日ノ本の歴史 始まりの話

Ittoh

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日ノ本の歴史 中世編

中世の日ノ本 時代を切り分ける

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 今現在の文部科学省によると、古代と言うのは、平安時代までが、古代なのだそうだ。中世は、鎌倉室町から始まるらしい。日ノ本の場合、連続した国家体制が継続していることから、時代区分という形では、“0”と“1”と切り分けれるほどに単純ではない。

 鎌倉時代が、1192年(イイクニ)から、1185年(イイハコ)となるのも、時代区分の難しさから来るのである。

 さらに、日ノ本では、最近大きく変わってきたものの、隣国への配慮という項目があった、これもまた事実である。

 古代から「日本国」の原型があり、お爺ぃは、縄文期に鬼界カルデラ噴火の影響を受けて、一時期住めなくなった日向ひむかから筑紫ヤマトへ移住した者達がいて、畿内ヤマトへ移住をおこなっていったと定義している。
 それぞれが、独自に発展して、日向ひむかは祭祀を司となって伊勢へ習合し、筑紫ヤマト畿内ヤマトは、最終的に互いが争って、畿内ヤマトが「国号・国体」を確立した。

 畿内ヤマトが、覇権を確立できたのは、「越ノ国」との契りを交わしつつ、「丹ノ国」「備ノ国」を征伐し、「出雲」と対抗して権威・権力の樹立を図った。並行して、強大な部族が多く住んでいた、蝦夷征伐を実行することで、陸奥から薩摩までの日本国の範囲を完成させていった。






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 書く事が困難なことは、確定した内容が無く、推測が多くなることにあった。
 さらに、殺伐として血腥い出来事もあって、現代から見て禁忌が多くなり、記述することが躊躇われてしまうことも多かったりするからである。日本国内では、研究すら満足にできないものである。
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 まぁ、お爺ぃとしては、古代と中世の切り分けとしては、「国号・国体」の確立をもって切り分けたい。つまり、「日本国」という「国号・国体」を何時から始まると定義するかで、古代と中世を切り分けることとなる。
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 文章の中でお爺ぃは、原始と古代を切り分けていないが、原始と古代を切り分けるのであれば、日本の環境条件そのものが大きく変化し、社会体制が定住を基準に変化していった、鬼界カルデラ噴火から縄文海進を切り分ける基準と考えている。
 縄文1万数千年の中では、草創期と前期くらいまでが原始で、中期以降が古代という形になる。
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