君、水煙草って興味ある?」
すると。鎌谷が驚いた顔をして悠希を見る。
「なんだよ。いつもは煙草減らせとか言ってるのに、急にどうした」
「今度匠とりんご飴屋さん行くんだけど、そのお店で水煙草が吸えるんだって」
それを聞いた鎌谷は、ぺろりと鼻を舐めて言う。
「おう、いいじゃねーか。俺も付いてくぜ」
それを確認した悠希は、鎌谷も付いていくと匠に伝え、通話を切った。
書きかけの小説が表示されたパソコンの画面を見ながら、悠希はりんご飴や水煙草に思いを巡らせているようだった。
そして匠と約束した日曜日。悠希は新宿三丁目駅の改札前で匠のことを待っていた。いつものように鎌谷と手を繋いだまま、携帯電話を開いて時間を確認する。待ち合わせの時間まであと五分ほどだけれども、匠は気心が知れた相手だと、若干待ち合わせに遅れがちだ。それでも、あと二十分くらい待てば来るだろうと、悠希はその場でゆっくりと待った。 そして十分ほど過ぎた頃、改札の向こうから聞き慣れた声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん、遅れてごめん!」
自動改札にICカードを当てて早足でやってくる匠。その姿を確認して、悠希はにこりと笑う。
「そんなに待ってないから大丈夫だよ。
それに、匠は今朝もバイトだったんでしょ? おつかれさま」
鎌谷も、悠希から手を話して匠に話し掛ける。
「それに、女の子はおしゃれするのが大変だからな。仕事でなければちょっとくらい遅れたってかまわねーだろ」
「えっ……鎌谷君いつの間にそんな紳士になったの……?」
「前からだよ」
澄ました顔をする鎌谷の頬を匠が揉んだり引っ張ったりして、落ち着いたところで目的の店へと向かって歩き始めた。
辿り着いたのは、細い路地にあるタトゥーの店。そこの二階に、目指すりんご飴屋さんがあるらしい。
「ひえ……なんかこわいところだなぁ」
心細げに悠希がそう呟くと、匠が建物の横に設置されている階段を上って手招きをする。
「ほらお兄ちゃん、大丈夫だから」
「う、うん」
匠に促されて、悠希も階段に足をかける。その後について鎌谷も階段を上った。
階段を上りきって店内に入ると、まず目に入ったのはりんご飴がずらりと並んだ冷蔵ケースだ。そして次に意識に入ったのは、甘い香りと煙たさだった。店の奥を見てみると、様々な形の椅子やソファが置かれていて、その合間に木製のテーブルが配置されている。ぽつりぽつりと客が座っていて、水の入ったボトルから伸びるパイプを吸っているのも目に入る。あれが水煙草だろう。
とりあえず、目の前のカウンターで注文をするのだろう。悠希と匠は冷蔵ケースに目をやる。飴だけがかかったプレーン味だけでなく、他にも種類はあるようだ。
「お兄ちゃん、どれにする?」
「うーん、初めてだからプレーンが良いな」
「やっぱり? 私もプレーンにしよっと」
匠と悠希が注文をまとめ、鎌谷もこの店で一番人気の水煙草を選んだようだった。
りんご飴と飲み物と、水煙草をカウンターで注文し、奥の客席へと移動する。座り心地の良い席に腰を下ろし、注文の品が来るのを待つ。少しすると、まずはりんご飴と飲み物が運ばれてきて、店員が食べ方を説明した。
「りんご飴ってナイフで切れるんだね」
「ねー。見た目すっごい硬そうなのにね」
悠希と匠は左手で刺さっている串を押さえ、右手に持ったナイフでりんご飴を食べ易い大きさに切っている。その時に聞こえる飴の音は、ふたりの期待をますます高めているようだ。
丁度良いサイズに切ったりんご飴に、匠が早速齧り付く。飴の割れるパリッという音が小気味よい。
「お……おいしーい! りんごシャキシャキだし、飴も甘すぎなくて食べやすい!」
思わず大声を出す匠に驚いた悠希が、伺うように周囲を見渡す。すると、にこにこと笑う店員が目に入った。
悠希もひとくち大に切ったりんご飴を口元に持って行こうとしたが、ふと、鎌谷の方を見てこう声を掛けた。
「鎌谷君もひとくち食べる?」
「おっ、いいのか? もらうもらう」
嬉しそうに口を開ける鎌谷に悠希がりんご飴を差し出すと、ぱくりと食いついてしゃりしゃりと食べた。尻尾を振っているところを見るとお気に召したようだ。
鎌谷も匠も美味しそうに食べているので、どんなものだろうと悠希の期待も膨らむ。そしてひとくち囓ってみると、爽やかなりんごの香りと、上品な砂糖の甘みが口の中で混じり合う。確かに美味しかった。
そうしているうちに、鎌谷が頼んだ水煙草が運ばれてきた。店員が煙草に火を入れ、吸い方を説明する。説明を受けた鎌谷が、パイプの吸い口を悠希に向けて言う。
「試しに吸ってみるか?」
「ちょっと鎌谷君!」
鎌谷の勧めに匠が不満そうに口を挟む。それを見て悠希は苦笑いを浮かべて返す。
「煙草は遠慮しておくよ。だから鎌谷君、あとでレポートよろしくね」
「丸投げかよ」
残念そうな顔をしつつも、鎌谷はパイプに口を付け、ゆっくりと煙を吹かす。水煙草はゆっくりと楽しむもののようなので、しばらくこの店でゆっくりしていこうと、悠希と匠はまたりんご飴をかじった。
水煙草も吸い終わり、これからどうするかという話をする。
「この辺りに匠が好きなお洋服のお店があるんだよね? そこも見ていく?」
悠希がそう訊ねると、匠は考える素振りを見せてから答える。
「実は、原宿に最近気になってるお店があるんだけど、原宿まで行って良い?」
「原宿? うん、そんなに遠くないし良いよ」
匠の提案に悠希はすぐに了承してしまったが、鎌谷はどうだろうと視線をやる。
「俺も構わないぜ」
水煙草を楽しめて上機嫌なのか尻尾を振っているけれども、沢山歩かせて良いものか。悠希は少し頭を悩ませて、いざとなったら抱えて歩けば良いかと、とりあえず原宿に向かうことにした。
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